HOP!薬剤師

薬局業務を全面サポート!薬局薬剤師のための画期的サービス「kusudama(薬玉)」の魅力とは

「患者とのコミュニケーションにもっと時間を使いたい」「業務の無駄をなくしたい」

そんな薬剤師の思いを実現してくれるのが薬局業務支援システム「kusudama(薬玉)」です。

一体どのようなサービスなのでしょうか?kusudama(薬玉)を展開する株式会社ズーの足立信夫さんにお話を伺いました。

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

タブレットひとつであらゆる薬局業務を可能に

ーkusudama(薬玉)とはどのようなサービスなのですか?

薬局業務をタブレットで可能にし、薬剤師をサポートするシステムです。

たとえば処方箋入力や薬歴管理など、あらゆる薬局業務をタブレットひとつでできるようになるので、生産性アップが可能になります。

さらにタブレットは外にも持ち出せますので、在宅患者支援ツールとしても活躍します。訪問先での報告書作成や、訪問先で処方内容の入力が可能になりますよ。

ーkusudama(薬玉)を開発しようと思ったきっかけはあるのでしょうか?

2016年4月にスタートしたかかりつけ薬剤師制度ですね。

これにより服薬指導など対人業務が重視されるようになり、実際に患者とのコミュニケーション業務が増えました。しかし調剤や監査など対物業務が減るわけではありません。

薬局で働く薬剤師は、対人業務に使う時間を増やしたくても増やせないという課題を抱えていたのです。

そこで「薬局業務を効率化するツールを作れば、患者とのコミュニケーションなどの対人業務にもっと時間を使えるのではないか」と考え、kusudama(薬玉)の開発に至りました。

開発では「対物業務の効率化」と「対人業務の質向上」に注力

ーkusudama(薬玉)の開発にあたって特に力を入れたポイントを教えてください

主に「対物業務の効率化」と「対人業務の質向上」の2点ですね。

「対物業務の効率化」については、まず処方箋の印字内容を正確にスキャンする(読み取る)機能を搭載し、kusudama(薬玉)に登録できるようにしました。

かつては事務の方が処方箋をコピーしてレセコンに手入力する工程が必要でしたが、kusudama(薬玉)ならスキャンだけで済むので、大幅な効率化につながります。

薬歴記入に関しても、今までは患者の服薬指導が終わってから薬歴を記入する流れでしたが、kusudama(薬玉)を使えば服薬指導中に薬歴の記載を済ませることができます。

さらにスキャナーを利用して各医薬品のバーコードを読み込むと、取り違いなどのチェックも可能です。目視で行なっていた作業を自動化することで、調剤過誤などのミスが防止できます。これも業務効率化の一環といえますね。

ー確かにかなりの時間を削減できそうですね。「対人業務の質向上」についても教えてください

かかりつけ薬剤師は質の高いコミュ二ケーションが求められますが、現状では薬局ごとに対応方法が異なりますし、コミュニケーションの質にばらつきがありますよね。

そこでkusudama(薬玉)では、服薬指導の例や薬品の付加情報をタブレットに内蔵しました。すぐに情報へアクセスできるので、誰でも一定のレベルで服薬指導ができるようになります。

またタブレット上で「だれが何の業務を行なっているのか」「どの患者がどれくらいの待ち時間で、どの工程まで進んでいるのか」がわかる機能も搭載しています。

薬局内の業務を見える化することで、メンバー全員が対人業務の質を向上できるのです。

薬剤師の能力を高められるサービスを目指したい

足立さん

ー薬局で働く薬剤師に大きな価値を提供しているkusudama(薬玉)ですが、今後の展望などはありますか?

機能の改良はもちろん、薬剤師の能力を高めていけるようなサービスにしていきたいですね。

今後も対人業務の重要性が増していくのは間違いありません。そんな時代にマッチした薬剤師のスキル開発も必要となります。

「コミュニケーションスキルを伸ばすためには?」など、薬剤師が抱えるさまざまな課題に応えるコンテンツをkusudama(薬玉)上で発信し、スキル開発に貢献していきたいです。

スキル開発がうまくいっている薬局と連携できる仕組みがあっても良いでしょうね。

ー最後に、この記事を読んでいる薬剤師へのメッセージはありますか?

かかりつけ薬剤師制度は、薬剤師としての価値をさらに高めていくものです。kusudama(薬玉)はそうした薬剤師の価値向上に貢献できるサービスだと確信しています。

ぜひ全国の薬局様と一緒に取り組みをしていきたいです。

kusudama(薬玉)のHPはこちら

※この記事は弊社別メディア「ココファーマ」からの転載です。

HOP!ナビとは

転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。

不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。

HOP!ナビ
HOP!ナビ-関わるヒトすべてをポジティブに-
さまざまな業界で「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働くためのサポートをするメディアです。
詳しくはこちら

関連記事

緊急取材!「薬キャリ」を特におすすめしたい人は?コロナ禍の転職…

医療ポータル「m3.com」を運営するエムスリーグループの薬剤師専門の求人サイト「薬キャリ」。 サービスの特徴や強み、薬キャリをおすすめしたい薬剤師、そしてコロナ禍の転職サポートにかける想いを同…

  • 🕒
  • 2023.09.29更新

直撃取材!「ヤクジョブ」が追及する人と人を大切に繋げる転職とは…

クラシス株式会社が運営する薬剤師専門の求人サイト「ヤクジョブ」。 サービスの特徴や強み、そして転職サポートにかける想いを同社の営業担当清水さん、薬剤師の渡邉さんに伺いました。

  • 🕒
  • 2023.04.28更新

50歳以上で調剤未経験が応募条件?|I&H株式会社が展開するオールド…

阪神調剤薬局をはじめ、多くのグループ企業を束ねるI&H株式会社。 同社では、年齢を重ねた薬剤師のみを採用する「オールドルーキー制度」というユニークな制度が存在します。 制度の魅力を探るべく…

  • 🕒
  • 2021.12.21更新

地域社会で活躍できる薬剤師養成のために、青森大学が行う2つの取組…

地域社会で活躍できる薬剤師の養成に力を入れている青森大学薬学部。 今回は具体的にどんな取り組みをしているのか、詳しいお話を佐藤昌泰准教授に伺いました。 佐藤 …

  • 🕒
  • 2021.04.20更新

患者さんと医療機関の情報連携を円滑に。電子お薬手帳「harmo」が守…

Healthcare Service Providerとして、ひとの一生への貢献を目指すシミックヘルスケア・インスティテュート株式会社。 今回は電子お薬手帳サービス「harmo」について、同社の狩野さんにお話を伺いました。

  • 🕒
  • 2021.03.22更新

城西大学薬学部が「栄養・薬学アドバンストコース」に込めた想いと…

薬のみにとどまらず、栄養支援の知識も有した薬剤師の育成を目指されている城西大学薬学部。今回は城西大学薬学部に2020年度に新設された「栄養・薬学アドバンストコース」に関して、城西大学薬学部 薬学…

  • 🕒
  • 2021.03.16更新

社会に貢献できる薬剤師を育てたい。2021年に薬学部を新設する湘南…

社会のニーズが多様化する今、薬剤師の職域では医師や看護師といった多職種との連携・協働が推進され、医療への幅広い知識が求められるようになってきています。 そんな時代に対応できる薬剤師の育成を…

  • 🕒
  • 2021.02.25更新

薬剤師としてのスキルアップだけでなく、人と人のつながりを大切に…

現場で活躍する薬剤師や医師による講義を、オンラインで実施している北海道科学大学薬学部。今回は北海道科学大学薬学部の「生涯研修認定制度」について、北海道科学大学の今…

  • 🕒
  • 2021.02.02更新

地域医療に貢献する薬剤師を養成するために。大分大学の取り組みとは

薬剤師の育成・教育・専門性向上の支援を通じて、地域医療への貢献を目指す大分大学医学部附属病院薬剤部。 具体的な取り組みについて、薬剤部長の伊東さんに詳しいお話を伺いました。

  • 🕒
  • 2021.02.01更新

健康情報をすべての人に。『ヘルス・グラフィックマガジン』のこだ…

調剤薬局は、対人業務の重要性の高まりとともに「薬をもらうところ」から「健康相談ができる場所」に変化しつつあります。 そんななか、アイセイ薬局では従来の調剤薬局の役割から一歩踏み込んだ取り組…

  • 🕒
  • 2020.12.21更新

緊急性と安全性の両立を。地域医療においてベルランド総合病院が目…

高度急性期病院として、地域医療に貢献するベルランド総合病院。 今回は同院の薬剤部で活躍する薬剤師の皆さんにお話を伺いました。 ▽取材にご協力いただいた方々 ■小泉 …

  • 🕒
  • 2020.12.09更新

「コロナ禍でようやく理解された」月刊『最新医療経営 フェイズ・ス…

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、医療機関は患者数・処方せん枚数の激減といった深刻な影響を受けています。 厳しい経営に頭を悩ませる医療関係者も多いのではないでしょうか。 そこで今回…

  • 🕒
  • 2020.12.03更新