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【東京版】看護師転職サイトおすすめランキング!人気病院・求人も紹介

東京

「東京の転職事情に詳しい転職サイトはどこ?」

「東京全域の求人が多い転職サイトはどこ?」

「東京の転職に有利な転職サイトを知りたい」

東京で転職したいと考えている看護師さんは、東京の求人を多く扱っていて、地元の情報に詳しいキャリアアドバイザーがいる転職サイトを利用したいですよね。

この記事では、東京エリアでの転職におすすめな看護師転職サイトをランキング形式で紹介するとともに、東京の看護師の転職事情についても解説していきます。

おすすめの看護師転職サイト3選
順位 転職サイト名 総合満足度
1 看護roo!ロゴ 看護roo!
4.66
2 レバウェル看護のロゴ レバウェル看護
(旧 看護のお仕事)
4.40
3 ナース専科 転職ロゴ ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)
4.2

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

東京に強い看護師転職サイトランキング

東京で転職したい看護師におすすめの看護師転職サイトを、「看護師の満足度(※)」「都道府県別の求人割合」の2点に注目し、ランキング形式でベスト5まで紹介していきます。

ここでご紹介するのは、その多くが全国対応の大手看護師転職サイトです。大手ならではのノウハウや求人数、サポート力を、実際に転職サイトを利用した看護師の満足度や各転職サイトの東京の求人割合の大きさで比較。

このランキングを通して、本当に東京に強い転職サイトが見えてくるでしょう。

ー東京でおすすめの看護師転職サイトランキングー

ランキング 満足度 全国に占める東京の求人割合
1位 看護roo! ★4.66 12.82%
2位 マイナビ看護師 ★4.36 14.17%
3位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事) ★4.40 12.20%
4位 ナースではたらこ ★4.26 12.81%
5位 ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) ★4.13 10.57%

※看護師の満足度の算出方法はこちらをご覧ください。

1位 看護roo!

看護roo!キャプチャ
満足度 ★4.66
全国に占める東京の求人割合 12.82%
東京の事業所 〒107-0052 東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館3F
【アクセス】 地下鉄銀座線・南北線 「溜池山王駅」12番出口直結 徒歩5分

看護roo!は株式会社クイックが運営しており、看護師と医療機関の双方のマッチングを重視したコンサルティングが行われています。

1人のコンサルタントが、求職者と病院の採用担当者の両方を対応するため、両者を深く理解したうえで求人を紹介してくれるのが特徴です。

また、拠点は東京・大阪・名古屋・神戸・新横浜の5ヶ所のみで、その5都市を注力エリアと限定しています。そのため、大都市の看護師転職では看護roo!が他の転職サイトより一歩抜きん出ており、特に東京の看護師転職に強く、より多くの優良求人を扱っています

看護roo!の口コミ

希望条件通りの求人紹介で効率的に転職
事前のヒアリングを元に、転職先として興味のある分野に絞って希望条件に合う病院やクリニックの求人を探してくれました。そのためとても効率的に転職できました。(20代後半・女性)

希望に対してすばやく丁寧な対応
時間がなかったので電話での対応でしたが、こちらの希望する転職先についてこと細かく聞いてくれて第一印象が良かったです。その2日後には転職先を見つけてくれたので少し驚きましたが、求人内容も希望と一致していたので信頼が高まりました。(50代前半・女性)

知り合いの看護師からおすすめされて利用
知り合いの看護師が老人ホームに転職する際に使用し、とても良かったと聞いていたので紹介してもらい利用しました。(20代前半・女性)

初めての転職も安心してできました
初めての転職ですべてが不安でしたが、面接に同席してくれたり親身になって話を聞いてくれたりしたため、安心して転職活動ができました。退職する際にはどのように話をすれば良いのかなどのアドバイスもしてくれました。(30代後半・女性)

頻繁な電話での連絡が不便でした
親身になって話を聞いてくれたこともあり、コンサルタントの方がすすめるまま転職先を決めました。その結果、入職してから「入職前と聞いていた内容と違う」といったことがあり、もっと細かく話を聞いておくべきだったと思いました。(30代後半・女性)

2位 マイナビ看護師

マイナビ看護師
満足度 ★4.36
全国に占める東京の求人割合 14.17%
東京の事業所 〒160-8801 東京都新宿区新宿4-1-61 JR新宿ミライナタワー 24F ※その他、西東京支社(立川)あり
【アクセス】 ・JR「新宿駅」ミライナタワー改札口徒歩1分

マイナビ看護師を運営する株式会社マイナビは、対面でも相談できる機会を定期的に設けているため、「じっくり相談にのってもらいたい」という人におすすめです。

ミライトーチMedia看護師調べによると、「コンサルタントの情報力・知識量」がどのサイトよりも優れています。職員の定着率や残業時間などの情報まで伝えてくれるからこそ、失敗しない転職ができます。

さらに、一般転職にも強い大手マイナビならではのパイプによって、病院だけではなく看護師の資格を生かすことのできる一般企業の求人もそろっています。病院以外への転職も視野に入れている方にもおすすめです。

マイナビ看護師の口コミ

求人数も多くアドバイザーとは何でも話せる仲に
マイナビ看護師を選んだ理由は、大手だけあってたくさんの求人を持っていると友人からすすめられたからです。利用した感想は、噂通り求人数が多く病院や施設とのつながりが強く人脈がある感じでした。キャリアアドバイザーさんもかなり親身になって話を聞いてくれ、世間話もたくさんできるほどの仲良くなれました。(30代前半・女性)

ママナースにぴったりの求人に出会えた
マイナビ看護師で転職に成功した友達からすすめられました。おかげで、子育て世代のサポートに手厚い求人に出会えました。(20代後半・女性)

条件に合った求人情報をこまめに提供
キャリアアドバイザーさんが親身になって相談にのってくれ、条件に合った求人が出るとその都度教えてくれてとてもありがたかったです。(30代前半・女性 500床の急性期病院勤務)

難しい希望にも応えてくれました
当時小さい子どもがいたため、託児所付きの週3日の非常勤看護師、自宅近くの駅から3駅以内という条件を伝えました。厳しい条件でしたがとても丁寧に対応してもらえて、紹介された求人量も多かったため、自分に合ったところを見つけることができました。(30代前半・女性)

会員登録のハードル
会員登録をしないと求人が詳しく探せないところを改善してもらえたらいいなと思いました。会員登録をすると電話が頻繁にかかってきてしまうため躊躇してしまいます。そこまで転職する気はなくても良い条件のところはないかとふと探す時、気軽に利用できたらいいなと思います。(30代前半・女性)

3位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

レバウェル看護のキャプチャ
満足度 ★4.40
全国に占める東京の求人割合 0.122
東京の事業所 〒1506190 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア24F、25F ※その他、立川支店あり
【アクセス】 JR・私鉄・東京メトロ・都営地下鉄「渋谷駅」直結・直上

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)を運営するレバレジーズメディカルケア株式会社は、「思っていた職場ではなかった」といった後悔する転職をなくし、看護師の長期就業を目指しています。

キャリアアドバイザーは直接、病院や施設にこまめに足を運び現場に近いところで情報を収集。例えば、求職者がママ看護師なら、託児所の有無や早退の融通が効くかなどの情報も把握・提供し、理想の転職をバックアップする転職サイトです。

また、サポートの手厚さも魅力の一つで、履歴書サポート・面接サポートの満足度(ミライトーチMedia看護師調べ)は最も評価が高く、ブランクのある復職看護師にもおすすめです。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の口コミ

面接同行で安心して転職活動
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は複数登録したサイトの一つでした。電話相談から始まり、面接時にはキャリアアドバイザーさんが一緒に病院までついてきてくれたので、安心して転職活動ができました。(20代前半・女性)

求人数の多さと手厚いサポート
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)を利用したのは、サイトで紹介されている求人数が多かったからです。登録後は、履歴書の書き方指導などのサポートも万全で、とても良い就職先に転職することができました。(30代前半・女性)

4位 ナースではたらこ

ナースではたらこ
満足度 ★4.26
全国に占める東京の求人割合 12.81%
東京の事業所 〒106-6231 東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー31F ※その他、新宿オフィス、渋谷オフィスなど10事業所あり
【アクセス】 東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅直結

ナースではたらこを運営するディップ株式会社は、「はたらこねっと」「バイトル」などでおなじみの人材紹介会社で、そのネットワークを生かした独自のサービスが魅力です。

通常、募集のない医療施設への転職はかなり難しいですが、全国の多くの医療機関とのつながりがあるからこそ実現できる「逆指名」での応募は、ナースではたらこの強みといえます。

働きたい医療機関が決まっている方は、ナースではたらこを利用してみましょう。求人が出ていない、今は募集を停止している病院でも、ナースではたらこの逆指名を利用することで門戸が開かれるかもしれません。

ナースではたらこの口コミ

見学から面接、就職後もサポート
ナースではたらこを選んだ理由は、自分が希望するような求人が一番多かったからです。担当してくれた方が見学から就職後までサポートしてくれ、とても頼もしかったです。(20代後半・女性)

自分に合った求人が見つかりました
初めての転職で失敗したので2回目は違うサイトを利用しました。担当のコンサルタントに1回目の失敗をきちんと話したおかげで、自分に合った求人を紹介してくれました。(30代後半・女性)

仕事中にも何度もかかってくる電話
仕事中にも関わらず昼間の連絡が多かったように感じます。折り返しできずにいるとまた電話がきて、思っていたより頻繁に電話がかかってきて大変でした。(30代後半・女性)

転職終了後も電話がかかってくる
ナースではたらこに登録しましたが、転職活動を終えても連絡があり、定期的に半年ごとの電話がありました。アフターサポートが手厚いともいえますが、もう転職する気がなかったので少し困りました。(30代前半・女性)

5位 ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)

ナース専科 転職キャプチャ
満足度 ★4.13
全国に占める東京の求人割合 10.57%
東京の事業所 〒105-0011 東京都港区芝公園2-11-1 住友不動産芝公園タワー
【アクセス】 ・都営三田線「芝公園駅」出口A3より徒歩2分 ・都営大江戸線・都営浅草線「大門駅」出口A3より徒歩6分 ・JR・東京モノレール「浜松町駅」金杉橋口より徒歩7分 ・都営大江戸線「赤羽橋駅」より徒歩8分

ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)を運営する株式会社エス・エム・エスは、各地域に専任のコンサルタントを置いているため、全国各地の医療機関の求人状況や傾向を熟知しています。

そのため都心はもちろん、地方で転職を予定している方も、豊富な情報をもとに転職サポートをしてもらえます。

また、ミライトーチMedia看護師の調査では「初回連絡の早さ」でも1位を獲得し、対応スピードの早さも評判です。他の看護師転職サイトでは数日かかることもある初回の連絡が、ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)は2時間以内で届くことが多く、「できるだけ早く転職したい」という方にもおすすめです。

※エリア別担当制についてはこちら

ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)の口コミ

キャリアアドバイザーさんが親身で親切
転職する際に複数の転職サイトを利用しましたが、ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)のキャリアアドバイザーさんが一番親身になって相談にのってくれました。(30代前半・女性)

転職サイトの中で一番丁寧・親切な対応
ネットで検索し、気になった求人をいくつかの転職サイトに問い合わせました。その中でも、特にナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)の担当者がとても親切に対応してくださり、目当ての求人以外も紹介してもらえました。(30代前半・女性)

求人の出ていない病院の情報も教えてくれる
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)など、複数の転職サイトに登録して転職活動をしました。担当のキャリアアドバイザーさんにいろいろ聞くと公開求人がない病院の情報も教えてくれる時があり助かりました。ただ、一度登録するとショートメールや電話が定期的にかかってくる点はデメリット。(30代前半 女性)

すぐ転職したい人向けの転職サイト
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)から求人案内のショートメールが届きますが、開いてみても情報は見れず、毎回担当者から電話がかかってきます。本格的に転職先を探している場合は手厚いサポートでとても良いのですが、すぐの転職は考えていない、参考程度にしようとしている看護師さんいは向いていないサイトかもしれません。(20代前半・女性)

全国版の総合ランキングが気になる方は、こちら。

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東京特化の看護師転職サイトや求人サイトもおすすめ

東京エリアに強い転職サイトランキングでご紹介したのは、その多くが全国対応の大手看護師転職サイトです。その一方で、ランキングには入らないものの、地域密着型で東京に特化した転職サイトや求人サイトもあります。

まずは東京にどんな求人があるのか知りたい、東京の中でも特にこの市の求人をできるだけ多く調べたいとこだわって求人を探したい方には、複数の人材紹介会社の求人がまとめて検索できる求人サイト(※)を利用するという方法もあります。

ここでは、東京特化型の地域に密着した転職サイトと、東京の求人情報をなるべく多く集めるのにおすすめの求人サイトを紹介していきます。

※転職サイトと求人サイトの違いについてはこちら

転職サイト:アイデムスマートエージェント看護師

アイデムスマートエージェント看護師

アイデムスマートエージェントは、東京・神奈川の求人紹介に特化した看護師転職サイトです。求人事業で40年以上の歴史を持つ、株式会社アイデムが運営しています。

病棟・外来・クリニック・デイサービス・介護老人保健施設(老健)・健診業務(契約社員)など様々な種類の求人があります。非公開求人を含めて5,000件以上の求人を常時保有しています。

また、コンサルタントのプロフィールがホームページに公開されているので、あらかじめ確認しておくと安心して利用できるでしょう。

転職サイト:看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)

ナースではたらこ

保有求人の3割を占める非公開求人(※)の中には高収入の管理職求人もあり、管理職志望の看護師におすすめです。

看護部長・師長・主任などの募集は少ないですが、看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)であれば提携病院と強いネットワークを活かして管理職の求人もそろえています。

一方で、電話やメールなどの連絡頻度がほかの転職サイトに比べて多いため、今すぐ転職を考えていないという方には不向きといえるでしょう。

※非公開求人についてはこちら

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)の口コミ

大手の信頼度や求人数・情報量に満足
大手で知名度もあるので安心かと思い利用しました。大手だけあって求人数は申し分なく、いろいろ紹介してもらえました。病院の規模、勤務形態、給与の面などキャリアアドバイザーさんの情報量にも満足 。(20代後半・女性)

きめ細かいサポートで多くの看護師が支持
看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)は、自分の周りでも利用している看護師が多く、実際自分も転職の際に登録したら、専任のキャリアアドバイザーがきめ細かい対応してくれました。(30代後半・女性)

友人看護師のおすすめで利用
友人が利用したことがありアドバイザーの方が親切だと聞いていたため、看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)を利用しました。キャリアアドバイザーさんからはまめに連絡をいただき、ネットには出ていない求人などについても教えてくれて役立ちました。(30代前半・女性)

転職・派遣サイト:求人ER看護師

求人ER看護師

医療系総合サービス企業として、医療系人材の紹介や派遣、医療機関向けの調達支援、調剤薬局事業を行う明日メディックス株式会社が運営する求人サイト・求人ER看護師。東京・神奈川・千葉・埼玉に絞って求人紹介を行っており、首都圏に特化した看護師転職サイトです。

紹介エリアを首都圏に限定することで、エリア担当のキャリアアドバイザーは医療機関や施設に直接足を運んで情報を収集。現場に即したリアルな情報を蓄積し、求職者に提供しています。

また、派遣サービスも提供しているため、正職員で入職するのは不安がある方や、まずは派遣で働いて内部の様子が知りたい方などには、より利用しやすいサイトといえるでしょう。

求人ER看護師の口コミ

派遣や単発の求人も多く利用価値大
正職員の転職から単発求人まで扱っている案件の種類が多いことから、求人ER看護師を利用しました。登録制度がしっかりしていて安心したことと、登録したその日に単発案件を紹介してくださったことで、ケアが行き届いていると感じました。(40代後半・女性 570床の国立病院小児科勤務)

求人サイト:ナース専科求人ナビ

ナース専科求人ナビ

ナース専科求人ナビは看護師求人に特化した求人サイトで、数ある求人サイトの中でもその求人数の多さは特筆すべき点です。

大手の看護師転職サイト・ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)と同じ、株式会社エス・エム・エスが運営するサービスで、ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)をはじめ看護師求人を扱う人材紹介会社の求人を一括で検索できます。

いくつもの転職サイトに登録しなくても、一つの求人サイトだけでさまざまな求人情報が手に入るため、自分一人で効率的に情報収集したい方にはおすすめです。

ただ、非公開求人(※)と呼ばれる好条件の求人情報は、各転職サイトに登録しないと紹介してもらえないためすべての情報が見られるわけではありません。

※非公開求人についてはこちら

希望の地域に合った看護師転職サイトの選び方

「東京で希望の求人がみつかる転職サイトを選びたい、でもどこに登録したらいいのかわからない…」という看護師さんは、次の3つのポイントに注目して選びましょう。

最初に紹介した「東京でおすすめの看護師転職サイトランキング」は、上の2つのポイントで比較・算出し、ランキング化しています。上位なほど「看護師の満足度」「求人数の割合」において、東京に強い看護師転職サイトというわけで、どの転職サイトを利用するか選ぶうえで注目すべき点です。

それに加え、転職サイトの拠点が東京のどこにあるか、いくつあるか、自分が転職したいエリアと近いかどうかによって、転職サポートの質にも大きく影響してきます。

東京で転職した看護師の満足度を比較

「紹介された求人に満足できたか」「キャリアアドバイザーは希望する地域に詳しかったか」など実際に転職サイトを利用した看護師の声を比較することをおすすめします。

全国対応の看護師転職サイトでも、地域によって求人の豊富さやキャリアアドバイザーの対応力が異なる場合があります。ほとんどの大手転職サイトの本社がある東京でも同じです。

そのため、実際に東京で転職サイトを利用した看護師の口コミや評判を参考にすることで、ずれのない満足度を比較できます。

  • 電話・メールの頻度は丁度よかったか
  • 紹介された求人は希望が反映されていたか
  • キャリアアドバイザーからプロ視点の適切なアドバイスを受けられたか
  • キャリアアドバイザーは条件交渉をしてくれたか

このような点に着目すると、より自分に合った転職サイトが見つかりやすくなります。

転職サイトの口コミ

転職サイトなら自分で探せない求人に出会える
東京は求人数が多すぎて迷いますが、転職サイトを利用すれば効率よく探せます。転職活動に時間を取られずにすみますよ! 自分では探せない人気の求人にも出会え、ハローワークより人気の求人が多い気がします。(20代後半・女性 800床の大学病院勤務)

東京の転職活動でハローワークは利用しない
基本、転職の際は転職サイトを利用しています。地方はわかりませんが、東京のハローワークで見つかる病院・施設の求人は、人気がなく人が集まらないところだからハローワークにまで求人を出しているというイメージなので、転職活動でハローワークを利用するというのはあまり考えられません。(20代後半・女性 大学病院循環器科勤務)

転職サイト利用で自分の適正価値もわかる
東京で初めて求人を探すのであれば、自分では調べられない求人を紹介してくれる転職サイトをとりあえず利用してみたらいいと思います。自分の看護師としての価値(適正年収)も見えてくると思います。東京の看護師事情や土地勘もない私は、転職エージェントを利用して求人を探すのが1番手取り早かったです。(20代後半・女性 200床の個人病院内科病棟2年勤務)

希望外の求人をすすめられることも
転職サイトは担当者が間に立ってやり取りしてくれるので、病院側には直接聞きにくいこともいろいろ聞いてもらえます。ただし、求人件数は豊富ですが、時々自分の希望外の求人を提案されることがあります。(30代前半・女性 国立病院内科勤務)

転職サイトが保有している東京の求人数とその割合

利用者の声と合わせて転職サイトで比較してほしいのは、それぞれの転職サイトが○○の求人をどれくらい持っていて、それが保有求人数全体のどれくらいの割合にあたるのかという点です。

単にその地域の「求人数」ではなく「割合」で比べることで、その転職サイトがどの地域に注力しているかがわかります。

反対に全国的に多くの求人を扱っている転職サイトでも、東京をはじめとした関東の求人に偏っていて○○、▲▲の求人はあまり扱っていないといったサイトの特徴も把握できます。

転職サイトの拠点が東京のどこにいくつあるか

看護師転職サイトのほとんど、特に大手ほど東京に本社を置いています。そのため、事業所は必ずあり、転職サイトによっては東京に複数の事業所があります。

そのため、医療機関や施設に転職サイトの営業担当やキャリアアドバイザーがこまめに通うことができ、密接な関係を築いていると予想できます。そういった場合、選考情報や職場の環境・人間関係などに関する情報を多く持っており、求人者の質問にもすぐに対応してもらえるでしょう。

ただし、東京は医療機関・施設が多く、エリアごとに特色が大きく異なります。また、正職員だけではなくパートや時短、派遣、応援ナースなど、働き方や雇用形態もさまざまなので、転職サイトがどこにいくつ事業所を置いているか、どういった勤務形態・雇用形態の求人に強いかが重要となってきます。

転職サイトの拠点が転職を希望するエリアにあり、保有求人や情報量が多いかどうかが転職サイトを選ぶ基準の一つとなるでしょう。

さらに、見落としがちですが自分の住まいからアクセスが良いかどうかも重要です。アクセスの良い場所に拠点があれば、直接キャリアアドバイザーと対面で相談したり求人紹介などをお願いできるので安心だからです(一部、Web面談への移行や対面の面談を中止している転職サイトもあります)。

あらかじめそういった点を確認しておくといいでしょう。

東京の看護師転職市場の傾向

東京県で看護師として働くとはどういうことか、ここでは全国平均と比較してみましょう。

年収相場や求人倍率、地域の特色などから、東京県での看護師転職市場の傾向が見えてきます。

東京県の年収相場

まずは、全国の正看護師の平均年収と、東京県の正看護師の平均年収を比べてみます。

【正看護師の年収比較】

全国平均 約483万円(正看護師全体)
東京都 約508万円(女性正看護師)
関東地方の県平均 約503万円(女性正看護師)

参照:政府統計ポータルサイト「e-Stat」賃金構造基本統計調査 2019年

東京の病院・施設に勤務する女性正看護師の平均年収は約508万円で全国9位。全国の正看護師の平均年収約483万円より25万円高く、関東地方の県平均約503万円より5万円ほど高い結果となっています。

東京の看護師は給料に不満を持っている

前述の通り、東京の看護師年収はトップ10にランクインする高さですが、ミライトーチMedia看護師の調査によると、東京に勤務する看護師の多くが「決して給料は高くない」と感じているようです。

その理由として、家賃や生活費の高さと業務量の多さが挙げられます。「地方より東京は給料が高いけど物価も高いので、夜勤にしっかり入らないと生活できない」「給料以上の業務量の多さで割に合わない」といった声が多く聞かれました。

東京より年収が高い千葉、神奈川、栃木、茨城

東京の看護師が年収に不満を持つもう一つの理由に、関東地方の他の県の看護師平均年収が、東京より高いというのもあるでしょう。

女性正看護師年収の都道府県ランキングでは、4位に千葉県(約519万円)、5位に栃木県(約518万円)、6位に神奈川県(約514万円)、8位に茨城県(約510万円)と、関東7都県のうち4県が東京を上回っています

そのため、東京在住ながらアクセスの良い千葉や神奈川、茨城の医療機関に勤務する看護師や医師は少なくありません。

一方で、同じ隣接する県でも埼玉は18位の約490万円。そのため、埼玉在住の看護師は給料の高い東京の医療機関に入職する場合が多く、埼玉の医療機関の採用担当者は人材確保に苦労しているようです。

口コミ

業務量が多過ぎて割に合わない
東京は地域手当もつきますし、地方の病院に比べると給料は高いと思います。ただし、その分業務量が多いです。また、物価が高いため実際に手元に残る金額は、地方病院に勤務するのと同等か、少しだけ多いくらいだと思います。(20代後半・女性 500床の総合病院産婦人科勤務)

夜勤ができなくなると家賃が払えない
地方から新卒で東京の病院に入職しましたが、給料が高くても家賃が高いため経済的に大変です。家賃補助を受けても足りない場合も... 。仕事が忙しすぎて体調を崩すと、夜勤ができなくなって首都圏の家賃は払えなくなります。 家賃や生活・仕事量のバランスを保って働くことが東京では難しいです。(30代前半・女性 1200床の大学病院勤務)

東京在住、千葉勤務の医師・看護師が多い
東京と千葉で勤務したことがありますが、千葉の医療機関の方が給料が高く業務にも余裕があり休みも取りやすかったと思います。同じ病院に勤める医師も東京から通勤していました。(30代後半・女性 総合病院勤務)

※看護師の給料事情についてさらに詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。

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東京の看護師充足度

東京は大小あわせて多くの病院・施設がありますが、看護師の充足度はどうなっているのでしょうか。下記の表を見てみましょう。関東地方の各県における病床数に対して、看護師が充足しているか・不足しているかを示しています。

【関東における看護師の過不足】

供給数 需要数 充足度
全国 1,746,664 1,801,622 96.95%
東京都 140,708 173,941 80.89%
埼玉県 78,416 87,082 90.04%
神奈川県 85,084 109,970 77.37%
千葉県 70,538 76,081 92.71%
栃木県 27,063 24,907 108.65%
茨城県 37,912 37,311 101.61%
群馬県 28,720 27,073 106.08%

参照:『第12回看護職員需給分科会』厚生労働省(令和元年11月15日)

厚生労働省発表の『第12回看護職員需給分科会』によると、東京の看護師充足度は80.89%。全国平均の96.95%を大きく下回り、看護師不足がデータからもわかります。

看護師不足の南関東と充足度100%の北関東

関東地方で比較すると、東京に隣接する3つの県はどこも看護師充足度100%を切っています。ただし、神奈川県は東京以上に看護師が不足している(77.37%)のに対し、埼玉県、千葉県は90%を越えており、ある程度看護師の需要と供給のバランスが取れているようです。

一方、北関東の栃木県、茨城県、群馬県はいずれも100%を越えており、データ上では看護師が足りています。

たいていの場合、看護師の年収が低いエリアは看護師充足度が高く、年収が高いエリアは看護師充足度が低い傾向にあります。これは、看護師が足りないエリアの病院・施設が人材集めのために給料を高く設定し、逆に人手がある程度足りているエリアは給料が低いままという理由からです。

ただし、東京はそれには当てはまらないようです。東京は、神奈川に次いで関東地方で2番目に低い充足度にもかかわらず、給料は平均額そのままです。同様に、埼玉は平均年収が低くても充足度が90%を越え、神奈川は高給にもかかわらず充足度が80%にも満たないなど、関東地方は年収と充足度のねじれ現象が生じています。

東京の病院・施設は中堅看護師不足が深刻

ミライトーチMedia看護師の調査によると、東京の病院・施設では看護師に求められる役割や業務量が多過ぎて、常に人手が足りないという意見が多く寄せられました。

「事務仕事や書類作成といった看護業務以外の仕事が多過ぎる」といった声や、「委員会や勉強会、研修などが多いのはありがたいことですが、手当もつかないのに休日がつぶれる」という声もありました。

東京の大学病院や国公立病院は、院外の看護師でも受講できる研修や勉強会を多く開催しています。スキルアップしたい、学び欲の高い看護師には理想的な環境といえるでしょう。しかし、業務時間外で受講するケースが多いため、十分に休みが取れないといったジレンマも生じます。

そのため、大量に新人看護師を採用しても、勤務3年を目安に多くが転職・退職をしてしまうケースが多く、病院によっては3分の1しか残らないという話も。「東京の病院は20代後半~30代前半の中堅看護師がごっそり抜けているので、3年越えて勤務するとすぐ役職がついてしまい、いっそう激務になりつらい」といった声も聞かれました。

口コミ

看護師の業務量が多すぎて常に人手不足
どの病院も病床数や看護度に対してマンパワーが不足しています。看護師に背負わされている仕事量が多過ぎる(看護業務以外の事務仕事や書類作成業務など)ので、割に合っていないと思います。(40代後半・女性 570床の国立病院小児科勤務)

新人看護師は入職3年で3分の1に
東京の看護師求人をチェックすると、病棟看護師の募集が特に多いと思います。病棟は夜勤もあり激務でストレスフルなので、新人で入職しても3年後には全体の3分の1しか残らないという前職場のデータを見たことがあります。だから、病棟はいつも人手不足で求人が多いのだと思います。(20代前半・女性 国立大学病院外科勤務)

東京医師会のデータ(http://jmap.jp/cities/detail/pref/6

東京の大学病院の特徴は?

看護師に人気の高い大学病院。医学部のある大学は全国82あり、そのうち東京には約16%の13大学が設置され、それぞれに付属病院が存在します。

中でも人気の大学病院について、その特徴を紹介しましょう。

慶應義塾大学病院

ミライトーチMedia看護師が東京の看護師さんにアンケートを行ったところ、3人に1人が転職したい病院、人気の高い病院として慶應義塾大学病院を挙げました。

その理由として、多くの看護師が給料・ボーナスが高い点に惹かれると答えています。「看護師の給料、いくらもらってる?平均年収から高給病院ランキングまですべて紹介!」の「看護師の給料が高い病院ランキング」でも、私立大学病院の新人看護師年収ではトップの550万円~となっています。

ただし、慶應義塾大学病院には大学の看護医療学部(1学年70名前後)から入職する看護師が多く、125名の採用枠の半分以上を占めるため、外部の看護師にとっては狭き門です。中途採用の枠はさらに少なく、臨時職員を若干名募集するのみとなっています(2023年11月現在)。

慶應義塾大学病院の口コミ

給料・ボーナスが高く幅広く学べる
慶應義塾大学病院は都心にあり通勤しやすく、平均と比較しても給料・ボーナスが高いと思います。福利厚生も充実しており、一般看護から特殊領域の看護技術の習得まで適した医療機関です。(40代後半・女性 570床の国立病院小児科勤務)

給料・ボーナスが日本トップレベル
慶應義塾大学病院は教育体制が整っていて、日本で一番給料が高いと聞きます。特に、ボーナスが多いそうです。(20代後半・女性 大学病院勤務)

中途採用は狭き門でハードルが高い
慶應義塾大学病院は、大学の看護学部からそのまま入職する看護師がほとんどで、なかなか外部からの看護師は中途採用しないため、ハードルが高い分憧れです。周りの看護師も転職にチャレンジしている人が何人かいました。(30代前半・女性  大学病院NICU勤務)

残業・研修が多く3年以内に辞める看護師多数
長く勤務する、いわゆるお局看護師が多く派閥もあって、新卒で入る看護師が3年以内に辞める確率が高いそうです。残業、研修が多く休みの日でも病棟に行かなければいけない時があり、大変だと聞きました。(20代後半・女性 大学病院勤務)

※慶應義塾大学病院の採用情報はこちらをご覧ください

順天堂大学医学部附属病院

順天堂大学医学部の附属病院は全部で6つあり、そのうち東京には、順天堂医院、順天堂東京江東高齢者医療センター、練馬病院の3ヶ所が存在します。

ミライトーチMedia看護師のアンケートで順天堂大学医学部附属病院を人気病院に挙げた理由として、まずは高給であるところと多くの看護師が答えています。慶應義塾大学病院にわずか届きませんが、ボーナスは年6.2ヶ月(2020年実績)で、私立大学病院の新人看護師年収では、第3位の512万円~となっています。

また、新任者オリエンテーションや集合教育、看護研究発表、プリセプターシップ、キャリアラダーと整った教育体制の中で高度医療が学べる環境である点も挙げる看護師が多いです。

順天堂大学医学部附属病院は東京の他に千葉、埼玉、静岡にもあり異動の希望もできるそうです。

順天堂大学医学部附属病院の口コミ

神経難病研究が働きながら学べる
順天堂大学医学部附属病院は神経難病の研究に特化しており、看護師として仕事をしながらいろいろと学べる点が大きなメリットだと思います。(20代後半・女性 総合病院外科勤務)

年収・福利厚生・休日すべてが高水準
順天堂大学医学部附属順天堂医院は、高年収で福利厚生も整っており年間休日が多いうえ、高度な医療が学べます。(30代前半・女性 約300床の大学附属病院勤務)

毛髪の色など内部の規律は厳しめ
順天堂大学医学部附属病院は、内部の規律が厳しいと聞きます。看護師の髪の色など制約が多いそうです。(30代前半・女性 1200床の大学病院勤務)

※順天堂大学医学部附属病院の採用情報はこちらをご覧ください。

その他の大学病院

東京には、以下の13の大学病院があります。そのうち東京大学医学部附属病院、東京医科歯科大学医学部附属病院のみ国立で、その他は私立大学病院となります。

  • 東京大学医学部附属病院(国立)
  • 東京医科歯科大学医学部附属病院(国立)
  • 慶應義塾大学病院(私立)
  • 順天堂大学医学部附属病院(私立)
  • 杏林大学医学部付属病院(私立)
  • 昭和大学病院(私立)
  • 帝京大学医学部附属病院(私立)
  • 東京医科大学病院(私立)
  • 東京慈恵会医科大学附属病院(私立)
  • 東京女子医科大学病院(私立)
  • 東邦大学医療センター(私立)
  • 日本大学病院(私立)
  • 日本医科大学付属病院(私立)

国立大学の附属病院の場合、勤務する看護師は国立大学法人の職員となり準公務員扱いとなります。そのため、給料や福利厚生など公務員とほぼ同じ待遇が受けられます。

一方、私立大学附属病院は民間となり、働き方や勤務形態、雇用形態、給料、福利厚生は病院によってさまざまです。国立大学附属病院とは違い、経営状態がそのまま職員の給与やボーナス、業務量、採用に直結するため、その点を不安・不満に感じる看護師は多いようです。

実際、1年以上に及ぶ新型コロナウイルスの流行で、昇給なしやボーナスカットとなった大学病院も少なくありません。

口コミ

都心の寮が格安な東京医科歯科大学病院
東京医科歯科大学病院は教育制度が整っています。近くに寮が3ヶ所あり、入職から3年間は格安(月2万円程度)で住めるのでお金を貯めることができます。病院の知名度も高く、最先端の医療設備が整っていると思います。(20代前半・女性 国立大学病院外科勤務)

慈恵医科大学病院は人間関係良好だが残業多め
慈恵医科大学病院は、スタッフ間の仲が良く、人間関係が良好だと聞きます。ただし、とても忙しく残業がなりあるそうです。(30代前半・女性 800床の都立病院外科勤務)

新人ばかりの現場で医療レベルに不安
大学病院全般に言えることですが、入職から3年で辞めていく看護師が多く、常に現場は新人ばかりなので業務不安が大きいです。(30代前半・女性 400床の2次救急総合病院ICU勤務)

大学病院でも安い給料、過酷な勤務も
有名な大学病院でも、中には4週7休と休みが少なかったり、ボーナス〇ヶ月とあってもそもそもベースとなる基本給自体がとても安かったり、人員不足で希望休が取れないといったこともあります。そのせいか看護師の退職が多いように感じました。(30代前半・女性 大学病院NICU勤務)

東京の国公立病院の特徴は?

病院の設置主体が国、公的医療機関、社会保険関係団体の場合、国公立病院となります。設置機関と主な東京の国公立病院は次の通りです。

【設置主体:国】

病院の設置機関 病院例
厚生労働省 国立ハンセン病療養所 等
独立行政法人国立病院機構
  • 東京医療センター(目黒区)
  • 災害医療センター(立川市)
  • 東京病院(清瀬市)
  • 村山医療センター(武蔵村山市)
国立大学法人
  • 東京大学医学部附属病院
  • 東京医科歯科大学医学部附属病院
独立行政法人労働者健康安全機構
  • 東京労災病院
国立高度専門医療研究センター
  • 国立がん研究センター中央病院(中央区)
  • 国立精神・神経医療研究センター(小平市)
  • 国立国際医療研究センター病院(新宿区)
  • 国立成育医療研究センター(世田谷区)
独立行政法人地域医療機能推進機構
  • 東京高輪病院(港区)
  • 東京新宿メディカルセンター(新宿区)
  • 東京山手メディカルセンター(新宿区)
  • 東京城東病院(江東区)
  • 東京蒲田医療センター(大田区)
その他の国の機関 防衛省(自衛隊病院、防衛医科大学校病院)、法務省(医療刑務所)、宮内庁(宮内庁病院) 等

参考:国立病院機構「病院一覧」
   労働者健康安全機構「労災病院」
   地域医療機能推進機構「地域医療機能推進機構施設一覧」

国立の医療機関に勤務=国家公務員と思っている看護師さんは多いですが、国家公務員となるのは、国立ハンセン病療養所、宮内庁病院、医療刑務所、自衛隊病院の4つのみです。

そのため、東京で国家公務員看護師となるには、国立療養所多磨全生園、宮内庁病院、八王子医療刑務所、自衛隊中央病院の4つの医療機関となります。

それ以外は準公務員もしくはみなし公務員となり、公務員試験に合格する必要はありません。ただし、給料や福利厚生など待遇面は公務員とほぼ同じで安定しています。一方、多くの場合、公務員と同様に副業や接待や贈答を受けることが禁止されています。

参考:厚生労働省「国立ハンセン病療養所」

【設置主体:公的医療機関】

病院の設置機関 病院例
  • 東京都立広尾病院(渋谷区)
  • 東京都立大塚病院(豊島区)
  • 東京都立駒込病院(文京区)
  • 東京都立墨東病院(墨田区)
  • 東京都立多摩総合医療センター(府中市)
  • 東京都立小児総合医療センター(府中市)
  • 東京都立神経病院(府中市)
  • 東京都立松沢病院(世田谷区)
市区町村
  • 青梅市立総合病院
  • 町田市民病院
  • 日野市立病院
  • 稲城市立病院
  • 奥多摩町国民健康保険奥多摩病院
  • 国民健康保険町立八丈病院
  • 公立阿伎留医療センター(あきる野市)
  • 公立昭和病院(小平市)
  • 公立福生病院(福生市)
地方独立行政法人 都立病院、市区町村立病院の一部が移行
公立大学法人
日本赤十字社 武蔵野赤十字病院、大森赤十字病院、東京かつしか赤十字母子医療センター、日本赤十字社医療センター
済生会 東京都済生会中央病院(港区)、東京都済生会向島病院(墨田区)
厚生連 厚生連クリニック(立川市)
国民健康保険団体連合会

参考:恩賜財団済生会「病院診療所
   日本赤十字社東京都支部「都内の赤十字施設 病産院

【設置主体:社会保険関係団体】

病院の設置機関 東京の病院例
共済保険組合及びその連合会 KKR病院(国家公務員共済組合連合会病院)
  • 立川病院(立川市)
  • 九段坂病院(千代田区)
  • 虎の門病院(港区)
  • 三宿病院(目黒区)
  • 東京共済病院(目黒区)
健康保険組合及びその連合会
国民健康保険組合
  • 国保檜原診療所(西多摩郡)
  • 三宅村国保直営中央診療所(三宅島)
  • 国保町立八丈病院(八丈島)

参考:国家公務員共済組合連合会「連合会病院一覧
   全国国民健康保険診療施設協議会「会員施設一覧

都立や市区町村立の病院・施設に勤務している看護師は、地方公務員となります。それ以外の病院・施設の場合は、準公務員となります。

東京は、他の地域に比べて国公立病院が多く、公務員や準公務員の看護師になれるチャンスが多いといえるでしょう。

ただし、国公立病院の看護師の離職率は民間に比べて低いようです。日本看護協会「2020年 病院看護実態調査結果」の設置主体別の離職率を見てみると、国公立病院の看護師の離職率が新卒採用約5~8%、中途採用約8~16%に対し、民間病院は新卒採用約6~20%、中途採用約9~32%。そのため、民間病院より国公立病院の方が狭き門といえます。

参考:日本看護協会「2020年 病院看護実態調査結果」

口コミ

週休2日より月8回休みの病院がおすすめ
日赤はお給料が良く、勤めている看護師は「できる看護師」の印象が強いと聞きます。また、東京大学医学部附属病院は年金が多いそうです。ただし、週休2日となっているところは連休が取りにくいので、休みが月8回のところに転職した方がいいです。それだとまとまってお休みが取れたりするからです。 (20代後半・女性 1000床の大学病院勤務)

東京都保健医療公社病院は系列間で異動が可能
東京都保健医療公社病院は系列で6病院+がん検診センターがあり、病院間異動などの融通が利きます。都立から地方独立行政法人へ移行しますが、基本的な休みの習得方法や基礎研修などが整っています。都立の墨東病院、広尾病院、多摩総合医療センターは3次救急で、看護師としての実力をつけるのにとても良いと思います。(30代前半・女性 400床の2次救急総合病院ICU4年勤務)

国立病院看護師は準公務員で待遇良し
国立病院の看護師は準公務員の待遇で、寮費などが安く福利厚生が良いイメージです。(40代前半・女性 1000床の大学病院手術室勤務)

都立病院は残業が満額つかないことも
都立病院は激務なのに、4時間残業しても2時間分しか出ないなど残業代が満額出ないと聞いたことがあります。基本、患者さんは断らないので重度の患者が多いようです。(20代後半・男性 障害児専門医療センター勤務)

虎の門病院の寮は都心過ぎて生活には不便
虎の門病院に勤務していた頃は寮に住んでいましたが、都心過ぎて近くにスーパーなどがなく暮らしていくうえでは不便でした。かといって1人暮らしをするにも東京は家賃が高いので、離れたところに住んで長時間かけて通勤するか、寮に住むかでした。(20代後半・女性 1000床の大学病院勤務)

東京のその他の病院・施設の特徴は?

東京のその他の病院・施設にはどんな特徴があるのでしょうか? 次の5つの病院・施設についてご紹介します。

聖路加国際病院

ミライトーチMedia看護師実施のアンケートで、東京の看護師さんに3番目に人気だったのが、中央区にある聖路加国際病院です。大学病院でも国公立病院でもない聖路加国際病院が、どうしてこのように看護師さんに人気なのでしょうか?

明治時代、アメリカの宣教医師によって創設された聖路加国際病院は、120年以上の歴史を誇ります。医療の質を測る指標Quality Indicator(以下、QI)を日本の病院では先駆けて2007年に公表し、常に課題を数値化して改善してきた背景があります。

また、看護学部、看護研究科などを有する聖路加国際大学を併設しており、看護師の育成に特化。ミライトーチMedia看護師のアンケートでも看護師の研修制度が独自かつ充実しているという声が多く聞かれました。

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新卒看護師の研修制度が整っている
聖路加国際病院は、新卒看護師に対する研修制度が独自に整っています。研修医と同様に、希望する配属先に関係なく、新卒看護師全員が配属前に全科をローテーションして、基本的な知識・技術を学ぶことができるからです。(30代後半・女性 450床の市民病院小児科勤務)

ボーナスが良く新卒看護師に人気
聖路加国際病院は教育体制がとても充実しているので、新卒看護師には特に人気があります。また、月々の給与は高くはありませんが、ボーナスが良いので年収に換算すると高いです。(30代前半・女性 産婦人科病院勤務)

高度医療を学べるが残業・休日出勤が多い
聖路加国際病院では非常に高度な医療を学べますが、残業などがすさまじく多いです。特に小児科は大変で、休日出勤はザラで辞める看護師が多いと聞きます。志が相当高くないと続かないと思います。(20代後半・女性 療養型病院勤務)

東京のその他の病院の評判

その他の東京の病院の評判はどうでしょうか? ミライトーチMedia看護師に寄せられた東京の看護師さんの病院に関する主なアンケート結果をご紹介しましょう。

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東急病院(大田区)
東急グループの企業立病院ですが、給与基準が高く、福利厚生がとても良いと評判です。(20代前半・女性 300床の総合病院外科病棟勤務)

伊藤病院(渋谷区)
甲状腺疾患専門の病院で、表参道駅からすぐと立地がとても良いです。年間30万人を超える外来患者の対応は忙しいですが、受付、検査、診察と専門病院ならではのシステマチックな流れで進むので楽といえば楽。その割にお給料が良いので人気です。(30代前半・女性 800床の都立病院内科勤務)

東京アドベンチスト衛生病院(杉並区)
看護師・助産師の給料が異常に低く、医師の給料は異常に高いそうです。24時間365日無痛分娩に対応を売りにしているため、医師を集める必要があるためと聞きました。(20代後半・女性 500床の総合病院の産婦人科勤務)

東京のクリニック

東京にある診療所、いわゆるクリニックは、どういった特徴があるのでしょうか?

日本医師会「地域医療情報システム 東京」の人口10万人当たりの施設数で見ると、東京の一般診療所は89.30件で、全国平均68.94件と比較すると20件以上も多い結果となっています。特に、多くの美容クリニックが含まれる皮膚科系診療所は、全国平均が人口10万人当たり9.69件に対し、東京は19.24件と倍以上。

東京の看護師さんのアンケート回答にもある通り、美容皮膚科、美容外科、脱毛専門、アンチエイジングなど美容系クリニックが多いのは東京ならではでしょう。

また、東京の出生数は4年連続、出生率は3年連続で下がり続けていますが、東京の産科・小児科クリニック数は全国平均を大きく上回ります。出生率の全国平均が1.36に対し、東京都は1.15(東京都「令和元年 東京都人口動態統計年報(確定数)」より)。

しかし、産婦人科系診療所は人口10万人当たり全国平均3.76件に対し東京は6.33件で、小児科系診療所にいたっては全国17.02件に対し東京は22.54件となっています。地方では産科・小児科クリニックの求人がなかなか出ないといわれますが、東京では比較的探しやすいのではないでしょうか。

参考:日本医師会「地域医療情報システム 東京」
   東京都「令和元年 東京都人口動態統計年報(確定数)」

東京はクリニックの求人を探しやすい
看護師の募集を出すと、コンスタントに応募が来ます。大規模病院は転職サイトやハローワークなどで大々的に募集をかけたりはしませんが、クリニックは探してみると割とどこも募集していたりすると思います。(20代後半・女性 個人クリニックで採用担当)

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東京には地方にない珍しいクリニックがたくさん
東京は、保険適用外の高級クリニック、美容クリニック、芸能人御用達クリニックなど、地方にはない珍しい病院がたくさんあります。(30代前半・女性 大学病院NICU勤務)

小児科は大学病院よりクリニックの求人が多い
希望している小児科に重点を置いている大学病院の求人自体、比較できるほどありませんでした。逆に、小児科クリニックの求人は多かったです。(20代前半・女性 公立病院勤務)

有名個人クリニックの方が大学病院より高給?
会社員等をしている同年代と比べると看護師という職種自体が高給与だと思いますが、今は大学病院で介護度の高い病棟で働いているため、仕事内容に対して十分と言える給料はもらえていないと思っています。それより、東京の評判の良い個人クリニックの方が大学病院より給料が良いと思います。(20代前半・女性 800床以上の大学病院脳神経外科勤務)

美容外科クリニックへの転職は後悔も
一部だと思いますが、転職して後悔している看護師が多いのは美容外科です。大手になればなるほど長期休みが取得できず、みな困っていました。(40代前半・女性 1000床の大学病院手術室勤務)

※クリニックへの転職についてくわしく知りたい方は、こちらをご覧ください。

看護師がクリニックに転職するには?お金、仕事内容、福利厚生と転職対策
看護師がクリニックに転職するには?お金、仕事内容、福利厚生と転職対策
「クリニックの仕事は病院より楽そう…」「夜勤のないクリニックへ転職したい…」そう思う看護師さんが多いようですが、メリットがある一方でデメリッ...

東京の病院・クリニック以外の施設

病院・クリニック以外で看護師として勤務できる施設・職種は主に以下の9つが挙げられます。

  • 訪問看護ステーション
  • 健診・検診センター
  • 老人ホーム、老健
  • デイケア、デイサービス
  • 保育園、養護学校
  • 産業看護師
  • ツアーナース、イベントナース
  • 教官、教員、講師
  • CRC(治験コーディネーター)

上記のうち、訪問型介護施設(訪問看護ステーション)、入所型介護施設(老人ホーム、老健)、通所型介護施設(デイケア、デイサービス)などを総じて、介護施設と呼びます。

日本医師会「地域医療情報システム」によると、75歳以上1000人当たりの介護施設は、全国平均12.4件に対し東京は10.12件。これはかなり低い数字で、他の大都市と比較すると大阪は14.93件、愛知県は12.23件、福岡県は13.88件で、首都圏の神奈川、千葉、埼玉いずれも東京を上回っています。

東京の介護施設不足は深刻で、特に訪問看護師の負担は大きいといいます。地方では担当患者数に余裕があり移動時間もかかることから午前1件、午後1~2件患者宅を回るのが一般的ですが、東京では分単位で看護業務を行い、1日6~7件を担当し食事もとれないということも。

ただし、東京の訪問看護師は慢性的な人材不足により高給となっているため、病棟看護師とほぼ同じ水準の給料となります。求人も多いので、日勤だけでバリバリ働きたい方にはおすすめです。

一方、東京では看護師が活躍できる場が多く、地方ではなかなか出会えない、空きのない施設・職種の求人もこだわって転職先として選べます。例えば、産業看護師やツアーナース、イベントナース、CRC(治験コーディネーター)など、病院以外を転職先として考えている方は、転職サイトなどで求人を探してみましょう。

参考:日本医師会「地域医療情報システム」

口コミ

訪問看護や保育園などの求人が探しやすい
東京で転職する場合は、勤務条件が絞りやすく求人検索が簡単なので、転職サイトを利用しています。特に、美容外科系の求人や訪問看護の仕事が探しやすいです。また、保育園看護師といった病院以外の求人も東京は多い印象です。(30代前半・女性 500床の小児専門病院勤務)

東京は病院以外の施設が幅広く選べる
今は病院よりも施設での勤務を希望しています。都内の施設を比較しながら求人を探していますが、東京はクリニックや施設などの求人も病院以上に多く、条件設定をしても幅広く選べるという印象があります。(20代後半・女性 大学病院形成外科勤務)

セコム系列の訪問看護は教育体制が充実
訪問看護は新人看護師の教育体制がさまざまなのですが、セコム系列の訪問看護ステーションは、研修などの教育が充実していると思います。(20代後半・男性 障害児専門医療センター勤務)

※病院以外の施設への看護師転職についてくわしく知りたい方はこちらをご覧ください。

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東京のエリア別の特徴は?

東京は場所によって医療環境や患者層、住みやすさが大きく異なります。東京の看護師さんに人気のエリア、不人気のエリアから、その特徴が浮き彫りになります。

東京で看護師に人気のエリア

看護師さんは、その勤務形態や仕事の忙しさから、勤務先と住居が近いか、交通の便が良く通勤にストレスを感じないところを転職条件に挙げる人が多いです。そのため、勤務するエリアには住みやすさも求める看護さんが多いようです。

その点をふまえたうえで、ミライトーチMedia看護師が東京の看護師さんにアンケートを実施したところ、人気の勤務エリアの上位5位は以下の結果となりました。

【東京で看護師に人気の区・市】

1位 港区 17.9%
2位 新宿区 15.4%
3位 世田谷区 10.3%
4位 渋谷区、中央区、江戸川区 各7.7%
5位 文京区、練馬区、立川市 各5.1%
その他 千代田区、品川区、大田区、豊島区、中野区、北区、三鷹市 等

1位となった港区は、東京慈恵会医科大学附属病院、虎の門病院、東京都済生会中央病院、東京大学医科学研究所など名だたる大規模病院があることに加え、クリニックも人口に対する件数が非常に多いエリアです(全国平均の約4倍)。特に美容皮膚科クリニックを含む皮膚科系診療所が全国平均の7倍以上。また、23区で最も平均年収が高く1200万円を超えていることから、病院や施設の看護師給与も高い傾向にあります。

2位の新宿区は、新宿駅という巨大ターミナルがあり、複数の路線が乗り入れて交通の便が良いこと、慶應義塾大学病院、東京医科大学病院、東京女子医科大学病院、国立国際医療研究センター病院など人気の大規模病院が多いことが人気の要因です。

3位の世田谷区は、港区や新宿区ほどの大規模な病院はありませんが、東京都立松沢病院や国立成育医療研究センター、公立学校共済組合関東中央病院、自衛隊中央病院など国公立の病院が集中。日本を代表する高級住宅街のため、高給と暮らしやすさの両得が期待できるエリアです。

東京全体で見た場合、看護師さんに人気なのは東京の中央部から西部エリアに集中していることがわかります。

参考:日本医師会「地域医療情報システム 東京」
   総務省「令和元年度 市町村税課税状況等の調」

口コミ

新宿の大学病院ならキャリアのための勉強も
新宿区は電車のアクセスが良く、大学病院をはじめ多くの病院があります。都心部なので患者も多く将来のキャリアを見据えた勉強もしやすいですし、勤務終了後には飲食店や繁華街、ショッピングなど多方面でも利用しやすいです。(30代前半・女性 1200床の大学病院ICU勤務)

在宅医療を学びたい人は練馬区がおすすめ
世田谷区は、何といっても港区に続く東京の一等地なので、各種補助金制度が整っており、医療も子育て支援も先進的です。練馬区は、23区内ですが意外と自然や公園もあり、在宅医療を中心に地域住民の命と生活を支える医療構想を築いている最中のため、在宅医療に興味がある方に特にオススメです。(30代後半・女性 市民病院小児科勤務)

港区は美容系クリニックが充実
港区は、比較的高給でそのうえ夜勤もない美容系クリニックが多いので、日勤のみを探している看護師さんにはおすすめです。(30代前半・女性 都立総合病院ICU勤務)

高額医療でもニーズがある港区、世田谷区
大田区や港区、世田谷区の患者さんは、保険外となってかなり医療費が高額となっても良い医療を受けたいというニーズがあるため、それに応じて必然的に病院・クリニックの収益も多くなり、看護師の給与にも反映されるから。(20代後半・男性 公立小児病院勤務)

美容クリニックなら渋谷区・港区、大学病院は新宿区
特色として渋谷区、港区、中央区などは、美容クリニックが充実しており、美容で働きたい人は選べる環境だと思います。また、大学病院に入職したい人は、文京区、新宿区などに集中しているのでそのエリアで求人を探すといいと思います。(30代前半・女性 美容クリニック勤務)

立川市は総合病院の建て替えラッシュ
立川市は、田舎過ぎず都会すぎない環境が住みやすく中央線で都内まで乗り換えなしで行けます。総合病院の建て替えが続いており、新しくきれいな病院が多いです。(30代前半・女性 450床の総合病院勤務)

世田谷区は子育て世代への福祉が充実
世田谷区は子育て世代に対する補助が多いため、職場と同じ世田谷区に住めば通勤も楽で自治体からの恩恵をたくさん受けられます。(20代後半・女性 総合病院ER勤務)

東京で看護師に人気のないエリア

ミライトーチMedia看護師が実施したアンケート結果によると、東京の看護師さんに人気のないエリアは2極化しました。

一つは、23区内の北東部エリア。大学病院や公立病院はあるもののいずれも500床以下の規模で、港区や新宿区ほどの大規模病院はなく、看護師の給料も東京全体では低い傾向にあることが理由でしょう。

もう一つは、西多摩や奥多摩など東京の最西部、西多摩医療圏と呼ばれるエリアです。「過疎化が進み交通の便が悪い」「病院より高齢者施設が多く、急性期医療や先端医療を学ぶ機会が少ない」などの声が上がっています。

実際、大規模病院は青梅市にしかなく、クリニックも人口当たりの件数として全国平均を大きく下回っています。また、病院は30件、クリニックが188件しかないのに対し、介護施設は449件もあることからも患者の高齢化がうかがえます。

医師の人口当たりの人数も全国平均を大きく下回っており、医療環境が十分ではなく職場もあまり選べないことから、看護師から敬遠されているのでしょう。

参考:日本医師会「地域医療情報システム 東京」

口コミ

足立区の病院は看護師のケアが不十分なことも
足立区は、主要駅からの距離があり生活保護者などを積極的に受け入れる病院が多いと思います。一方で、そこで働いている看護師へのケアを全くしない病院をいくつか知っています。(40代後半・女性 公立病院勤務)

荒川区・江戸川区の病院はお給料が低め
荒川区や江戸川区は、医療機関が少ないうえ都心から少し離れており、東京の中では看護師の給料がやや低いと思います。(30代前半・女性 公立病院勤務)

古い病院が多い足立区、豊島区
足立区や豊島区の病院は、古い病院が多いように思います。また、東京23区内の中では、看護師の給料が低い印象です。(20代後半・女性 総合病院ER勤務)

西多摩郡では最先端医療や急性期が学びにくい
西多摩郡は交通の便が悪く、高齢者施設が多いため、看護師は急性期医療や最先端の医療を学ぶ機会が少ないです。(30代後半・女性 市民病院小児科勤務)

アクセスが悪く車が必須の奥多摩エリア
東京都でも西側の奥多摩町、青梅市、檜原村まで行くと、アクセスが悪く車は必須です。医療機関が少なく、どの施設も人材不足なので、あえて選んで入職する看護師はいないと思います。(30代前半・女性 クリニック勤務)

八王子の病院は駅から遠く通勤しづらい
23区外でも良い病院はたくさんあると思いますが、八王子の病院に実際働いてみて、通勤が大変でした。たいてい、駅から離れているためバス利用なので通勤もしづらく、残業が発生するとバスがなくなることもしばしば…。病院がいくつもあるわけでないため、比較して選ぶということもで

東京の看護師の雇用形態・働き方の特徴は?

東京には、あらゆる種類の病院・施設があり、いろいろな雇用形態、さまざまな働き方が選べます。フルタイム正職員ではない看護師の雇用形態、働き方といえば、主に次の6つが挙げられるでしょう。

東京では、地方ではほとんどない派遣看護師や応援ナースの求人も数多くあり、夜勤専従や単発バイトといった働き方、病棟でも日勤のみといった勤務形態が選べる職場も。

そういった東京ならではの多種多様な雇用形態・働き方についてご紹介しましょう。

東京の派遣看護師の特徴は?

前述の「東京の看護師充足度」で紹介した通り、東京は関東地方で神奈川県に次いで看護師が不足し、全国平均を大きく下回っています。そのため、正職員での採用が難しい病院・施設では、派遣看護師を多く採用しています。

「看護師向けおすすめ派遣会社ランキング!口コミ・評判を徹底比較|派遣会社の選び方も紹介」で看護師の派遣サイトで1位にランクインしている「レバウェル看護派遣(旧 看護のお仕事派遣) 」で東京の求人数を調べたところ、2111件(2023年11月17日現在)。正職員を含めたレバウェル看護(旧 看護のお仕事)が保有する東京全体の求人の約1割が派遣看護師となっています。

派遣看護師として働くメリットは、派遣元が間に入ってくれるため、自分の希望通りの働き方ができること。契約書を交わし時間単位の勤務となるため、残業代はきっちり出ますし、自分の意に反する転属や夜勤などを受け入れることもありません。

そのため、派遣看護師は子育てや介護をしながら働き続ける方には人気ですが、ボーナスなどはなく、有期契約となるため短期で契約終了となってしまう不安定さがあります。

派遣は地方からの若い看護師さんが多い
一度東京に出てきてみたい、という地方出身の若い看護師さんが、まずは自分のペースで働ける派遣看護師をするという方が多い印象です。ただし、そういった看護師さんは研修や試用期間のために地方から出てきてもらっているのに、本採用しないとなると断りづらい難しさがあります。(20代後半・女性 美容クリニックで採用担当)

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派遣看護師の多い病院は残業が多いので要注意
病院によっては、派遣看護師さんが多いところもあります。そういった病院は人手不足で残業が多かったり、看護師の定着率が悪いので、常勤ではあまりおすすめできないです。(20代前半・女性 300床の総合病院外科病棟勤務)

東京の応援ナースの特徴は?

応援ナースとは、看護師不足で緊急性の高い病院・施設に他の地方から引越しし、有期(6ヶ月~)で勤務する働き方です。例えば、福島や熊本など災害で一時的に看護師が不足したエリアや、今なら新型コロナウイルスの感染者が多いエリアなどに多く求められています。

応援ナースの求人に力を入れているナースパワーでは、「都市圏応援ナース」と題し東京など大都市圏への応援ナースの求人を数多く保有しています。東京に絞った場合、応援ナースの求人は71件(2023年11月17日現在)。それぞれの求人に、赴任中の応援ナースのコメントが紹介されており、勤務した場合の生活が想像できます。

都市圏応援ナースは月収45万円確約で、赴任費用負担、選考は書類と電話面接のみ、家電付きアパート完備などいたれりつくせりの条件で、中には1年のうち半年応援ナースをして半年は働かずに趣味に没頭するというつわもの看護師さんも。

ただし、どの病院・施設でも即戦力としてのスキル・経験が求められるので、派遣看護師より条件が厳しい場合が多いようです。

人材不足の病院は応援ナースで看護師確保
東京は看護師の働き口が多いため、どこも定着率が悪く入れ替わりが激しいです。口コミも豊富にあるので、人気が一ヶ所に集中してしまう反面、それ以外の病院では看護師不足が深刻です。そういった病院は、都市型応援ナースなどで人材を確保しています。(20代後半・女性 個人クリニック採用担当)

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高齢者の多い療養型病院は応援ナースが多い
東京ではたくさんの就職先があるので、高齢者が多い療養型の病院や古い施設には看護師がなかなか集まらないと聞きます。そういった病院や施設は、よく応援ナースに入ってもらっている印象があります。(30代前半・女性 800床の大学病院勤務)

※応援ナースの求人が多いナースパワーをくわしく知りたい方はこちらをご覧ください。

ナースパワーの評判・口コミは?応援ナース求人が特徴の転職サイト
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「ナースパワーの評判はどう?」 「どんな看護師向け求人を探せるの?」 実際ナースパワーを利用した看護師は満足しているのでしょうか?ナース...

東京の単発・パートの特徴は?

看護師の単発バイトというと、代表的なのはイベントナース、ツアーナースでしょう。

特定の病気・けがに対応する病院看護師とは違い、ツアーナースやイベントナースは参加者の持病、既往症はもちろん突発的な健康トラブルにも対応しなくてはいけないため、広い知識と高度なスキルが求められます。そのため、登録の際には臨床経験〇年以上、小児科経験者優遇など、応募に厳しい条件が設けられることがあります。

ツアーナースやイベントナースの求人に特化したMCナースネットで東京の求人数を調べたところツアーナースで302件(2023年11月17日現在)。そのほとんどが宿泊を伴う学校行事に同行するものでした。時間が空いた時を選んで産科や副業として、

一方、看護師のパート勤務はクリニックの求人が多い傾向にあります。前出の「東京でおすすめの看護師転職サイトランキング」で1位の看護roo!で求人数を調べたところ、パート(非常勤)は3399件と求人全体の約3割を占め、そのうち大学病院の求人がわずか2件に対し、クリニックの求人は3割の1027件でした(2023年11月17日現在)。

パート勤務は期限がない場合が多く、シフト制になるので扶養控除範囲内で働きたいママナースなどは所得調整がしやすいといえるでしょう。ただし、クリニックは看護師の人数自体が少ないため、急なお休みや長期休暇が取りにくいデメリットもあります。

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転職サイト利用で自宅近くのクリニックに転職
転職サイトに登録をすると、すぐに連絡をいただけ、自分の求めている職場を探してくれました。希望しているパートでの仕事が豊富で、自宅から近い職場も数多くあるので探しやすく選びやすかったです。(30代後半・女性 クリニックのパート勤務)

※ツアーナースやイベントナースの求人が多いMCナースネットをくわしく知りたい方はこちらをご覧ください。

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東京の夜勤専従看護師の特徴は?


看護師さんの中には「日勤より夜勤の方がゆっくりできるから好き」「夜勤のみで働く方が生活リズムが整う」という方が少なくありません。

一方、病院や施設側も看護師のシフト組みで苦労しており、結婚や妊娠、出産で夜勤ができなくなる看護師の退職を防止したいため、特に看護師が不足している東京では、夜勤専従の看護師を採用するところが増えています

多くの看護師転職サイトでは求人検索条件に「夜勤専従」項目が設けられていますが、中でもレバウェル看護(旧 看護のお仕事)は常勤とパートとを分けて探すことができます。2023年11月17日現在、レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の夜勤専従看護師の求人は、常勤が58件、パートは566件もあります。

夜勤専従という契約で仕事をする場合、日中の委員会や勉強会、研修に時間をとられることが少ないというメリットがある反面、他の看護師とコミュニケーションをとる機会が少なく、患者に関する申し送りや引き継ぎに苦労する看護師も多いようです。

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東京で需要が高い夜勤専従看護師
東京の病院の多くは、夜勤専従や夜勤OKの正職員など、夜勤ができる人を求めている印象があります。多数の求人がありすぎて自分の力では探しきれないため、転職エージェントの利用が得策だと思います。(30代前半・女性 800床の都立総合病院ICU勤務)

夜勤専従看護師など時間に縛られず働ける
東京では、働きたい時間で仕事を幅広く探すことが可能だと感じます。夜までオープンしているクリニックが多かったり、夜勤専従といった働き方や、フリーランスで働くことも東京なら可能です。(40代前半・女性 500床の大学病院手術室/ICU勤務)

東京の日勤専従看護師の特徴は?

夜勤専従看護師とは逆となる日勤専従看護師。クリニックなど病床のないところでは日勤のみというのがふつうですが、最近は大規模病院の病棟看護師でも日勤のみという働き方ができるところがあります。

妊娠や出産、介護などでキャリアを中断したくない看護師さんにとって、東京では日勤専従看護師という選択肢もあるわけです。

ただし、いざ入職していると、夜勤をしない看護師にはボーナスが出ない、日勤のみの条件なのに頼み込まれて夜勤をやらざるを得なくなったという声も少なくありません。そういったトラブルを予防するためにも、入職前に採用条件提示書に明記してもらうと安心でしょう。

東京の医療施設・看護師求人の特徴まとめ

ここからは、東京の医療業界に絞って、医療施設や看護師求人の特徴を見ていきます。

ー東京の医療施設・求人の特徴ー

求人が多過ぎる東京では看護師転職サイトを活用すべき

記事冒頭で紹介したように、「東京でおすすめの看護師転職サイトランキング」のトップ5すべての転職サイトにおいて、全体の10%以上を東京の求人が占めています。

たくさんの医療機関があり、さまざまな働き方が選べる東京ですが、膨大な数の求人の中から自分に合った職場を選ぶのは至難の技です。特に、働きながら転職活動をしていたり、東京という土地や医療環境に明るくない看護師さんならなおさらです。

その際、強い味方となってくれるのが看護師転職サイトであり、あなた専任のキャリアアドバイザーです。ミライトーチMedia看護師が実施したアンケートでも、東京で働く看護師さんの多くが「複数の転職サイトに登録して情報収集します」「キャリアアドバイザーに条件を伝えただけで非公開求人も含めたくさんの求人の中からぴったりの職場を紹介してくれるので楽」と答えています。

また、地方では大学病院など大規模病院の求人はハローワークしか取り扱っていないことが多いですが、東京は逆。条件の良い大規模病院の求人は転職サイトの方が多く、ハローワークに求人を出す病院は採用予算もなく看護師が集まらないというイメージが強いようです。

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求人数が多過ぎる東京は転職サイトを利用
東京は、求人数が多く選ぶのに迷うことが多いと思うので、本格的に転職先を探している場合は転職サイトに登録し、自分の希望をくわしく伝えたうえで最良の求人をキャリアアドバイザーさんに選んでもらうのが良いと思います。(20代前半・女性 大学病院脳神経外科勤務)

複数の転職サイト登録で条件に合った職場を探す
転職の際は、複数の転職サイトに登録して求人を探します。その方が、条件に合った求人を多く紹介してくれますし、病院との給与や条件等のやりとりを担ってくれるから楽です。転職サイトだと、希望している産科や小児科の求人が多く、病院やクリニック、さまざまな施設の求人条件から選べます。(30代前半・女性 産婦人科病院勤務)

転職サイトは大学病院の求人が多い
看護師専門の転職サイトにいろいろ登録しました。自分の希望する病院を探してもらえるので就活も楽でしたし、大きな大学病院の求人が多いので、第一線で働きたい人にはおすすめです。(20代後半・女性 療養型病院勤務)

求人を比較検討することで自分に合った転職先がみつかる
看護師転職サイトは非公開の求人が多く、希望に合わせて担当者が相談にのってくれます。いくつかの転職サイトに登録して、なるべくたくさんの情報を得て比較することで、自分に合った就職先が見つかるのではないでしょうか。キャリアアドバイザーさんからは、あらかじめ病院の内部事情などもくわしく教えてもらえるので入職後のイメージもしやすいです。(30代前半・女性 300床の大学附属病院勤務)

東京の看護師はあらゆるキャリア・スキルが得られる

東京の看護師さんが口をそろえて言うのが「東京は看護師が参加できる研修、講義、勉強会がたくさんあり、望むキャリアアップやスキルアップがかなう場所」という点です。

実際、地方では院内看護師向けにしか行われない研修や勉強会も、東京の大学病院や国公立病院は院内外問わず門戸を開いているものが多いようです。そのため、東京に限らず、隣県の千葉や埼玉、神奈川からも多くの看護師が都内で行われる研修や勉強会に参加しています。

しかし、そういった研修や勉強会への参加を勤務先から求められるけれど、ほとんどの場合が無給で、休日出勤手当てなどは出ないようです。そのため、看護師は数少ない休日をつぶして参加せざるをえないケースが多いとか。

看護師からは「東京は学べる環境が整っていますが、整い過ぎて休めない」という声も聞かれます。学べる場が多いのは看護師として成長できるチャンスなので、今後はそれを業務の一貫として認める病院の姿勢が求められるでしょう。

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別の専門科志望でも東京なら転職がかなう
クリニックから大病院まで、東京は看護師の求人がたくさんあります。ブランクがあるけれど再就職したい人や別の専門科を勉強したい人など、さまざまなニーズにかなう求人があると思います。(40代後半・女性 570床の国立病院小児科勤務)

院内外関係なく参加できる研修会・勉強会が多数
東京は大学病院が多く、全国から難病患者さんが治療に訪れ、さらには学習意欲がある医師や看護師が集まる場所です。院内外関係なく参加できる研修や勉強会なども多く開催されるので、学ぶには最高の環境です。(30代前半・女性 1200床の大学病院ICU勤務)

接遇や心理的ケアなど医療以外も学べる
各医療機関により差はあると思いますが、圧倒的に東京は人口が多く、それに比例して症例も多いため、看護師として働いていくためのスキルを身につける教育体制が必然的に整っていると思います。新人時代は看護師の技術面以外でも、接遇や心理的ケア等で有名なセミナー講師の、地方ではなかなか聞けない講義も受講できました。(20代前半・女性 800床の大学病院脳神経外科勤務)

都内の看護師のほとんどが自費で研修を受講
以前、認定看護師教育センターに通っていましたが、都内の大学病院等から学びに来ている看護師などは休職扱いなうえ自費で学ぶ人が多かったのに対し、地方から受講しに来ている看護師等は、教育期間の居住費はもちろん給与も支払われている人が大半でした。(40代前半・女性 1000床の大学病院手術室勤務)

手当ての出ない研修で休日がつぶれる
東京は学べる環境が整っているから勉強にはなりましたが、逆に整い過ぎて休みの日が全然ありませんでした。休日でも研修などで呼び出されるのに手当ては出ず、忙しい割に給料は安いままでした。(30代前半・女性 産業保健師として企業に勤務)

教育体制が整っている反面、中堅看護師不足が深刻

先の「東京の看護師はあらゆるキャリア・スキルが得られる」でもご紹介した通り、東京の大学病院、国公立病院など大規模急性期病院では、看護師が学べる機会が多く、それは看護師の教育体制にも生かされています。

大規模病院では、新人看護師の指導にプリセプター制度が用いられ、最近はその多くが複数の先輩看護師で1人の新人を指導するといった体制が取られています。また、日本看護協会が2014年から重点的に取り組んでいるクリ二カルラダーを取り入れる病院も増え、看護師の自発的かつ継続的な学びや看護の質向上に一役買っています。

ただし、そういった新人看護師への手厚い指導のため、中堅看護師の負担がどんどん膨れ上がり、多くの看護師が3年をめどに退職や転職をしてしまっている現状があります。

東京から地方の病院へ転職した看護師さんは「今の病院は先輩看護師がたくさんいて安心です。東京で勤務していた時は先輩がみな3年で辞めてしまうので、まだ自信のないうちにプリセプターをやらなくてはいけなかったり肩書がついたりでいつも不安でした」とインタビューで話してくれました。

また、中規模以下の病院では新人看護師の指導は手厚くても中途採用の看護師はほとんど研修がないこともあり、病院の規模によって教育体制も大きく違うことがわかりました。

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プリセプター2人体制でしっかりした教育制度
在籍していた国立大学病院の病棟では新人看護師1人につき、プリセプターという3年目の指導看護師が2人もついていました。血糖測定、点滴作り、皮下注射、患者の各検査出しなど、細部に渡りすべての技術を細かくチェックいただき、合格印をもらわなければひとり立ちをさせてもらえませんでした。先輩方が資料を作り、勉強会も開催してくださって、緊急時の対応といった全体研修も定期的にあったので、教育制度はしっかりしていると思います。(20代前半・女性 国立大学病院外科勤務)

大規模病院は卒後教育が体系的に構築
いわゆる大病院では、卒後教育が体系的に構築されていることが多く、外部向けに新人研修を公開している病院もあります。(40代後半・女性 700床の総合病院勤務)

中規模病院の研修は新卒のみという場合も
私がこれまで勤務した2ヶ所とも、院内外の研修がとても多く、新卒もチームで育て教育体制が整っていました。ただし、中途採用の看護師さんについては特に研修が設けられていなかったので、即戦力となるスキルを持っている方以外は不安に感じるところもあったかもしれません。(30代前半・女性 300床の総合病院勤務)

転職先選びに通勤の混雑さは要チェック

日本看護協会発表の「2019 年 病院および有床診療所における看護実態調査」によると、現在の職場に継続勤務をしたいと答えている看護師は54.9%。その理由のトップに挙げているのが、「通勤の利便性が良いこと」となっています。

多くの看護師が2交替ないし3交替制で夜勤もこなしているため、通勤のストレスは避けたいものです。どんなに魅力的な職場でも時間がかかる、駅から遠い、乗り換えが多い、混雑する場所だと、通うだけで疲れてしまいます。

病院の採用担当者も通勤に不安がある看護師は定着率が悪い傾向にあると語っています。

特に、子どものいる看護師さんの場合、通勤条件は最重要事項となります。院内の保育園や病児保育に預けるとなると、子どもと一緒の通勤となりますから、混雑した路線の利用は現実的ではありません。

また、家のそばの保育園・学校に通園・通学となると、もしもの時の呼び出しにすぐ対応できる距離であることが条件です。そうなると、比較的すいている下り電車での通勤か、車通勤ができる職場、徒歩や自転車通勤できるくらい近距離の医療機関に限定されます。

参考:日本看護協会「2019 年 病院および有床診療所における看護実態調査」

仕事への意欲を左右する通勤電車の混雑具合
東京は混雑した通勤電車がきついので、家と職場の位置を見極めて転職することをおすすめします。快適な通勤ができると、仕事へ意欲も下がりづらいと思います。(20代後半・女性 美容クリニックの採用担当)

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賢い転職先選びで通勤ストレスを避ける
もし住みたい地域(区)が決まっているのであれば、そこを中心に通勤の便が良いところを転職先として選ぶのも大切な要素だと感じます。東京では、通勤自体がストレスになってしまう時もあるからです。(40代後半・女性 総合病院勤務)

院内保育所完備でも利用できない
勤務先には院内の保育園が完備されていて復職を促されますが、子連れで混雑した電車で通勤する大変さが病院に理解してもらえません。院内保育所を作ればママ看護師が復帰できるというわけではありません。(30代前半・女性 約500商の小児専門病院3年(東京)

都心にある病院の病児保育は意味がない
病児保育所が院内に併設されている施設も増えましたが、そもそも電車などに病児を乗せて移動すること自体が困難で、皆、出産後の復職を断念している傾向にあります。(40代前半・女性 1000床程度の大学病院手術室勤務)

【求人例】東京で人気のある病院

東京の看護師さんに人気のある病院の求人例を、大学病院、国公立病院、一般病院別にご紹介しましょう。

慶應義塾大学病院(大学病院)

基本給 看護大卒:21万5,000円 看護師(3年課程):19万9,000円 ※2020年実績
所定外給与・職務手当 夜勤手当、準夜勤手当、超過勤務手当 等
その他手当 通勤交通費手当、扶養家族手当 等
昇給
賞与 年3回(6.4ヶ月程度) ※2018年実績
勤務体制 【病棟】 三交替制:日勤8時~16時30分、準夜勤14時45分~23時15分、夜勤23時~翌8時15分 【手術室】 二交替制:日勤8時30分~17時、夜勤16時~翌9時
休日 4週8休 「国民の祝日に関する法律」で定められた休日、年末年始、開校記念日、福澤先生誕生記念日 有給休暇、季節特別休暇、慶弔休暇 等
その他 社会保険:健康保険(慶應義塾健康保険組合)、厚生年金保険、雇用保険、労災保険等完備 寮:病院敷地内 1棟(全室個室)、ワンルームタイプ(徒歩圏、5棟)※独身寮 子育て支援制度:産前産後休暇、育児時間(生後満1歳に達するまで)、育児休職(生後満3歳に達するまで)、子の看護のための休暇、短時間勤務制度、子育て支援ネットワークミーティング、院内保育所 福利厚生:選択型福利厚生制度、住宅等資金貸付制度、医療費貸付制度、子女教育ローン制度、財形貯蓄制度、グループ保険制度、直営保養所(伊豆高原・山中湖)、契約保養所(ラフォーレ倶楽部、プリンスホテル、三井不動産系ホテル) 等

求人の詳細は慶應義塾大学病院の公式ページをご確認ください

順天堂大学医学部附属順天堂医院(大学病院)

基本給 4大卒:21万4,300円 3年課程卒:20万8,500円 ※初任給は、本給・第2本給含む
基本給 看護職手当(病棟勤務の場合)、夜勤手当 等
その他手当 住宅手当、通勤交通費 等
昇給
賞与 年2回(6.2ヶ月+α) ※2020年度実績
勤務体制 週39時間(拘束44時間) 変則2交替制:日勤8時~16時10分、夜勤15時50分~ 翌8時10分または日勤8時~19時30分、夜勤19時20分 ~翌8時10分(一部の部署) ※土曜日相当日は4時間勤務
休日 日曜日、祝日、創立記念日(5月15日)、年末年始(12月29日~1月3日) ※ただし変形労働時間制 年次有給休暇、土曜日休み月2回、夏季特別休暇、リフレッシュ休暇(10年ごと) 等
その他 認定看護師・専門看護師支援制度:資格取得に伴う研修期間は出張扱い 社会保険:健康保険・年金(私学事業団)、雇用保険、労災保険 学内貯金制度:財形貯蓄、私学事業団積立貯金 退職金:勤続3年以上の場合支給 制服貸与:ユニフォーム、シューズ 等 職員寮:マンションタイプ(冷暖房完備) 厚生施設:職員食堂、厚生寮、研修施設、保育所、私学事業団宿泊施設 等 行事:ボウリング大会、野球大会(男性)、春・秋旅行 等

求人の詳細は順天堂大学医学部附属順天堂医院の公式ページをご確認ください

国立病院機構 東京医療センター(国公立病院)

基本給 大学卒:20万7,200円 短大・専門学校(3年)卒: 19万7,900円 短大・専門学校(2年)卒: 18万9,600円
所定外給与・職務手当 夜間看護等手当、時間外勤務手当、専門看護手当、診療看護師手当、救急呼出等待機手当、派遣手当 等
その他手当 住居手当、通勤手当、地域手当、扶養手当 等
昇給
賞与 年2回(6月・12月) ※4.2 ヶ月分
勤務体制 4週155時間勤務(4週8休制) 週38時間45分勤務 3交替制もしくは2交替制(各病院、各病棟によって異なる)
休日 国民の祝日、年末年始 ※勤務した場合は代休または休日給を支給 年次有給休暇、リフレッシュ休暇、病気休暇、特別休暇(結婚休暇、介護休暇 等)、出産休暇、配偶者の出産休暇、男性職員の育児参加のための休暇、子の看護休暇、育児休業 等
その他 社会保険・年金等:国家公務員共済組合法に基づく共済組合、厚生年金、雇用保険・労災保険 子育て支援制度、卒後研修制度、宿舎、院内保育所、災害補償 等 ・常勤職員として採用後、本人のキャリアアップ、人材育成及び家庭環境等に配慮して国立病院機構内の各病院へ異動の希望も可能

求人の詳細は国立病院機構 東京医療センターの公式ページをご確認ください。

東京都立広尾病院(国公立病院)

基本給 4大卒:約28万7,700円 短大・3年課程卒:約27万8,600円 2年課程卒:約27万600円 ※1ヶ月を4週として勤務し、一般病棟で夜勤を2交替4回、3交替8回行った場合の例 ※令和3年4月現在 ※職歴等により一定基準で加算される場合あり
所定外給与・職務手当 夜勤手当、特殊勤務手当、期末・勤勉手当、特定看護分野従事手当(専門・認定看護師、専任リスクマネジャー 等)等
その他手当 住居手当、通勤手当、扶養手当、初任給調整手当 等
昇給
賞与 4.55ヶ月 ※令和元年度実績
勤務体制 2交替または3交替制勤務 2交替:日勤8時15分~17時、夜勤16時~翌9時 3交替:日勤8時15分~17時、準夜勤15時45分~翌0時30分、深夜勤0時~8時45分
休日 週2日、8週間で16日の週休日(年間で約100日) 年次有給休暇、国民の祝日、年末年始、夏季休暇、妊娠出産休暇、育児休業、介護休暇、結婚休暇、慶弔休暇、ボランティア休暇 等
その他 仮眠室、休憩室、看護師寮、院内保育室、図書室、被服貸与、院内互助制度、研修(東京看護アカデミー) 等

求人の詳細は東京都立広尾病院の公式ページをご確認ください。

武蔵野赤十字病院(国公立病院)

基本給 大卒:26万8,076円 専門卒:26万652円 ※実務経験3年の場合
所定外給与・職務手当 深夜手当 等
その他手当 通勤手当、住居手当、扶養手当、
昇給 年1回
賞与 年2回(6月・12月)
勤務体制 3交替:日勤8時~16時30分、準夜勤15時30分~0時、深夜勤0時~8時30分 変則2交代:日勤8時30分~17時、夜勤16時~翌9時
休日 4週8休に準じた休日、祝日、赤十字創立記念日(5月1日)、年末年始 年次有給休暇、夏期休暇、特別有給休暇(慶弔) 等
その他 社会保険:健康保険、厚生年金、日赤厚生年金基金、雇用保険、労災保険 福利厚生:院内寮1棟、院外宿舎(1K個室、冷暖房完備)、院内保育室、交通費全額支給、職員食堂、サークル活動、テニスコート、アメニティの充実、全国赤十字の福利厚生事業 ・ユニフォーム貸与 ・専門・認定看護師資格取得および管理コースには長期研修制度あり

求人の詳細は武蔵野赤十字病院の公式ページをご確認ください。

聖路加国際病院(一般病院)

基本給 看護大卒:24万7,200 円 ※2021年4月実績
所定外給与・職務手当 時間外手当、夜勤手当、準夜勤手当 等
その他手当 通勤手当、扶養手当、住宅手当 等
昇給 年1回
賞与 年2回
勤務体制 変則2交替または3交替制
休日
その他 社会保険:雇用保険、労災保険、私学共済 福利厚生:看護宿舎、全室冷暖房完備ワンルームマンション、院内保育室 ・ユニフォーム貸与 ・資格支援制度あり

求人の詳細は聖路加国際病院の公式ページをご確認ください。

東急病院(一般病院)

基本給 当院規定による 年収モデル) 看護師資格取得後、病院経験3年:514万円 看護師資格取得後、病院経験7年:550万円 ※夜勤5回/月、残業10時間/月で算出
所定外給与・職務手当 夜勤手当、深夜加給 等
その他手当 通勤手当 等
昇給 年1回
賞与 年2回
勤務体制 2交替:日勤8時~17時(内、休憩1時間)、夜勤16時~翌日10時(内、休憩2時間)
休日 完全週休2日制(4週8休)
その他 社会保険:健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険) 福利厚生:独身寮・社宅あり、社員預金制度、財形貯蓄制度、持株会、カフェテリアプラン、全国各地の契約保養所(東急ホテルズ、旅館、リゾート)利用可能、職員食堂、ユニフォーム貸与、ナースシューズ支給 等 ・採用支援金あり

求人の詳細は東急病院の公式ページをご確認ください。

看護師転職サイトの利用・仕組みに関するQ&A

Q1.転職サイトのエリア別担当制のメリットは?

エリア別担当制とは、各地域に専属のキャリアアドバイザーを配置する転職サイトの仕組みをさします。エリアに特化する分、全国対応をするキャリアアドバイザーよりも詳しい情報を提供しやすくなります。

例えば、「○○の●●エリアには保育所がどれくらいあるのか」といったママ看護師が気になる情報や、「○○の△△の道は朝の時間帯は混むため、実際の通勤時間は●●分程度」といった交通情報まで教えてくれます。

こうしたエリア特性や治安、インフラなどの看護師転職以外の知識を知ることで、よりギャップのない転職の実現させることにつながります。

大手の看護師転職サイトはほぼエリア別担当制をとっていますが、××や○○、○○北部といった担当エリアの範囲については各転職サイトで違いがあります。

より範囲を狭めて担当を置いている転職サイトほど、このメリットを享受できそうです。転職サイトを選ぶうえで、キャリアアドバイザーの担当エリアがどれくらいかを質問したうえで登録するかどうかを決めてもいいでしょう。

Q2.「転職サイト」と「求人サイト」の違いは?

転職サイトと求人サイトの大きな違いは、転職をサポートしてくれる「キャリアアドバイザーがいるかどうか」ということです。

専任のキャリアアドバイザーがついてサポートしてくれるのが転職サイトです。非公開求人を含めた求人紹介や希望求人への応募に加え、面接の日程調整や医療機関とのやり取りもすべてキャリアアドバイザーが代行してくれます。

さらに、募集要項だけではわからない内部事情を教えてくれたり、面接練習や履歴書添削などの選考対策をしてもらえたりするのも転職サイトならではのサービスです。

しかし、担当者にも当たり外れがあるためキャリアアドバイザーの力量に左右される点がデメリットといえるでしょう。

対して、求職者本人で求人を検索して応募するのが求人サイトです。求人検索や応募はもちろん、医療機関とのやり取りや条件交渉もすべて自分で行います。

キャリアアドバイザーを介さずに直接応募できるため、自分のペースで転職を進めたいという方や、すでに転職先が決まっている方には求人サイトの利用がおすすめです。

一方で転職に不安がある方、忙しくて転職活動が進まない方、まだ転職先が決まっていない方は、転職活動を1からサポートしてくれる転職サイトの利用をおすすめします。

  • 転職サイト:看護roo!
  • 転職サイト:マイナビ看護師
  • 転職サイト:レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
  • 転職サイト:ナースではたらこ!
  • 職サイト:ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)
  • 転職サイト:看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)
  • 求人サイト:ナース専科求人ナビ
  • 求人サイト:ナースJJ

Q3. 転職サイトの非公開求人とは?

病院・施設のHPやハローワーク、求人サイトなどに掲載されていない求人を非公開求人と呼びます。

なぜ非公開にしているかというと、求人を一般で公開すると応募が殺到してしまうような好条件の人気求人であったり、高待遇ではあるけれど採用条件が厳しくそれに合わない看護師さんの応募を病院側が避けたい求人だからです。

高待遇の求人である可能性が高い非公開求人は、転職サイトに登録しないと紹介してもらえないため、できるだけ良い条件で転職したい方には特に転職サイトの利用をおすすめしています。

看護師転職サイトの利用の流れ

実際、看護師転職サイトを利用したら、どのような流れで転職活動は進むのでしょうか。転職サイトの利用の流れと、どんなサポートを受けられるのかを見ていきましょう。

1.登録

まずは、各転職サイトの登録フォームに下記の項目を入力します。たいてい1分ほどで簡単に登録が完了します。

ー登録フォームの入力項目ー

  • 保有資格
  • 希望の働き方、勤務地、入職時期
  • お名前、生年月日
  • 住所、電話番号、メールアドレス

2.電話で簡単なヒアリングを受ける

登録が完了すると、ほとんどの場合、当日中に転職サイト(※)から電話連絡があります(登録時間や転職サイトによっては翌日や数日後に連絡がくる場合もあります)。簡単に現状についてヒアリングされた後、担当のキャリアアドバイザーとの面談の日程調整を行います。

※最初から担当キャリアアドバイザーが電話連絡をする場合もあります。

3.担当キャリアアドバイザーと面談

キャリアアドバイザーとの面談(※)では、転職の目的や希望条件、今後のキャリアプランについて相談します。将来像や希望条件の優先順位はキャリアアドバイザーと一緒に考えていくため、面談時にはまとまっていなくても問題ありません。

また転職しようか迷っているという相談にものってくれます。現在の仕事の悩みや転職に関する不安など、包み隠さず伝えるとよいでしょう。

※面談は基本電話で行いますが、看護roo!とマイナビ看護師では希望によって対面での相談も可能です。

4.求人紹介を受けて応募

電話相談を通して決めた転職の軸や将来のキャリアプランをもとに、希望の条件に合った求人をだいたい2~3件に絞って紹介してくれます。

何度でも求人紹介を受けることができるため、納得のいく案件が見つかるまで求人を探してもらいましょう。

応募したい求人が見つかったら、担当キャリアアドバイザーにその旨を伝えましょう。すると、推薦書類を作成して応募を代行してくれます。一つに絞れない場合には、複数の求人に同時に応募することも可能です。

5.応募書類作成・面接のサポート

面接が決まったら、履歴書・職務経歴書の書き方の指導や添削、面接のサポートを受けましょう。

応募先に合わせたアピールポイントや対策を教えてもらうことで、事前に万全な準備をしてから面接に臨めるため安心ですね。

面接の日程調整も、担当キャリアアドバイザーにおまかせできます。特に複数の求人に応募する際は、複雑なスケジュール管理を任せられるのでありがたいですね。希望をすればキャリアアドバイザーに面接の同行までお願いできます。

6.面接・内定・条件交渉

面接から数日後、遅くても1週間以内には合否の連絡が担当キャリアアドバイザーからあります。内定が出たら、事前に聞いていた条件と相違がないかを確認し、入職時期を調整してもらって転職活動は終了です。ただし、内定が出たら必ず入職しなければいけないわけではなく、辞退する場合もキャリアアドバイザーが対応してくれます。

もし、給料や休み、役職など言いづらい希望条件があれば、担当のキャリアアドバイザーにかわって交渉してもらいましょう。

入職準備でわからないことや、入職後もなにか困ったことがあれば、担当のキャリアアドバイザーに相談することもできます。

ミライトーチMediaとは

転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。

不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。

看護roo!
  • 初めて転職する人でも徹底的にサポート
  • 高給与・好条件求人が多い
  • 1人のキャリアアドバイザーが看護師と転職先の双方を担当する一気通貫制
  • 事業所は大都市の3拠点
履歴書添削や面接のサポートがていねいで、病院・施設の内部事情や情報を詳しく教えてくれます。

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レバウェル看護
(旧 看護のお仕事)
  • 仕事と家庭を両立したい人
  • ブランクがある・臨床経験が少ないなどでスキルに不安がある人
  • 入職から1年未満の早期離職をする新人看護師
スキルや経験不足で自信がない人にもていねいに対応してくれます。

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ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)
  • 求人数が多く全国各地の求人を取り扱っている
  • 都道府県の専任スタッフがいるので地域情報に詳しい
  • 好条件、高給与求人が多い
全国各地の求人を取り扱っていて、対応が早く提案求人数が多いです。

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ナースではたらこ
  • 登録者との対面面接を大事にしている
  • 看護師の給料アップを応援してくれる
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  • 2年連続顧客満足度第1位(楽天リサーチ調べ)
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マイナビ看護師
  • 対面での面談でじっくり相談ができる環境が整っている
  • 病院などの職場の内部事情に詳しく、転職後のミスマッチを防げる
  • マイナビブランドを活かし、企業や美容クリニックなどの人気求人も保有
転職後の定着率が高い求人を紹介してくれます。

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