ビズリーチのハイクラス会員とは?タレント会員との違いや基準を解説

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「ビズリーチに登録したらタレント会員に指定されたんだけど…」
「ハイクラス会員との違いや審査基準は?」

ビズリーチでは新規登録の際、独自の基準によって会員クラスが決定されます。

採用担当者向けの資料によると、会員クラスの審査基準は現年収で決まります。

この記事では、ビズリーチを利用中の採用担当者への取材を元に、ハイクラス会員とタレント会員との違いや変更方法について説明します。

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1.ビズリーチのハイクラス会員とは?審査基準について

ビズリーチのハイクラス会員とは、現年収が750万円以上の会員のことです(2020年11月時点)。

ビズリーチは転職サービスのなかでも珍しく、年収や経歴による事前審査が存在します。その事前審査に通ったあと、自動的に「ハイクラス会員」もしくは「タレント会員」のどちらかに選別されます。

会員クラスの審査基準は「現年収が750万円以上か未満か」のみです。登録時に聞かれる希望年収(いくらほしいか)は影響しません。

2種類の会員の違いを、以下の表にまとめました。

タレント会員 ハイクラス会員
審査基準 現年収750万未満 現年収750万以上
有料プラン30日間 3,278円(税込) 5,478円(税込)
ハイクラス限定求人の閲覧・応募 ×

ハイクラス会員のメリットは、ハイクラス会員限定の求人の閲覧や求人への応募ができる点です。

詳しくは次の章で解説します。

2.ビズリーチが会員クラスを分けている2つの理由

「ビズリーチのハイクラス会員についてはわかったけど、なぜタレント会員と分けているのだろう…?」

実は、ビズリーチのサービス開始当初、会員クラスはありませんでした。

ビズリーチが会員クラスを分けるようになった理由は2つあります。

2-1.理由1:ハイクラス以外の求職者にも利用してもらうため

ハイクラス会員とタレント会員で分かれている理由は、「ハイクラスレベルの求職者以外にもサービスを利用してもらうため」です。

ビズリーチのサービス開始当初は年収1,000万円以上の求人しか扱っておらず、ターゲットも年収1,000万円レベルの求職者でした。

新サービス「ビズリーチ」について

特徴
(1)日本初の有料会員制サイト
会員が費用を払い、ヘッドハンターと企業の採用担当者は無料で利用できる。
(2)3つの限定(会員、利用企業、求人情報を年収1000万円以上レベルに限定)
会員、利用企業、求人情報を運営事務局が独自の基準で審査し、クオリティーの高い情報を提供。

(引用:プレスリリース|ビズリーチ)

ハイクラス=1,000万円以上と定義していた、ということです。

しかし、徐々にサービスの評判が上がっていくにつれて、「幅広いニーズの求職者と企業に利用してもらいたい」という思惑が出てきました。

そこで対象とする求職者の年収を1,000万円以上から750万円以上に引き下げることで、利用可能層の拡大を図ります。

さらに750万円を1つの区切りとし、750万円未満の求職者をタレント会員とする新たな枠を設置したのです。

ここまでがハイクラス会員とタレント会員に分かれた経緯になります。

その後は、「年収750万円以下の人に、ハイクラス向けサービスの金額を払わせるのはフェアじゃない」という考えから、タレント会員の有料プラン利用料金を5,478円から3,278円に引き下げました。

2-2.会員クラスを分けている理由2:求職者が求人を探しやすくするため

会員クラスを分けているもう1つの理由は、「求職者が求人を探しやすくするため」です。

もしハイクラスとタレントに分けずに同じ求人を閲覧できるようにすると、それぞれのレベルに合った案件とマッチングしにくいという事態が考えられます。

たとえば企業が中途採用を行う際に、複数のポジションを同時に募集するケースがあります。このときに年収500万円と1,000万円の2つのポジションがあると仮定して考えてみましょう。

もし求人票も500万円・1,000万円と2種類あると、求職者が「どの求人に応募すればいいのか」と混乱する可能性があります。

しかし逆に1枚の求人にすべての情報をまとめると、今度は「想定年収500~1,000万円」と幅広くなってしまい、「結局いくらもらえるの?」と疑問を抱かせるかもしれません。

そこでビズリーチでは「タレント会員にはタレント会員用の求人」、「ハイクラス会員にはハイクラス会員用の求人」がそれぞれ表示されるようになっています。クラスが異なる求人は閲覧できません。

またスカウト担当者(企業やヘッドハンター)も、ハイクラス会員にタレント会員用の求人を紹介できないなど、クラスに合った案件でしかスカウトできない仕様になっています。

つまりハイクラス会員に選別されると、タレント会員よりも1,000万円以上・管理職以上のポジションのスカウトが届きやすくなるメリットがあります。

3.タレント会員からハイクラス会員への変更方法

「今の会社で給与が上がったので年収750万以上になる見込み」という場合は、タレント会員からハイクラス会員へ変更できます。

職務経歴書の基本情報に現在年収を入力しますが、750万円以上の場合は「お問い合わせフォーム」にて申請を行います。

基本的に、これだけでハイクラス会員へ変更されます。自己申告制のため、給与明細の提出などは求められません。

ビズリーチの年収変更画面

3-1.嘘をついてまでハイクラス会員になる意味はない

ハイクラス会員にはタレント会員にはないメリットがあるものの、年収や経歴を偽るなどの嘘をついてまで目指す意味はありません。

タレント会員との違いは「年収が750万円以上か未満か」だけであり、ハイクラス会員が特別扱いされることはとくにないです。

たしかにハイクラス会員になると、ハイクラス会員限定の高年収ポジションのスカウトが届きます。しかしそのまま内定を得たとしても、入社後に源泉徴収票を提出する段階で経歴詐称はバレます。

そもそも不相応なポジションで入社したところで、業務のレベルや周囲の人間関係についていけずに辛い思いをするだけです。

嘘を付くことにメリットは1つも存在しないため、自分の現年収やスキルに見合った求人を紹介してもらうようにしましょう。

4.ビズリーチ以外のスカウト型転職サイト2選

「もっとスカウトがほしい!」「ビズリーチ以外におすすめの転職サイトってある?」

2009年に開設されたビズリーチの人気に対抗して、競合他社も類似サービスを開始しています。

  • リクルート版のビズリーチこと「リクルートダイレクトスカウト」
  • 40代向けの「ミドルの転職」

ビズリーチと異なり、どちらも登録審査なしの完全無料で利用できます。気になる人は併用してみましょう。

4-1.リクルート版のビズリーチこと「リクルートダイレクトスカウト」

リクルートダイレクトスカウトのバナー

リクルートダイレクトスカウトは、リクルートエージェントやリクナビNEXTでおなじみのリクルートグループ系列が運営するスカウト型転職サイトです。

求人の質はビズリーチに引けを取らないものの、ビズリーチと違ってヘッドハンターからのスカウトしかきません。レジュメが企業に公開されおらず、企業からのスカウトが存在しないためです。

そのため「転職活動を行っていることを現職や取引先に漏らしたくない人」は、リクルートダイレクトスカウトの利用が向いています。

また、「ヘッドハンターとの人脈を築きたい」と思う人にもおすすめの転職サービスです。

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4-2.40代向けの「ミドルの転職」

ミドルの転職

公式HPより引用

ミドルの転職は、エン・ジャパン株式会社が運営する転職サイトです。国内でも珍しい30~40代専用のサービスで、実際に登録者の平均年齢は45歳と公表されています。1,000万円クラスのハイクラス求人も豊富です。

つまり、経験豊富なミドル層を採用したい企業の求人が集まった転職サイトといえます。

ビズリーチと違い、事前審査なし・完全無料で利用可能です。

また500社もの転職エージェントが登録しており、2020年11月現在で約92,000件もの非公開求人を保有しています。

「ミドル層向けの求人をビズリーチ以外で確認したい」「ビズリーチのスカウトだけでは物足りない」と感じたときは、ビズリーチと併用してみてはいかがでしょうか。

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5.ビズリーチのハイクラス会員にまつわるQ&A

最後に、ビズリーチのハイクラス会員にまつわる質問にまとめてお答えします。

5-1.Q.ハイクラス会員限定の「エクスクルーシブスカウト」があるって本当?

A.本当です。

実際にエクスクルーシブスカウトをもらった求職者の話によると、ビズリーチのマイぺージを開いた瞬間にポップアップで大きく表示されたとのこと。

しかし、メールの中身は通常と変わらないヘッドハンターからのスカウトだったそうです。

あくまで予想になりますが、どうしてもスカウトメールを見てほしい求職者に送るヘッドハンターだけの有料オプションだと思われます。

エクスクルーシブスカウトは公式サイトにも説明のないレアな案内ですので、届いた場合は話だけでも聞いてみるといいでしょう。

5-2.Q.ハイクラス会員になると有料プランの料金が高くなるのはなぜ?

A.むしろ「タレント会員の方が安い」という言い方が正解です。

30日間の有料プランに切り替える場合、ハイクラス会員はタレント会員より2,200円高くなります。

実は逆で、もともと年収1000万以上の求人しか扱わなかったビズリーチがタレント会員も増やしたことで少し安くした、というのが真相です。

会員クラス 審査基準 有料プラン30日
タレント会員 現年収750万未満 3,278円(税込)
ハイクラス会員 現年収750万以上 5,478円(税込)

5-3.Q.ビズリーチのハイクラス会員はどれくらいいる?

A.ざっくり3割ほどです。

会員クラスの内訳は公表されていませんが、ビズリーチを利用中の採用コンサルへの取材では「ハイクラス会員はざっくり3割ほど」とのことでした。

日本全体における年収800万以上の給与所得者は9.3%*しかいないことを考えると、3割という数字はかなり多いといえます。

*参考:「平成29年度民間給与実態統計調査」

5-4.Q.ハイクラス会員に対しては企業も接し方を変える?

A.カジュアル面談を実施するケースが増えるかもしれません。

ハイクラスの人ほど、転職で今以上に年収を上げることが難しく、転職意欲も「いいところがあれば」程度のいわゆる潜在層が多い傾向にあります。

ハイクラスの潜在層に対して「面接を受けませんか」「職務経歴書を持参してください」などと要望しても響きにくいため、「カジュアル面談でまずは話を聞いてみませんか」というスタンスで接する傾向にあります。

実際、採用コンサルタントによると「面接」よりも「カジュアル面談」の方がスカウトメールへの返信率は高いようです。

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