
「薬剤師のパート時給って実際どれくらいが普通なの?」
という疑問にお答えし、薬剤師の時給相場を「職場」「雇用形態」「地域」の3つの面から紹介します。
「どうせなら相場より高い時給で働きたい!」
という方に向けて、高時給求人を探すコツもお伝えしていきます。
転職サイト名 | パート求人・特徴 | 求人を探す |
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この記事の目次
1.人手不足の薬剤師。最近の時給相場は?
薬剤師の時給は一体どれくらいなのでしょうか? パートや派遣、地域や職種での違いはありますが、平均するとおおむね2,300円程です。
例えば、あるパート薬剤師が時短勤務で9時~13時、週4日勤務(月16日)で働いていたとします。

いかがでしょうか。1日4時間、週4日勤務という余裕のある働き方で、月に15万円弱の収入を得ることが可能なのです。一般的なパートの収入の倍以上の収入です。
さらに、年収で考えれば

家庭との両立も十分可能ですし、パートでこれだけの収入を得られるのはまさに薬剤師の特権といえるでしょう。
とはいえ上記の時給はあくまで平均で、実際薬剤師の時給には非常に大きい振れ幅があります。条件によっては「同じような仕事をしていても時給が1,000円以上違った!」といったことも多々あるのです。

時給に差が出る理由には「職場」「雇用形態」「地域」という3つのポイントがあります。
この3つのポイントについてこれから詳しく説明していきたいと思います。
2.「ドラッグストア・調剤薬局・民間病院」一番高時給な職場は?
同じ薬剤師でも時給に差が出る1つ目の理由は「職場」です。
薬剤師が働く主な職場といえばドラックストア、病院、調剤薬局などですよね。
これらのうち「どの職場で働くか」によって薬剤師の時給は大きく変わります。
パート | 派遣 | |
---|---|---|
ドラックストア | 2,500〜3,000円 | 2,500〜3,000円 |
調剤薬局 | 2,000〜2,200円 | 2,600〜3,000円 |
民間病院 | 1,800〜2,200円 | - |
このように同じ薬剤師のパートでも、ドラックストアなら時給3000円、民間病院なら1800円といったことがあるのです。

ここで、職場によってなぜここまで時給に差が出てしまうのかということについて説明していきます。
時給が高いほど負担も大きい?
同じ薬剤師でも職場によって時給に大きな差が出る理由は、「労働条件」と「薬剤師の必要度合」に関係しています。この2つの基準を各職場に当てはめて説明していきます。
ドラックストア
ドラッグストアの時給は高い傾向にあり、大都市圏でも3,000円を超える求人が多く存在します。その理由はドラックストアでの業務は他の職場より比較的大変だからです。ドラックストアは薬剤師以外の従業員と同じように、品出しやレジ打ちなどもしなければなりません。その分調剤薬局よりも時給が高いといえます。
調剤薬局
ドラックストアよりも時給が低いとはいえ、調剤薬局の平均時給は2,000円超と考えていいでしょう。ただし薬剤師が多い地域なら「薬剤師の必要度合」も下がりますので、時給もそれに応じて下がることがあります。逆に薬剤師の足りていない地方では時給4,000円という例もありますが、これはレアケースと考えてください。
民間病院
民間病院は上の表を見てわかるように、他の職場と比較して時給が低い傾向にあります。新卒やスキルアップしたい薬剤師に人気のある職場なので、時給を上げなくとも就職希望者が多いことが理由の1つと考えられます。つまり「薬剤師の必要度合」が低いということです。
病院薬剤師の業務は他の職場と比較しても忙しいため、効率よく稼ぎたいという方にとっては割りに合わないかもしれません。
このように、「働く職場」は時給が決まる上で大事な要素と言えます。
さらに、同じ職場の同じ働き方でも、「勤務形態」によって時給は大きく異なります。次の項目で詳しく見てみましょう。
3.同じ働き方でもパート薬剤師は時給1,000円以上の損?雇用別給料
同じ薬剤師でも時給に差が出る理由として2つ目に挙げられるのが「雇用形態」の違いです。
同じ職場勤務でも、派遣社員、アルバイト、パートでは、時給が変わってきます。
では、実際どのくらい給料は変わってくるのでしょうか?
【薬剤師の派遣・アルバイト・パート別給料比較表】
時給 | 月収 | 年収 | |
---|---|---|---|
アルバイト・パート | 2300円 | 15万円 | 180万円 |
正社員 | * | 年齢やスキルによって異なる | 年齢やスキルによって異なる |
派遣 | 3500円 | 23万円 | 270万円 |
派遣はパート・アルバイトよりも1,000円以上時給が高い場合もあり、その場合年収で計算するとなんと100万円近く差が出ます。職場にもよりますが、「同年代の正社員よりも年収が高くなった!」なんてこともあります。

同じ職場・雇用形態でも、「働く地域」によって時給が異なる場合があります。次章で詳しく見ていきましょう。
4.全都道府県別・薬剤師平均時給ランキング
ここでは、都道府県別の平均時給ランキングを紹介していきます。あなたの住んでいる都道府県は何位でしょうか?他の地域と比較してみましょう。
1位は奈良県です。2016年から913円もアップして、5位から順位を上げました。一方、2016年にトップだった岩手県は734円下がり、28位まで順位を下げました。
薬剤師は都市部より地方の年収が高い傾向にあります。一方でどこの都道府県が上位に来るかは、その時の需要と供給のバランスによっても大きく異なります。
たとえば2017年の1位である奈良県は、直近の人口10万人あたりの薬剤師数が全国平均を下回っている薬剤師不足地域です。そのため年収も高くなっているのです。
また残業時間が長かったり、薬剤師の平均年齢が高いため年収が上がっているという県もあります。この平均年収の表だけを見て年収相場を決め付けないよう注意しましょう。
5.薬剤師がパート・派遣で高時給求人を見つけるコツ
ここまで薬剤師の時給相場と、時給に違いが出る理由について説明してきました。ここからは実際に高時給求人を見つけるオススメの方法を紹介したいと思います。

「薬剤師の時給の幅が大きいのはわかったけど、実際どうやって条件のいい求人を見つければいいの?」
そのためのもっとも簡単で確実な方法はずばり、転職エージェントに登録して、経験豊富なエージェントの知見やアドバイスを上手に利用することです。
特に大手の転職エージェントは、好条件すぎて応募が殺到しないようにあえてネットでは非公開にしている求人情報なども握っています。そのため自分一人で求人を探すよりも、転職エージェントを利用した方が効率的で確実なのです。
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