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30代未経験から営業の転職はできる?おすすめの業界と転職体験談
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私生活や仕事環境などさまざまな理由で、30代から未経験職種へ転職をする方は多くいます。
中でも営業職は転職しやすい職種のひとつですが、同じ営業職でも扱う商材などによって難易度は異なります。
この記事では、未経験でも挑戦しやすい業界や営業職として働く注意点などを元キャリアアドバイザーからのアドバイスとともにご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事の目次
30代未経験は営業への転職がしやすい
30代の場合、経験が求められ企業側は即戦力であることを望んでいます。
そのため実績が少ない30代の未経験者は、なかなか転職先が見つからないことがあるかもしれません。
しかし営業職は、他の職種よりも募集されている求人数が比較的多く未経験歓迎の求人も見つけやすいです。
また、無形商材と呼ばれるインターネットサービスや広告、人材サービスなどの営業職は専門知識がなくても活躍しやすいため、30代未経験の求職者も転職がしやすくなっています。
【元キャリアアドバイザーからのアドバイス】
営業職といっても扱う商材や相手によって、難易度が異なります。
さらに未経験から挑戦するなら2名以上の「増員採用」をしている求人がおすすめですよ。研修など新人の受け入れ体制が整っている可能性があります!
営業が企業に求められる4つのもの
30代で営業職に未経験採用された場合、経験ではなくスキルの面で営業として活躍できるものを企業は求めているといえます。
営業職に求められるものはおもに以下の4つです。
- 好感度(良い印象をもってもらう力)
- 傾聴力(相手の話を聞く力)
- 行動力(前向きに取り組む力)
- 熱意や興味(業界や扱う商材への興味)
それぞれについてご紹介しましょう。
1.好感度(良い印象をもってもらう力)
やはり営業職は、好感度が高い第一印象を与えられるかが大切です。
もし、あなたが怪しい人物に何かを売り込まれたらどうでしょう?
その人物とは取引しようとは思わないですよね。
営業職はいかに相手に話を聞いてもらえるかが大切なので、第一印象で信用できそうな人物だと思わせないといけません。
身だしなみを整えたり、笑顔で対応するなど「相手がどのような印象をもつか?」を考えることは必要です。
2.傾聴力(相手の話を聞く力)
営業職でもっとも重要といっても過言ではないのが、相手の不安や不満、要望を聞く力です。
それによって、お客様に対して問題解決となる提案が適切にできるようになります。
取引きを進めていく中で、相手の求めていることをヒアリングし、提案できる能力は、営業職に必要なスキルなのです。
例えば友人からよく相談されたり、現在の仕事でも同僚や若手社員の相談にのることが多かった人は、傾聴力のがある人といえるでしょう。
3.行動力(前向きに取り組む力)
営業職では一つの契約をとるために、何度も顧客の元に通うことになります。
その際、中には断られることもあるかもしれません。
しかし、一度断られたからといってあきらめずにチャレンジすることが大切です。
また営業成績が伸びない苦しい時期にも、めげずに前向きに取り組むことも重要なスキルでしょう。
4.熱意や興味(業界や扱う商材への興味)
営業職が扱っている商材について何も知らないのでは、うまく売り込むことはできませんよね。
またお客様の要望に関してもよくわからず提案が的外れになってしまうこともあるかもしれません。
商品や業界に興味があることで、自然と知識も増えるので顧客への提案もスムーズにできるはずです。
企業としても成果が出ることが一番ですから、営業の勤務経験がなくても知識があれば採用されやすくなることもあります。
【元キャリアアドバイザーからのアドバイス】
営業職経験がなくてもポータブルスキルといわれるような、やり切り力、協調性などがあれば企業にアピールできます。
また間接的でもいいので「予算を達成できた!」というような数字でアピールできるものがあるとより成功率は上がります。
営業のメリットとデメリット
30代の未経験者が転職しやすい営業職ですが、営業として働くメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
それぞれご紹介していきます。
営業の3つのメリット
- 仕事の基礎、ビジネスの流れが学べる
- 仕事のやりがいを感じやすい
- 経歴に関係なく実力で評価してもらいやすい
営業職は販売だけではなく、企画やプレゼン、アフターフォローなど幅広い仕事内容を行うことがあります。
そのためビジネスにおいて必要な要素を経験することができるので、将来的なキャリアにおいても役立つスキルが身につきます。
またお客様と直接関わることが多いため、やりがいを感じやすいこともメリットといえるでしょう。
さらに営業成績によって評価されるので、経歴や学歴に不安があっても活躍次第で成功できる仕事でもあります。
【元キャリアアドバイザーからのアドバイス】
もし将来的に転職することになっても、営業職を経験していることで役立つスキルが身についていると見られて、転職がしやすくなるケースもありますよ!
営業の3つのデメリット
- 結果が出ないと目に見えてわかる
- 断られることが続くとストレスが溜まる
- 歩合制で収入に差が出る
営業は目標やノルマが設定されることが多く「そもそも話も聞いてもらえない」など、お客様から断られることもしばしば起こります。
また目標やノルマに対して結果が出ないと、ストレスが溜まってしまうこともあるかもしれません。
営業職は基本給とは別に、ノルマ達成による報酬を設定している会社が多くあります。
一見、給与がたくさんもらえてよいように思いますがそうとは限りません。成績がよい月とそうではない月があったりと給与に差が出て、収入が不安定になってしまうこともあるのです。
ただし給与体制などについては、会社によって異なるので事前の確認をしっかりしておくことをおすすめします。
【元キャリアアドバイザーからのアドバイス】
人と話すことが苦手な人は、ストレスを感じやすい職種かもしれませんね。
ただうまく話す必要はないんです!売り込むものの知識と熱意があれば、十分営業職でもやっていけますから。
営業が向いている人と向いていない人
未経験から挑戦する際には、自分に向いているかどうかはとても気になりますよね。
働き始めたのはいいけど、仕事内容が合わなくてまた転職することになってしまわないように、営業職がどのような人に向いているのかをまとめてみました。
【向いていない人】
- 頑固な人
- 不誠実な人
- 短気な人
【向いている人】
- 人と話すことが苦じゃない人
- 柔軟に対応できる人
- コツコツと取り組める人
営業職はお客様を相手に日々業務を行います。
時には、なかなかうまくいかないこともあるでしょう。
しかし、相手のことを考えずに押し売りのようになってしまってはいけません。
どうすれば納得したうえで商品を買ってもらえるのか?などを考える必要があります。
相手の要望をしっかりと聞き入れたうえで、提案ができるような人が営業職に向いている人といえるでしょう。
30代未経験から営業の転職でおすすめの業界と選び方
まず、営業職の業界は、売り込む顧客が法人・個人、扱う商材が有形・無形かによって業界がわかれます。
そして未経験転職の場合転職しやすいのは、法人・無形に分類される人材業界です。
人材業界は経験よりも、求職者に寄り添える人材かどうか?などの人柄が重視されるため、未経験でも受け入れてくれる企業が多いのです。
逆に、電子機器、医療機器などの法人・有形に分類される業界は未経験の30代の転職にはあまり向いていません。
なぜなら業界の市場規模や商品知識などゼロから勉強しなければならず、企業側としても採用のハードルが高くなってしまうため、求人応募をしてもなかなか採用までにはいかないのです。
未経験で営業職へ転職する際には、法人または個人の無形商材や個人の有形商材を扱う業界の中から、興味がある業界を選ぶことをおすすめします。
また業界選びの際には、これまでの仕事を通じて得られた経験やスキルを活かせられる業界であれば、経験業界にしばられる必要はありません。
【元キャリアアドバイザーからのアドバイス】
希望の業界を経験したことがなくても諦めることはありません。
飲食店店長はアルバイトのマネジメント経験を生かして人材派遣業界の法人営業に転職するケースだってあります。
一見すると異なる業界でも、今までの経験や知識を生かせられれることもあります!
30代未経験者におすすめの転職サイト・転職エージェント
多くの求人募集がある営業職は『未経験者歓迎』などの求人広告が多くみられます。
しかし中には、提示されている給与はノルマありき、残業が多すぎるなど、ブラック企業の求人も存在するため注意しなければなりません。
そこでおすすめなのが転職エージェントです。
転職エージェントには、求人情報だけではなく求人を出している企業の社風や内情なども教えてくれるので転職先選びの参考になります。
さらにキャリア相談や面接対策、給与交渉などを無料でサポートしてもらえます。
未経験の転職で何から始めればいいかと悩んでいる30代の求職者の方はぜひ活用してみてください。
【元キャリアアドバイザーからのアドバイス】
30代の未経験の方は転職エージェントのサポートで成功率が変わると思います。
企業へ効果的に売り込むには、自己分析が重要ですが、なかなか自分一人では難しいですからね。
転職エージェントならキャリア面談を通してさまざまな相談ができるので、転職活動の不安も解消できると思いますよ。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは人材紹介会社の中でも大手の転職エージェントです。
取り扱っている求人数は約60万件と業界最大級(2023年4月10日時点)の数です。
また登録しないと見られない好条件の非公開求人もあり、求人数が少なくなりがちな30代の未経験者向けの求人も豊富です。
エージェントから企業へ求職者を紹介する際には、老舗人材紹介会社だからこそのつながりでしっかりと推薦してもらえます。
未経験でアピールできる経歴がなくても、人柄や熱意をエージェント経由で伝えてもらえるのは、求職者にとってはとてもうれしいですよね。
Spring転職エージェント
Spring転職エージェントは転職エージェントの中でも両面型と呼ばれる人材紹介会社です。
両面型は、企業から求人を集めてくる担当者と求職者への求人紹介をする担当者が同一人物である仕組みをさします。
そのような両面型の場合、企業の雰囲気や内情を実際に見たり、聞いたりした人物から求人を紹介してもらえるので、入社後に「こんなはずじゃなかった」というようなミスマッチも起こりづらくなります。
未経験で入社した後のサポートはどれくらいしてもらえるのか?など、気になることは全て担当エージェントに聞けるので、職場環境が不安な30代の求職者の方におすすめの転職エージェントです。
30代未経験から営業転職した人のリアル転職体験談
未経験から営業職に転職しようとしたときに、
「転職後の生活は今とどう変わるのだろうか?」
「転職を成功させるには何に気をつければいいのだろうか?」
など、不安に思う方は多いことでしょう。30代という年齢から絶対に失敗したくないという思いもあるはずです。
ここでは、30代未経験から営業職に転職した人の体験談をご紹介していきます。是非参考にしていただき、ご自身の転職活動の成功に役に立てていただけると幸いです。
なぜ転職することになったのですか?
前職アパレルメーカーのブランドが撤退することになり、それまで事務として勤務していた私は社内で営業として働くか、転職をするかという選択を迫られることになりました。
前職の営業職はインセンティブや残業代といった給与面でプラスになるような仕組みがなく、どのみち環境が変わるのであればより生活を豊かにできる道を選びたいと思い転職を決意しました。
営業として働くことの不安は?
これまで営業経験がなかったことと、若干人見知りな面があったのでしっかりと話すことができるかどうかという点から不安がありました。
年齢的にも未経験の職種・業種に飛び込んでいって、優しくていねいに教えてもらうという事もなかなか期待できないところがあって、転職後に相当な努力をしなければ渡り合って行くことは難しいのではないかという思いがありました。
実際に、働いてみていかがでしたか?
転職前からわかっていた事でしたが、やはり営業として商品説明や得意先を引き込むようなトークがなかなか上手く出来ず、営業として成果を上げるまでに少し時間がかかってしまいました。
しかし、事務として働いていた頃には味わうことが出来なかった人と人との信頼関係というものを味わうことが出来、仕事に新しいやりがいを感じることができるようになりました。
なぜ転職することになったのですか?
転職する最大の理由は給与面でした。
ファッションが好きで大学卒業時に新卒で入社した会社でしたが、20代のころは待遇の悪さも好きな仕事につけているという気持ちで我慢できていましたが、結婚をし子どもが生まれたときに、家族を養っていくうえで現状の給料では今後も厳しいなと思いました。
それに、自分より年上の先輩を見てもその会社に希望を見いだせなかったからです。
営業として働くことの不安は?
接客業をしていたので人と接することは好きでしたし、コミュニケーション能力にも自信はありました。
ただ、それはお店に来てもらったお客さんとの関係で、ある意味受け身のコミュニケーションだったのですが、営業となると、自分から相手に飛び込んでいかないといけないということもあり、なんとかなるとは思いつつ不安の気持ちもとても大きかったです。
実際に、働いてみていかがでしたか?
最初は営業先で自分の知らないことを聞かれたらどうしようという不安の気持ちがとてもおおきかったのですが、失敗を恐れて営業をしてもいい結果に結びつくことはなく、自分の中で割り切って、失敗してもいいやという気持ちをもって営業することがとても大事だと思いました。
あとは接客業の経験でもありますが、結局は人と人との関係性なので、どれだけ自分を信頼してもらえるかが大事なのだと改めて思いました。
なぜ転職することになったのですか?
大学時代からアルバイトとして飲食業界数カ所で働いて、卒業後も1番給料の良かったお店で、8年ほど正社員として働きました。
ただ飲食の仕事だと、自分のキャリアに限界を感じて、前から興味のあった保険の営業職に転職することにしました。保険の営業職で働くことで、収入が増えて、自分のキャリアをデザインしやすくなったように感じました。
営業として働くことの不安は?
もともと飲食で働いていたので、お客さんとのコミュニケーションには不安はありませんでした。一方で、保険商品に関する知識をしっかりつけることができるか不安でした。
コツコツやれば知識はつくと上司に言われましたが、30近くになって、新しい業界で、新しい知識をつけていくことは、思った以上に大変だったことを覚えています。
実際に、働いてみていかがでしたか?
保険の営業職として働いてみて、お客様の暮らしにより近いところで働けることに魅力を感じました。また、保険商品ひとつひとつに特徴があり、自分のライフデザインをするうえでも参考になりました。
契約を取れない日が続くストレスを感じたこともありましたが、自分のやりたかった仕事なので、うまくストレス発散しながら働くように心がけていました。
がんちゃん
元キャリアアドバイザー
教育業界から大手転職エージェントへ転職し、約5年半にわたりキャリアアドバイザーとして勤務。業界や職種を問わず、20代を中心に1,000人以上の求職者を支援した。
自身も就職や転職活動で悩んだ経験から、人生において重要な「仕事選び」のサポートに携わりたいという思いがある。
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