自己PRを1分にまとめられない!面接で絶対失敗しない文字数と例文

自己PRを端的にまとめようとする男性
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転職活動を行う際に、書類選考を通過すれば後は面接のみとなります。

応募者を悩ますのが、面接官から放たれる「自己PRを1分でまとめてください」という言葉です。

ただでさえ緊張する面接で、1分という限られた短い時間で自分の何をアピールしたらいいのでしょうか。

ここでは自己PRを1分でアピールできる方法をご紹介していきます。

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

1分の自己PRの目安文字数と面接官の狙い

自己PRを1分で行うにはどのくらいの文字数が必要なのでしょうか。また、面接官の狙いとはどこにあるのか、みていきましょう。

1分の文字数はおよそ300字前後

実際に文字を書き起こしてみるといいのですが、自己PRの文字数は300字前後(250字~350字)くらいになることでしょう。

もちろん、面接は緊張しますので、人によっては話し方が早口になってしまったり、言葉に詰まってゆっくりになり過ぎたりしてしまいます。

まさかカンニングペーパーを用意するわけにもいかず、事前の練習が必要といえます。

大学生時代の就職活動を思い出し、自身の言葉でしっかりとした口調で、相手に思いが伝わるように話さないといけません。

しっかりと面接練習をして、本番の面接試験を安心して迎えられるようにしましょう。

 1分を超えたり、足りない場合はマイナス評価になるケースも

自己PRをする上で、気になるのは1分に足りなかったり、超えたりした場合です。1分という時間はとても短いものです。自己PRをしていても、足りないくらいに感じてしまいます。

面接官側は時間を計測しているわけではありませんので、多少の前後は問題ありません。ですが、長いよりか短いのは案外気づきやすいものです。

40秒と1分20秒では前者の方が「あれ、短いな」という印象を持たれてしまいます。

これは面接官が普段からこの手の内容で転職の面接や就活面接をしており、基本的に早口になる応募者の方が多く、話したい内容も多いことから、どうしても時間オーバーするケースがよく見受けられるからです。

その中で20秒も短い時間というのは、他の応募者と比較しても短いなという印象を持たれてしまいます。面接は自分を売り込み場所でもあります。

あまりに短いと、「アピールすることがないのか」といったマイナス評価を持たれてしまいます。

また、自己PRが長すぎて2分以上になるケースでも、何を伝えたいかがわからなくなることがあり、マイナス評価に繋がりますのでしっかりと面接対策していきましょう。

面接官は時間に対応できる即戦力か見ている

面接官というのは、転職者と新卒者を分けて考えています。就活生の場合は就職経験が無い分、ある程度時間配分に融通を利かせてくれます。

しかし、転職者の場合は即戦力を求めているケースが多く、面接経験の多さに関係なく、限られている時間でいかに相手に対してアピールできるかといった内容をみています。

これは仕事をする上で上司の指示に対応できる能力であったり、商談を行う際にも自社の商品やサービスを簡潔にアピールできるかといったことを判断しています。

自己PRは自己紹介の後など、最初の方に行われるケースが多くあります。

これは採用担当者がこれから面接を行っていく上で、応募者のイメージをある程度固めてしまい、どのような職種が向いているかを判断することにも使っています。

自己PRを1分でまとめるコツと例文

自己PRを1分間で簡潔にまとめるには、構成をきっちりと把握しておきます。以下にまとめておきますと、

  1. 結論からアピールする
  2. 理由・背景を述べる
  3. 具体的な内容を数値で表現する
  4. 志望動機と関連付けさせる

いかがでしょうか。とても1分では足りないという方もいることでしょう。では次に、1分間で自己PRを行う例文をみていきます。

自己PRの例文

①私の長所は責任感です。

②与えられた目標に対して、どのようにして達成できるか、また、問題が起きれば迅速に改善できる方法を常に考えて取り組むことを心がけています。

前職では2年前の部署移動の矢先、結果が伴わずに悩む時期もありましたが、お客様の目線で考えることを意識し、業績に結果が伴っていきました。

③半年後には目標達成率100%を超え、現在に至るまで18か月連続で目標達成率100%を超えています。

個人だけでなく、チームの先頭に立って引っ張ることを心がけ、チーム全体の目標達成率も年間100%を超えることができました。この働きで昨年は年間MVPとなり、事業所表彰を受けています。

④私はこの責任感を、御社で取り組んでおられる〇〇事業に活かしたいです。

以上のように、まずは結論(例では責任感)からアピールし、どのようにして業務に取り組んで結果を出してきたかを数値を交えて説明できるようにしましょう。

最後は応募先の企業にもこのアピールポイントで貢献したい旨を伝えるといいでしょう。

1分自己PRは業界業種ごとに使い分けるべき

転職活動を行う場合、1社のみということはないでしょう。恐らく複数の企業に応募している人は少なくありません。

このような時、せっかく練習してきたので、できればすべての企業で自己PRを兼用したいところです。

しかしながら、企業理念などはそれぞれ異なり、取り組んでいる内容や募集業種にもそれぞれ微妙な違いがあるかもしれません。

異なる業界や業種に複数応募している場合はもちろん、同じ業界や業種であっても、それぞれ違う内容にする必要があります。

同じ内容になるのはありきたりの自己PRにしかならず、年間に大多数の面接を行っているエキスパートの面接官にはすぐに見破られてしまいます。

それでは業界別に異なるアピールポイントをまとめた例文集を見ていきます。

業界別に異なる自己PR

転職で人気の高いのが物流業界です。特にドライバーは常に人材不足で需要が高く、多くの企業が募集をかけています。

物流業界には責任感をアピール

物流業界は納品先となる顧客へ時間通りに配送する必要があります。納期が決まっている顧客へは何よりも責任感が重要といえます。強調するポイントとして、納期重視の責任感を挙げていきましょう。

先の例文と比較していくと、

①私の長所は責任感です。

②前職の物流センターでは、お客様の受注に対してどのようにしたら遅れることなく配送できるかを常に考え、商品の到着から優先順序を配慮してアルバイトや派遣社員などのスタッフに仕分け・ピッキングの指示を出していました。

③私が担当していたエリアの誤配送や未配達は3か月連続で目標率を下回り、成績トップを確保していました。

常時30人ほどいるスタッフの担当しているラインを把握し、的確な指示を出せるように届いた商品から仕分けをしていくために効率化を図り、3か月連続で手待ち率をゼロにすることができました。

④私はこの責任感を、御社で取り組んでおられる物流事業に活かし、納期遅れが無いように取り組んでまいります。

では次にサービス業界をみていきます。

 サービス業界では協調性をアピール

離職率の高いサービス業界では、お客様だけでなく、従業員にも喜んでもらえるお店つくりが重要です。

お客様への満足度を向上させ、リピーターを確保するために、お店の雰囲気を風通しのよいものに変えていくことが必要です。具体例を交えて自分のどのような行動が雰囲気作りに貢献したのか伝えましょう。

例文と比較すると、

①私の長所は協調性があるところです。

②前職の○○店ではお店のスタッフに常に声をかけて回り、20人いるスタッフのそれぞれ特徴ある意見を反映していくことで、働きやすい環境を作ることを目標にしていました。

働きやすさでは自慢ができ、離職率は半年間でゼロと一人もなく、スタッフ全員でお店を運営している雰囲気作りができていました。

③この雰囲気はお客様にも伝わり、いつも良いお店だねとお声をかけていただくことも多く、リピート率は8割を超え、売上もグループ内で2か月連続でトップになり、営業利益は1年間通して黒字化に成功しています。

④この協調性を御社でも活かしたいと考え、多くのスタッフを抱える御社ではより風通しの良いお店つくりに貢献することができると思います。

それでは工場勤務の製造業をみていきましょう。

製造業では努力家をアピール

製造業ではライン作業に代表されるように、いかに機械を止めず、多くの製品を生産できるかがポイントです。始めは不慣れな作業でも自分で努力して覚えていくことをアピールする必要があります。

例文と比較すると、

①私の長所は努力家のところです。

②私ははじめて作業する設備では細かくメモを取り、メンテナンスや調整方法を熟知しようと取り組んできました。

段取り時間の削減にも力を入れ、その甲斐もあり、担当したラインにある設備の有効稼働率は係区別で常にトップをキープし、不良率の削減にも貢献してまいりました。

③常に機械を止めずライン生産性を向上することを意識し、遅れ注残は3年間ゼロを守り抜き、不良率は目標の前年比0.1%(金額)削減を達成しました。ダウンタイムを減らすように心がけ、段取り時間は前年比20%の削減に成功しています。

④この長所を御社のライン生産において、活かしたいと考えており、設備有効稼働率の向上やダウンタイムの削減に取り組んでまいります。

以上のように、各業界において例文が異なることが分かります。②~④へ向けて長所を如何にしてアピールできるかというところに重点をおいてください。

もちろん、業界経験者や未経験者では、②~③が特に変化があるでしょうが、基本的には前職を活かして同じような内容に仕上げると面接官の心に残りやすくなります。

業種でも自己PRを分けておく

それでは業種別ではどうでしょうか。それぞれ転職の代表的な職種である営業・販売・ドライバー、サービス(店長職)、技術職でアピールするポイントの違いをみていきます。

営業・販売・ドライバー職では前向きさをアピール

営業や販売を担う場合、仕事相手は同僚よりも顧客というケースがほとんどです。気を遣う仕事ですが、その分成果が見えやすく、やりがいも多い職種です。

前向きさをアピールしていくことが採用につながりますが、前向きさといってもさまざまなものがあります。

これは物流関連のドライバーにもいえることです。取引先とも直接顔を合わせるドライバーは、営業職のような活気や前向きさも求められます。

セールスドライバーの職種ともなれば、企画を立案し、新規顧客を確保しなくてはなりません。

また、面接官よりも手ごわい取引先や新規の顧客が相手になることがあります。面接官に熱意が伝わりにくければ、採用は難しいと思われてしまうことでしょう。

熱意や負けん気、向上心といった仕事を取りに行く姿勢を前面に出し、新しいことにチャレンジする精神を打ち出していきましょう。

店舗の経営者となる店長職には、総合力より数値管理が求められる

店長候補という募集をよく見かけます。サービス業では基本的に本部勤務と現場の店舗運営スタッフとに分かれています。

現場を任されるのには、主に店長や副店長といった店舗を運営することを前提とした人材が求められます。

店長は現場の責任者ですから、売上や経費などの数値管理、販促活動などの展開、アルバイトの人材育成、人を惹きつけるリーダーシップ、直接的なお客様とのコミュニケーション力など、総合的な実力が必要といえます。

一方、現場の売上で経費を賄っている本部側は、現場の数値管理には厳しい視線を投げかけてきます。

現場の店長たちは長い営業時間でやることが多く、数値管理がどうしてもおろそかになってしまいます。しかし、サービス業界における面接官は、基本的に本部スタッフです。

採用への近道になるのは、前職での売上達成率、コスト管理など数値管理をまとめることといえるでしょう。

技術職に求められるのは真面目さと努力家

製造業における、モノづくりの現場に求められるのは技術職のスキルとライン作業の生産性です。

前者は設備のメンテナンスはもちろん、保全計画や段取り作業において、どれだけ真面目に努力して取り組んできたかでダウンタイムの差に出てきます。

生産作業だけに従事してきた後者も、コツコツと真面目に生産性を挙げてきたことを数値でアピールすれば、面接官の目に留まります。

企業側からすれば欲しい人材というのは、どれだけ生産性を向上させ、不良率を減らせるかということです。生産性と不良率は手を抜かず、真面目に取り組む姿勢がなければ改善できませんので、真面目さと努力家という両面をアピールするとよいでしょう。

集団面接と個人面接の自己PRの違い

選考段階では集団面接になったり、個人面接になったりします。どちらでも本番は緊張することに変わりませんが、面接官の意図は異なってきます。ここでは集団面接と個人面接での違いをご紹介します。

集団面接では他人の意見を聞き入れ、自分の意見を堂々と述べる

新卒者では多く見られる集団面接ですが、中途採用においても集団面接を採用している企業はあります。

たとえば、新規事業の開拓や新工場の増設など、応募者が多数に至る場合、選考段階の第一次面接などでは集団面接が行われることが多くあります。

3人から5、6人で行われる集団面接は時間が短いのが特徴的です。面接官は個人面接と違い、選考の段階では他の応募者と比較検討したり、他の応募者に話が振られているときに、集中して聞く耳を持っているかなどをみています。

また、営業職やサービス業関連の企業だと、他人の前でも堂々として自分の意見を発しているか、それが他人の意見に同調されていないかという観点もチェックしています。

何かにつけて簡潔にまとめるのが大事

集団面接では自己PRだけにとどまらず、志望動機や質問事項なども簡潔に1分程度でまとめておきましょう。あまり時間をかけ過ぎると面接官に遮られてしまい、評価はマイナスになります。

他人の意見に流され過ぎない

集団面接で一番困るのが、自分が用意していた回答とよく似た意見を述べられることです。

このようなときに流され過ぎて、「自分も同じです」となるのは論外ですし、慌て過ぎて答えが見つからずに黙ってしまうのもイメージダウンです。

もしも自分の意見を先に言われてしまっても、そこへ至る過程は異なります。自分が今まで行ってきたことを、その会社で活かしたいという強い思いがあるなら、そのままストレートに伝えた方が良いでしょう。

面接官へは上手くまとめて話す応募者よりも、熱意を持って話をしてくる応募者の方が思いは伝わりやすくなります。

個人面接でも簡潔にまとめることでイメージアップ

集団面接よりも時間をかけられる個人面接ですが、それでも自己PRや志望動機、質問事項などは時間をかけ過ぎずに簡潔に要点をまとめて話しましょう。

面接官はどれだけ応募者が自分を理解しているか、自己分析ができているかを判断しています。

自分の意見を簡潔にまとめられている応募者は、面接官からすると自己評価がしっかりとできており、仕事においてもやれることとやれないことを判断して取り組める人材であると考えます。

これは即戦力を求める転職者の面接においてイメージアップになり、採用の近道となるでしょう。

集団面接と個人面接は、質問内容もほぼ同じでも評価が異なる

集団面接と個人面接では質問内容に対して差異はありません。面接官の性格にもよりますが、どちらかというと集団面接は落とす面接で、個人面接は採用する面接と置き換えても過言ではありません。

集団面接では自分の熱意を伝え、個人面接では自己分析をできている旨を伝え、内定を掴み取りましょう。

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