看護師転職サイトの仕組み「お金・サービス・登録サポート」成功例と失敗例

転職したい看護師
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看護師転職サイトは料金がかからないと言われていますが、なぜ無料で利用できるのか、何か裏がないのか気になりますよね。

  • お金の流れはどうなっているのか
  • 転職サイトを利用するときは、どんな点に注意すればよいのか
  • 転職に成功した看護師が利用した転職サイトはどれなのか

転職サイトにまつわる疑問に対して、実際に転職経験のある看護師さんの口コミや採用担当者のインタビューを交えながら、 この記事では看護師転職サイトの仕組みについてお伝えしていきます。


看護師転職サイト「お金の仕組み」はどうなってるの?

看護師転職サイトの仕組み

転職サイトに登録すると、看護師は求人紹介から、履歴書添削や面接サポート、採用条件の交渉まですべて無料で利用できます。 お金の仕組みはどうなっているのでしょうか?

看護師転職サイト、無料で利用できる理由

転職サイトを無料で利用できるのは、求人募集を行う病院側が成果報酬を支払っているからです。

ということは、都合の良い話をされて、希望に合わない病院に無理やり転職させられてしまうのでは?と心配される方もいるかもしれません。

しかし、多くの転職サイトでは「入職後〇ヶ月以内に退職した場合は、求人先に紹介報酬を返金する」というルールを設けており、ミスマッチが起きないよう看護師に寄り添ったていねいなサポート が行われています。


看護師紹介料の相場はいくら?

病院から転職サイトへ支払われる看護師紹介料の相場は、入職する看護師の年収の20~30%です。25%以上の場合、業界内では高い方だといわれています。

紹介料は看護師の年収が基準となるため、看護師が高給で採用されるほど、転職サイトが得られる成果報酬額も高くなります。 キャリアアドバイザーが看護師に代わって収入面で病院側と根気強く交渉してくれるのは、 転職サイト側にも金銭的なメリットがあるからです。

優秀な看護師であれば、転職サイトの紹介料が40%にはね上がったり、競合より+5%の紹介料を支払うと持ちかける病院もあるそう。

一方、週2~3回勤務のパート案件は看護師の年収が低くなるため、費用対効果が見合わないと紹介を断る転職サイトもあります。


キャリアアドバイザーのコメント
(20代後半・男性 看護師専門キャリアアドバイザー)
紹介料の相場は年収の30%で、パートの転職サポートは断るところも
私が看護師転職サイトでキャリアアドバイザーを始めた頃、紹介料は看護師さんの年収の20%でした。その後25%、30%と上がっていった感じです。病院によって紹介料のパーセンテージは異なり、転職サイトによっても違うようです。
2~3回勤務・扶養内でのパート希望は紹介料の成功報酬が少ない割に、常勤看護師さんの紹介と同じだけ時間やコストがかかるため、転職サイトの中には最初から求人紹介を断っているところもあるようです。

お金の仕組みと流れの理解が転職成功の第一歩

お金の流れを理解していれば、転職サイトの仕組みを活用して転職に成功することが可能です。

転職サイトが売上目標に偏り過ぎていないかどうかを判別するには、実際に転職した看護師の声が参考になります。キャリアアドバイザーの性格や営業方法にもよりますが、 次のような口コミの多い転職サイトは、紹介料やノルマ優先なのかもしれません。

  • 入職後のトラブルに対応してくれなかった
  • 入職後に条件が違っていた
  • 扶養内のパート勤務を希望したら連絡がこなくなった

転職サイトのお金の流れ・仕組みをふまえたうえで、看護師のリアルな口コミを読めば、 転職に失敗しない転職サイトの選び方・活用方法が見えてくるでしょう。

転職サイトの仕組み活用で希望通りの転職成功例

寄り添う看護師

転職サイトの仕組みを利用して希望通りの転職を実現した事例をご紹介しましょう。

実際に転職サイトを活用して転職に成功した看護師さんの声を紐解くと、3つの活用ポイントが見えてきました。

転職の不安をキャリアアドバイザーに相談できる

初めての転職は誰でもわからないことが多く、次のような不安を誰もが感じるのではないでしょうか。

  • 他の病院の方がもっと大変なのではないか
  • 自分のスキルや経験は、どれくらい通じるのか
  • どうしたら転職活動をスムーズに進められるのか

そんな転職にまつわるさまざまな不安を相談できるのが、キャリアアドバイザーです。

キャリアアドバイザーは、看護師側だけではなく求人施設側とも密に連絡を取っており、看護師の転職市場に精通。キャリアアドバイザーに希望条件や看護観を相談しているうちに、今後の方向性や将来が明確に見えてくることもあるでしょう。

ただでさえ転職活動には不安がつきものです。相談できる相手がいるというのは心強いですね。

看護師の口コミ
姉のように親身にサポートしてもらい安心した
(20代後半・女性 地方の急性期病院から都市部の急性期病院に転職)
担当者のノルマがある転職サイトは、転職を無理強いされたり頻繁に連絡がくるなどしつこそうなイメージがありました。しかし、まず担当者の女性の方が親身になって話を聞いてくださり、姉に相談しているような気持ちになりとても安心 感を抱きました。履歴書の添削や面接の同行もしてくださりとても心強かったのを覚えています。
初めての転職の不安を無料で解消できました
(20代前半・女性 急性期総合病院の病棟から慢性期病院の病棟に転職)
希望条件や不安に思っていることはないかなど、担当のキャリアアドバイザーがしっかりヒアリングしてくれたので、初めての転職で不安なことが多くありましたが乗り越えることができました。しかも、これらのサービス全てが無料で受けられるのは本当にありがたいと思います。
面接の質問や履歴書のフォーマットも提供
(30代後半・女性 大学病院から企業看護師に転職)
面接対策では、以前同じ病院の面接で聞かれた質問を具体的に教えてもらえ、さらに履歴書はパソコン用のフォーマットを送っていただき今でも重宝しています。面接ごとに「お疲れさまでした」とご連絡いただけたのもうれしかったです。

自分では思いつかない転職先を提案してくれる

キャリアアドバイザーは、看護師が自分では思いつかないような転職先を提案してくれることがあります。

それは多くの場合、看護師さん自身が自分の強みに気づいていないケースです。人材紹介のスペシャリストであるキャリアアドバイザーは、客観的な視点で求職者の魅力を引き出す転職先をみつけ出すプロ。

その力を借りることで、自力では見つけられないような医療施設に出会える可能性が高まります。

看護師の口コミ
土地勘がない場所で大学病院から老健へ転職
(30代後半・女性 大学病院の消化器外科から老健へ転職)
三重県から兵庫県への県をまたいだ転居で、土地勘があまりない場所での転職だったため、転職先選びは苦戦しそうだと思っていました。転職エージェント登録後は、すぐに担当者が条件にあった職場を探してくれ、複数選択肢を提示。大学病院から老健へと労働環境が変わる不安もありましたが、ひとつひとつ不安を一緒に解消するように働きかけてくれました
自分ひとりではみつけられないような求人がたくさん
(30代後半・女性 大学病院の消化器外科から老健へ転職)
求人を紹介してもらうには個人情報を登録しなくてはならないことが心配でしたが、紹介してくれた求人の中には、自力ではみつけられなかったものが多数ありました。気になった職場への質問は代わりにしてくれ、連絡頻度も自分に合わせてくれたのでストレスなく連絡を取り合うことができました。

言いにくい条件交渉を根気良くしてくれる

キャリアアドバイザーは、看護師と病院の間に入って直接伝えにくい条件交渉を根気良く行ってくれます。なぜなら看護師が有利な条件で転職を行うことは、転職サイト側にとっても紹介料が上がるメリットがあるからです。

ただし、条件交渉は看護師のスキル・経験と希望条件の全体的なバランスを踏まえ、医療施設側がどこまでその看護師を必要とするのかの温度感を理解したうえで行われます。 当事者同士ではなかなか本音で話せず引き際や押し際を見誤ってしまうため、第三者となるキャリアアドバイザーが的確な対応ができるわけです。

条件を何度も調整・交渉してくれました
(50代前半・女性 500床程度の総合病院から訪問看護へ転職)
もともと訪問看護ステーションの採用担当者と面識がある様子で、コンサルタントさんはこちらの条件を何度も調整・交渉してくれました。求人先がどんなに良いところかというのを何度も強くアピールされたので少し「本当かな?おおげさすぎない?」と思いましたが、今でも勤務継続中です。

転職サイトの仕組みが悪影響した残念な転職失敗例 

看護師 転職 失敗例

転職サイトの仕組みが悪影響を及ぼしたことで、転職に失敗した事例も残念ながら存在します。

第三者のキャリアアドバイザーを間に挟む転職サイトの仕組みは、メリットになる一方でデメリットにもなり得ます。 以下の3つの失敗例もとに、未然に防ぐ方法を考えていきましょう。

希望に合わない求人を紹介される

残念ながら、キャリアアドバイザーに希望条件に合わない求人を紹介されるケースもあります。

看護師の口コミ
希望を伝えても「そんな病院はない」とバッサリ
(40代後半・女性 療養型病院から介護施設へ転職)
自分の希望を伝えても「そんな病院はないですね」とキャリアアドバイザーから言われました。ホームページに載っている病院が気になっていたのに、「そこの求人はもう終わったんですよ」とも言われたり。終わってるなら掲載をやめてほしいですし、最終的に転職が決まったのにしつこく電話がかかってくるのは困りました。
希望に合わない病院へ面接に行かされました
(20代前半・女性 大学病院から二次救急病院へ転職)
希望していない職場の求人をしつこくすすめられ、断り切れずに面接にも2~3ヶ所行かされました。それでも決まらないと、こちらから電話しない限り担当者からの連絡はまったくなくなりました。

希望条件に合わない求人を紹介される理由は主に以下の2つが考えられます。

  • キャリアドバイザーのヒアリング能力が不十分で、的確に看護師の希望条件を把握できていない場合
  • 看護師自身のスキルが不足しているのに、無理な条件を提示している場合

条件に合わない求人でも紹介が続いているようなら前者、転職サイト側からの連絡が途絶えがちならば後者の可能性が高いでしょう。
その他、サイトに掲載されている求人を希望したが「もう決まりました」と違う案件を紹介されたという場合は、実態のない釣り求人の可能性も。どの転職サイトにも多かれ少なかれ釣り広告はあるようです。

キャリアアドバイザーのコメント
(30代後半・男性 看護師専門キャリアアドバイザー)
紹介料の相場は年収の30%で、パートの転職サポートは断るところも
正直、希望の求人を紹介できない、紹介しにくい看護師さんはいます。紹介料の成功報酬が低いパート希望の方や、転職回数が多すぎる方、健康に不安がある方には希望される求人を紹介するのは難しいです。転職サイトの中にはサポート自体していないところもあります。
転職サイトの公開求人には「日勤・常勤で月40万円」といったものがありますが、 くわしく聞いてみると採用条件が厳しかったり遠方だったりする場合がほとんどです。不動産と一緒で、看護師転職サイトにも釣り求人はあります。過去に実際あった求人をそのままずっと掲載しているので、掲載求人が必ずあるとは限りません。また、非公開求人だから好条件・好待遇というわけではないので、それに期待が大きいと「希望に合わない求人を紹介される」ということになるのだと思います。
ただし、応募してきた看護師さんがすごい優秀な方なら、希望病院に求人が出ていなくても新規で営業をかけて求人を取りに行くことは稀にあります。

しつこい連絡で転職を急かされているように感じた

転職サイトを利用するうえで多くの看護師が懸念する「しつこい連絡」は、ある程度の割合で発生しています。

看護師の口コミ
情報収集のための登録でもしつこく電話連絡
(30代前半・女性看護師 三次救急病院から総合病院の外来へ転職)
転職をすると決めて登録したわけではなく、後々の転職のための情報収集のための登録ですと転職サイトの方にはお伝えしていたのにしつこく電話がきてとても迷惑でした。
LINE対応可能というのは名ばかりで…
(30代前半・男性看護師 総合病院の脳神経外科から専門クリニックへ転職)
LINEで対応可能、とサイトには書いてあったので働きながらでも転職活動ができると思って登録しましたが、結局WEB会議ツールを使ったり電話での連絡が中心になってしまいました。自分自身、電話が苦手でテキストでのやりとりならと思い登録しましたが、思ったよりも電話連絡がくるので気が滅入りました。

連絡の頻度やマナーはキャリアアドバイザーによってさまざまです。中には架電ノルマを設けている転職サイトもあるようですが、そのノルマよりも看護師の都合を重視するキャリアアドバイザーさんもいます。

しつこい連絡を避けるならば、登録時に連絡が取りやすい時間帯や連絡方法を明記しておきましょう。ただし、電話以外の連絡手段を希望しても、登録後の初回連絡は本人確認のために電話で行われる転職サイトがほとんどです。

また、人気の求人で早めに話を進めたほうが良い場合や、大事な話をしたいとき、本音を聞きたいときなどは、メールやLINEでアポを取ったうえで電話連絡がきます。

キャリアアドバイザーのコメント
(30代後半・男性 看護師専門キャリアアドバイザー)
最初のコンタクトは本人確認のために電話連絡
転職サイトによっては、最初の電話はコールスタッフがかけ、2度目の連絡からキャリアアドバイザーが引き継ぐ ところもあれば、最初のコンタクトから担当が連絡するところもあります。どちらにしろ、ファーストコンタクトは本人確認と電話番号が正しいかの確認のため電話連絡がほとんどだと思います。
会社によってはキャリアアドバイザーに架電ノルマがあり、電話連絡はいやだという方にも電話をせざるをえない転職サイトもあるようです。
また、メールやLINEを希望されている方でも、人気の求人で早く話を進めたほうがいい場合や病院側がすごく細かくいろいろ質問してくる場合、 看護師さんの本音を聞きたい、大事な話をしたい場合は密にスピーディーな連絡をとらないといけないため仕方なく電話をするケースはあります。 ただし、必ず事前に「次は〇月〇日の〇時頃に電話しますね」と約束をしてから電話をするようにしています。

条件・約束が違ったのに対応してもらえなかった

転職時に提示された条件・約束と、入職後の実態が違っていたにも関わらず、キャリアアドバイザーに対応してもらえなかったケースも発生しています。

看護師の口コミ
条件が違ったのに担当者は謝るだけ
(20代後半・女性看護師 大学病院から美容皮膚科へ転職)

実際に働いてみて、休日も給料も聞いていた条件より少なかったことでがっかりしました。その後、担当者さんに話が違うと連絡しましたが謝られただけで誠意が伝わりませんでした。

事前に交渉してもらったはずの希望条件が反故
(30代前半・女性看護師 慢性期病院の病棟から総合病院の外来へ転職)

日勤のみの正社員求人が希望で、その条件で交渉してもらった病院の一つに面接に行きました。しかし、面接官からは「ゆくゆくは夜勤をして欲しい。日勤だけで正社員を希望するような看護師は今後淘汰される」といった説教をされました。あらかじめ交渉してもらったうえで面接に行ったつもりだったため非常にがっかりしました。

入職後のトラブルに対応しない転職サイトの多くは、看護師の早期退職がキャリアアドバイザーの売り上げや評価に反映されていない点が原因のようです。

多くの転職サイトでは、紹介した看護師の早期退職はキャリアアドバイザーの売上や評価を下げます。そうならないために、担当者は質の良い求人を提案したり、アフターサポートを熱心に行うわけです。

しかし、中には看護師が早く辞めても評価対象とならない転職サイトもあり、そのキャリアアドバイザーは転職させることを最大目標とし、その後のトラブルに具体的な対応をしない傾向にあります。

入職後に条件が違っても誰も助けてくれないといった事態を防ぐため、現職を退職する前に採用条件をすべて明記した「内定通知書」を書面で病院側から受け取るようにするのが大切です。

キャリアアドバイザーのコメント
(30代後半・男性 看護師専門キャリアアドバイザー)
条件はすべて内定通知書に明記してもらうこと
キャリアアドバイザーには売り上げの目標数字があります。入職の売上も早期退職のマイナスも計上されるので、早期退職とならないようにアフターサポートも熱心に行っています。しかし、中にはマイナスを計上しない転職サイトがあり、アフタフォローに熱心ではないと聞いたことがあります。
入職してから条件が反故にされ、担当のキャリアアドバイザーは何もしてくれない場合、自分で職場に交渉するか辞めるかしか手の打ちようがありません。
マイナス計上される担当者なら「このままでは辞めることになりますよ」というのが最後の切り札になりますが、そもそもマイナスとならない転職サイトの担当者は看護師さんが辞めても痛くもかゆくもないわけですから。
そういった事態を避けるために、必ず条件をすべて明記した内定通知書を現職を辞める前に受け取ること。嫌がる病院もありますが、まだ内定を承諾していないうちはキャリアアドバイザーも熱心ですから、そこは多少強く出てもいいと思います。

採用担当者が「転職サイトは利用すべき」という3つの理由

採用担当者 面接

病院の採用担当者の多くが「転職サイトは利用すべき」と考えています。

ハローワークや直接応募のほうが、病院側の紹介料負担がなくなり有利なのでは?と考える看護師さんは多いでしょう。しかし、採用担当者の声を聞くと、転職サイトの利用に前向きな意見が多々挙がりました。

なぜ採用担当者は転職サイトの利用をすすめるのでしょうか。3つの理由をお伝えします。

理由1:求人の数・種類が多く選択肢が広がる

転職サイトには数多くの求人が掲載されており、その種類も豊富なため、転職先の選択肢の幅が広がります。

さらに登録すれば、キャリアアドバイザーが希望条件に合った求人を提案してくれます。客観的な視点から、自分では思いつかなかった求人、最初から除外していた求人など新しい選択肢と出会えることも

求人探しのためにハローワークを訪れたり、病院のホームページを一つひとつを確認したりするのは、現職で働きながらでは難しいでしょう。その点、条件を絞り込んで検索すれば、数多くの求人に出会える点でも転職サイトは便利です。

採用担当者のコメント
(30代後半・男性 中規模総合病院の採用担当)
求人探しや条件交渉で転職サイトに軍配
たくさんある求人の中から自分に合った転職先を探すのは大変ですから、転職サイトの利用価値は大きいと思います。給料など自分からは言い出しにくいことをエージェントさんを通じて交渉もしてもらえます。ハローワークだと求人票に書いてある条件がそのままで、それ以上になることはありませんが、転職サイトだと交渉によっては給料を上げることも可能です。自分で求人を探す必要もなく条件交渉もしてくれるという点で、看護師さんは転職サイトを絶対に利用すべきだと思います。

理由2:採用担当の好印象度アップで採用率が高い

転職サイト経由で応募することで、病院の採用担当者からは好印象を持たれ、採用される可能性が高まるようです。

なぜなら、転職サイトは病院が設ける採用条件を熟知しているため、そこから紹介された看護師という時点で条件を満たしている安心感や信頼感があります。直接応募やハローワーク経由の応募者にはないメリットでしょう。

転職サイト経由の応募者の印象としては、きちんとしているという印象を持つ採用担当者が多いようです。その理由は、履歴書の添削や面接対策をキャリアアドバイザーにサポートしてもらったうえで面接にのぞむ看護師が多いことが考えられます。

一方で、受け身の姿勢で面接にのぞむ看護師が多いというネガティブな印象を持っている採用担当者もいるので、主体性や意欲はアピールする必要があるでしょう。

採用担当者のコメント
40代前半・女性 病床50床三次救急病院の採用担当)
行動的できちんとした看護師さんが多い印象
転職サイト経由で応募してくる人は、若くて行動的な人が多い印象です。看護師の採用では、夜勤ができるのが一番の条件となるので、若く元気な看護師さんを紹介してもらえるのは非常にメリットがあります。やはり転職サイトという第三者を通して応募してくださっているので、きちんとした対応ができる人が多い印象です。 内定率も当院では転職サイトを利用したほうが高いと思います。
採用担当者のコメント
(30代前半・女性 婦人科クリニックの採用担当)
応募書類や服装などマナー◎の看護師さんに好印象
ブランクのある看護師さんを紹介されることもありますが、働き方をしっかり考えて休職している方が多い印象です。履歴書の書き方や面接時の服装などもマナーがきちんとしている方が多いです。

理由3:転職サイト利用で病院の経営状況がわかる

転職サイトを利用している病院は、比較的経営状況が安定しているといえるでしょう。なぜなら転職サイトを利用するということは、成果報酬として看護師の年収の20~30%を転職サイトに支払うことができる経営基盤があると考えられるからです。

一方、無料掲載できるハローワークに常時掲載しているような医療施設は、病院の経営状況に不安定な要素があるのかもしれません。また、慢性的な人手不足が生じている可能性も。

採用担当側もそれを理解しているため、ハローワークには常時掲載せず、ある程度の期間がたったら転職サイトの利用に切り替えるようにしているそうです。

採用担当者のコメント
(30代前半・女性 婦人科クリニックの採用担当)
転職サイト利用は「人材は宝」の方針から
産休に入るスタッフの代わりの看護師をクリニックのホームページで求人しましたが、応募者が長期間いなかったため転職サイトを利用するにいたりました。転職サイトへの掲載料が高額なところが懸念材料でしたが、人材は何よりの宝であるという院長の方針で求人掲載できました。
採用担当者のコメント
(40代前半・男性 複数の病院・介護施設運営の採用担当)
紹介料の負担から緊急性の高いときのみ利用

法人のホームページや、職員紹介、ハローワークなど、あらゆる手段で採用活動をしていましたが緊急性の高いときは有料の採用(転職サイトや人材紹介)を利用します。  人材の質や料金は度外視で採用しなければいけないときがあるので転職サイトは必要だと思っています。しかし、弊社のように複数の病院・施設を運営していると、年間で億単位の費用にふくらむので紹介料を下げることができるとありがたいです。

転職成功の看護師が利用した転職サイトはどこ?

転職サイトは大小含めると数多く存在しますが、良質な求人は良質なサイトに集まる傾向があります。

転職経験のある看護師さんに利用した転職サイトに関するアンケートを実施。その結果、転職に成功した看護師がおすすめする転職サイトが見えてきました。

転職に成功した看護師がすすめる転職サイトBEST3

転職に成功した看護師さんがおすすめする転職サイトBEST3は、以下の通りです。

  • 看護roo!
    看護rooは、看護師転職サイトの中でも歴史が長く、採用担当者からの信頼も厚いサイトです。首都圏や都市部に特化した好条件求人を数多く保有しているサイトでもあります。病院側との関係性も深く、看護師さんのマイナス評価も少ない結果となりました。
  • 看護のお仕事
    看護のお仕事は、特にプラス評価の口コミが多く、マイナス評価の口コミがほとんどないことが特徴的です。看護師に寄り添ったサポートや入職後のアフターサポートにも定評があり、登録しておいて間違いないサイトといえるでしょう。
  • マイナビ看護師
    マイナビ看護師は、転職サイト大手のマイナビが運営する看護師に特化した転職サイトです。プラス評価が多い反面、マイナス評価も比較的多く看護師さんの評価は大きくわかれましたが、企業など病院以外の転職先に強く、選択肢の幅を広げるという点で欠かせないサイトといえるでしょう。

看護roo!

看護roo!

看護roo!は、首都圏や都市部に特化した高給与・好条件・大規模病院の案件を多く抱える転職サイトです。質の高い提案力と、履歴書添削・面接サポートの手厚さなどバランスの取れたサービスに定評があります。

看護roo!では、キャリアアドバイザーが看護師と医療機関の双方を担当する「一気通貫性」が採用。ミスマッチの少ない質の高い提案が可能となります。

また、担当アドバイザーが1人で提案を考えるのではなく、チーム制で提案を行う点もポイントです。担当アドバイザーの質で提案力に差が出てしまうケースがありますが、看護roo!ではチームで提案を考えるため、アドバイザーの個人差をカバーすることが可能です。

看護師の口コミ
病院長の性格なども考慮し転職先をアドバイス
(40代前半・男性看護師 精神病院から訪問診療・訪問看護の専門クリニックへ転職)
精神科で働きたいと相談したら、親身になっていろいろ相談にのってくれました。一般的に、大きな病院でも院長が独断ですべてを決めてしまうようなワンマン病院では十分に患者へのケアができない傾向にあるなどの情報を教えていただいたので、訪問看護メインの小さな病院を選び転職しました。
遠方にもかかわらず見学と面接に担当者が同行
(20代後半・女性 地方の急性期病院から都市部の急性期病院へ転職)
求人情報をたくさん持っていて、多方面からの紹介を受けられそうというイメージで登録しました。事業所が遠方だったにもかかわらず面接のために担当者がわざわざ来て同行してくれたのはうれしかったのですが、先に見学をしたかったのに何度も足を運べないということで面接と同じ日にされたのは残念でした。

看護のお仕事

看護のお仕事

看護のお仕事は、看護師の気持ちに寄り添ったていねいなサポート力に定評のあるサイトです。特に、スキルや経験不足の第二新卒やブランクのある看護師への転職サポートは好評です。

転職活動前に多くの看護師が懸念するようなアドバイザーからのしつこい連絡はなく、看護師の都合に合わせたサポートが心がけられています。マイナス評価の口コミがほとんど見られない理由かもしれません。

転職後のアフターサポートも充実しており、入職後も看護師に状況確認の連絡を取りつつ、実際に転職した看護師からリアルな職場情報を得ています。そうしたていねいなサポート力が、結果的にミスマッチの少ない転職サポートにつながっています。

看護師の口コミ
背中をそっと押してくれるようなサポート
(20代後半・女性看護師 100床程度の慢性期病院から30床程度の慢性期病院へ転職)
勧誘がしつこかったらどうしよう、キャリアアドバイザーさんと相性が悪かったらどうしようと、利用する前は不安ばかりでしたが、看護のお仕事さんはとてもていねいで、無理に押し付けて転職させようとせず背中を押してくれるようなサポートでとても良かったです。
良くもなく悪くもなくがマイナスポイント
(30代後半・女性看護師 大学病院から公立病院へ転職)
マイナスポイントをしいて言えば、他の転職サイトと比べて特段に悪いところもない代わりに、すごく良かったところもない点でしょうか。ですので、次はもう利用しないと思います。

マイナビ看護師

マイナビ看護師

マイナビ看護師は、地方の転職に強いサイトです。

全国21ヶ所に拠点があるため、全国各地でキャリアアドバイザーと面談を行うことが可能です。地方の医療施設にも直接出向くことができるため、内部事情もくわしく把握しています。

また、運営会社のマイナビは長年、看護師以外の分野でも人材紹介を行ってきた経験があるため、病院以外の事業者とも関係性を築けており、幅広い分野の求人を取り扱っています。特に美容クリニックや治験への転職に強みがあります。

提案力はキャリアアドバイザーによりかなり差が見られます。納得のいく転職先を紹介してもらえたという声がある一方で、希望条件とは異なる求人を紹介されたという不満の声が多いのがマイナビ看護師の特徴です。

土地勘のない場所での転職活動も安心
(20代後半・女性看護師 急性期病院から保育園看護師へ転職)
こまやかな連絡や履歴書の添削、転職スケジュールの管理をしていただき、とことん転職先を絞り込んでいただきました。県をまたいで土地勘のない所への転職だったため不安でしたが、安心して納得のいく転職先を選ぶことができました。
希望条件に合う求人紹介はなくあっさり終了
(20代後半・女性看護師 急性期病院から皮膚科クリニックへ転職)
転職サイトは、登録したら非公開求人を紹介してくれそうというイメージがありました。そこで、マイナビという大手転職サイトを選んでみましたが、希望条件に合う求人を提示してくれませんでした。多少希望条件から外れていても粘り強くいろいろ探してくれるのかなと思っていましたが、意外とあっさりと終了してしまいました。

まとめ

転職サイトが無料で利用できる理由と仕組み、その活用方法についてご理解いただけたでしょうか。

看護師に代わって病院側が成果報酬を支払っているため無料で利用できる転職サイト。その成果報酬は看護師の年収の20~30%で、看護師の入職が決定して初めて支払われます。

そのため、売り上げノルマ達成のために看護師に強引なサポートをする転職サイトか、あくまでも利用者である看護師に寄り添ったサービスを提供する転職サイトか見極めが必要です。

このように、転職サイトの仕組みやお金の流れを押さえておけば、転職サイトの利用を恐れる必要はありません。納得のいく転職を実現するためにも、上手に転職サイトを活用していただけたらと思います。

看護roo!
  • 初めて転職する人でも徹底的にサポート
  • 高給与・好条件求人が多い
  • 1人のキャリアアドバイザーが看護師と転職先の双方を担当する一気通貫制
  • 事業所は大都市の4拠点
履歴書添削や面接のサポートがていねいで、病院・施設の内部事情や情報を詳しく教えてくれます。

公式サイトはこちら

看護のお仕事
  • 仕事と家庭を両立したい人
  • ブランクがある・臨床経験が少ないなどでスキルに不安がある人
  • 入職から1年未満の早期離職をする新人看護師
スキルや経験不足で自信がない人にもていねいに対応してくれます。

公式サイトはこちら

マイナビ看護師
  • 転職後の定着率が高い
  • キャリアコンサルタントの能力が高い
  • 治験や企業など医療機関以外の求人も多い
転職後の定着率が高い求人を紹介してくれます。

公式サイトはこちら

ナースではたらこ
  • 登録者との対面面接を大事にしている
  • 看護師の給料アップを応援してくれる
  • ブランク看護師の復職支援を強化している
  • 2年連続顧客満足度第1位(楽天リサーチ調べ)
各地域の求人情報に精通していて、希望の医療機関を「逆指名」できます。

公式サイトはこちら

ナース人材バンク
  • 求人数が多く全国各地の求人を取り扱っている
  • 都道府県の専任スタッフがいるので地域情報に詳しい
  • 好条件、高給与求人が多い
全国各地の求人を取り扱っていて、対応が早く提案求人数が多いです。

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