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ビズリーチとキャリトレの違いは?CMが似ている2サービスを徹底解剖
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「ビズリーチとキャリトレって何が違うの?」
CMの構成は非常に似ていますが、ビズリーチとキャリトレはコンセプトやサービス内容は異なります。
この記事ではビズリーチとキャリトレの違いを様々な観点で説明していきます。最後まで読めば、どちらを利用すればいいのか分かりますよ。
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の目次
ビズリーチとキャリトレの違いは?
ビズリーチとキャリトレは、どちらも「企業やヘッドハンターからのスカウト(ダイレクト・リクルーティング)」を主体とする転職サービスです。
リクナビNEXTなどの自分で求人の検索や応募を行う「求人検索型」や、リクルートエージェントなどのキャリアアドバイザーのサポートがある「転職エージェント」とも異なった強みとメリットがあります。
ビズリーチとキャリトレは、ともに株式会社ビズリーチによる運営です。しかし、利用者層や細かいサービス内容の違いがあるため、あなたの能力や状況に応じたサービスを選ぶことが大切です。
概要として、双方の違いを表で比較しました。
ビズリーチ | キャリトレ | |
---|---|---|
運営会社 | 株式会社ビズリーチ | 株式会社ビズリーチ |
利用者層 | ハイクラス層向け | 20代向け |
メイン機能 | ヘッドハンターからのスカウト | ヘッドハンターからのスカウトあり ※AI機能あり |
利用料金 | 一部有料 | 無料 |
登録審査 | あり | なし |
利用方法 | WEB・アプリ | WEB・アプリ |
では次より、ビズリーチとキャリトレの違いについて、詳細をご紹介します。
ビズリーチはハイクラス向け、キャリトレは20代向けのサービス
結論からいえば、ビズリーチは「ハイクラス向け」のサービス、キャリトレは「キャリアアップしたい20代向け」のサービスです。
まず、ビズリーチの特徴から見ていきます。
- 「外資系」「リーダー・管理職・役員クラス」「年収600万円以上」などの求人が豊富
- 活動に積極的な26~45歳のうち55.5%は31~45歳のミドル層
- 登録の審査を通過しなければ利用不可
続いて、キャリトレの特徴は次のとおりです。
- 「挑戦したい20代」のキャッチコピーのとおり20代向けの求人が豊富
- 新規会員の73%が20代(2017~2018年)
- 事前審査がなく誰でも利用可能
上記の特徴を裏付ける結果として、それぞれが保有する「600万円以上」と「第二新卒向け」の求人数を表にまとめました。
ビズリーチ | キャリトレ | |
---|---|---|
全体求人数 | 113,684件 | 95,781件 |
年収600万円以上 | 103,631件 | 62,411件 |
第二新卒 | 638件 | 14,800件 |
ビズリーチは600万円以上の求人が、全体の約91.1%とほとんどを占めています。しかし第二新卒向けの求人はわずか0.005%です。
一方キャリトレは、600万円以上の求人が全体の65.1%と高めであると同時に、第二新卒向けの求人も15%を占めていました。
未経験・第二新卒向けサービスでないにもかかわらず、若い求職者を対象にした求人を揃えています。
以上のことから、ビズリーチは30代以上のハイクラス、キャリトレは20代向けのサービスといえます。
ビズリーチとキャリトレはヘッドハンターからのスカウトがメイン
ビズリーチもキャリトレも、企業やヘッドハンターから届くスカウトへの応募がメインのサービスです。それに加え、サイトに掲載されている公開求人に自分から応募もできます。
ただしビズリーチの場合は、公開求人に応募するには、有料のプレミアムステージへの申込みが必要です。したがって基本的にはスカウトを待つ形になりますが、前述のとおり600万円以上の求人が90%以上を占めるなど非常に質が高い案件が揃っています。
一方キャリトレの場合は、公開求人への応募に手続きも料金も発生しません。さらに次のような機能が利用できます。
- 気になった企業をブックマークできる「興味がある」機能が使える
- 「興味がある」をタップされた企業から興味をもってもらえればスカウトがくる場合がある
- 人工知能(AI)が職務経歴書・行動データを学習し適切な求人をレコメンドしてくれる
応募とスカウトの両面で求人を確認しやすい点は、キャリトレの大きな強みです。
ビズリーチは有料、キャリトレは無料
ビズリーチとキャリトレの利用料金は、次の表のとおりです。
サービス名 | 利用料金 |
---|---|
ビズリーチ スタンダードステージ |
無料 |
ビズリーチ プレミアムステージ |
3,278円/月(タレント会員) 5,478円/月(ハイクラス会員) |
キャリトレ | 無料 |
ビズリーチは登録審査に通過後、まず無料のスタンダードステージに登録されます。その後、メニュー画面から「プレミアムステージアップグレード」を購入することで、有料のプレミアムステージの利用可能です。
プレミアムステージになった登録者は、さらにタレント会員とハイクラス会員に分けられます。
どちらの会員になるのかは、運営側がビズリーチへの登録内容(年収など)で独自に判断し決定するため、ハイクラスを狙いたい人は登録内容を充実させましょう。
プレミアムステージになるメリットは次のとおりです。
- すべての求人の検索・閲覧、応募ができる(スタンダードステージでは自己応募は不可)
- すべてのスカウトの閲覧・返信ができる(スタンダードステージでは一部スカウトのみ閲覧・返信可能)
- リストが入ります
一方、キャリトレには有料プランはなく、すべてのサービスを無料で利用できます。
ビズリーチは登録時に審査がある
ビズリーチの登録時には、新規登録時のスキルや経歴を基にした、運営側による審査があります。この審査に通過できなければサービスを利用できません。
明確な審査の基準も非公開です。
具体的な審査基準は公開していないため、不承認の理由をお伝えすることはできかねます。
なお、審査基準についてお問い合わせいただいでもご返答いたしかねますので、あらかじめご了承ください。
(引用:職務経歴書の登録・変更・審査について|転職サイト ビズリーチ)
編集部による調査結果によると、審査には次の要素が影響すると推測しています。
- 登録時のスキル
- 転職回数が多さ
- 年齢に対して年収が低い など
一方、キャリトレは登録審査が存在しないため、利用規約に違反しなければ誰でも利用できます。
結局、ビズリーチとキャリトレはどっちを使えばいいの?
ここまでを踏まえ、「ビズリーチとキャリトレはそれぞれどんな人におすすめなのか」をまとめました。
ビズリーチの利用がおすすめの人
- 年収500万円以上
- キャリアアップを目指している
- 外資系企業に転職したい
キャリトレの利用がおすすめの人
- 20代(第二新卒含む)
- 自分の市場価値を知りたい
- 20代から上流の仕事に挑戦したい
もし20代で年収500万円を超えているときは、ビズリーチとキャリトレの併用もおすすめです。
ただしどちらのサービスも、スケジュール調整や面接対策のアドバイスなどの転職サポートはありません。
キャリアドバイザーについてほしい場合は、転職エージェントサービスを利用しましょう。
ビズリーチ・キャリトレ以外でおすすめの転職サイト
「ビズリーチとキャリトレの違いは知れたけど、、どちらもしっくりこない…」
そう感じた方もいるのではないでしょうか?
そこで、おすすめできる転職サイトをいくつかご紹介します
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、大手人材紹介会社であるリクルートが運営するスカウト型の転職サイトです。
ビズリーチと同様、企業の採用担当者やヘッドハンターからのスカウトを待つ形の転職サービスになります。求人の質も800~2,000万円クラスを揃えるなど、ビズリーチに引けを取りません。
ビズリーチとの大きな違いとして、リクルートダイレクトスカウトには登録審査がない点が挙げられます。登録・利用料金も無料です。
ただし求人数は約55,000件と、ビズリーチの約半数である点には注意しましょう。
「ハイクラス案件を探したいけど、ビズリーチは少し敷居が高い」と感じる人に、リクルートダイレクトスカウトはおすすめです。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、株式会社ジェイエイシーリクルートメントが運営するハイキャリア・外資系に特化した転職エージェントサービスです。
ビズリーチやキャリトレとは異なり、担当のキャリアアドバイザーがついて求人紹介や選考対策などのサポートをしてもらえます。
JACリクルートメントのキャリアアドバイザーは、企業側と求職者側を1人が担当する「両面型」です。企業側と求職者側が別々の担当者になるケースと比べ、情報の齟齬や伝わり間違いのリスクが少なくなります。
理想の求人とマッチングしやすく、なおかつ手厚いサポートが期待できるでしょう。
「外資系企業に転職したいけど、担当者にもサポートしてもらいたい」という人には、JACリクルートメントがおすすめです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、リクルートダイレクトスカウトと同じく株式会社リクルートが運営する転職エージェントサービスです。
JACリクルートメント同様に、担当のキャリアアドバイザーからさまざまな転職サポートをしてもらえます。
とくに注目すべきは取り扱い求人数です。2020年11月時点では約21万件(公開・非公開合算)と、他の転職サイト・エージェントの中でも、No.1の求人数を保有しています。
また保有求人の中にはハイクラス向けを含めた、さまざまな業種・職種が揃っているため、あらゆる求職者のニーズに答えてくれるでしょう。
「ビズリーチやJACリクルートメントは敷居が高い」「どこに登録してよいのかわからない」という人には、リクルートエージェントがおすすめです。
リクナビNEXT
リクナビNEXTも、株式会社リクルート運営の求人検索型の転職サイトです。公開求人に自分で応募する求人検索型のサービスになります。
リクナビNEXTの取り扱い求人数は5万件と、求人検索型の中でも豊富に揃っています。またスカウト機能を使えば、キャリトレに近い形での利用が可能です。
転職サポートはありません。しかし、自分のペースで活動が進められたりアドバイザーとのやりとりが発生しなかったりなど、スケジュール面でのメリットが大きいです。
また、自分の強みやアピールポイントを洗い出せるグッドポイント診断を利用すれば、履歴書や面接で使える自己分析結果が得られます。
30代以上で経験が豊富、かつ求人を自分で探したい人には、リクナビNEXTがおすすめです。
ビズリーチとキャリトレの利用の流れ
ビズリーチとキャリトレの利用方法を紹介します。
ビズリーチの利用の流れ
まずはビズリーチの会員登録から面接までの流れをご紹介します。
ステップ1.会員登録
ビズリーチの公式サイトにて、会員登録を行います。
メールアドレスとパスワードを入力すると、指定したメールアドレス宛に認証コードが届くので、認証を行ってください。
なお、次の4つのアカウントのどれかを、メールアドレスの代わりに登録できます。
- Linkedln
- Yahoo! JAPAN ID
認証後は過去の経歴や職種の希望などを、22ページにわたる項目を入力します。 送った内容が審査を通過すれば、ビズリーチへの登録は完了です。
ステップ2.ヘッドハンターや企業からスカウトが届く
登録した職務経歴書を見た企業やヘッドハンターからスカウト(プラチナスカウトorスカウト)が届くので、その中で気になるスカウトがあれば返信します。
- 企業からのスカウト:企業との面接に進む
- ヘッドハンターからのスカウト:ヘッドハンターとの面接後に求人が紹介される
プラチナスカウトは面談・面接が確約されている特別なスカウトです。興味があればメッセージのやり取りを進めましょう。
ただし登録内容や時期によっては、なかなかスカウトが届かない可能性もあります。
ステップ3.面接
気になる求人に応募した後、両者が正式にマッチングすれば面接に進みます。
面談や面接の日程はビズリーチの管理画面で管理できるため、スケジュールを調整しながら活動を行いましょう。
キャリトレの利用の流れ
続いて、キャリトレへの登録から利用の流れをご紹介します。
ステップ1.会員登録
まずキャリトレ公式サイトより会員登録を行います。
経験社数や生年月日などを記入後、メールアドレスとパスワードを入力すると、ビズリーチと同じようにメールアドレス宛に認証コードが届きます。
その後、過去の経歴や職種の希望などの質問事項に答え、登録を済ませましょう。
ステップ2.ピックアップ求人の振り分け
キャリトレを利用していると、毎日10件の求人を案内してくれます。その求人を「興味がある」と「非表示」で取捨選択してAIに学習させることで、レコメンドされる条件を絞ることが可能です。
この作業によってAIがあなたの志向性を学習するため、レコメンドの精度が上がり、よりあなたにぴったりのおすすめ求人とのマッチングが可能です。
ステップ3.企業やヘッドハンターからスカウトが届く
キャリトレもビズリーチと同じように、企業やヘッドハンターからスカウトが届きます。
面接確約のプラチナスカウトもあるため、自分が興味ある案件があればメッセージを返信しましょう。
もしくは自分で求人を検索し、気になる企業に自分から応募していきます。
ステップ4.面接
スカウトもしくは求人への応募で書類専攻に通過すれば、面接に進みます。
プラチナスカウトの場合はいきなり面接です。事前にしっかり対策しておきましょう。
ビズリーチとキャリトレの評判
最後にビズリーチとキャリトレ利用者の評判を口コミをもとに紹介します。利用検討の際に参考にしてください。
ビズリーチの評判
【ビズリーチのいい評判】
- 高収入の求人情報が多い
- 管理職や経営層の求人が多い
【ビズリーチの悪い評判】
- 企業からのスカウトが来ない
- スキルや実績によっては求人を紹介してもらえないこともある
【実際の口コミ】
ビズリーチでは、他の転職サイトよりも多くの好条件求人を見つけることができました。自分におすすめの求人を定期的にお知らせしてくれるので探す手間が省け、楽に転職先を見つけることができて良かったです。転職後は年収も約2倍にアップしました。(30代男性)
即戦力人材を求める企業が登録しているというビズリーチのCMを見て登録しました。当初は半信半疑でしたが、他のサイトよりも多くのスカウトメールがきて、しかも比較的大企業からだったので驚きました。そのスカウトメールから応募し、希望のコンサルティングファームに転職することができたので、ビズリーチには感謝しています。(20代男性)
面談したヘッドハンターは、志望していた医療業界の知識に乏しく、全く関係のない業種の紹介ばかりでした。または医療に関連性はあれど、医療機関の経営に関係のない業種ばかりでした。(30代男性)
ヘッドハンターからの面談勧誘が多く、面談はしませんでした。ビズリーチ経由で社長からプラチナスカウトがあり、面談と面接を各1回行い、内定しました。 もう少しヘッドハンターから求人内容が付属している連絡が頻繁に来ると思っていましたが、少なく残念に思いました。(50代男性)
▼ビズリーチの評判はこちら
キャリトレの評判
【キャリトレのいい評判】
- 質の良い求人情報とスカウトで視野が広がる
- 見やすいサイトや独自のチャット機能で転職活動がスムーズ
【キャリトレの悪い評判】
- 30代・40代以上向けの求人・地方の求人が少ない
- 通知・メールが多い
【実際の口コミ】
比較的、若年層、経験が浅い自分にもマッチする求人が多かったです。
当時、あまり社会経験がなかった私に対しても、数多くのオファーが届き、話を聞いていただける企業様が多かったところがよかったです。(20代男性)
スカウト、チャットでのやりとりは良かったです。
企業さんとのやりとりには、メールよりこちらを使うことが多かったと思います。
毎回探す手間などがかかるメールではなく、このチャットのところで多くのやりとりができたので、この機能はいいなと思いました。(20代 女性)
とにかくメールが多く、途中で嫌になったイメージが強くて他の転職サイトに移行しました。(20代女性)
▼キャリトレの評判はこちら
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