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2017年、厚生労働省は「平成29年労働安全衛生調査(実態調査)」を実施。18,000人の労働者のうち59.5%が“ストレスを抱えている”と回答しています。その内訳を見てみると、「仕事の量や質」「仕事の失敗・責任の発生等」「対人関係(セクハラやパワハラ)」といった仕事関係がストレスの原因の大半を占めているのです。
しかし、蓄積されたストレスは「趣味に没頭する」「美味しいものを食べる」といった精神的なリフレッシュだけではなかなか解消しづらいもの。ストレスをうまく発散できないと、「朝起きられない」「やる気が出ない」「集中力がなくなる」など健康や仕事にも影響を及ぼしてしまうのです。
こうした流れを受け、ストレスを抱える人々が、病気になる前に予防するひとつの手段として医療レベルの高濃度サプリメントの開発・販売に力を注いでいる薬剤師さんがいます。
高濃度サプリメントの開発を手がける平井陽子(ひらい・ようこ)さんは、国立がん研究センター中央病院(旧国立がんセンター)での勤務経験を持つ薬剤師です。
「食事の見直しや適度な運動をして健康な体を維持することも大切ですが、それに加えて科学的根拠を重視した高濃度サプリメントを摂ることも予防医療を進めていくうえで重要な医療ケアのひとつ」と語ります。今回は平井さんに、高濃度サプリメントが人々のストレスをどう改善させるのかお話を聞いてきました。

話を伺った人:平井陽子(ひらい・ようこ)さん
薬剤師。薬学部を卒業後、国立がん研究センター中央病院(旧国立がんセンター)に勤務。「薬剤師カフェvita」銀座本店で予防医学の観点のもと、薬剤師管理のサプリメントの開発をおこなう。今後は「ギガビタミンケア」の新ブランド・サプリメントを、オフィスや企業内、病院、薬局へ販売することを予定しているという。
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科学的根拠のないサプリメントは体の健康に悪影響を及ぼす?

――平井さんは薬剤師としての専門知識を活かしながら、医療レベルの高濃度サプリメントの開発をおこなっていらっしゃると伺いました。
平井さん:はい。数年前までは、銀座で日本初の薬剤師常駐のサプリメントサロン「薬剤師カフェvita」を経営していました。土地開発の関係で業態を変更し卸事業の方に注力し、今後は新たに開発した「ギガビタミンケア」という新ブランドの高濃度サプリメントをオフィスビル内や病院・薬局で販売することを予定しています。
――そもそものお話になるのですが、医療レベルの高濃度サプリメントを開発しようと思ったのはどうしてですか?
平井さん:日本で予防医療が発達していないことに疑問を感じたことがきっかけです。薬学部卒業後に国立がん研究センター中央病院(旧国立がんセンター)で勤めていたのですが、入院していた患者さんの多くがサプリメントを飲んでいたんですね。
薬剤師は、患者さんが飲んでいる嗜好品をチェックしなければなりません。というもの、健康食品のなかには医薬品との飲み合わせが悪いものも中にはあるため、治療の妨げになってしまうこともあるんです。
聞き取りを続けていくうちに多くの患者さんが、「健康を心配した家族が送ってくれたから」「症状が良くなる気がしたから」など、有効成分やその含有量、体への健康効果をよく理解しないまま飲んでいることがわかりました。
――私も以前、肌荒れがひどい時期にサプリメントを飲んでいたのですが、有効成分や効果はよくわからないけれど、なんとなく安心感があるというか……。
平井さん:そうなんです。実は患者さんも「本当に効果があるのかわからない」と不安を抱えたまま、ワケもわからず飲んでいるケースが非常に多いんですよ。
仲良くなった患者さんから「本当に効果があるの?」と聞かれることが増え、気になって調べてみたのですが、市場に出回っているサプリメントの中には、科学的根拠がないに等しいものも残念ながらありました。何気なく飲んでいるサプリメントが、高額な費用をかけているのにも関わらず、治療のサポートとしてあまり意味をなしていないこともあるんです。
サプリメントは医薬品と違い、「どのような原料が使用されているのか」「原料がどのようにして製造されているのか」といった細かな情報や、効果についての科学的根拠を記載する必要がありません。
また、効果効能の記載が薬機法で制限されていることから、多くの人はメーカーの宣伝やキャッチコピー、使用者の口コミで効果があると信じ込んでしまうんです。
治療の補助や予防医療に役立つ科学的根拠に基づいた薬剤師開発の高濃度サプリメントを提供

平井さん:サプリメントは病気を治す医薬品とは違い、科学的根拠がなくても販売できてしまうんですよ。科学的根拠に基づいた考えで薬剤師が開発した高濃度サプリがあれば、病気の治療の補助や予防医療に役立つのではないか、と思いました。
そこで、薬剤師としての専門知識を活かし、医療レベルの高濃度サプリメントを開発することにしたんです。どんな有効成分で、体にどんな影響があるのかわからないままサプリメントを飲み続けるのは、お薬を服用されている方にとっては不安要素でしかありませんから。
――サプリメントと聞くと、「健康のため」「食生活で補いきれない栄養を補うため」など、サポートとして飲むものというイメージを持つ人は多くいると思います。市販されているサプリメントと医療機関などでも使用される高濃度サプリメントの違いはなんでしょうか?
平井さん:私が開発している高濃度サプリメントは一般的に市販されているサプリメントと違い、医療従事者の研究データなど科学的根拠をもとに開発したというのが一番の特徴です。ビタミンなどの成分を熟知した専門家の立場から、目的別にこの成分はこのくらいの量を含有させた方が良いなど、専門的な視点で成分構成を考えることが可能で、栄養療法に役立つよう設計しています。
――専門知識を持った薬剤師さんがおすすめする栄養素などの成分は、「よくわからないけど、なんとなく良さそうな気がするから飲んでいる」という人にとって心強いですね。
病院での治療だけが医療ではない

平井さん:そうですね。私が開発している高濃度サプリメントには、抗ストレスに関係する高濃度ビタミンB群や、幸福ホルモンを促す成分が豊富に含まれています。そのため、ストレスに悩む方や、心の健康を真剣に考える方に役立つんですよ。
ストレスや不眠症、うつ病などメンタルに関わる病気や不調は年々増加する傾向にあり、現代病として日本でも社会問題になっています。その予防に薬剤師として貢献できればという気持ちがあります。
――そうですね。風邪を引いたときは熱が出てから、肌荒れのときは吹き出物が目立ちはじめてから病院に行くので、「治療=不調を感じてから受けるもの」と認識しています。
平井さん:もちろん、かかってしまった病気や怪我を治療することは、人の命を預かる医療人にとって重要な役割であり使命です。ですが、私は、病院での治療だけが医療ではないと思っています。
というのも、病気を引き起こす原因として、ストレスが元になっていることが非常に多いんです。「病は気から」ということわざがあるように、慢性的なストレスは免疫力や消化機能の低下、肩こり、頭痛といったさまざまな体の不調につながります。
――欧米の医療先進国の中には、診察してくれたドクターに食生活や健康、メンタルの状態を相談しながら自分に一番合ったサプリメントを処方してもらえる、という話を聞いたことがあります。
平井さん:そうなんです。医療制度の違いから、単純に比較するのは難しい問題でもありますが、予防医療が浸透していない日本の場合、ビタミン剤などの栄養素は治療の一環としてであれば医療機関で処方してもらえます。しかし、目的が病気の予防やストレス緩和となった場合は保険適用外となるんです。
そのため、多くの人は、お手頃価格で販売されているドラッグストアやネットでサプリメントを購入してしまうんですね。まさか、自分が飲んでいるサプリメントが、目的にまったく合っていないかもしれないとは、知るはずもありませんよね。
しかし、予防医療に積極的に取り組むことで、病気の原因となるストレスの緩和と病気になってから病院に行く、という医療体制を変えられるはずだと信じています。スマートフォンの普及によって、誰でも気軽にインターネットを楽しめる時代です。
便利な一方、情報に惑わされてしまったり、SNSによって精神的に疲れてしまったり、多くの人はさまざまなストレスに晒されています。日々のストレスはその日のうちに解消することで、毎日をもっと楽しく過ごせるはずです。そのためには、まずは正しい栄養療法を知ることです。1日でも早く予防医療を浸透させていきたいですね。
まとめ

予防医療は、患者さんの健康をサポートするだけではなく、高齢化が深刻化している日本の医療費削減にもつながります。薬剤師がビタミンなどの栄養素を的確にアドバイスすることは病気の治療のサポートにもつながります。このように患者さんの健康維持に貢献できるのも薬剤師の職能なのではないでしょうか。
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