薬剤師の転職|急性期病院の特徴と3つの役割、就職する方法と事例

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
急性期病院といえば薬剤師にとってハードな現場ですが、スキルアップを目指し、あえて急性期病院を希望する薬剤師もいます。 しかし、薬剤師にとって急性期病院とはどのような職場なのか、内定を勝ち得るためにはどうすればいいのか、などをしっかり把握していなければ転職は難しいはず。 このページでは、急性期病院における薬剤師の役割や、転職するメリット・デメリットなどについて説明します。
★厳選!おすすめ転職サイト★
転職サイト名 高額求人(600万以上) 転職希望時期 求人を探す
薬キャリ 20,000件以上 3ヵ月
以内限定

無料
登録

マイナビ薬剤師 10,000件以上 いつでも
OK

無料
登録

ファルマスタッフ 8,000件以上 いつでも
OK

無料
登録

1.急性期病院の3つの役割について

まずは、急性期病院が社会に対して果たしている「役割」についてみていきましょう。

難病患者の受け入れ先となる

急性期病院は、原因不明の難病患者を受け入れることができます。これらの患者に継続した医療を提供できるのは急性期病院ならではです。

終末期医療においても重要

小児がんなど、治療をあきらめたくない家族に向け、高度な医療情報を提供する重要な役割を担います。

災害時の拠点となる

その地域で災害が発生した場合、緊急患者の受け入れ場所となり重要な役割を果たします。けがをした患者の手当て、病状に合った別施設への搬送を行います。

代表的な役割を挙げましたが、急性期病院は重い病気に苦しむ方、災害に遭った方にとってなくてはならない存在です。そこで働くということは、より社会貢献性の高い仕事に従事しているという実感を得ることができるでしょう。

2.ココが違う!急性期病院と慢性期病院の業務内容

続いて、急性期病院と療養(慢性)期病院それぞれの薬剤師の仕事内容をみてきましょう。両施設ではどのような違いがあるのでしょうか。

急性期病院で行う業務

救命救急病棟や ICU、HCU など、急を要する治療を行う施設を持つのが急性期病院。当然、薬剤師にも高度な知識と経験が求められます。仕事の内容は、投薬、服薬指導、医薬品管理、医薬品情報管理、混合薬剤調整、治療方針会議への出席、抗がん剤投与、手術への立ち会いです。

慢性期病院で行う業務

慢性期病院では、病状の安定した予定入院患者のケアが中心です。先進的な症例を扱うことは珍しく、業務がスキルアップに直結することはほとんどありません。一方、一人ひとりの患者をじっくりと観察することができます。

仕事の内容は、投薬、服薬指導、医薬品管理、医薬品情報管理、患者のカウンセリングなどです。

3.年収差は倍以上?急性期病院と慢性期病院の勤務パターンと年収は?

続いては、急性期病院と慢性期病院の勤務内容と、年収に注目してみます。

急性期病院の勤務パターンと年収

勤務時間は3パターンのシフト制が基本で、夜勤や休日出勤、時間外勤務もあります。年収1200万円の高収入を実現する薬剤師も珍しくありません。

給与の面で見ればメリットの大きな職場ですが、難易度の高い症例を扱うこと、拘束時間が長いこと、災害の際には被災現場に派遣されることもあります。ワークライフバランスを大事にしている薬剤師には不向きです。

また、慢性期病院よりも判断のスピードを求められることから、薬学知識のみならず、医療全般にわたる知識や経験、スキルアップの意欲がなければ務まらないのが現実です。

慢性期病院の勤務パターンと年収

勤務時間は3パターンのシフト制が基本ですが、夜勤や休日出勤、時間外勤務は勤務先によってさまざまです。年収は500万円程度で一般的な病院と変わりがありません。

以上を踏まえると、急性期病院は「仕事内容がハードで専門的な知識やスキルが求められるが、その分、大きな収入を得ることができる」といえます。

4.急性期病院薬剤の仕事はきつい?気になる職場環境について

医療従事者にとって花形ともいえる急性期病院勤務ですが、やはり仕事内容ははかなりハードなものになります。仕事の厳しさに耐えかねて、急性期病院からほかの職場への転職する薬剤師もいます。

そんな事態を防ぐためにも、事前に急性期病院ならではのつらさを知っておく必要があります。ここでは、急性期病院勤務の薬剤師が苦労に耐えかねて転職した事例を3つご紹介します。

【事例1】まだ経験が浅いときに震災を経験

急性期病院での勤務開始から2年、まだまだこれから学ぶことも多いと感じていたとき、東日本大震災を経験。通常業務に加え被災者のケアを受け持つことになり、激務から体を壊して転職せざるを得ませんでした。

【事例2】難病への知識がなく疎外感

原因不明の難病患者治療に携わることになったとき、その病気の知識がないために会議で一度も発言ができませんでした。そのような経験が増えていき、病院にいづらくなり転職しました。

【事例3】先輩の背中をみて仕事を覚えたため、他の病院では通用しない

その病院では、教育体制が確立されていなかったため、わからないことを先輩薬剤師に聞く雰囲気もありませんでした。先輩の仕事ぶりを盗み見ることしかできず、結局転職したのですが、ほかの病院では通用しない技術しか身に付きませんでした。

これらの実体験をまとめると、やはり「高度な専門知識」「多忙」というキーワードが浮かび上がってきます。急性期病院は、キャリアアップ、社会貢献などの「明確な目的・意志」がない薬剤師には厳しい環境といえるかもしれません。

5.厳しい環境だからこそ身につく急性期病院勤務での薬剤師に求められていくものとは?

ここまで、急性期病院薬剤師の大変な面を紹介してきましたが、得られるものが大きいのも事実です。急性期病院に勤務することで薬剤師が身につけることのできるスキルや、得られるメリットについて詳しくみていきましょう。

仕事に対する責任感・やりがい

急病や災害で搬入される患者に対しスピーディにさまざまな治療を施さなければならない急性期病院では、他の医療機関よりも多様な経験を積むことができます。被災地での医療活動を経験すれば、仕事の幅が広がるのと同時に医療関係者としての責任感が向上し、「人に求められている」「人の役に立っている」ことをより強く実感できるでしょう。

チーム医療でコミュニケーション力や発信力が身につく

薬剤師のみならず、医師や看護師など他の専門家とディスカッションする機会が増えます。それにより、物事を理論的に理解し、明確に伝えるスキル、さらにはプレゼンテーション能力が身につきます。

国指定の特定難病・がんなどの病気を取り扱う力

一般的なクリニックでは経験しない特定疾患などの難病患者や、がんと戦う患者に接することも多く、専門性を高めることができます。がん患者が増加中の日本において、オンコロジー領域に精通した薬剤師は注目されています。

様々な調剤パターンを経験できる

慢性期病院などでは、症状が安定した患者に対してほぼ決まった調剤パターンの繰り返しというケースが多いです。

一方で急性期病院ではイレギュラーな症状、希少疾患の患者などを扱うことも多く、一定の調剤パターンに縛られない調剤を学べます。それにより、患者の状態を先読みした発言力なども身につくでしょう。

6.急性期病院で働くにはかなりの覚悟が必要

急性期病院で薬剤師として働くことは、やはりハードな仕事となります。年収はアップしても、そのハードさゆえに私生活が犠牲になりがちです。当然、ほかの職場に転職してしまう薬剤師もいます。

それらの現実を踏まえれば、「急性期病院へ転職したい!」と考える薬剤師も一度立ち止まって慎重に考えることをおすすめします。その時間は決してムダにはならないはずです。

参考になる二つの「事例」を紹介しますので、参考にしてください。

【事例1】専門性を高めたい

40代の男性薬剤師は、特定の小児がん専門のスキルを身につけたいという希望で大型小児病院を志しました。専門分野を定めることで採用されました。

【事例2】発展途上国の支援を目指して

発展途上国の支援のために「国境なき医師団」などに参加したい多くの経験を積みたいという明確な目標があった薬剤師。そんな薬剤師は語学も堪能、知識や適応能力もあることが多く、急性期病院での採用が決まりやすい傾向にあります。

7.なぜ、急性期病院に採用されるのは狭き門なのか

急性期病院は、常に緊迫した現場であることから人材を育成するための研修に時間を割くことはできません。さまざまな患者・症例に的確に対応するため、即戦力となれる薬剤師しか、内定を勝ち取ることは難しいでしょう。

それでも自分の力を試したい、更に知識と経験を磨きたいというときには、どのように転職活動を進めればいいのでしょう?

コネは?求人誌は?

急性期病院に人的コネクション(いわゆる“コネ”)がある場合は採用の可能性が高まりますが、退職しづらいという一面もあります。求人誌ならば住んでいるエリアでの求人情報に触れることができますが、そもそも求人掲載数が少ないというデメリットがあります。

転職エージェントに相談するのがもっとも効率的

求人数が少なく、ハードルが高い急性期病院への転職。内定どころか、求人を探すことも難しいのが現状です。

しかし、手がないわけではありません。何ごともそうですが、困難に直面した時は強力な味方を得ることが大事です。薬剤師の転職においては「薬剤師専門の転職エージェント」が、最高の味方になってくれるでしょう。

あなたの目指すキャリアアップの方向性と、あなた自身の持つ資質を加味し、もっとも適した職場を探し出してくれます。非公開の求人情報も持っているので、急性期病院のレアな求人を紹介してくれる可能性もあります。

職場の人間関係などの情報も提供してくれますし、場合によっては年収の交渉もしてくれます。まさに至れり尽くせりといえるでしょう。

急性期病院で活躍したいなら、ぜひ転職エージェントを頼ってみてください。

転職エージェントの薬キャリでは急性期病院の求人も検索できます。

上の図のように「急性期病院希望」と記載すれば薬キャリのコンサルタントが希望する求人を探してくれるのでご自身で探す手間が省けます。

薬キャリ(エムスリーキャリア)

  • 「m3.com」のエムスリーグループ運営だから、病院・薬局に強い
  • 土日休みなど、家庭重視のママ薬剤師向け求人に絞って検索できる

薬キャリの特徴

病院 調剤薬局 正社員 派遣
電話・メール 今すぐ
  • ...希望職場
  • ...希望雇用形態
  • ...サポート体制
  • ...転職緊急度

マイナビ薬剤師

  • 毎日新聞社が母体だから大手企業とのパイプが太い!大手の求人も多数
  • 全国に拠点を展開!地方在住でもエージェントがサポートしてくれる

マイナビ薬剤師の特徴

企業 ドラッグストア 正社員
電話・メール 面接同行・対面面談 半年以内
  • ...希望職場
  • ...希望雇用形態
  • ...サポート体制
  • ...転職緊急度

ファルマスタッフ

  • 厚生労働省が「職業紹介優良事業者認定企業」に指定。安心して登録できる!
  • 教育体制が充実!eラーニングで研修認定薬剤師の単位が取得可能

ファルマスタッフの特徴

病院 調剤薬局 派遣 パート
電話・メール 対面面談・面接同行 1年以内
  • ...希望職場
  • ...希望雇用形態
  • ...サポート体制
  • ...転職緊急度

ファーマキャリア

  • 薬剤師業界唯一のオーダーメイド求人!
  • 担当する薬剤師さんの数を限定し、1人の薬剤師さんを手厚く対応

ファーマキャリアの特徴

調剤薬局 ドラッグストア 正社員 パート
電話・メール ゆっくり
  • ...希望職場
  • ...希望雇用形態
  • ...サポート体制
  • ...転職緊急度

リクナビ薬剤師

  • 大手人材紹介会社のリクルートが運営しているため、大手企業・調剤薬局に強い
  • リクナビだけの非公開求人が75%
  • 最短3日のスピード転職が可能

リクナビ薬剤師の特徴

調剤薬局 企業 正社員 パート
電話・メール 対面面談 今すぐ
  • ...希望職場
  • ...希望雇用形態
  • ...サポート体制
  • ...転職緊急度

クラシスのヤクジョブ

  • 「さくら薬局」と運営元が同じなので調剤薬局への転職サポートに強い
  • 単発スポット派遣専用の検索ページがあり、短期希望の薬剤師におすすめ

クラシスのヤクジョブの特徴

調剤薬局 派遣 パート
電話・メール 対面面談 半年以内
  • ...希望職場
  • ...希望雇用形態
  • ...サポート体制
  • ...転職緊急度

関連記事

【ペーパー薬剤師必見!】実務経験なしでも再就職できる方法とは!?

「今更薬剤師の仕事、できるか心配」 「どんな職場だったらペーパー薬剤師でも働きやすいのかな?」 薬剤師の資格は持っているけれど、…

「薬剤師は休みなし」は嘘?しっかり休める職場に確実に転職する方法

病院勤務で休みが全くとれない、ドラッグストア勤務で土日出勤が当たり前… こんな毎日に嫌気が差してはいませんか? 実は薬剤師の中には希望通りに休みをとったり、連休で旅行に行…

「40代薬剤師が今さら転職なんて」は誤解!体験談に学ぶ転職の方法

「40代が今さら転職なんて・・。」 「調剤とか管理職も未経験だしどこも雇ってくれないよね・・。」 40代の薬剤師さんが転職を考えたと…

調剤薬局勤務の薬剤師の転職理由は何が多いの?

この記事の目次1.調剤薬局の薬剤師の転職理由は何が多いのか?2.調剤薬局薬剤師の転職理由3つ3.転職理由はみんな似ている4.調剤薬局から転職するには 1.調剤薬局の薬剤師の転職理由は何が多いのか? 調 ...

【体験談】薬剤師転職の不安な現実|転職理由6選と転職成功するコツ

「こんな理由で転職していいのかな」「ほかの人はどんな理由で転職してるのかな」「こんな理由を面接で言ったら落とされるかな…