看護師転職サイトが無料の仕組みとは? 悪い噂の真相と使うべき理由

転職したい看護師
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「看護師転職サイトが無料なのはどういう仕組み? 何か裏があるの?」

転職サイトは、求職中の看護師に無料で手厚い転職サポートを提供しています。しかし、「タダより高いものはない?」の不安や疑問からか、以下のような悪い噂が後を絶ちません。

  • 条件の悪いブラックな求人が多いのでは?
  • 好条件の求人はたいてい「釣り求人」
  • 強引に無理やり転職させられると聞いた
  • 転職サイトを使うと内定が出にくいらしい

しかし、転職した看護師さんに一番良かった転職方法を調査したところ、以下の結果となりました。

1位 転職サイト(※)
41.4%
2位 直接応募
31.0%
3位 ハローワーク
10.4%
4位 友人・知人の紹介
10.3%
5位 eナースセンター(日本看護協会)
6.9%

※求人サイト経由の転職サイト利用を含む。(HOP!ナビ看護師調べ)

上記の通り、1位は転職サイトとなりました。どうして転職サイトが一番良かった転職方法に選ばれたのでしょうか?

この記事では、悪い噂が生まれた原因となる看護師転職サイトの仕組みや流れ、裏事情を詳しく解説。同時に、転職サイトのメリット・デメリット、利用したほうがいい看護師・利用しないほうが看護師など、採用担当者のコメントや看護師の口コミをもとに紹介します。

おすすめの看護師転職サイト3選
順位 転職サイト名 総合満足度
1 看護roo!ロゴ 看護roo!
4.66
2 レバウェル看護のロゴ レバウェル看護
(旧 看護のお仕事)
4.40
3 ナース人材バンク ナース人材バンク
4.2

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

看護師転職サイトが無料で使える仕組みと理由

看護師転職サイトでは、求人の紹介だけではなく履歴書の添削や面接対策、ときには雇用条件の交渉など、さまざまな転職サービスを行っています。看護師は転職サイトの手厚いサポートを無料で利用できます。その仕組みはどうなっているのでしょうか。

転職サイトの仕組みとお金の流れ

看護師転職サイト仕組み

上図のように、看護師転職サイトは医療機関から依頼を受け、看護師に求人情報を提供しています。看護師がその医療機関に入職すれば、病院や施設から転職サイトに成功報酬として紹介料が支払われます。

  • 医療機関(求人側)のメリット:条件に合った看護師を採用できる。
  • 看護師(求職側)のメリット無料の転職サポートを受けたうえで希望の転職先に入職できる。
  • 看護師転職サイトのメリット人材紹介料が得られる。

三者共にメリットの大きい有益な仕組みとなります。

病院・施設からの人材紹介料で運営

看護師転職サイトは主に病院・施設への人材紹介紹介料で運営されています。

キャリアアドバイザーのコメント
(20代後半・男性 看護師専門キャリアアドバイザー)
紹介料の相場は年収の30%で、パートの転職サポートは断るところも
私が看護師転職サイトでキャリアアドバイザーを始めた頃、紹介料は看護師さんの年収の20%でした。その後25%、30%と上がっていった感じです。病院によって紹介料のパーセンテージは異なり、転職サイトによっても違うようです。

転職サイトを通じて採用された看護師の年収の3割が紹介料としたら、看護師の年収は全国平均で約483万円ですから、約145万円を転職サイトが紹介料として受け取っていることになります。

人材紹介料に関して、公的機関は、以下の調査結果を発表しています。

【人材紹介会社の紹介料に関する調査結果】

職種 採用一人当たりの紹介料
看護師
平均76.0万円*
准看護師
平均67.9万円*
常勤看護職員
平均87万円**
非常勤看護職員
平均45万円**

*「病院の人材紹介手数料」に関するアンケート調査 -調査結果概要-」(2020年10月5日)
**日医総研ワーキングペーパー「看護職員等の医療職採用に関する諸問題:アンケート調査の分析と考察」(2017年12月26日)

ただし、看護師がすぐ退職してしまった場合、転職サイトは看護師の在職期間に応じて紹介料の一部、もしくは全部を医療機関に返金するルールを設けています。例えば、3ヶ月以内の退職は全額返金、半年以内は〇割など多くの場合、転職サイトと病院・施設間で取り決めがあります。

そのほか、看護師転職サイトの収入源として、看護師をターゲットとした広告記事による広告掲載料もあります。

悪い噂「転職サイトは使わないほうがいい」の真相・実情

「転職サイトは使わないほうがいい」という悪い噂を見たり聞いたりしたことがある看護師さんは少なくないでしょう。転職サイトを利用した看護師さんの口コミによると、主に次の4つが挙げられます。

上記の悪い噂は本当なのでしょうか? その真相や実情、対策、解決策までご紹介します。

悪い噂1.条件の悪い求人が多い

2回利用したが同じ悪条件の求人を紹介
(30歳・男性看護師 公立病院から総合病院の外科、総合病院の手術室に転職)
転職サイトは2回利用したことがあります。最初の利用から約1年後に再度利用しましたが、ほぼ同じ病院をすすめられました。非公開求人もあまり紹介してもらえず、人気のない病院しか求人を持っていないのかなと感じました。

上記の口コミのように、転職サイトを利用しても条件の合わない求人を紹介されることがあります。それには次の理由が考えられます。

  • キャリアドバイザーのヒアリング能力が不十分で、的確に看護師の希望条件を把握できていない場合
  • 看護師自身のスキルが不足しているのに、無理な条件を提示している場合
  • そもそも条件に合う求人を保有していない場合

看護師の希望に合う好条件の求人を保有していない場合もありますが、多くの場合は、キャリアアドバイザーのヒアリング不足、看護師のスキルと希望条件が見合っていないケースが多いようです。

キャリアアドバイザーのコメント
(30代後半・男性 看護師専門キャリアアドバイザー)
希望通りの求人を紹介しにくい看護師さんはいます
正直、希望の求人を紹介できない、紹介しにくい看護師さんはいます。転職回数が多すぎる方、短期で転職を繰り返している方、新人看護師でスキルが不十分な方、健康に不安がある方には希望される求人を紹介するのは難しいです。転職サイトの中にはサポート自体していないところもあります。

キャリアアドバイザーのコメントにあるような理由で求人を紹介できなくても、理由が説明されることはないため「条件に合った求人が紹介してもらえなかった=悪条件の求人しかない」と看護師は感じ、悪い口コミや評価が広まっていくのでしょう。

一方で、転職経験ありの看護師さんに、HOP!ナビ看護師がアンケートを実施。「転職看護師が次に利用したい転職方法」の結果は次の通りになりました。

転職方法の円グラフ

上記の通り、1位は転職サイト。転職サイトを利用した看護師の満足度を表しています。また、転職サイトを利用している病院や施設の採用担当者も「応募人数が増えて採用につながった」「転職サイトを利用すると一定レベル以上の看護師を採用できる」など、転職サイトを高く評価しています。

悪い噂2.条件が良いのは釣り求人ばかり

希望を伝えても「そんな病院はない」とバッサリ
(40代後半・女性看護師 療養型病院から介護施設へ転職)
転職サイトのホームページに載っている病院が気になっていたのに、「そこの求人はもう終わったんですよ」とも言われました。終わっているなら掲載をやめてほしいですし、最終的に転職が決まったのにしつこく電話がかかってくるのにも困りました。

希望通りの求人を見つけて転職サイトに問い合わせてみると「募集が終了した」と言われ、代わりに別の求人を紹介されるという不満の声があります。

転職サイトは、登録する看護師を増やすために誰の目から見ても魅力的な「おとり求人」「釣り求人」を掲載しているのではないかという噂がささやかれるようになりました。果たして、本当のところはどうなのでしょうか?

キャリアアドバイザーのコメント
(30代後半・男性 看護師専門キャリアアドバイザー)
不動産と一緒で、看護師転職サイトにも釣り求人はあります。過去に実際あった求人ですでに募集を終了していても、病院・施設側から掲載をやめてほしいと依頼がない限り、求人を削除する手続きは行われないためそのままずっと掲載されているというのがほとんどです。そのため、掲載求人が必ずあるとは限らないことが起こり、釣り求人と思われてしまうのだと思います。
ただし、応募してきた看護師さんがすごい優秀な方なら、希望病院に求人が出ていなくても新規で営業をかけて求人を取りに行くことは稀にあります。

募集が終了した求人を掲載したままにしている転職サイトが多いため、問い合わせてみると「募集は終了しました」というケースが生じることがわかりました。
しかし、過去に求人紹介をした実績はあるので、看護師さんの希望とスキルが合致しているなら、求人獲得のために病院・施設へ働きかけてくれるようです。キャリアアドバイザーによっては「新規求人獲得の良いきっかけになるので、ぜひ相談してほしい」とのことです。

悪い噂3.強引に無理やり転職させられる

希望していない職場の面接に行かされた
(56歳・女性看護師 デイサービスから眼科クリニックのオペ看護師に転職)
希望しない職場を勧められ、面接に行かされたこともありました。こちらから細かい条件を出したり、働きたくない診療科を勧められたので断ったりすると、担当者の態度があからさまに冷たくなりました。2~3ヶ所紹介されて決まらなかったので、こちらから連絡しない限り電話もメールもこなくなりました。

希望条件に合わない医療機関なのに、「とりあえず受けてみるだけでも」と面接を受けに行かされたという看護師の経験談をよく耳にします。ある医療機関の採用担当者によると「キャリアアドバイザーに無理に勧められて面接に来た看護師はすぐわかりますし、多いです」とのことです。

キャリアアドバイザーのコメント
(30代前半・男性 看護師専門キャリアアドバイザー)
多少、強引に転職サポートをしてしまうキャリアアドバイザーはいます。担当者との相性などもあると思いますが、早く話を進めたい理由として次の2つが考えられます。
・なかなか出ない好条件の求人だから他の人に決まる前に話を進めたいと急いでいる
・急いで転職活動を進めないと退職予定日までに入職先が決まらないと判断
強引な営業を受けたとき、どうして急いでいるのか理由を聞いてみるといいでしょう。

しかし、以下のようにキャリアアドバイザー側の都合という場合もあります。

  • いい人材を早くたくさん紹介してほしいと医療機関からプレッシャーをかけられている
  • キャリアアドバイザーの性格がせっかち

噂のように「キャリアアドバイザーがノルマを達成するために強引に入職させたいのでは?」と疑いたくなる看護師さんの気持ちもわかりますが、強引なサポートによる転職は早期退職を招きます。

採用担当者のコメント
40代前半・男性 二次救急病院採用担当
断れなくて入職は転職回数を増やすだけ
エージェントに紹介され、断り切れずに流れで面接して入職してしまったという看護師も少なくないと思います。でも、そこはきっぱり断ったほうがいいと思います。看護師さんによって、優先したい条件はさまざまです。労働時間が一番の人もいれば、お金が一番、仕事内容が一番の人もいます。それが合わないと思うなら、その求人は断ったほうがいいです。無料だから登録しました、電話がどんどんかかってくるから仕方なく面接に来ましたっていう感じの看護師さんは少なくありません。断れなくて入職してしまうと、また一つ履歴書に転職の数を増やすだけになるんじゃないかと思います

実は、紹介した看護師が早期退職した場合、転職サイトは医療機関へ紹介料の全額、もしくは一部を返金する契約を結んでいます。ミスマッチな転職先へ強引に入職させても、早期退職で紹介料が水の泡となることをキャリアアドバイザーは十分理解しています。

そのため、目の前のノルマ達成のためだけに看護師さんへ無理強いする可能性は低く、たいていは仕事熱心なあまりサポートが強引になってしまったのだと予想できます。

キャリアアドバイザーが急いで転職活動を進めていると感じたら、まずはその理由を質問してみましょう

悪い噂4.転職サイトを使うと内定率が下がる

転職サイトは採用側のコスト負担が大きい
30代前半・女性看護師
転職をしようと看護学校の先生に相談したとき、転職サイトを利用するのは採用する側からするとコストがかかり採用されにくいから良くないと言われました。実際利用してみましたが、大きい病院への転職にはメリットがなく、転職を焦らすように連絡がしつこいだけでした。

転職サイトを通して看護師を採用した場合、ハローワークやeナースセンターなど公的な無料人材紹介サービスとは違い、病院や施設は紹介料の支払いが生じます。

そのため、ハローワークやeナースセンターを利用した人や直接応募の人と比べると、転職サイトを利用した看護師は採用されにくく、内定率も低いのではないかという噂があります。

転職を有利に進めるために看護師転職サイトに登録したのに、かえって転職活動が不利になってしまうのでしょうか。

採用担当者のコメント
30代前半・女性 耳鼻科クリニック採用担当
きちんとした看護師さんが多く内定率が高い印象
転職サイトで応募してくる看護師さんは、積極的に転職活動をしている人が多く、直接応募の方よりもきちんとしている印象があります。転職サイトを利用して応募してきた方のほうがクリニックの採用条件や募集内容への理解もあるのでスムーズに面接が進み内定率が高いです。
採用担当者のコメント
40代前半・男性 二次救急病院採用担当
不利な点は一切なく転職サイトは利用すべき
紹介料が発生する転職サイトは就職に不利になるのではという疑問を口にする看護師さんがいますが、それは全くないです。紹介料が発生している分、キャリアアドバイザーも採用担当も積極的に応募者に関わっていきますので、転職サイトは逆に利用すべきだと思います。

上記の採用担当者のコメント通り、医療機関の採用担当者に看護師の採用割合についてアンケートを行ったところ、以下のような結果になりました。

転職サイトを通して採用
7〜9割
直接応募・ハローワーク・その他で採用
1〜3割

採用数が最も多いのは看護師転職サイトからの採用です。採用率は直接応募が若干上回りますが、採用数は看護師転職サイトが一番多いそうです。

厚生労働省の調査では、転職サイトなど人材紹介会社からの採用が4割近くを占めます。

【採用人数計に占める採用経路別の採用者割合(単位:%)】

採用経路 採用者割合
民間職業紹介事業者(転職サイトなど)
38.5%
直接募集
21.5%
公共職業安定所(ハローワーク)
15.0%
縁故(友人・知人の紹介)
4.1%
インターネットやSNSの求人情報サイト掲載
2.6%
ナースセンター
2.4%
その他(求人情報誌、新聞広告など)
15.9%

厚生労働省「医療・介護分野における職業紹介事業 に関するアンケート調査 集計結果(概要)」より

転職サイトの利用で看護師が不採用になる可能性は低く、逆に採用数が多いことがわかりました。

看護師転職サイトにまつわる悪い噂とその理由について調べていくと、次のことがわかりました。

  • 転職サイトによって得意な求人があり、非公開の好条件求人もある。
  • 転職までの期間は自分で選べるので、強引に無理やり転職させられることはない。
  • 採用担当者は転職サイトを信頼している人が多く、転職サイト利用の看護師に好印象を持っている。
  • 内定数では転職サイトを利用した看護師が一番多い

上記の理由から、転職方法の中で転職サイトが一番良かった、次の転職でも転職サイトを利用したい看護師さんが多いのでしょう。

採用担当者に聞いた転職サイトを利用すべき3つの理由

面接を受ける看護師のイメージ

病院の採用担当者の多くが「転職サイトは利用すべき」と考えています。なぜ採用担当者は転職サイトの利用をすすめるのでしょうか。3つの理由をお伝えします。

理由1:求人の数・種類が多く選択肢が広がる

採用担当者のコメント
(30代後半・男性 中規模総合病院の採用担当)
求人探しや条件交渉で転職サイトに軍配
たくさんある求人の中から自分に合った転職先を探すのは大変ですから、転職サイトの利用価値は大きいと思います。キャリアアドバイザーは看護師転職のプロですから、動向を精査しながら求職者に合った求人をピックアップしてくれます。看護師さんの将来の可能性をふまえ、思いもよらないより良い選択肢の提案をしてくれることもあるので、看護師さんは転職サイトを絶対に利用すべきだと思います。

主な転職サイトとハローワークインターネットサービス、eナースセンターの公開求人数を比較してみました。

【転職方法別 公開求人数の比較】

主な転職方法 公開求人件数
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
148,350件
看護roo!
83,071件
マイナビ看護師
58,233件
ハローワークインターネットサービス
1,066,432件
eナースセンター
19,787件

(2023年11月07日現在)

上記の表ではハローワークの求人数が1番目に多いように見えますが、転職サイトはこのほかに登録者のみが紹介してもらえる非公開求人も保有しています。

転職サイトの非公開求人は全体の3、4割を占め、多いところでは6割に及ぶところも。それを考慮すると、ハローワークやeナースセンターより転職サイトのほうが保有求人数が多く、その分、選択肢が広がるといえます。

転職のプロであるキャリアアドバイザーの客観的な視点から、自分では思いつかなかった求人、最初から除外していた求人など新しい選択肢と出会えることもあります。

実際、医療分野の就職者が利用する転職方法は、下記の厚生労働省の調査の通り、転職サイトや求人サイトを使うケースが大多数を占めます。

【医療分野の就職者が求職活動で利用した転職方法】

利用する 利用しない
民間職業紹介事業者(転職サイトなど)
72.7%
27.3%
公共職業安定所(ハローワークインターネットサービス含む)
50.0%
50.0%
ナースセンター
13.1%
86.9%
求人情報サイト
54.1%
45.9%
求人情報誌・新聞広告など
20.5%
79.5%
知り合い等からの紹介
36.9%
63.1%
HPなどからの直接応募
27.5%
72.5%
その他
2.9%
97.1%

「医療・介護分野における職業紹介事業 に関するアンケート調査」(令和元年12月 厚生労働省職業安定局需給調整事業課)

理由2:採用担当の好印象度アップで採用率が高い

採用担当者のコメント
(40代前半・女性 病床500床三次救急病院の採用担当)
行動的できちんとした看護師さんが多い印象
転職サイト経由で応募してくる人は、若くて行動的な人が多い印象です。看護師の採用では、夜勤ができるのが一番の条件となるので、若く元気な看護師さんを紹介してもらえるのは非常にメリットがあります。やはり転職サイトという第三者を通して応募してくださっているので、履歴書の書き方や面接時の服装などもきちんとした対応ができる人が多い印象です。 内定率も当院では転職サイトを利用したほうが高いと思います。

転職サイト経由で応募することで、病院の採用担当者からは好印象を持たれ、採用される可能性が高まるようです。その理由として以下の2点が挙げられます。

  • 病院が設ける採用条件を満たした看護師のみを転職サイトは紹介するため、応募者に対して安心感や信頼感がある。
  • 転職サイトによる履歴書の添削や面接対策をしたうえで看護師は面接にのぞむため、きちんとしているという印象を受ける

厚生労働省発表の調査結果によると、下記の通り「民間職業紹介事業者(転職サイトなど)」がハローワークに次いで多い採用方法として選ばれています。

【求人事業所が利用した採用方法】

1位 公共職業安定所(ハローワーク)
81.5%
2位 民間職業紹介事業者(転職サイトなど)
78.7%
3位 直接募集
58.4%
4位 ナースセンター
46.9%
5位 求人情報サイト
43.8%
6位 求人情報誌・新聞広告など
37.0%
7位 知り合い等からの紹介
30.3%
8位 その他
3.9%

「医療・介護分野における職業紹介事業 に関するアンケート調査」(令和元年12月 厚生労働省職業安定局需給調整事業課)

地方ではハローワークしか利用しない病院・施設が圧倒的に多いなか、転職サイトが僅差の2位、利用割合が全国で8割近いというのはかなり高いといえるでしょう。

一方で、転職サイトに対し、受け身の姿勢で面接にのぞむ看護師が多いというネガティブな印象を持っている採用担当者もいるので、主体性や意欲はアピールする必要があります

理由3:転職サイト利用で病院の経営状況がわかる

採用担当者のコメント
(30代前半・女性 婦人科クリニックの採用担当)
転職サイト利用は「人材は宝」の方針から
産休に入るスタッフの代わりの看護師をクリニックのホームページで求人しましたが、応募者が長期間いなかったため転職サイトを利用するにいたりました。転職サイトへの掲載料が高額なところが懸念材料でしたが、人材は何よりの宝であるという院長の方針で求人掲載できました。

転職サイトを利用している病院は、比較的経営状況が安定しているといえます。なぜなら転職サイトを利用するということは、成果報酬として看護師の年収の20~30%を転職サイトに支払える経営基盤があると考えられるからです。

採用担当者のコメント
(40代前半・男性 複数の病院・介護施設運営の採用担当)
紹介料の負担から緊急性の高いときのみ利用
法人のホームページや、職員紹介、ハローワークなど、あらゆる手段で採用活動をしていましたが緊急性の高いときは有料の採用(転職サイトや人材紹介)を利用します。人材の質や料金は度外視で採用しなければいけないときがあるので転職サイトは必要だと思っています。しかし、弊社のように複数の病院・施設を運営していると、年間で億単位の費用にふくらむので紹介料が下げられるとありがたいです。

転職サイトなど人材紹介会社を利用した病院や施設に紹介料の平均金額を調査したところ、以下の結果となりました。

【人材紹介会社の紹介料に関する調査結果】

職種 採用一人当たりの紹介料
看護師
平均76.0万円*
准看護師
平均67.9万円*
常勤看護職員
平均87万円**
非常勤看護職員
平均45万円**

*「病院の人材紹介手数料」に関するアンケート調査 -調査結果概要-」(2020年10月5日)
**日医総研ワーキングペーパー「看護職員等の医療職採用に関する諸問題:アンケート調査の分析と考察」(2017年12月26日)

一方、求人を無料掲載できるハローワークに常時掲載している医療施設に応募する際は注意が必要です。病院や施設が転職サイトではなくハローワークやeナースセンターを利用する理由として、次の4つが考えられます。

  • 看護師の採用にあまり予算を割いていない国公立病院
  • 経営状況が悪く看護師の採用予算が確保できない病院施設
  • 人材採用や確保にお金を使うのがもったいないと考える病院施設
  • 看護師が定着せず、慢性的な人手不足で採用予算がオーバーしている病院施設

国公立病院志望の方にはハローワークが最適な転職方法といえますが、それ以外の求人に応募する際、入念に調べてからのほうがいいでしょう。

採用担当側もそれを理解しているため、ハローワークには求人を常時掲載せず、ある程度の期間がたったら転職サイトの利用に切り替えるようにしているそうです。

登録後の流れと仕組み、無料の転職サポート

転職サイトに登録後の流れと仕組みは、以下の7つのステップとなります。

  1. ヒアリング・面談で希望を伝える
  2. 条件に沿って求人を紹介
  3. 求人の選定と応募
  4. 履歴書・職務経歴書の添削、面接対策
  5. 面接・職場見学の設定と同行
  6. 内定手続き・内定辞退
  7. 入職後のアフターフォロー

それぞれのステップで、無料で受けられる転職サポートについて詳しくご紹介しましょう。

1.ヒアリング・面談で希望を伝える

転職サイトへ登録すると、登録情報の確認や希望条件のヒアリングのために担当者から電話がかかってきます。

メールやSNSでのやり取りを希望していても、電話番号が本当に使われているかどうか、本人かどうかの確認をするため、最初だけは電話連絡をする転職サイトが多いようです。

電話もしくは対面でのヒアリングで、経歴や転職理由、希望の雇用条件、給料をはじめとする待遇などを聞かれます。時間にして30分前後かかるため、時間に余裕があるときにヒアリングを設定してもらいましょう。

その際、希望条件の優先順位、入職希望日(現職の退職予定日)を伝えておくことで、よりマッチした求人を紹介してもらえます。

2.条件に沿って求人を紹介

希望条件や入職予定日などに沿った求人が、キャリアアドバイザーから紹介されます。早いところでは登録後、最初の電話連絡ですでにいくつか求人を用意するところもあり、平均して3件程度の求人が一度に提案されます。

紹介求人の中には、転職サイトの検索ページからは見られない非公開求人も含まれます。転職サイトごとに少しずつ保有する求人が異なるため、複数のサイトに登録して使い分ければ、多くの求人情報を得ることができます。

同じ医療機関の求人を複数のサイトが同時に取り扱っていることもあり、給与や待遇などの条件が微妙に異なることも。複数サイトの利用で比較検討でき、より条件の良い求人や精度の高い情報を入手できるでしょう。

3.求人の選定と応募

複数の求人情報を比較して、応募先を決定しましょう。給料や待遇といった条件のほか、求人票には明記されない以下の点にも注目を。

  • 職場の人間関係
  • 在職者の年齢層
  • 既婚率やママ看護師率
  • 離職率
  • 残業時間
  • 有休消化率 など

求人票ではわからない情報は、キャリアアドバイザーを通じて医療機関に質問しましょう。

応募先はひとつに絞らなくても大丈夫。応募先が複数ある場合は面接の日程調整や採用結果を出してもらうタイミングなど、キャリアアドバイザーがスケジュールを調整してくれます。結果が出揃ってから比較検討することもできるのでおすすめです。

4.履歴書・職務経歴書の添削、面接対策

希望の病院や施設に応募したら、次は履歴書の作成です。

一般的に手書き・パソコンいずれの作成でも問題ありませんが、応募先の医療機関に指定があるかどうか、手書きとパソコン作成のどちらの履歴書が好まれるかなど、念のためキャリアアドバイザーに問い合わせておきましょう。

採用担当者が履歴書で注目するポイントは、以下の3つです。

  • 職歴
  • 転職回数や在勤期間
  • 志望理由

履歴書を作成したら、上記をキャリアアドバイザーに添削してもらいましょう。

また、面接でのマナーや受け答えの指導も、シミュレーションを行いながら受けられます。応募先の医療機関では面接でどんな質問をするかなどキャリアアドバイザーは熟知しているので、あらかじめ聞かれることの多い質問を教えてもらい、受け答えの準備をしておきましょう。

5.面接・職場見学の設定と同行

面接日や職場見学の調整・設定は、転職サイトのキャリアアドバイザーにすべてお任せできます。

特に複数応募の際は、自分でスケジュール管理は大変です。キャリアアドバイザーに任せておけば、それぞれの面接日が重ならないように調整してもらえるのはもちろん、合否の結果が出るタイミングも優先順位をつけることができます

転職サイトによっては、面接や職場見学にキャリアアドバイザーが同行してくれることもあります。下記に当てはまる方は、面接同行のある転職サイトを選んで利用するといいでしょう。

  • 一人では緊張してしまう人
  • 採用担当者に質問があるが自分では聞きにくい人
  • 面接の場で入職の決断を迫られた際に断る自信がない人 など

6.内定手続き・内定辞退

内定が出たら、給与額や勤務時間、休日の日数などが明記された内定通知書が発行されます。内定通知書に明記されていない条件、例えば残業時間、夜勤やオンコール回数、手当の有無などは別途、採用条件提示書の発行も依頼し、よく読んで条件面を確認しましょう。

まれに面接時に提示された条件が守られないということもあるので要注意。書面が発行されなければ、キャリアアドバイザーから医療機関に催促してもらいましょう。条件面に相違がなければ、内定承諾の手続きに進みます。

内定の辞退など気が重くなる連絡も、転職サイトのキャリアアドバイザーが引き受けてくれます内定辞退は、内定が出てから1週間以内に連絡するのがマナーです。

7.入職後のアフターフォロー

入職したあとのアフターフォローとして、キャリアアドバイザーは看護師の入職当日、1週間後、1ケ月後、3ケ月後…などの区切り区切りに連絡を入れます。

新たな転職を勧めるものではなく、あくまでアフターフォローです。新しい職場で困っていることはないか、内定時の条件と違うことはないかなど、入職後も担当した看護師の相談にのってくれます

内定通知書や採用条件提示書と違う勤務となっている場合は、遠慮なくキャリアアドバイザーに相談しましょう。職場に交渉をしてくれる場合もあります。

利用して生じるデメリットと裏事情、対処法

看護師 転職 失敗例

転職サイトを利用すると、どんなデメリットがあるのでしょうか。主に次の4つが挙げられます。

デメリット1.希望する求人を紹介してくれない

希望に合わない病院へ面接に行かされました
(20代前半・女性 大学病院から二次救急病院へ転職)
希望していない職場の求人をしつこくすすめられ、断り切れずに面接にも2~3ヶ所行かされました。それでも決まらないと、こちらから電話しない限り担当者からの連絡はまったくなくなりました。

登録後のヒアリングや面談で転職の条件を伝えているはずなのに、紹介される求人は希望に合わない的外れな求人ばかり…。さらには、気が進まないのに面接に行かされたという事例も。転職サイトのサポートは期待外れという声もあります。

キャリアアドバイザーのコメント
(30代後半・男性 看護師専門キャリアアドバイザー)
非公開求人だからといって好条件・高待遇とは限らない
転職サイトの公開求人には「日勤・常勤で月40万円」といったものがありますが、 くわしく聞いてみると採用条件が厳しかったり遠方だったりする場合がほとんどです。また、非公開求人だから好条件・好待遇というわけではないので、それに期待が大きいと「希望に合わない求人を紹介される」と感じるのだと思います。
キャリアアドバイザーのコメント
(30代後半・男性 看護師専門キャリアアドバイザー)
扶養内勤務のパート希望は断る転職サイトも
2~3回勤務・扶養内でのパート希望は紹介料の成功報酬が少ない割に、常勤看護師さんの紹介と同じだけ時間やコストがかかるため、転職サイトの中には最初から求人紹介を断っているところもあるようです。

非公開求人を保有している転職サイトには、登録しないと紹介してもらえない好条件の求人が多くあるとイメージしがちですが、非公開=好条件・高待遇とは限りません。病院側が求める条件が厳しすぎる、こだわりが強いなどの理由で、単に公開求人とできない場合もあるそう。

また、病院・施設側が求める看護師の経験・スキル・勤務形態と応募者がマッチしていないため、求人はあるけれど紹介してもらえないこともあります。例えば以下のケースが考えられます。

  • 20代で転職4回以上は採用しないなど病院側に厳密な採用規定がある
  • 求人票には「パートも可」としているが病院側は夜勤ができる常勤看護師が欲しい
  • 保有求人が常勤看護師ばかりなので、派遣やパートの転職サポートができない など

自分の希望条件と経歴・スキルが合致しているか、マッチする転職先はどこかなどキャリアアドバイザーに相談すると同時に、希望の求人を多く保有している別の転職サイトも並行して利用することをおすすめします。

デメリット2.連絡がしつこい

LINE対応可能というのは名ばかりで…
(30代前半・男性看護師 総合病院の脳神経外科から専門クリニックへ転職)
LINEで対応可能、とサイトには書いてあったので働きながらでも転職活動ができると思って登録しましたが、結局WEB会議ツールを使ったり電話での連絡が中心になってしまいました。自分自身、電話が苦手でテキストでのやりとりならと思い登録しましたが、思ったよりも電話連絡がくるので気が滅入りました。

キャリアアドバイザーからの連絡が予想以上に多く困った経験のある看護師は多いです。勤務時間中や夜勤明けに電話をかけてこられたり、電話がつながるまで何度も着信が残っていたりとうんざりすることも。

メールでのやり取りを希望しているにも関わらず、かたくなに電話連絡をしてくるキャリアアドバイザーもいるようです。

どうしてキャリアアドバイザーは電話連絡にこだわり、しつこいと思われるまでたびたびかけるのでしょうか。

キャリアアドバイザーのコメント
(30代後半・男性 看護師専門キャリアアドバイザー)
最初のコンタクトは本人確認のために電話連絡
転職サイトによっては、最初の電話はコールスタッフがかけ、2度目の連絡からキャリアアドバイザーが引き継ぐ ところもあれば、最初のコンタクトから担当が連絡するところもあります。どちらにしろ、ファーストコンタクトは本人確認と電話番号が正しいかの確認のため電話連絡がほとんどだと思います。
会社によってはキャリアアドバイザーに架電ノルマがあり、電話連絡はいやだという方にも電話をせざるをえない転職サイトもあるようです。 また、メールやLINEを希望されている方でも、人気の求人で早く話を進めたほうがいい場合や病院側がすごく細かくいろいろ質問してくる場合、 看護師さんの本音を聞きたい、大事な話をしたい場合は密にスピーディーな連絡をとらないといけないため仕方なく電話をするケースはあります。 ただし、必ず事前に「次は〇月〇日の〇時頃に電話しますね」と約束をしてから電話をするようにしています。

キャリアアドバイザーからの頻繁な連絡を「しつこい」とばっさり切り捨てるのは簡単ですが、「応募が集中するような好条件の求人が出たから早く紹介したい」という場合もあるので要注意。他の人に決まってしまう前に少しでも早く話を進めようと、キャリアアドバイザーは電話連絡をすることもあるようです。

いつもは事前にメールやLINEで約束をしてから連絡をしてくる担当者から急に前触れもなく電話がある場合は、好条件求人が出たなど特別な理由がある可能性が高いので、なるべく早く折り返し連絡を入れましょう。

キャリアアドバイザーからのしつこい連絡を予防するには以下の対策がおすすめです。

  • 登録時に連絡手段を電話ではなくメールやLINE希望と伝えておくこと
  • 転職サイトの登録は3社まで

それでもしつこい電話をしてくる転職サイトや担当に当たってしまった場合は、連絡がきても出ない、担当者を変更してもらう、会員登録を解約するなどの対応を。

デメリット3.転職サポートをしてくれない

登録後1度電話があったきりで求人さえ紹介してもらえず
(25歳・女性看護師 700床程度の急性期病院から皮膚科クリニックに転職
大手転職サイトを選んでみましたが、希望条件に合う求人を提示してくれませんでした。多少、希望条件から外れていても粘り強くいろいろ探してくれるのかなと期待していましたが、1度連絡があったきりで、その後連絡がくることはありませんでした。ていねいにサポートしてもらえるだろうと期待感が大きかっただけに、意外とあっさりと終了してしまいがっかりしました。

せっかく転職サイトに登録したのに、期待するようなサービスが受けられなかったという声があります。サイトごとに提供する転職サービスに差はあるものの求人の紹介すらしてもらえないケースもあるようです。

転職サポートをしてもらえないのはどうしてなのでしょうか? 転職サポートを断られる理由は何なのでしょうか?

キャリアアドバイザーのコメント
(30代後半・男性 看護師専門キャリアアドバイザー)
看護師さんの経歴や希望によっては転職サポートを断るところも
転職サイトによって、面接に同行する・しない、面談は対面・電話も可、LINEやメールでの連絡がOKかどうかなど、細かいところで転職サポートに違いがあります。そのため「転職サポートをしてもらえなかった」と感じる場合もあるのかもしれません。
また、転職サイトによっては、以下に当てはまる方の転職サポートを行っていないところもあります。
  • 紹介料の成功報酬が低いパート派遣希望の方
  • 転職回数が多すぎる方
  • 健康に不安がある方
例えば、転職サイトで求人検索した際、希望する雇用形態にパートや派遣の選択肢を設けていない、パート・派遣の求人が極端に少ない、パート・派遣は別サービスとしているなどが見分けるポイントとなります。
利用する転職サイトが常勤をメインとしているのか、パート・派遣も十分に求人を保有しているかなどを確認するといいでしょう。

転職サイトによって、提供できる転職サポートサービスの内容が異なります。対象エリアや事業所数によって、対面のサポートが不可能である場合も。対面での面接練習や面接同行を希望する場合は、転職サイトの対象エリアや事業所数にも注目しましょう。

【転職サイト別 転職サポート一覧】

看護roo! レバウェル看護(旧 看護のお仕事) マイナビ看護師 ナースではたらこ ナース人材バンク 看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)
求人の紹介
非公開求人の紹介
パートの求人紹介
派遣の求人紹介
×
※派遣は別サービス
×
※派遣は別サービス
×
×
連絡方法
電話、メール、LINE
電話、メール、LINE
電話、メール、LINE
電話、メール、
電話、メール、LINE
電話、メール、LINE
履歴書添削
面接対策
面接の同行

※事業所が都市部にしかないため面接同行が難しいケースが多い

※ただし面接同行できない地域あり
×
※基本、面接同行はなし。ただし応募先によっては面接同行する場合も

※状況に応じて面接同行する場合もあるが、一部地域のみ
×
条件交渉
入職後のアフターサポート

(2021年11月現在 HOP!ナビ看護師調べ)

連絡方法が電話のみの場合や、メール、LINEにも対応しているなども転職サイトごとに異なります。保有求人数や口コミ、人気ランキングだけで転職サイトを選ぶのではなく、自分が希望する転職サポートを実施しているかどうかもチェックして、転職サイトを選びましょう。

デメリット4.聞いていた条件と違う

事前に交渉してもらったはずの希望条件が反故
(30代前半・女性看護師 慢性期病院の病棟から総合病院の外来へ転職)
日勤のみの正社員求人が希望で、その条件で交渉してもらった病院の一つに面接に行きました。しかし、面接官からは「ゆくゆくは夜勤をして欲しい。日勤だけで正社員を希望するような看護師は今後淘汰される」といった説教をされました。あらかじめ交渉してもらったうえで面接に行ったつもりだったため非常にがっかりしました。

求人紹介で聞いていた条件と面接で言われた内容が違う、希望条件が合致したから転職を決めたのに、入職してみると話が違ったというケースは少なくありません。

内定承諾した条件と違っていても、入職後は泣き寝入りするしかないのでしょうか

キャリアアドバイザーのコメント
(30代後半・男性 看護師専門キャリアアドバイザー)
条件はすべて内定通知書に明記してもらうこと
キャリアアドバイザーには売り上げの目標数字があります。入職の売上も早期退職のマイナスも計上されるので、早期退職とならないようにアフターサポートも熱心に行っています。しかし、中にはマイナスを計上しない転職サイトがあり、アフターフォローに熱心ではないと聞いたことがあります。

入職してから条件が反故にされ、担当のキャリアアドバイザーは何もしてくれない場合、自分で職場に交渉するか辞めるかしか手の打ちようがありません。

マイナス計上される担当者なら「このままでは辞めることになりますよ」というのが最後の切り札になりますが、そもそもマイナスとならない転職サイトの担当者は看護師さんが辞めても痛くもかゆくもないわけですから。
そういった事態を避けるために、必ず条件をすべて明記した内定通知書を現職を辞める前に受け取ること。嫌がる病院もありますが、まだ内定を承諾していないうちはキャリアアドバイザーも熱心ですから、そこは多少強く出てもいいと思います。

残念ながら、キャリアアドバイザーと看護師、そして採用側との認識にズレがあった場合、聞いていた条件と違うというトラブルが起こることもあるようです。

また、入職後に職場の経営状況が変わったり、医療機関の運営者が変わった場合には、面接時の約束が守られないというケースもあります。後者の場合は入職後のアフターフォローとしてキャリアアドバイザーに交渉を依頼できます。

なかにはアフターフォローに熱心ではない転職サイト、キャリアアドバイザーがいるのも現実です。入職後のトラブルを防ぐためにも、内定を承諾する前に条件を明記した内定通知書や採用条件通知書を発行してもらいましょう。

利用して生じるメリットと裏事情、対処法

働く看護師のイラスト

転職サイトを利用したほうが良い理由として、次の4つのメリットが挙げられます。

メリット1.希望条件に合った求人紹介をしてくれる

転職サイトの利用で一番のメリットは、希望条件を伝えるだけでたくさんの求人の中からぴったりの転職先をピックアップして紹介してくれるところでしょう。登録することで、通常は閲覧できない非公開求人も紹介してもらえます。

自分では思いつかない転職先を提案してくれる

土地勘がない場所で大学病院から老健へ転職
(30代後半・女性 大学病院の消化器外科から老健へ転職)
三重県から兵庫県への県をまたいだ転居で、土地勘があまりない場所での転職だったため、転職先選びは苦戦しそうだと思っていました。転職エージェント登録後は、すぐに担当者が条件にあった職場を探してくれ、複数選択肢を提示。大学病院から老健へと労働環境が変わる不安もありましたが、ひとつひとつ不安を一緒に解消するように働きかけてくれました

求職者が思いつかないようなキャリアプランを提示し、転職先の選択肢を広げてくれるのがキャリアアドバイザーです。ていねいなヒアリングで看護師のもっとも大切にする希望を聞いたら、それを叶えるための方法を考えてくれます。

例えば、夜勤がない病院で働きたい人には、日勤のみの病院だけではなくクリニックや訪問看護ステーションで働くことを提案。自分では気がつかなかった可能性を教えてくれるので、看護師としてのキャリアアップにもつながります。

非公開求人を紹介してくれる

自分ひとりではみつけられないような求人がたくさん
(30代後半・女性 大学病院の消化器外科から老健へ転職)
求人を紹介してもらうには個人情報を登録しなくてはならないことが心配でしたが、紹介してくれた求人の中には、自力ではみつけられなかった非公開求人も多数ありました。気になった職場への質問は代わりにしてくれ、連絡頻度も自分に合わせてくれたのでストレスなく連絡を取り合うことができました。

求人サイトを閲覧したり、医療機関の職員採用ページを調べたりと、転職サイトに登録しなくても看護師の求人を探すことはできます。しかし、転職サイトが保有している中には登録した人だけが紹介してもらえる非公開求人もあります。非公開求人の中には、好条件で応募が集中するため紹介する人を限定しているというものもあります。転職サイトに登録していれば、より条件の良い医療機関に転職することも夢ではありません。

メリット2.条件交渉をしてくれる

条件を何度も調整・交渉してくれました
(50代前半・女性 500床程度の総合病院から訪問看護へ転職)
もともと訪問看護ステーションの採用担当者とコンサルタントさんは面識がある様子で、こちらの条件を何度も調整・交渉してくれました。求人先がどんなに良いところかというのを何度も強くアピールされたので少し「本当かな?おおげさすぎない?」と思いましたが、今でも勤務継続中です。

もう少しお給料が高かったら…、夜勤の回数が少なかったら…など、ほぼ希望通りなのに候補から外さざるを得ない求人の場合、転職サイトでは「もう一声」の条件交渉を病院・施設としてくれます

医療機関とつながりがあり信頼関係を築いているキャリアアドバイザーだからこそより良い交渉ができる利点もあります。自分では言いだしにくいことを代わりに交渉してくれるのは大きなメリットです。

採用担当者のコメント
40代前半・男性 二次救急病院採用担当
転職エージェントによる条件交渉は利用価値大
看護師さんは転職サイトを使って転職したほうが良いと思います。ハローワークで応募すると、求人票に書いてある条件そのままで交渉の余地はないですが、転職サイトなら年収など金銭面は自分で言い出しにくいことをエージェントさんが代わりに交渉してくれます。紹介料目当ての紹介会社さんが多いことも事実ですが、自分で求人を探さなくてもいい、条件交渉もしてくれる、看護師さんにとってはメリットのほうが大きいのではないでしょうか? だから僕は個人的に転職サイトは絶対利用すべきだと思います。

看護師さんから要望の多い条件交渉の以下の通りです。

  • 夜勤回数
  • オンコール回数
  • お休みの希望
  • 残業時間手当 など

上記は求人票や内定通知書に明記されていないことが多いため、うやむやとなってしまうことが多い一方で、交渉の余地があるのです。あるキャリアアドバイザーによると「条件交渉が通るのは5回に1回、全体の2割ほど」だそうです。

交渉の末に希望が通らなかった場合でも、モヤモヤを抱えたまま入職するよりは納得できるはず。まずは条件交渉を担当者に相談してみましょう。

条件交渉に成功したら、求人票とは内容が異なるため、内定通知書や採用条件通知書に明記してもらいます。これらの書類の作成依頼ももちろんキャリアアドバイザーから採用担当者に依頼してもらえます。

メリット3.希望に合ったペースで転職活動ができる

妊活中のマイペースな転職でもサポートしてもらえた
(20代後半・女性看護師 総合病院の循環器科からサービス付き高齢者住宅へ転職)
転職先を早く決めようと無理にすすめてきたり、しつこく電話してきたりすることはありませんでした。勤務形態や給料、家からの近さといった希望条件や不安に思っていることはないかなど、担当のキャリアアドバイザーさんがしっかりヒアリングしてくれました。初めての転職で不安なことが多くありましたが乗り越えることができたと思います。私は妊活中だったためマイペースな転職活動でしたが、それでも転職できる病院や施設を探してくれ確認してもらえたのは助かりました。

良い求人があったら転職したい人や転職のための情報収集だけしたい人など、転職を急いでいない看護師さんも転職サイトは利用できます。いつ頃までに転職したいか、転職時期は特に決めていないなど前もってキャリアアドバイザーに伝えておけば、求職者のスケジュールに合わせて転職活動をサポートしてくれます。

転職サイトに登録したらすぐに転職しなければならない、なんてことはありません。自分のペースでじっくりと転職活動に取り組むことも可能です。

採用担当者のコメント
30代後半・男性 総合病院併設の介護老人保健施設採用担当
転職サイトは中長期的な応募が多い傾向
転職サイトの場合は、中長期的な応募が多い傾向にあります。例えば、来春とか数ヶ月後の希望者を紹介する傾向が見られます。一方で、早く決まることもあり、転職活動開始から入職まで2週間という方もいました。最初にいつ頃転職したいかを教えていただければ、それに合わせて採用計画を立てることも可能です。
採用担当者のコメント
20代後半・女性 ケアミックス病院人事課採用担当
採用には最短でも5~6ヶ月覚悟
転職サイト利用時は、5~6ヶ月は覚悟して採用活動をしています。転職サイトはネットで気軽に応募できる仕組みになっている分、就職活動の本気度が低いのか、なかなか連絡が取れないケースが多いからです。また複数併願しており、内定後に検討されるので採用期間が長くなります。

キャリアアドバイザーに実施したアンケートでも、以下の結果となりました。

転職方法 転職期間
直接応募、友人・知人の紹介
2週間~1ヶ月程度
ハローワーク、eナースセンター
2~3ヶ月
転職サイト
2週間~1年

メリット4.看護師転職のプロから無料で転職指導が受けられる

過保護すぎるくらい手取り足取り転職サポート
20代後半・男性看護師
最初は、転職サイトはあまり頼りにならないもの、キャリアアドバイザーさんが本当に信用できる方かどうかわからないと不安でしたが、転職先の紹介だけはしてくれるが、それ以外についてはあまりサポートしてもらえない、結局は自分でやるしかないと思っていました。しかし、私の担当をしてくださった方は一生懸命助言してくれたり面接にも来てくれるなどしてとても好感を持ちました。大変親切にさまざまな手続きをサポートしてもらえ、少し過保護すぎるかなと感じるくらいでした

看護師が看護のプロなら、キャリアアドバイザーは転職のプロ。看護師が活躍できる新しい職場をみつけるために、アドバイスやサポートをしてくれるので、不安や迷うことの多い転職活動中でも心強いことでしょう。

採用担当者のコメント
30代後半・男性 中規模総合病院の採用担当
転職サイトの利用で得することはあっても損はない
看護師さんはすべてのサービスを無料で利用できるのですから、転職サイトを利用すべきです。得することはあっても、損をすることはないのではないでしょうか。
給料など自分からは言い出しにくいことをエージェントさんを通じて交渉もしてもらえます。ハローワークだと求人票に書いてある条件がそのままで、それ以上になることはありませんが、転職サイトだと交渉によっては給料を上げることも可能です。

求人を探したり、面接や見学の面倒な調整もすべて任せることができるのは、就業中で忙しい看護師にとって助かる点です。

転職のプロであるキャリアアドバイザーの視点から履歴書添削や面接対策をしてもらえるのは大きなメリットです。多くの看護師さんを見てきた第三者の視点で、自分の強みがきちんとアピールできているかどうかチェックしてもらえます。

転職サイトではキャリアアドバイザーによるサポートがすべて無料で受けられるので、転職活動を有利に進めるためにも転職サイトを利用しない手はないでしょう。

看護師転職サイトを使ったほうがいい人・使わないほうがいい人

看護師転職サイトのメリット・デメリットをふまえたうえで、使ったほうがスムーズに転職活動が進むタイプ、逆に使わないほうが希望通りの転職活動ができるタイプをそれぞれご紹介します。

使ったほうがいい人4つのタイプ

看護師転職サイトを使ったほうがいい人は次の4つのタイプです。

  1. 転職活動が面倒な人
  2. 応募先の人間関係を事前に知りたい人
  3. 転職に自信のない人(新人、ブランク、早期退職など)
  4. 派遣・単発・応援ナースで働きたい人

自分ひとりではできないことをお任せできるのが、転職サイトのキャリアアドバイザーです。キャリアアドバイザーに求人探しや面接日の調整はもちろん、応募先の人間関係や上司の性格、離職率といった内部情報の調査、自分では言いだしづらい条件交渉まで「転職活動の面倒」をすべてお願いできます

新人看護師やブランクのある方、早期退職をしている方など転職に自信のない方は、担当のキャリアアドバイザーがプロの視点から良き相談相手となってくれます。また、他の転職方法では探しにくい派遣や単発、応援ナースなどを希望している方も、これらの求人に特化した転職サイトを使うことでスムーズに転職先がみつけられます

看護師転職サイトは使わない方がいい?採用担当者が口コミ・体験談とともに解説
看護師転職サイトは使わない方がいい?採用担当者が口コミ・体験談とともに解説
「看護師転職サイトは使わない方がいいのは本当?」「転職サイトを使うと採用で不利になると聞いたんだけど…」 よく耳にする看護師転職サイトに関...

使わないほうがいい人3つのタイプ

看護師転職サイトを使わないほうがいい人は次の3つのタイプです。

  1. 国公立病院限定で転職したい人
  2. 断れない人・流されやすい人
  3. 転職希望の病院・診療科が決まっている人

国公立病院で働きたいなら、ハローワークや直接応募でチャレンジすることをおすすめします。なぜなら、転職サイトでは国公立病院の取扱数が非常に少ないからです。また、国公立病院ではないけれど特定の病院や診療科で働きたいと決めている人も、希望する病院のホームページで採用情報を確認して直接応募したほうがスムーズに転職活動が進みます。

また、キャリアアドバイザーに勧められた求人を断れなかったり、気がのらないのに流されて面接を受けに行ってしまうようなタイプの人も転職サイトを使わないほうがいいでしょう。ムダな転職活動や、不本意な転職にもつながってしまいます。

看護師転職サイトは使わない方がいい?採用担当者が口コミ・体験談とともに解説
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転職サイトを使わない転職方法は5つ

転職サイトを使わない看護師さんの転職方法には次の5つがあります。

  1. 求人サイト
  2. 直接応募
  3. 友人・知人の紹介
  4. ハローワーク
  5. eナースセンター(日本看護協会)

転職の際に最も重要となる3項目で6つの転職方法を比較しました。

  • 求人の探しやすさ:求人数で比較。保有求人数が多ければ多いほど、求人は探しやすくなります。
  • 転職サポート力:キャリアアドバイザーやコンサルタントから転職サポートを受けられるかどうか。
  • 内定率:採用される看護師の人数割合

転職サイトを合わせた評価は次の通りです。

   求人の探しやすさ 転職サポート力 内定率
転職サイト
求人サイト
直接応募
×
×
友人・知人からの紹介
×
ハローワーク
eナースセンター(日本看護協会)

(HOP!ナビ看護師調べ)

すべての項目で転職サイトが高評価となっています。
上記を参考に、自分に合った転職方法を検討しましょう。

転職が初めての看護師におすすめの転職サイト3選

転職が初めての看護師さんは、どの看護師転職サイトを選べばいいか迷うでしょう。ここでは、特に転職サポートが手厚い3つの転職サイトをおすすめします。

チーム体制でバランス取れたサポート|看護roo!

看護roo!は、首都圏や都市部に特化した高給与・好条件・大規模病院の案件を多く抱える転職サイトです。質の高い提案力と、履歴書添削・面接サポートの手厚さなどバランスの取れたサービスに定評があります。

また、担当アドバイザーが1人で提案を考えるのではなく、チーム制で提案を行う点もポイントです。担当アドバイザーの質で提案力に差が出てしまうケースがありますが、看護roo!ではチームで提案を考えるため、アドバイザーの個人差をカバーすることが可能です。

看護師の口コミ
病院長の性格なども考慮し転職先をアドバイス
(40代前半・男性看護師 精神病院から訪問診療・訪問看護の専門クリニックへ転職)
精神科で働きたいと相談したら、親身になっていろいろ相談にのってくれました。一般的に、大きな病院でも院長が独断ですべてを決めてしまうようなワンマン病院では十分に患者へのケアができない傾向にあるなどの情報を教えていただいたので、訪問看護メインの小さな病院を選び転職しました。
遠方にもかかわらず見学と面接に担当者が同行
(20代後半・女性 地方の急性期病院から都市部の急性期病院へ転職)
求人情報をたくさん持っていて、多方面からの紹介を受けられそうというイメージで登録しました。事業所が遠方だったにもかかわらず面接のために担当者がわざわざ来て同行してくれたのはうれしかったのですが、先に見学をしたかったのに何度も足を運べないということで面接と同じ日にされたのは残念でした。

手厚いサポートで高評価|レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、看護師の気持ちに寄り添ったていねいなサポート力に定評のあるサイトです。転職活動前に多くの看護師が懸念するようなアドバイザーからのしつこい連絡はなく、看護師の都合に合わせたサポートが心がけられています。マイナス評価の口コミがほとんど見られない理由かもしれません。

転職後のアフターサポートも充実しており、入職後も看護師に状況確認の連絡を取りつつ、実際に転職した看護師からリアルな職場情報を得ています。そうしたていねいなサポート力が、結果的にミスマッチの少ない転職サポートにつながっています。

看護師の口コミ
背中をそっと押してくれるようなサポート
(20代後半・女性看護師 100床程度の慢性期病院から30床程度の慢性期病院へ転職)
勧誘がしつこかったらどうしよう、キャリアアドバイザーさんと相性が悪かったらどうしようと、利用する前は不安ばかりでしたが、レバウェル看護(旧 看護のお仕事)さんはとてもていねいで、無理に押し付けて転職させようとせず背中を押してくれるようなサポートでとても良かったです。
良くもなく悪くもなくがマイナスポイント
(30代後半・女性看護師 大学病院から公立病院へ転職)
マイナスポイントをしいて言えば、他の転職サイトと比べて特段に悪いところもない代わりに、すごく良かったところもない点でしょうか。ですので、次はもう利用しないと思います。

病院以外の転職に強く地方にも強い|マイナビ看護師

マイナビ看護師は、地方の転職に強いサイトです。
全国21ヶ所に拠点があるため、全国各地でキャリアアドバイザーと面談を行うことが可能です。地方の医療施設にも直接出向くことができるため、内部事情もくわしく把握しています。

また、運営会社のマイナビは長年、看護師以外の分野でも人材紹介を行ってきた経験があるため、病院以外の事業者とも関係性を築けており、幅広い分野の求人を取り扱っています。特に美容クリニックや治験への転職に強みがあります。

看護師の口コミ
土地勘のない場所での転職活動も安心
(20代後半・女性看護師 急性期病院から保育園看護師へ転職)
こまやかな連絡や履歴書の添削、転職スケジュールの管理をしていただき、とことん転職先を絞り込んでいただきました。県をまたいで土地勘のない所への転職だったため不安でしたが、安心して納得のいく転職先を選ぶことができました。
希望条件に合う求人紹介はなくあっさり終了
(20代後半・女性看護師 急性期病院から皮膚科クリニックへ転職)
転職サイトは、登録したら非公開求人を紹介してくれそうというイメージがありました。そこで、マイナビという大手転職サイトを選んでみましたが、希望条件に合う求人を提示してくれませんでした。多少希望条件から外れていても粘り強くいろいろ探してくれるのかなと思っていましたが、意外とあっさりと終了してしまいました。

まとめ

看護師転職サイトにはさまざまな噂がありますが、実際に利用した看護師だけでなく、医療機関の採用担当者からの評価も高いことがわかりました。転職を成功させたいなら、手厚いサポートが無料で受けられる看護師転職サイトを使った方がいいといえるでしょう。

ひとりでは不安な転職活動だからこそ、転職のプロ・キャリアアドバイザーのサポートを受けて乗り越えましょう。

HOP!ナビとは

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看護roo!
  • 初めて転職する人でも徹底的にサポート
  • 高給与・好条件求人が多い
  • 1人のキャリアアドバイザーが看護師と転職先の双方を担当する一気通貫制
  • 事業所は大都市の3拠点
履歴書添削や面接のサポートがていねいで、病院・施設の内部事情や情報を詳しく教えてくれます。

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レバウェル看護
(旧 看護のお仕事)
  • 仕事と家庭を両立したい人
  • ブランクがある・臨床経験が少ないなどでスキルに不安がある人
  • 入職から1年未満の早期離職をする新人看護師
スキルや経験不足で自信がない人にもていねいに対応してくれます。

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ナース人材バンク
  • 求人数が多く全国各地の求人を取り扱っている
  • 都道府県の専任スタッフがいるので地域情報に詳しい
  • 好条件、高給与求人が多い
全国各地の求人を取り扱っていて、対応が早く提案求人数が多いです。

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ナースではたらこ
  • 登録者との対面面接を大事にしている
  • 看護師の給料アップを応援してくれる
  • ブランク看護師の復職支援を強化している
  • 2年連続顧客満足度第1位(楽天リサーチ調べ)
各地域の求人情報に精通していて、希望の医療機関を「逆指名」できます。

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マイナビ看護師
  • 転職後の定着率が高い
  • キャリアコンサルタントの能力が高い
  • 治験や企業など医療機関以外の求人も多い
転職後の定着率が高い求人を紹介してくれます。

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