薬剤師の効率的な勉強法!新人、ブランクのある方必見!

薬剤の世界は進歩が目覚ましく、次々に新薬が登場します。それらの知識を身につけても、また新しい薬が登場し、「とても知識が追いつかない!」と悩んでしまう方も多いはず。

一方で、経験不足やブランクが足かせとなって「どうやって勉強していいかわからない…」という薬剤師もいるでしょう。安心してください。そんな方でも学びのチャンスは十分にあるのです。

このページでは、薬剤師が効率的に勉強を進める方法を紹介します。

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1.新人薬剤師は「日々の業務」が勉強そのもの

病院や調剤薬局の「薬剤師一年生」は、日々の仕事が勉強の場です。まずは薬剤師としての業務、そこで取り扱う薬についてきちんと理解し、身に着けることが何よりの勉強なのです。

尊敬できる先輩がいればその人の仕事ぶりを観察し、良いと思えるところを取り入れてください。上司や先輩から「読んでみたら」とアドバイスを受けた論文や書籍に触れることも大切です。

以下に、ベテラン薬剤師が新人薬剤師におすすめする本を紹介します。新人の方、知識に自身がないという方は必読ですよ。

新人薬剤師・知識に自信がない薬剤師におすすめの本

「図解入門よくわかる薬理学の基本としくみ」

(著者:當瀬規嗣/秀和システム)

病気発症のメカニズムと、薬の作用についてやさしく解説した書籍です。薬学生のみならず、自分の病気や処方されている薬のことを知りたい患者も手に取ることの多い一冊です。平易な文章と薬学の基本を押さえているので、新人薬剤師が日々の業務の中で触れる薬についておさらいするのにも適しています。

「ナースのためのくすりの事典〈2016〉」

(著者:守安洋子・原景子・二宮洋子/へるす出版)

その名の通り、看護師が一般的な業務の中で出会う薬について解説した一冊です。患者と接する看護師が観察すべき検査値・処置確認事項(副作用を含む)などを薬効別に分類してあります。索引がついていますから、一般名・商品名からの“逆引き”も可能です。

2.ブランクがあることに不安を感じる薬剤師の勉強法は?

結婚や子育てを理由に辞職したものの、パートとして再就職するママ薬剤師もいます。そのような方は「隙間時間を利用して勉強」をおすすめします。本よりも手軽に勉強できて、調べ物が気軽にできるインターネットを利用した学習が良いでしょう。

ブランクによって最近の薬に関する情報が不安な方は「日経DI(ドラッグインフォメーション)」「薬剤日報電子版」がおすすめです。

薬についてはもちろん、医療全体の最新情報について幅広く学ぶことができます。

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3.職場の講習会は積極的に参加しよう

勤務先である病院や調剤薬局で独自の講習会を実施しているのではあればぜひ参加してください。自分の働く職場で開催している会ですから、すぐに役立つ実践的な知識や技術が習得できるはずです。

また、「勤務先の希望する人材であり続ける」ことにもつながるでしょう。前述の書籍やインターネットでの学習とあわせ、講習会には積極的に参加したいものです。

職場での講習会には以下のような内容があります。

バイタルサイン研修

患者の状態をチェックするためのバイタルサイン研修は、今後の薬剤師人生に大きなスキルをもたらすでしょう。職場独自の検収として行われるときは職場のほぼ全員での参加となります。個人の知識に差がでてしまうと、業務に支障が出ることも想定できるためです。

ドラッグストアならでの勉強会

ドラッグストアでの勉強会は、新薬に関するもの、組み合わせて販売したい栄養ドリンクなど、ドラッグストアならではの内容です。決して処方せんに記載される薬ではないものの、病院に行くまでもない軽症の段階で食い止めるという大事な役目を担います。

4.日常業務をこなしながらの勉強方法は?

調剤薬局では、処方箋を持って来店する患者への服薬指導も大事な業務のひとつとなっています。多忙な毎日の中で、患者の質問に即答できなかった…という経験をしたことはないでしょうか。そんな方は、以下の勉強法を実践してみましょう。

コツコツと自分の「投薬ノート」を作る

即答できなかった質問をひとつ受けるごとに、それに対する回答を調べメモしていくクセをつけるのはいかがでしょうか。次に同じ質問を受けたとき、患者に納得してもらえるアドバイスができるようになります。

これを繰り返せば、あなただけの立派な「投薬ノート」ができあがります。さらに、その内容をエクセルなどで管理すれば、薬の名前や症状で検索することも容易になりますのでおすすめです。

「目の前の仕事を頑張る」ということが、スキルアップのための基本です。自分で考えながら身に着ける知識ですから、集中的に勉強するよりも確実にあなたのものになります。朝起きぬけの時間を利用できるなら、少し早起きして頭のスッキリしているタイミングでコツコツ学びを深めましょう。

eラーニングの活用

漢方薬・生薬認定薬剤師や小児薬物療法認定薬剤師の更新については、eラーニングでの単位取得が可能です。Webを利用した講義(VOD)なので時間や場所に縛られることもありません。新しい情報に触れることができますから、楽しみながら勉強することができます。

ここで注意したいのは、転職だけを目的にしてしまうとeラーニングは長続きしないということです。与えられる情報に満足せず、自分から情報を取りにいくという気持ちと、それを身に着けることでスキルアップを図っているという自覚を持たなければなりません。

5.違った角度から薬剤師という仕事に取り組みたいなら

調剤や服薬指導といった仕事のみならず、多角的に患者の健康に貢献したいのなら、次のような勉強も役に立ちます。

栄養サポートチーム(NST)専門療法士

患者の状態に合わせ、栄養管理を行うためのチームをNSTと呼びます。静脈栄養や経腸栄養療法下にあっても、適切な栄養管理や医薬品の適正使用を行うために重要な役目を果たします。

嚥下障害や消化器ガンなどによって食物を経口摂取できない患者にとって、静脈栄養や経腸栄養はとても重要なことです。

一方で、薬の摂取も同時に大切なものです。薬剤師が静脈栄養・経腸栄養を理解し、適切に対応できるようになることで、病院、保険薬局、福祉施設などの医療施設で活躍の場を広げることができます。学会によるセミナーで必須単位を満たすことなどで受験資格を獲得することができます。

英語力をアップすることで広がる選択肢

調剤薬局やドラッグストアで勤務していると、まれに外国人が来店し英会話が必要となるシーンがあります。そんなシーンに対応するため、英語力を身に着けたいのならSkypeでの英会話レッスンや英会話カフェを利用しましょう。日常会話ができれば服用の頻度や量程度の説明程度はできるようになります。副作用の説明など医療用語を交えなくてはならないときは、医療通訳士の力を借りなければならないでしょう。

また、英語力を身につけることで転職先の選択肢が広がります。製薬企業への転職を目指すならば英語は必須といえます。製薬企業のグローバル化が進む今、即戦力となれるからです。海外での承認を得るために英語で薬事関連書類の作成を行ったり、最新の英語文献を読みこなす能力が必要とされます。→企業への転職なら薬剤師専門求人の薬キャリ

6.スキルアップのための勉強や転職で悩んだら

ここまで、薬剤師にとっての有効な勉強法について説明してきました。しかし、「教えてくれる先輩がいない」「今の会社では研修や講習会もやっていない」など、今の職場環境で成長できるビジョンが見えない、という薬剤師もいるのではないでしょうか。確かに、人間にとって環境はとても大事なことです。

いくらあなたが「勉強したい!」と考えていても、職場環境が足かせになってしまうことは十分ありえます。

そこでおすすめしたいのが「思い切って転職する」という選択肢です。実は、転職はもっとも効率の良いスキルアップ方法です。「しっかり勉強ができる環境が整っている職場」に狙いを定めて転職すれば、学べる環境に身を預けることができるのです。では、そんな環境が整っている職場をどうやって探せばいいのでしょう?

転職コンサルタントに相談してみよう

しっかり学べる環境が整っている、先輩がしっかり指導してくれる、そんな職場を自分一人で見つけるのは至難の業です。なぜなら、求人情報からはその企業の「実態」が判断しにくいからです。

そこでおすすめしたい方法が薬剤師専門の転職エージェントに相談する方法です。エージェントは薬剤師転職のプロです。求人を出している企業の実態もしっかり把握していますから、教育体制や先輩たちの仕事に対する意欲も情報としてつかんでいます。

「知識に不安があるから、しっかり勉強できる職場で働きたい」という希望にピッタリの職場を探してくれるでしょう。

特に、ブランクからの復帰を目指しているママ薬剤師にとっては頼もしい存在です。

もちろん、「まだ転職は考えていない」という方でも気軽に相談をしてみてください。今後のキャリアについて相談できる相手がいることはとても心強いことです。

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