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「薬剤師の国家資格に年齢制限はある?」「今の年齢で薬剤師になって働ける職場はある?」
この記事では薬剤師の年齢に関するデータを見ながら、何歳から就職・転職が厳しくなるのか、未経験や高年齢でも受け入れてもらえる職場の見つけ方を紹介していきます。
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この記事の目次
1.薬剤師資格取得は最短何年?年齢制限はある?
薬剤師資格を取得するには大学入学から6年かかりますが、年齢制限はありません。
具体的に説明していきましょう。薬剤師になるには薬学部もしくは薬科大学で6年間の教育課程を修了し、薬剤師国家試験に合格する必要があります。
高校卒業後に浪人ぜず大学入学、かつ国家試験にストレートで合格した場合、薬剤師になるのは最短で24歳となります。
薬学部や薬科大学の入学や薬剤師国家試験の受験に年齢制限はないため、何歳からでも薬剤師を目指すことが可能なのです。
実際に一度社会人になってから、薬剤師を目指す人は少なくありません。ただし、大学に入り直して勉強するには膨大な時間とお金がかります。
例えば大学の学費だけで国公立は約350万円、私立は約1,200万円かかると言われています。また、学年が上がるにつれて参加必須の実習が増えるため、時間の確保も必要です。
社会人で薬剤師を目指そうと考えている方は、時間やお金の確保ができるのかよく検討する必要があるでしょう。
2.公務員薬剤師を目指すなら年齢制限に注意
薬剤師の仕事で明確に年齢制限があるのは「公務員薬剤師」です。
公務員薬剤師には国家公務員・麻薬取締官・地方公務員の3種類がありますが、いずれの公務員試験にも年齢制限が設けられているのです。
国家公務員・麻薬取締官の年齢制限は30歳未満、地方公務員の年齢制限は各自治体によって異なりますが、例えば東京都ならば経験者(主任)であっても36歳未満です。
公務員薬剤師になるには国家試験に合格後、さらに公務員試験に合格する必要があります。つまり薬剤師になる年齢が遅くなるほど制限の年齢に近づくため、公務員薬剤師になれるチャンスが減ってしまうのです。
公務員薬剤師を目指す場合、資格取得に必要な期間を見込んですぐにでも勉強に取り掛からなければなりません。
また、公務員試験は筆記試験と面接により実施されますが、合格後すぐに採用されるわけではありません。あくまでも「採用者候補名簿」に載り、欠員が出た際に補充されるというものです。
突然の欠員によって募集が出されるケースも存在はしますが、ライバルが多いことは容易に想像できます。これを見越して欠員が出る前に採用者候補名簿に名前が載せられていることがベストです。
3.薬剤師「平均年齢」や「年齢別の平均年収」を解説
厚生労働省によると2018年時点での薬剤師登録人数は31万1289人です。内訳は男性38.7%・女性61.3%なので、薬剤師の男女比率はおおよそ4:6と言えるでしょう。
薬剤師の平均年齢は46.4歳で、30代〜50代が全体の約70%を占めています。
男性より女性が多い職業でこれだけ幅広い年代が活躍している薬剤師は結婚や出産と行ったライフイベントにも柔軟に合わせながら働くことができる仕事と言えるでしょう。
【出典】厚生労働省|平成30年度 医師・歯科医師・薬剤師統計の概況
次に薬剤師の平均年収を年齢別に見てみましょう。男性薬剤師は40代前半に725万円程度でピークが、女性薬剤師は50代後半で615万円程度でピークを迎えるようです。
男性と女性でピークの時期が異なるのは、女性は30代から40代前半まで育児で一時的に正社員を外れるケースが多いためです。正社員のみで考えてみると、女性も男性と同じく40代前半にピークが来る可能性が高いといえます。
薬剤師の年収は年齢だけでなく、働く地域や職種によっても大きく変わってきます。薬剤師の年収について詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認下さい。
4.薬剤師界「暗黙の年齢制限」を年代別に解説
薬剤師の仕事で明確に年齢制限が設けられているのは公務員薬剤師のみです。とはいえ、年齢制限のない職場でも年齢によって「就職・転職のしやすさ」に差が出てきてしまうことは事実です。
何歳でどの職場だと就職・転職がしづらくなってしまうのか年代別に見てみましょう。
30代|どの職場でも年齢制限はほとんどなし
どの職場でも1番制限がなく就職・転職しやすい年代は30代です。
元々、出産や結婚を機に、もしくはキャリアアップを狙って30代に転職をする薬剤師が多いため、採用側も受け入れやすいのです。未経験の職場であっても致命的になることはなく、歓迎されることが多いでしょう。
40代|大手薬局・病院・企業は年齢制限あり
40代になると大手調剤薬局、病院、企業への就職・転職は難しくなってきます。
特に、急性期の大学・総合病院は新卒にも常に人気な職場で十分に人手があるため、年齢が高いと書類選考の段階で落とされてしまうこともあります。病院にこだわるのであれば、人手不足に悩む中小規模の慢性期病院が狙い目です。
50代・60代|中小・個人薬局が転職の狙い目
50代・60代はパートや派遣での採用が多くなってきます。
人手不足に悩む中小・個人の薬局やドラッグストアであれば就職・転職できる可能性はあるでしょう。しかし未経験の場合はかなり厳しくなってきます。
若い段階で調剤経験を積むことがポイント
年齢が上がるほど、薬剤師の転職において「経験の有無」が鍵になってきます。また、高年齢でも受け入れてもらいやすいのが「調剤薬局」と「ドラッグストア」です。
これら考えると、できるだけ早い年齢で「調剤経験」を積んでおくことが重要と言えるでしょう。
「安定した仕事がしたいから薬剤師資格を取ろうかな」と思っている方は、できるだけ早めに決断することをオススメします。自分の年齢から逆算して、30代〜40代前半に薬剤師として就職できるよう計画的に進めるといいでしょう。
転職時、どんなことを気をつけたらいいのかさらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
5.未経験・高年齢でも転職は可能、求人探しのポイント
薬剤師は年齢によって「就職・転職のしやすさ」に差が出てきてしまうことがわかりましたね。しかし未経験・高年齢でも就職・転職可能な職場は存在します。
ここでは未経験や高年齢でも採用してもらいやすい職場の見つけ方を2つ紹介します。
未経験・高年齢でも採用してもらえる職場の見つけ方
- 「未経験者・ブランクあり歓迎」「~代の薬剤師活躍中」のような文言が入った求人
- 上記の文言が入っている求人先はその年代の薬剤師や未経験の薬剤師でも積極的に採用したい思いがあると言えます。
その背景には人手不足や若手の人材が集まらないなどが挙げられるでしょう。 - 薬剤師専門転職エージェントに頼る
- 薬剤師の転職エージェントは職場内の事情に精通しています。
「あの職場は年齢層が高い人も活躍しているよ」「未経験の採用実績があるよ」といった求人に書かれていない細かな情報を持っています。こうした情報が転職成功の鍵となります。
未経験・高年齢転職エージェントの見分け方
上記で述べたように難易度の高い未経験の就職や高年齢での転職には転職エージェントを利用が必須でしょう。
年齢が高めの人は以下の3点に着目して、転職エージェントを選ぶことをお勧めします。
- 求人数
- 求人数が多い転職エージェントほど希望の条件の求人が見つけやすくなります
- 職場での情報収集
- 実際、職場に行って情報収集している転職エージェントの方が、よりリアルな職場の雰囲気やスタッフの人間関係を知っている可能性が高まります。
- サポート体制の充実度
- サポート体制が整っている転職エージェントの方が希望条件が通りやすくなります
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