【2019年版】薬剤師に将来性はあるの?今後の需要と薬剤師の未来

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このまま薬剤師が増えていったら仕事がなくなりそう…」 「AIに仕事を奪われるのでは…

薬剤師には本当に将来性があるのか、不安になることもありますよね。こうした噂は本当なのでしょうか。

この記事では薬剤師の将来性を考え、薬剤師に求められる役割の変化をまとめています。これからも必要とされていくキャリアや理想の薬剤師像を、一緒に描いていきましょう!

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1.薬剤師に将来性ってあるの?

薬剤師の将来って安泰なのかな  

薬剤師関連の雑誌やWebサイトでは「薬剤師不足」という文字を見かけることが多くありますが、本当に世の中で薬剤師の数が不足しているのでしょうか。そして機械化が進む世の中でも、「求められる存在」であり続けることができるのでしょうか?

 

薬剤師は飽和状態?

 

薬剤師需要を上回る免許保持者数

実のところ、日本全体で薬剤師が不足しているというのは正しくありません。それどころか、薬剤師資格の保有者は飽和状態にあるとさえいわれています。

たとえば2017年のデータでは...

(新卒薬剤師)9,479人>(新卒需要)約4,000人

薬剤師数が需要の倍以上となっており、厳しい状況にあることがわかります。

また厚生労働省による予測でも、2028年には

(総薬剤師数)431,741>(需要)278,704

と、約15万人の薬剤師が仕事に就けない状況が生まれるとされています。

数字上では薬剤師の数が多くなっているのにもかかわらず、なぜ薬剤師の人手不足が叫ばれているのでしょうか。詳しくみていきましょう。

薬剤師は飽和状態なのに、どうして需要があるの?

単純計算では人手が足りているのにもかかわらず薬剤師が売り手市場となっている要因の一つに、地域によって薬剤師の需要と供給のバランスが合っていないことがあります。

都市部への人材流出によって薬剤師が都市部に集中しているため、地方の薬局や病院では深刻な薬剤師不足になっています。そのため高時給や好待遇の求人を出して、なんとか人を集めようとしているのです。

また、薬剤師免許の保有者が全員働けるわけではありません。出産で退職をしたり定年を迎えたり、また育休取得などで実際は働いていなかったりする薬剤師もいます。

そのためデータの上では飽和状態に見えても、現実では薬剤師不足が続いているのです。

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薬剤師業務は奪われる?

AI技術が進歩したら、薬剤師は要らなくなるのかな…」 そう不安になる人もいるのではないでしょうか。

ここでは「AIやロボット、テクニシャンによって薬剤師の仕事が減っていく」という噂は本当なのか、詳しくみていきます。

テクニシャンによる代替?

  

テクニシャン制度とは、薬剤師免許を持たない「テクニシャン」と呼ばれるスタッフが、薬剤のピッキングや事務業務を支援する制度のことです。

業務の分担により薬剤師の負担を軽減し、施設あたりに必要な薬剤師数を減らすことが可能になります。

日本でもテクニシャン制度の導入が一部で議論されるなど、確かに可能性は無視できない状況にはあります。しかしテクニシャン制度が導入される見通しは、今のところ立っていません。

AIによる代替?

「弁護士AIロボットがアメリカで活躍中」のようなニュースを聞くと、「薬剤師業務もAIに代替されてしまう日が来るのではないか」と不安になりますよね。

現在開発が進んでいるAIは、あくまで薬剤師さんの仕事を補助するものとして位置づけられています。たとえば慶応大学などの共同研究で開発されているAIは、服薬指導などの内容を薬剤師に推奨するためのものです。

また薬剤師の仕事が今後10~20年でなくなる確率は1.2%にすぎない、と指摘するオックスフォード大学の准教授の研究もあります。

今ある仕事のうち47%がなくなるとされている中で「薬剤師の仕事は残るだろう」という推測をみると、薬剤師の将来には少なからず希望があることがわかります。

   

このように雑多な業務が代替されることがあっても、薬剤師の必要性は残り続けます。AIやテクニシャンは、あくまで薬剤師が十分に力を発揮するためのサポートに過ぎないのです。

しかしこれは逆に言えば、機械に代替され得るような単純な作業しかできない薬剤師の将来には不安が残る、ということではないでしょうか。

薬剤師として将来生き残っていけるか不安

2.薬剤師の将来は多様化していく

では、機械化や自動化が進んでいく中で、生き残っていくことができるのはどのような薬剤師なのでしょうか。制度的な変化から読み解いていきましょう。

健康サポート薬局制度のスタート

今まで「かかりつけ薬剤師」といえば、患者さんの服薬状況などの情報をまとめて管理する「お薬屋さん」としての機能が重視されていました。

しかし健康サポート薬局では、かかりつけ薬剤師としての役割だけでなく、患者さんの健康を総合的にサポートしていく役割も担います。

地域密着型、高度医学管理型へと機能分化

厚生労働省では、現在、薬局を役割ごとに分類する法案が検討されています。

これからは通常の薬局、地域密着型、高度薬学管理型の3つの薬局に分かれ、それぞれに期待される役割を果たしていくことになるでしょう。この案は早くて2020年から始まるとされています。

薬局の種類

  • 通常の薬局
  • 地域密着型(在宅医療への対応など)
  • 高度薬学管理型(抗がん剤などの特殊な薬剤など)

このように医薬分業は推進され、そのために薬剤師に求められている役割は多様化・細分化されていきます。

自らの強みや独自性をどこまで持てるか。これからの社会で生き残っていくために、その重要性が大幅に増してきているのです。

3.あなたはどんなスキルを伸ばしたい?ー薬剤師として生き残っていくためにー

将来性のあるかかりつけ薬剤師になろう

薬剤師としての市場価値を高めていくためには、自分の強みを生かしたスキルを伸ばすのが近道です。続いては、これからの社会で求められていく薬剤師のスキルを紹介します。

あなたはどんな薬剤師を目指しますか?

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1)高い専門性を持つ薬学のスペシャリストになる! 

高い専門性を持った人の需要が高いのは、薬剤師も同じです。

特に近年では外来化学療法が増え、調剤薬局でもより高度な調剤ができる薬剤師の需要が増えています。また2020年には、抗がん剤など特殊な調剤ができる高度薬学管理型薬局を新設する予定もあります。

そのため高度な知識・技術・臨床経験を持つ薬剤師のニーズは、今後さらに高まるでしょう。

たとえば専門薬剤師や認定薬剤師の資格は、あなたの知識を客観的に証明してくれる、数少ない資格の1つです。興味のある資格があれば、取っておくと今後活かせる機会があるかもしれません。

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2)地域に根差した健康サポートの専門家になる!

今後高齢化が進み、薬歴の管理がより重要な高齢者が増えていきます。健康サポート薬局やかかりつけ薬剤師の需要も高まるしょう。

患者さんの健康相談を定期的に行う中で、患者さんのわずかな変化に気づいてアプローチを変えたり、服薬や健康に関する悩みを解決する能力が求められてくるでしょう。

また在宅医療を希望する患者さんも増加しています。地域密着型薬局の設置もこの流れを汲んでいます。

そして定期的に薬を処方する薬剤師は、在宅の患者さんに接する機会が多いです。

そのため患者さんに健康に関する悩みを相談されるなど、医師よりも近くで患者さんをサポートでき、専門家としての活躍が見込めるでしょう。

そのためには一般的な薬だけでなく、注射坐位や点滴の無菌調整の技術、緩和ケア、介護に関する知識も必要になってきます。

総合病院や緩和ケアに注力している施設などでは、こうした総合的な知識が習得でき、在宅医療にも活かすことができそうです。

3)一人ひとりに寄り添って、セルフメディケーションを支援する!

近年ではセルフメディケーション税制などの制度も整い、市販薬の人気は高い状況にあります。

高齢化にともない政府は医療費を抑えようとしており、将来的にもセルフメディケーションのニーズはさらに高まっていくでしょう。

一方で、ドラッグストアにはたくさんの市販薬があり、一般の人にとってはどれを選ぶのがいいのか分からないものです。

そんな中必要とされているのが、一人ひとりに寄り添ったサポートのできる薬剤師です。お客さんのニーズを把握できる薬剤師はお客さんにも感謝され、当然雇用主からも重宝されるでしょう。

そのためには個人のニーズやライフスタイルを細かく把握するための観察力や会話力、豊富な知識量が必要になってきます。経験がものをいうスキルだからこそ、今のうちから実践的な経験を積んでおけるといいですね!

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1)語学を学んでグローバルに対応できる薬剤師になる!

外国人観光客の増加で外国語のできる薬剤師の市場価値が高まっています。さらに2019年4月には入国管理法が改正され、さらに多くの外国人が日本で暮らすようになります。

そうなると都市部だけでなく日本各地の薬局・ドラッグストア・病院で、外国語の話せる薬剤師が大幅に不足してしまいます。

つまり、英語だけでなく中国語や韓国語など外国語が話せる薬剤師は、これからも重宝されるということです。

海外からの患者さんにも適切な服薬指導ができたり、ドラッグストアで商品を説明したり。自分の輝ける場が増えますね!

でも今から語学なんて難しい…そう思う人もいるかもしれません。ですが気持ちさえあれば、環境次第で働きながらでもなんとかなることもあるのです。

2)漢方やハーブの知識をプラスし自然療法を提供する!

現在では薬だけに頼らず自然治癒力を高める、漢方やハーブなどが注目を集めています。病気になった時だけでなく、日ごろから健康や美容のために利用できるのが利点となっているのでしょう。

すでに海外には、植物療法を行う医師がいて薬剤師さんに精油を処方してもらうこともできる国もあり、薬草がより身近に提供されています。

美容も健康もトータルにサポートでき、プライマリケアとしての効果もあるからこそ、ニーズが高まりつつあるようです。

アロマや漢方、生薬は患者さんにとって新しい選択肢となりえます。キャリアにとって大きなプラスになりそうですね!

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4.薬剤師として理想のキャリアを築くには?

薬剤師の将来について不安なら転職エージェントに相談してみよう

ここまで紹介してきたように、これからの時代に薬剤師として働いていくためには、ただ機械的に調剤をこなすだけでは十分ではありません。

自分の得意分野を活かして社会のニーズに応えられるよう、必要なスキルを先回りして磨いていくことが必要です。

自分はこんな薬剤師になりたい!」というビジョンを目指して頑張ればスキルは伸び、気づけば必要とされる薬剤師になっているでしょう。

自分のキャリアが分からない、という人へ

もし、自分でキャリアを考えるのが難しいな、と思ったら、薬剤師のキャリアの専門家に相談してみるのもいいでしょう。

何人もの薬剤師のキャリアを見てきたプロの視点からのアドバイスをもらうこともでき、また話しているうちに本当の自分の気持ちに気づくこともあります。

私はマイナビ薬剤師でキャリア相談をしてもらったことがあります。「まだ転職は考えていないが、自分のキャリアを相談したくて来た」と伝えたところ、じっくりと話を聞いてもらうことができました。

薬剤師業界の動向についても知ることができ、自分のキャリアがより明確になった経験があります。

もっとスキルを身につけたい!と思った人へ

もし、「今の職場では自分の夢が実現できない」「プラスαのスキルは身につかなさそう」そう感じることがあるならば、キャリアアップを目指して職場を変えてみるのも1つの手です。

コンビニの数よりも薬剤師の職場は多いのですから、きっと、どこかにあなたにぴったりな職場があるはずです。

ちなみに自分のなりたい姿に合わせた職場を探すときは、薬剤師専門のエージェントを利用すると便利です。自分1人では見つからないような求人に出会えることもありますよ。

自分だけの付加価値をプラスしたキャリアを目指していきましょう!


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