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薬事監視員の仕事!業務内容や年収、資格取得方法について

医薬品や化粧品の安全性に、国民の関心が高まっています。販売業者や輸入業者、医薬品メーカーに立入検査を実施する『薬事監視員』とは、具体的にはどのような仕事内容を行う職種なのでしょうか。また、薬事監視員になるための資格や年収、適性についても説明してまいります。

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1,薬事監視員の業務内容

薬事監視員は、医薬品や医薬部外品、化粧品、医療機器に品質不良があるか、不正表示があるか、誇大広告や虚偽広告があるかを指導し、取り締まります。具体的には、次の仕事を行います。

  • 医薬品等を取り扱う施設に立ち入り検査を行い、許可届出の内容と合致しているか確認する。
  • 薬局や医薬品販売を行う場所に薬剤師免許を持つ薬剤師が配置されているかを確認する。
  • 医薬品や医療機器の自主回収に関する情報一覧をインターネットで公開し、製造販売業者に不良医薬品や不良医療機器の回収を徹底するように指導を実施する。
  • 無承認無許可医薬品を発見・監視・指導する。
  • 医薬品や医療機器の広告物に、誇大表現や虚偽の表現がないか確認する。
  • 臨床研究における薬事法の適用範囲を明確にし、大学などの学校・研究機関や医薬品メーカーなどに周知する。
  • 不適切な薬物や医薬品の個人輸入・輸出について、消費者に注意を喚起し意識を向上させる啓蒙活動を行う。

2,薬事監視員になるには

薬事監視員は、厚生労働省管轄の薬務課や保健所に配属され、薬事に関わる監視・指導業務を行います。医薬品行政に関わる場合は、厚生労働省内や地方自治体の本庁に所属し勤務することもあります。

3,薬事監視員になるための資格

薬事監視員になるには、国家公務員採用試験に合格していることと薬剤師・医師・歯科医師・獣医師のいずれかであること、大学で薬学・医学・獣医学・歯学・理学・工学いずれかの専門課程を修了していること、1年以上薬事行政事務に従事し、薬事監視における充分な知識を習得していることの全てを満たしていることが求められます。

これらの資格要件を満たし、薬事監視員として任命されると、薬事監視員の仕事を行うことができます。薬事監視員として働く人は、日本全体で4,000人ほどいます。

3,薬事監視員の年収とやりがい

薬事監視員の年収は平均的な技術系国家公務員の年収と同じく、600万円前後となっています。行政担当の場合は事務がメインとなりますので定時出勤・定時退社、土日祝日の休みもある程度保証されていますが、立入検査や監視を行う場合は外勤となりますので、時間も不規則になりがちですし休日体系も不規則になりやすくなります。

国民の生活向上には欠かせない仕事

外勤の場合は、違反がないか、不適切な原料や商品はないかをチェックするのが仕事となりますので、どの会社や学校などの施設に行ってもあまり喜ばれるということはありません。

ですが、1つ1つの医薬品や化粧品、医薬部外品、医療機器を厳しく検査することが、国民が安心して暮らせる社会を作り出すことにつながるのは事実です。国民の生活向上に欠かせない業務を行っているのだという強い使命感を持つならば、直接感謝されることは少ないとしても、やりがいを持って仕事に当たることができるでしょう。

4,薬事監視員とインターネット

インターネットが普及するに従って、薬事監視員が担当する業務も非常に増えてきています。ネット上にある膨大な広告の中から不適切なものを探し出し、薬事法に違反する医薬品や医療機器などが販売されていないか、取引が不正に行われていないかなどもチェックしなくてはならなくなっているからです。

インターネットを利用する個人と業者への注意喚起

個人の生活においても、インターネットは欠かせないツールとなってきました。上手に利用すると生活が便利になる反面、特別なルートを持たない人でも、簡単に違法な医薬品を個人輸入したり、許可を得ていない医薬品・化粧品の個人販売も簡単に行ったりすることができてしまうという危険な面もありますので、利用者全てに注意が必要となってきています。

どのような商品の売買に関わると法を犯してしまうのか、情報を収集し、消費者に提供し、啓もう活動を行っていくことも薬事監視員の新たな任務となっています。インターネットは年齢や資格に関係なく利用することができますので、どのように利用限界を定めるかについても、薬事監視員は販売業者側に説明して行かねばなりません。

犯罪のボーダーレス化

インターネットが普及することで、多くの人が医薬品販売や購入に関わるようになりました。ネット通信販売を利用すると、住む地域や国に関わらず欲しいモノを欲しい人が取り寄せられるようになります。そのため、違法な行為を行っている業者や個人を特定しようとしても、複数の地域にまたがるケースが非常に増えてきています。

薬事監視員は自身が所属する施設だけでなく、他の地域や国の薬事監視員や担当する職員と提携し、違法行為の追求や監視を行っていかねばなりません。インターネットの存在により薬事監視員が担当する業務の量が増えただけでなく、幅も広がったと言えるでしょう。

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