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「医師で非常勤に興味があるけど不安もある・・・」「非常勤はどれくらい稼げる?」
常勤で働きながら、ふと非常勤という働き方が気になる医師もいるのではないでしょうか?
非常勤にはメリットもデメリットもありますが、それを冷静に見極め、理想の働き方を見つけるのは難しいもの。このページでは、医師の非常勤勤務の実態に迫ります。
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この記事の目次
いまさら聞けない「非常勤医師」の基礎知識
そもそも、非常勤医師とはどんな働き方なのでしょう?常勤医師の勤務時間や業務内容とはかなり異なりますが、その実態を見ていきましょう。
労働時間は?1週間の勤務時間はたった27時間!
病院によっても異なりますが、医療法では常勤医師の最低勤務時間を週32時間と設定しています。つまり、常勤・非常勤のボーダーラインは週32時間働いているかどうかとなります。
では実態はどうかというと、非常勤医師の勤務時間は平均で週27.0時間でした。
しかし、非常勤医師の平均勤務時間は、診療科によってまちまちです。以下は非常勤医師の診療科ごとの週の平均勤務時間です。

働き方は?「定期非常勤」と「スポット」
非常勤医師の勤務形態には、定期非常勤とスポットの2種類があります。
定期非常勤
例えば「水曜午後の外来対応」「土日の当直のみ」といったように、勤務日程が決まっている働き方です。
非常勤ではあるものの、同じ勤務地に長く勤めることが多く、安定した収入が得られます。
スポット
「単発アルバイト」とも呼ばれ、日にちを特定してその日だけ働く方法です。病院は突発的に医師が確保できなくなり困っていることがほとんどですので、時給を高く設定しています。
スポット求人は突発的に募集がかかるので、それだけを狙って働くことは難しく、収入も安定しません。非常勤医師の多くが定期非常勤で働いているのはそのためです。
勤務時間帯は?日勤が50%も!当直だけ・半日だけでもOK
常勤医師には、オンコール対応や救急対応が課せられます。厚生労働省の調べでは、オンコールに週7で対応する常勤医師は14.5%もいました。
非常勤医はこのオンコール業務から解放されます。また非常勤医師の勤務時間は、「日勤(1日)」が50%、「午前のみ」「午後のみ」「当直のみ」がそれぞれ20~30%でした。
日勤が多いのですが、その他の時間帯も少なくありません。「非常勤は働きやすい」と言われるゆえんです。
なぜ非常勤医師を目指すのか?
非常勤を希望する医師はどんな目的・理由があるのでしょうか?実は、常勤より非常勤のほうが労働条件が良い場合も多いのです。
給与アップが狙える
非常勤医師は、給与アップを希望する傾向が強いです。労働政策研究・研修機構によると、49.5%もの常勤医師が、常勤先とは別の医療機関で非常勤医師として働いています。
そして複数の勤務先を持つ理由の第1位は「収入を増やしたいから」(48.1%)、「1つの勤務先だけでは生活が営めないから」(34.4%)でした。

「収入を増やすなら非常勤」という考え方は、医師の中で定着しています。開業資金を貯めるために常勤勤務を辞めて非常勤にシフトし、短期的に集中して稼ぐ医師もいるほどです
スキルアップが狙える
自分が現在持っている技術に納得できず、スキルアップ目的で常勤から非常勤になる医師もいます。
ベテランの域に達した常勤医師の場合、管理職をまかされてしまうと臨床経験が減ってしまいます。「自分はいち医者として手術だけに専念したい」という医師は、あえて非常勤に移ってさらなるスキルアップを追求します。
また、消化器内視鏡や心臓カテーテルでは、「その手技しかやらなくてよい」という条件を提示してくれる病院のほうが、手技のスキルを獲得しやすいでしょう。そのような働き方は、非常勤なら実現しやすいはずです。
育児と仕事を両立させたい
非常勤は勤務時間の調整や時短勤務が可能なので、育児をする女性医師に向いています。
非常勤医師のうち女性医師が占める割合は24.0%に達します。つまり、およそ4人に1人が女性なのです。
非常勤という働き方が、いかに女性に合っているかがわかります。
非常勤が高収入って本当?その時給は
非常勤は時給が非常に高く、短期的に稼ぎたいのならばピッタリの働き方です。具体的なデータをみていきましょう。
平均時給は10,000円前後
非常勤医師の時給の相場は10,000円前後。日給ですと80,000円が目安になります。
とはいえ、科目やエリアに応じて変化します。医師不足が深刻な地域では高給求人が望めますが、医師が多い地域では時給10,000円を切ることもあります。
時給が高い科目と低い科目
大手の医師転職サイトが保有する求人から、非常勤医師の診療科目別・エリア別時給の傾向を割り出しました。
もっとも高い給料を提示しているのは、静岡市の産婦人科クリニックで、日当直1回あたり48万円でした。そのほかの地域でも、産婦人科医の日当直は1回20~30万円の高額求人が提示されています。
また、麻酔科や整形外科でも非常勤の日当直で1回15万円以上を得ることは難しくありません。
内科系では、数万円から30万円までと幅が広いのが特徴です。これは業務内容がまったく異なるためで、労働と報酬のバランスをよく吟味する必要があるでしょう。
まとめ
- 産婦人科の日当直は特に高給。1回の日当直で48万円の提示も
- 麻酔科、整形外科も高給の傾向。1回の日当直で15万円以上も
- 内科系はばらつきがあり、数万円〜30万円
非常勤医師に聞いてみた!3つのメリット・デメリット
これまで非常勤医師の働きやすさに注目してきましたが、もちろんデメリットもあります。メリットとデメリットを3つずつ紹介します。
デメリット
保険・税金関係は自分で対応
非常勤の場合、確定申告を自分で行い、国民健康保険や年金の保険料も自身で支払う必要があります。これは正規雇用でない労働者が持つ宿命といえるでしょう。
手当・福利厚生がないケースも
病院にもよりますが、非常勤の場合は基本給以外の各種手当が支払われないことも多いようです。また病院によっては、福利厚生の対象者を「常勤医のみ」にしています。
退職金が出ない
非常勤の多くは退職金が支払われることはないでしょう。一時的な収入はアップするかもしれませんが、生涯年収を考えた場合、大きな差が生まれるかもしれません。
メリット
勤務ペースを自分で決められる
非常勤で働くことで得られる最大のメリットは「自分のペースで働ける」ことでしょう。勤務曜日や時間を自由に決めることができるのは、非常勤医師の大きなメリットです。
常勤と掛け持ちすれば収入がぐんとアップ
非常勤だけでなく、常勤勤務医と掛け持ちをすれば収入を大きく増やすことができます。
職場の情報収集ができる
理想の職場を探すために、あえて非常勤という働き方を選ぶ方法もあります。
複数の職場で働くことで、ネットや伝聞ではなかなか得られない「生の情報」が得られます。非常勤で働きながら「ここだ」と感じた病院に常勤医師として採用してもらう戦略です。
非常勤の求人を探すには?求人探しのたった1つのポイント
ここまで、非常勤という働き方についてみてきました。しかし、いざ自分に合った非常勤の仕事を探すとなると難しいものです。また、多くの医師が「知人の紹介が無難」と考えているのではないでしょうか。
もちろん知人の紹介は労力もかからず、安心感があるのは事実です。しかし理想の職場を探すのならなるべく多くの選択肢を持つべきです。
特に非常勤医師は雇用に不安定さがあるのも事実だからです。本当に安心して働ける職場は、多くの選択肢からじっくり選ぶべきなのです。
そこでおすすめなのが、医師専門の転職支援サイトを活用することです。
意外と知られていない!転職サイトの賢い使い方
転職支援サイトによっては、非常勤医師の求人だけで10,000件近く保有しています。数多く情報源を持つことで、安定して非常勤勤務を続けることができます。
また、転職サイトを閲覧するだけでも「時給相場の目」が養われます。非常勤医師は雇用の不安定さと引き換えに高額収入を得ることになるので、相場を知ることは重要です。
さらに、転職サイトを活用すればプロのコンサルタントが専属で付いてくれます。先生の希望にあった職場を探すだけでなく、病院との条件交渉、面接などの日程調整なども引き受けてくれます。
もちろん守秘義務は徹底されていますので、先生の情報がいま働いている病院やほかの病院にも漏れることはありません。
以下に、非常勤の仕事探しに最適な転職サイトを紹介します。
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