フライトドクターになりたい!仕事内容5つとなり方を調べてみた

フライトドクターを目指す

某テレビドラマの影響で、フライトドクターが一躍話題となりました。

空から駆けつける救急医療に、思わず「かっこいい…!」と感じてしまった医師も少なくないのではないでしょうか。

そんなフライトドクターの、意外と知られていない「なる方法」とその仕事について詳しく解説します。

★厳選!おすすめ転職サイトランキング★
転職サイト名 特徴、強み 求人を探す
m3キャリア
エージェント
【常勤】
満足度96.1%!

詳細を見る

リクルートドクターズキャリア 【非常勤】
バイトOK

詳細を見る

マイナビDOCTOR 【常勤・非常勤】
独占求人多数!

詳細を見る

フライトドクターの主な仕事内容とは

フライトドクターは救急医であることには変わりありませんので、仕事としては急病、外傷、中毒などに対し、速やかに初期診療を行い、適切な診療科の医師にバトンタッチすることです。

フライトドクターと他の救急医と異なる点は、ヘリコプターに乗って事故現場に行くことと、事故現場で治療をすることの2点です。

空を飛んでいないときは病院内の救急医

出動命令が出ていないフライトドクターは、病院内で他の救急医と一緒に救急患者の治療にあたっています。

出動要請がかかると、病院業務の手を止めてヘリコプターに搭乗するのです。

そのため、病院の救命救急センターの中で、フライトドクターだけがフライトスーツを着ながら仕事をしています。

ドクターヘリは消防の要請でしか飛ばない

救急車は、事故を起こした人や事故を目撃した人が119番に電話をして呼びますが、フライトドクターを乗せたドクターヘリは、一般の人が呼ぶことはできません。

全国すべてのドクターヘリは、消防の要請でしか出動しません。

事故現場の人→119番通報→消防がドクターヘリを要請」という流れです。

フライト時間は8時30分~17時

ドクターヘリは365日飛びますが、運航時間は8時30分ごろから17時ごろまでとなっています。例えば福島県のドクターヘリは、午前8時30分から17時までで、5、6、7月だけは18時まで飛びます。

よってフライトドクターも、フライトドクターとしての勤務では夜勤や当直はありません。フライトドクターが病院内での当直に入るかどうかは、ドクターヘリを運用している病院によって異なります。

また悪天候や視界不良のときはフライトしません。

現場ではぎりぎりの状態で診療を行う

ヘリコプターにはフライトドクター、フライトナース、操縦士の3人が搭乗します。わずか3名ですが、ヘリコプターの内部は狭いのでかなり窮屈です。

さらに現場に到着した後は、患者を1~2名乗せて飛ぶことになるので、患者用の空間も必要になります。

つまり、医療機器や医療器具、医材料は最低限のものしか積むことができません。

フライトドクターとフライトナースは、事故現場という「病院の外」で、しかも「限られた医療資源だけ」で医療を行わなければならないのです。

しかも超短時間で処置しなければなりません。

また、ヘリコプターは大きな騒音を立てますし、飛行中は大きく揺れたり、揺れないときでも小さな振動が絶えず起きているので、聴診器や医療機器は使えません。

まさにぎりぎりの条件の中で、細く切れやすい糸をたぐるように治療することになります。

終了後にも重要な仕事

ドクターヘリの出動は、1日複数回に及ぶことが珍しくありません。1日7回出動した例も報告されています。

そこでドクターヘリが病院に戻ってきたら、フライトドクターはすぐに使った医材料をクラークに伝えます。医材料を補充しておくためです。

ヘリコプターの整備スタッフも、帰還後はヘリコプターにすぐに給油します。

ドクターヘリは1秒でも速く現場に到着しなければならないので、常に1秒でも速く飛び立てる準備しておかなければならないのです。

フライトドクターの年収は意外と普通?

フライトドクターは原則、大規模病院に勤務することになるので、基本給は勤務先病院の他の医師と変わりません

大規模病院は賃金テーブルがしっかりしているので、卒業年次や役職によって給料が変わるくらいで、診療科や治療内容によって賃金額が変動することはないでしょう。

ただ病院によってはフライトドクターに危険手当が出るので、その分、地上の救急医療のみを担当している医師よりは高くなることがあります。

フライトドクターになりたい!と思ったらまずやるべきこと

法律上は医師免許さえ持っていれば、フライトドクターになることができます。ただ、日本救急医学会認定の救急科専門医の資格を取っておく必要はあるでしょう。

おおよそですが、医師免許を取得してからフライトドクターになるまで、最低でも10年近くかかります。

後期研修ではドクターヘリのある病院を選ぶ

医師免許を取得し2年間の初期研修を終えて、後期研修または専攻医研修を受けるタイミングでドクターヘリを運用している病院の救急科を選ぶと、フライトドクターになるまでの期間を少しでも短縮できます。

救急科専門医を取得するには、3年以上同学会の学会員であること、5年以上の臨床経験があること、専門医指定施設で救急部門の専従医として3年以上働いていることが条件になります。

初期研修でも救急部門で専従していた期間は加算されますので、救急科専門医の資格を取るだけでも医学部卒業から5~6年は必要になります。

フライトドクターの研修

救急科の場合、後期研修(専攻医研修)は3年の場合が多いようです。内容はおおむね次の通りです。

1年目 診療病院前(プレホスピタル)救急医療と病院内救急医療を知る
2年目 メディカルコントロール体制下での指示を、指導医とともに行うことができるようになる
3年目 ドクターカーやドクターヘリによる診療病院前診療体制を学ぶ


ここから分かることは、フライトドクターについて学ぶ機会は、専攻医研修のカリキュラムの中の1つのプログラムであるということです。

専攻医研修ではこのほかにも、急病、外傷、中毒などへの初期診療や、救急医療から専門医への引き継ぎ、トリアージ、重症患者への集中治療、災害医療現場での指導など、習得する事柄は多岐に及びます。

また、診療病院前(プレホスピタル)救急医療では、事故現場にいる患者はどの臓器が障害されているか事前には分からないこともあります。

ですので救急科の専攻医研修では、すべての臓器についてまんべんなく学ぶことになります。

横浜労災病院でのフライトドクターへの道

それでは次に、年間約2万7千人の救急患者を受け入れている横浜労災病院(神奈川県横浜市)の救命救急センターの救急科専門医研修プログラムを見てみましょう。

同センターでは救急診療のOJTに加え、ドクターヘリ基幹病院での研修があります。

フライトドクター研修は、ドクターヘリを運用している山口大学高度救命救急センターまたは秋田赤十字病院救命救急センターで、6カ月も行われます。

この研修では、ドクターヘリだけでなく、ドクターカーやメディカルコントロールも学び、総合的な診療病院前救急医療を修得することができます。

その他、クリティカルケア、心肺蘇生法、救急心血管治療、ショック患者や重症患者に対する救急手技と処置も学びます。

また、ドクターヘリで出動した後は、「全症例カンファレンス」を開き、搬送後の患者の容態や、フライトドクターから患者を引き継ぐことになる診療科の医師たちから意見を聞く機会もあります。

「研修」ではありますが給与も支払われます。

基本給は月額、卒後3年目が37万円、4年目が38万円、5年目が39万円です。そのほか時間外手当も支給されます。

フライトドクターになるのが難しいのはなぜ?

フライトドクターになることは、簡単ではありません。それはスキルの獲得が難しさだけでなく、求人が少ないからです。

わずか「150人の職場」

ドクターヘリは2017年3月現在、全国41の道府県に51機しかありません。

ドクターヘリには原則、1名の医師しか乗ることができません。交代要員は必要ですので、仮に1機のヘリコプターに乗ることがある医師が3名いたとしても、定員は150人ほどにしかなりません。

元警察庁長官や大学医学部の名誉教授たちでつくる特定NPO法人救急ヘリ病院ネットワークは、理想としては国内に60のドクターヘリ拠点と、80機のドクターヘリが必要であると主張しています。

ちなみに日本より地震の心配が小さく、国土も狭いドイツでは80箇所のドクターヘリの拠点があります。

いずれにしましても、フライトドクターへの道は険しい上にとても狭いといえるでしょう。

フライトドクターになるための情報をもっと知りたいなら

険しくても狭くても、フライトドクターになりたいという医師は、まずは情報収集から始めましょう。

希少な情報を集めたいならコンサルタントに相談

医師の転職情報は通常の病院転職でも限られた範囲でしか入手できませんが、その中でもフライトドクターに関するものは特にレアな情報なので、アンテナをしっかり張っておく必要があります。

そのアンテナのひとつには、必ず転職支援サイトのコンサルタントも含めておいてください。転職コンサルタントは、単に転職先を紹介するだけでなく、「情報屋」としての機能も有しています。

「フライトドクターの仕事に就けるのであれば転地もやぶさかではない」という強い気持ちを持っている医師はなおさらです。

遠隔地の「的確な」転職情報を入手する手段は、コンサルタント経由に限られるといっても過言ではないかもしれません。

全国にネットワークを持っている、確かな転職支援会社の支援を受けてください。

エムスリーキャリアエージェント

求人数(公開数)
23,000件
おすすめ勤務形態
常勤

医師会員20万人以上の「m3.com」のエムスリーグループが運営している転職サイトで、コンサルタントの医療知識や転職サポート経験が段違い。 エムスリーの病院コンサルティングの実績から、病院への交渉力があるという点が大きな強み。年収などの交渉はもちろん、新規での医療設備・医療機器の導入(数千万円単位)を交渉してくれることもある。 常勤の求人をお探しの方におすすめのサイトです。

リクルートドクターズキャリア

求人数(公開数)
18,700件
おすすめ勤務形態
非常勤

3社の中でも【非常勤】の医師求人情報への強さはダントツ。「定期的に非常勤のアルバイトをゆったり続けていきたい」という方、また「週3日程度のゆったり勤務で年収1,200万円以上をキープしたい」という方の登録が多い。 また、無料登録するだけで「非公開求人情報」まで閲覧が可能になるのが特徴。まずは軽く、病院の求人情報を眺めてみようという人にもオススメ。

マイナビDOCTOR

求人数(公開数)
12,000件
おすすめ勤務形態
常勤・非常勤

国内トップクラスのお仕事紹介実績を誇る転職支援サービス。運営会社のマイナビは一般企業向け転職支援サービスも提供しているため、取引先企業とのパイプを活かし、産業医などの企業求人も充実しています。また、プライバシーマーク取得企業であり、個人情報の取り扱いに関して厳密な基準をクリアしているため、安心して利用できるのもメリット。

DOCTOR VISION

求人数(公開数)
6,252件
(1月時点)
おすすめ勤務形態
非常勤

東証一部上場の日本調剤グループに属する医療総合人材サービス会社が運営する転職支援サービス。 先生のご希望やパーソナリティなどを適切に理解した上で、求人のご紹介から履歴書作成・面接対策はもとより、"必ず面接同行"しお力添え。ミスマッチのない最適な医療機関へのご転職を実現しています。 非常勤女性の医師の方への支援も整っています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

医者は転職するべきか?臨床から離れる危険性と働ける職場

定時帰りが魅力的な保険社医の働き方って?社医の仕事内容を3つ紹介

生命保険会社に勤める医師のことを「保険社医」または単に「社医」と呼びます。臨床から完全に離れてしまうので、「転職先の候補に入れたことがない」という医師もいらっしゃると思います。 しかし「保険社医につい…

医師の転職!病院求人の探し方とは

患者に寄り添った地域医療を志すことや、知り合いの先生などから依頼を受けるなどの理由で、診療所やクリニックで勤務している医師も非常に多くいます。研修医として働いていた病院や、かつての勤務先の医療機関…

医師からMDはあり?メディカルドクターのリアルな現場情報に迫る

MD(メディカルドクター)といえば、なかなか良いイメージではないですよね。医師に頭を下げ、ひどい扱いを受けることも多々あります。ですが、メディカルドクターに転職する医師が近年増えてきているというのはご…

産業医になるには?セカンドキャリアとして産業医はアリか?ナシか?

「自分の時間が欲しい」「家族との時間を確保したい」という願望から 「勤務医として働くのはもうやめようかな」と考えてい…

  1. m3CAREER AGENT

    転職希望医師の登録実績6年連続NO.1

    • エムスリー独自の情報で病院の内部事情がわかる
    • 保有求人数最大級!相場より好条件の非公開求人多数
    • 医療機関との強いパイプを生かした条件交渉力が強み
    • 専任コンサルタントによるサポート
    • 募集がない病院にかけ合って採用枠を確保

    M3キャリアの
    登録・詳細はこちら

  2. リクルートドクターズキャリア

    医師の支持率83%

    • 好条件の高収入求人が豊富
    • 医師転職のサポート経験豊富な専任スタッフが対応
    • 無料登録で非公開求人の閲覧が可能
    • 大規模病院・有料病院の重要ポストが豊富
    • 専門医資格取得求人、開業支援求人豊富

    リクルートドクターズキャリアの
    登録・詳細はこちら

  3. マイナビDOCTOR

    高年収・好条件求人が豊富

    • 希望に合致する求人をできるだけ多く紹介してもらえる
    • プライバシーマーク取得企業なので情報漏えいの心配なし
    • 地域密着を重視しており、全国11拠点で対応
    • 常勤、定期非常勤からスポット・アルバイトまで、様々な勤務形態の求人がある

    マイナビDOCTORの
    登録・詳細はこちら

最新記事