美容看護師へ転職…こんなに変わる仕事内容や給料、悩み、やりがい

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病院とは違い、クリニックの中でも少し特殊といえるのが、美容外科や美容皮膚科といった分野です。

病気の患者さんのケアやサポートをして経験を積んできた看護師にとっては、同じ業界とはいっても美容看護師の仕事内容は未知の領域なのではないでしょうか。また、勤務形態やお給料も気になるところですよね。

ここでは、美容外科や美容皮膚科で働く看護師の仕事内容やお給料についてご紹介します。美容クリニックに転職した看護師の経験談や現役キャリアアドバイザーのアドバイスを参考にしてくださいね。

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美容外科、美容皮膚科、メンズ専門の特徴は?

美容クリニックの種類

美容クリニックには大きく分けて美容外科と美容皮膚科があり、看護師の仕事内容や業務範囲も大きく異なります。

さらに、最近では美容外科と美容皮膚科を有するメンズ専門のクリニックも多く開業。いずれも自由診療であり、病気を治療する一般的な病院とは違ってサービス業に近いといえるでしょう。

ここでは、美容外科と美容皮膚科、そしてメンズ専門クリニックの特徴や仕事内容、給料、勤務形態について詳しくご紹介します。

美容外科の特徴

人の「美しくなりたい」という希望を美容整形手術で叶えるのが、美容外科。疾患や損傷を治療する外科とは違うため、仕事の内容も病院勤めの看護師とはかなり異なります。

美容外科で多く行われているのが、目元を二重まぶたにしたり、鼻やフェイスラインを整えたり、顔のシワやたるみを取り除くといった美容外科手術です。

顔のほかには、豊胸手術や脂肪吸引も行います。なかにはヒアルロン酸やボトックスを注入して輪郭を整えたりシワを改善するプチ整形もあるとはいえ、それでも美容外科では手術は必須。

看護師は施術内容を提案するカウンセリングのほかに、手術の介助業務も担います。そのため、オペ室看護師としての勤務経験を持つ人は美容外科クリニックへの転職は有利だといえます。

また、美容外科クリニックで働く看護師は医師のサポートのほかにも、患者さんの施術やアフターフォローも担当します。完全予約のクリニックが多いため、時間内に施術と次のサービスの提案をこなし、オペの介助も担当する美容看護師はとても多忙です。

手際よくサクサクと、決められた時間内で仕事をこなすスピード感が求められます。

臨床経験3年は必須の美容クリニックが多かったので、まずは大学病院で3年は経験を積んでから転職。しかし、外科の経験がなく手技が不安だったので、最初に美容皮膚科で学び基礎知識を得てから、美容外科へステップアップしました。(35歳女性 大学病院の内科混合病棟から大手美容クリニックの皮膚科に3年勤務後、個人経営の美容外科クリニックに転職)

大学病院ではプライベートな時間にも関係なく講義や研修の参加を強いられることが多く、精神的・身体的に休息をとるバランスが難しい日々でした。一度、仕事とライフスタイルを見直したときに、夜勤がなくプライベートな時間が確保できる仕事につきたいと考えました、以前より美容には関心があったので深く学んでみたい思いとオペ介助に携わることのできる美容外科クリニックへ転職しました。(34歳女性 大学病院の高度救急センターICUで1年勤務後、美容外科クリニックに正職員として転職)

一般的な病院とは違う自由診療なので、個人の対応によってクリニックのイメージや売り上げに繋がってくるのでプレッシャーも感じていましたが、働く中で結局は一般的な看護と同じでいかに“寄り添う”看護ができるかによって自然とその患者様にあったベストな対応・ケアを提供することができるのだと感じました。(34歳女性 総合病院の脳神経・整形外科病棟から、美容外科クリニックに転職)

美容皮膚科の特徴

美容皮膚科では、最新の技術や医療機器、内服薬や外服薬、ときにはドクターズコスメを用いて美しい肌を手に入れるサポートをします。

看護師の仕事は、医師の診察、診療のサポートだけでなく、患者さんのカウンセリングや医療機器を用いての施術、アフターケアまで幅広く担当。

エステティシャンの仕事に近いものがあります。美容外科と比較すると、患者さんの対応にあたる時間が長いのが特徴です。

例えば、シワやほうれい線、たるみの解消のためのヒアルロン酸やボツリヌス注入、シミやそばかすを除去して美白を手に入れるためのレーザーや光照射、皮膚の再生を促すケミカルピーリングなど。また、医療脱毛によってムダ毛のないツルツルの肌にするのも、美容皮膚科クリニックのメニューのひとつです。

以前は脱毛といえばエステサロンでするものというイメージがありましたが、最近では効果の高い医療脱毛に注目が集まっています。

近年、医療脱毛の治療が美容皮膚科では増えており、医療脱毛を専門に行うクリニックも多く開院しています。 また、最近は美容皮膚科クリニックでも、二重まぶたの施術や顔や鼻の輪郭をととのえる治療を行うところがあります。

二重まぶたなら埋没法、輪郭はヒアルロン酸の注入などプチ整形が主であり、美容外科のように手術を伴うことはほとんどありません。

美容外科より美容皮膚科の方が前職の経験を問わないケースも多く、他の科の看護師でも転職が狙いやすい職場だといえます。最近では、痩身やアンチエイジング、医療脱毛を専門とするクリニックも多く、診療内容は多岐にわたります。

参考:「日本皮膚科学会他「美容医療診療指針

病院での一般業務は一通りできるようになってましたが、美容クリニックに転職するにあたりまた一から業務を覚えなくてはならず、働き方も違いそれに適応できるかは心配ではありました。しかし、転職先は研修制度もしっかりしており、手技が独り立ちできるまでプリセプターと一緒に練習できるので安心できました。完全予約制なので患者さんの対応も時間で動いているので残業になることはほとんどなく、毎日ほぼ定時上がりで帰れるのはありがたいです。(32歳女性 総合病院の皮膚科から、美容皮膚科クリニックに転職)

医療脱毛専門クリニックの特徴

診療内容に脱毛を組みこんでいる美容皮膚科は多くありますが、最近では医療脱毛専門のクリニックも多く開院しています。

エステ脱毛よりも効果が高く、短期間で脱毛を終えられることから、医療脱毛を選ぶ患者さんが増えているのです。

医療用のレーザー脱毛器を使った脱毛は毛根細胞を破壊する医療行為にあたるため、機器を扱って施術ができるのは医師や看護師といった有資格者に限られます。

医療脱毛クリニックで働く看護師は、患者さんのカウンセリングや医師の診察のサポート、患者さんの施術、アフターケアまでを担当します。

病院での経験が浅い新人看護師や第二新卒看護師は、経験や手技がそこまで求められない脱毛専門クリニックは比較的入職しやすいといわれています。

そこで経験を積み、美容皮膚科、美容外科へとステップアップしていく看護師さんが多いようです。

メンズ専門の特徴

美容といえば女性のものというイメージは古く、美容に興味を持つ男性は少なくありません。

日本国内の20~30代男性に対して行ったアンケートによると、美容に興味があると答たのは57.5%。美容の悩みワースト5には、ヒゲ、肌荒れ、歯並び口臭、ニキビ(跡)、体毛といったコンプレックスが並びます(ゴリラクリニック「男性の美容意識調査2020」)。

こうした男性の患者さんのニーズに応えて、脱毛やシミ・ニキビ跡の治療、スキンケア、ダイエットといった女性と同様の美容医療を提供しているのがメンズ専門クリニックです。男性ならではの悩みであるAGAや薄毛といった男性特有の悩みを解消する治療も行います。

一般的な美容クリニックと同様に、最新の医療機器を使用して看護師が脱毛や肌治療にあたりますが、看護師とはいえ異性の目を気にする患者さんは多いもの。

また、男性の患者さんが抱える悩みに共感できるのはやはり同じ男性なのでしょう。クリニック側の意向により、メンズ専門クリニックでは男性看護師を積極的に採用する傾向にあります。

男性の美容の悩みを解消するために外科的手技が必要なケースは多くはなく、実際に女性と比べると男性が美容外科手術を受ける例は少ないというデータもあります(日本美容外科学会(JSAPS)「第3回全国美容医療実態調査」)。

美容皮膚クリニックと同様、外科での勤務経験がない看護師にもチャレンジしやすいといえそうです。

美容看護師のメリット

医療施設とはいっても、美容クリニックがどんな職場なのかは今ひとつイメージがわかない看護師さんも多いかもしれません。

美容クリニックには一般的な病院とはまた違った魅力があります。ここでは、美容クリニックが看護師の転職先として人気である理由、メリットを3つご紹介します。

メリット1:最新の美容施術を体験できる

美容クリニックでは、看護師が患者さんに対して美容施術をするだけではなく、看護師自身も美容施術を体験する機会があります。

しかし、これはあくまで業務の一環。中には福利厚生のひとつとして業務時間外に割引料金で美容施術を受けられるクリニックもあるようですが、美容施術の体験のほとんどは研修や練習のため。

入職時や新しい医療機器を導入したときに操作方法を覚えたり、スキルを磨くために看護師同士で練習をしたり、その効果を体験して患者さんへのカウンセリングに活かすためです。

とはいえ、美容に興味があって美容クリニックに転職したいと考える看護師さんは多く、そういった人にとって最新の美容施術を受けられる環境は願ったり叶ったりかもしれません。

また施術だけではなく、美容クリニックで取り扱っているドクターズコスメを社員割引で購入できるのも魅力のひとつです。

仕事のためとはいえ最新の美容医療に触れているおかげもあってか、美容クリニックに入職してからぐんとキレイになる看護師さんも多いそうです。

私は美容に興味があったので、美容の知識や新しい機器の情報をいち早く手に入れることができることに喜びを感じました。勤務先で美容施術を受けることができ、自分自身の見た目も常に意識してキープすることができました。(35歳女性 大学病院の内科混合病棟から、大手美容クリニックの皮膚科を経て、個人経営の美容外科クリニックに転職)

美容施術が、スタッフ価格でできるかどうかは入職前に聞いておくといいと思います。私は受けられると思って入りましたが、実際は受けさせてもらえませんでした。 大手の美容クリニックではないので、福利厚生がしっかりと決まっていなかったので後悔しました。(28歳女性 小児病院の血液腫瘍科から、美容クリニックに転職)

メリット2:夜勤がなくても高給

一般的に看護師の収入は高いといわれますが、これはハードな夜勤をこなしてこその額。夜勤のないクリニックなどの職場に転職したら収入が減ってしまった、というのはよく聞く話です。

そのため、美容クリニックに転職すると収入がダウンするのでは?という不安を感じる方もいるかもしれませんが、夜勤がなくても病棟勤めのときと同等の給料を得ている看護師は多いようです。

高給をキープできる理由は、基本給のほかにインセンティブ(報奨金)がつくことが多いから。美容クリニックでは看護師一人ひとりの売り上げ目標を定めているところが多く、目標を達成するとインセンティブがもらえるケースが多いからです。

人によっては、病院勤めのときよりも月収がアップする人も。ただし、入職したての担当患者が少ない時期は、インセンティブがつかず、一時的に収入が下がったと感じることもあるようです。

また、インセンティブがつく分、ボーナスの額が少なかったり、ボーナスが出ない美容クリニックもあるようです。

そのため、月給は病棟勤務のときとほぼ同じ、もしくはアップしていても、年収は下がるケースもあります。どのような給与形態なのか、転職活動の際にしっかりとチェックしておきましょう。

とはいえ、自分の働きがインセンティブという結果になって目に見えるのはうれしいもの。仕事に対するモチベーションもアップしますね。

前職の月収は28~30万円、年収は420万円くらいでした。夜勤の回数で月収が前後しました。一方、美容クリニックの月収は35~40万円、年収は500~600万円弱くらい。ボーナスは年2回で各1ヶ月分くらい、インセンティブは5~10万で月により差はありました。(35歳女性 大学病院の内科混合病棟から、大手美容クリニックの皮膚科を経て、個人経営の美容外科クリニックに転職)

夜勤手当がありませんが、その代わり月の売り上げが目標達成すると大入りがもらえるので、大入りが入る日はちょっとした臨時収入がもらえます。(32歳女性 総合病院の整形外科病棟から、美容クリニックに転職)

美容外科のときの方が基本給は高く、毎日の勤務に張り合いがあり、モチベーションの維持がしやすかった。美容外科の月収は34万円、年収は450万円くらいでした。現在の月収は平均28万円、年収は高くなり480万円くらいです。美容外科はボーナスがなく、インセンティブは歩合で、1万円から15万円までと幅がありました。(33歳男性 大手チェーンの美容整形外科クリニックから、総合病院の病棟勤務に転職)

前職は月収22万円で年収は350万円程、現在の美容皮膚科は月収27万円で年収が400万程度です。ボーナスは年2回ありますが、その年によって率は変わり、インセンティブはありませんでした。病院ではいくら頑張っても給料が増えることはないですが、美容皮膚科は頑張れば頑張るほど収入に反映されるという点はメリットでした。(28歳女性 大学病院の産婦人科から、美容皮膚科クリニックへ転職)

日勤のみで体調を整えやすく、人の生死に直接関わることなく看護師として働くことができるので楽しい気持ちをもって働くことができています。給料面においても日勤のみであるにもかかわらず病棟時代と比べて大きな差がないため、転職して良かったと思っています。(29歳女性 大学病院の内科病棟から、自治体の保健師として成人保健を担当後、美容クリニックに転職)

メリット3:休みが取りやすく日勤のみ

一般的に不規則だと言われる看護師の勤務形態ですが、美容クリニックに転職したらそんな問題も解消できるかもしれません。美容クリニックに夜勤はなく日勤のみであるのは、病棟との大きな違いです。

一般的なクリニックとは違って土日や祝日も開院しているクリニックは多いので、シフト制にはなりますが、お休みはしっかりと取ることができます。

看護師の出勤日に合わせて患者さんの予約を受け付けるため、患者さんの都合に合わせて休日を返上する心配もないようです。

また、完全予約制の美容クリニックなら、1日の仕事を予定通りにこなすこともできそう。予約診療だと閉院間際に来院する患者さんもいないことから、定時で仕事を終わらせることも可能です。

固定休みで残業が少ないので、規則的な生活を送ることができそう。プライベートの予定も立てやすくなりますね。

美容クリニックには比較的多くの看護師が在籍していることから、休みにも対応してもらいやすいというメリットもありますよ。

病棟勤務では、残業や時間外での仕事も多い不満や、ホルモンバランスの乱れによる体調不良もありました。給料面を考えると看護師は安定感があること、美容への興味があったこと、健康な人を対象としていること、日勤のみで生活リズムの乱れも整うことから美容クリニックへ転職しました。(28歳女性 小児病院の血液腫瘍科から、美容クリニックに転職)

日勤のみで、よほどのことがない限りは定時で帰られる点は大きなメリットだと感じました。(33歳男性 大手チェーンの美容整形外科クリニックから、民間の総合病院の病棟勤務に転職)

美容クリニックに勤め始めて、残業がほとんどなくなったこと、自分の休みなどを返上することがなくなったこと、休憩が比較的しっかり取れることはかなり満足しています。(24歳女性 大学病院の小児病棟から、美容クリニックに転職)

美容看護師のデメリット

看護師として働きながらも規則正しい生活が送れるだけでなく、美しさも手に入れられると聞けば、美容クリニックは転職先としてとても魅力的に映ることでしょう。しかし、人によっては不向きな点、プレッシャーと感じる点もあります。美容クリニックで働くことのデメリットを知ったうえで転職に備えましょう。

デメリット1:売り上げノルマがある

患者さんをカウンセリングして治療のメニューを提案したり、ドクターズコスメを販売するのは、美容クリニックで働く看護師ならではの仕事。

クリニックの売り上げに直接影響することから、看護師には売り上げノルマが課せられることも少なくありません。

看護師として患者さんのケアやサポートにあたるだけでなく、販売や営業といった性質の業務が加わることになります。

自分の働きが売り上げという形で評価されることをやりがいと感じるタイプの人は問題ありませんが、ノルマにプレッシャーを感じる人もいることでしょう。

ときにはノルマ達成のためにメニューやアイテムを提案することもあり、患者さんを第一に考えたいという気持ちとの間でジレンマを抱えることもあるかもしれません。

目標が達成できないとインセンティブがもらえず、同僚ナースとの収入に差がついたり、月によって収入がまちまちになることも。

看護以外のことを考えて働くのが負担なら、売り上げノルマのないクリニックを選びましょう。

私のクリニックにはなかったのですが、ノルマというか売り上げの目標額を設定するクリニックもあり、達成するとプラスでお金がもらえるそうです。病院にはインセンティブはないので、これは大きな違いかと思います。(28歳女性 検診施設から、美容皮膚科クリニックへ転職)

クリニックごとに月のノルマを設けているところもあるので、あらかじめ大入りの形態などまで聞けると働くうえでのモチベーションに繋がると思います。(32歳女性 総合病院の整形外科病棟から、美容クリニックに転職)

転職してまだ4ヶ月のため目標額がなかなか達成できず、給料が以前より月5万円ほど減ってしまいました。このままだと、以前よりも節約が必要になるので厳しいと感じています。(28歳女性 小児病院の血液腫瘍科から、美容クリニックに転職)

デメリット2:患者への接し方に悩むことも

病院とは違い、患者さんは病気を治療してもらうのではなく、美しくなるために美容クリニックにやってきます。

美容クリニックでの治療は自由診療で高額となることから、効果はもちろん、看護師にも高い接遇力を求める患者さんが多いでしょう。

「患者さん」ではなく「お客様」として接するよう意識を変える必要がありそうです。

患者さんは高額な「サービス」を受けていると考えているので、病院勤務時代には経験のないような要望やクレームが飛び出すことも……。

美容クリニックで看護師が施術するメニューは指名制であることから、患者さんの満足が得られなければ担当を外されることも珍しくありません。

こうした環境のなか、患者さんと1対1で向き合うシーンが多く、病院勤めのときとは違う患者さんとの接し方に悩むこともあるかもしれません。

また、病院ではチームで仕事にあたってトラブルがあれば上司が対応してくれたところを、美容クリニックでは自分ひとりで解決する場面が多くなります。患者さんとの関わり方が激変したうえに、責任も重くなるというわけです。

健康な美意識の高い患者さんが来院されるので、病院勤務とは違い、世間的な常識や丁寧な接遇が求められること(35歳女性 大学病院の内科混合病棟に正社員として3年勤務後、大手美容クリニックの皮膚科に正社員として3年勤務、その後、個人経営の美容外科クリニックに正社員として4年勤務)

病院では1人の患者さまに対して、チームで関わることが多いですが、美容だと1人対1人の関わりになっていきます。 美容に関しては、施術をしても次から次へと悩みが尽きないものです。終わりがないというところで、丁寧にカウンセリングができて次に繋げる、一緒に考えてあげられるという人は向いていると思いますが、忍耐力が必要です。(30歳女性 大学病院の病棟から、美容皮膚科へ転職)

美容クリニックは接客の技術も必要であり、丁寧な関わりができるか不安でした。その点は、プリセプターの方々のお客様への接し方を見て学び、自分の接し方が大丈夫かアドバイスしていただきました。人の死に関わらなくなった安心感もありますが、クレームに注意しなくてはいけない緊張感があります。(29歳女性 総合病院の小児科病棟から、美容クリニックに転職)

デメリット3:病院への再転職は難しい

最新の美容医療に触れ、病院での仕事とはまた違ったやりがいが感じられる美容クリニック。しかし、病院勤めのときと比べると医療行為にあたる機会が激減するのは否めません。

いくら美容クリニックで美容看護師としてのスキルを身に付けても、日々進歩する医療にはうとくなってしまうというデメリットがあります。

美容クリニックに勤務している間は医療スキルが身についていないとみなされ、転職の際にはブランク看護師と同じ扱いを受けることも。

さらに、美容クリニックに勤める前に十分な臨床経験のない新人看護師の場合、病院への再転職がますますむずかしくなるのが現状です。

看護師としての手技が採血、点滴、心電図をとる等限られたことだけで、看護師としてのスキルは落ち、やりがいもかなり減ります。(35歳女性 大学病院の内科混合病棟から、大手美容クリニックの皮膚科を経て、個人経営の美容外科クリニックに転職)

キャリアアドバイザーのアドバイス

すぐに仕事を辞めると次の転職に影響すると言いますが、美容クリニックにおいては長く勤めれば勤めるほど、病院への転職が難しくなります。美容クリニックでの勤務が2、3年と短期で、しっかりと臨床経験を積んだ20代の看護師さんなら、比較的病院への再転職も可能です。

そのため、こういった条件の看護師さんが病院へ再転職する例は多く、「美容クリニックで働けるのは若いうちだけだから、短期間だと割り切ってチャレンジしてみたい」と、キャリアプランのひとつとして考えている看護師さんもいます。
(大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

キャリアアドバイザーのアドバイス

臨床経験が十分ではなかったり、年齢が高かったり、美容クリニックでの勤務年数が長いと、病院への再転職が大変になるのが現実。そういった看護師さんが美容クリニックから再転職する場合、健診施設や介護施設といった医療行為の少ない施設への転職が多くなります。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

美容クリニックへの転職、7つの不安と疑問

美容クリニック転職の疑問

美容クリニックは仕事内容や勤務形態、給与面も病院とは大きく違い、入職してみないとわからない不安や疑問を持つ看護師さんも多いでしょう。

そこで、美容クリニックへの転職を数多くサポートする現役キャリアアドバイザーさんにHOP!ナビ看護師が取材。美容クリニックへの転職に対するよくある疑問にお答えします。

採用は「容姿重視」って本当?

患者さんはきれいになるために美容クリニックへやって来るのだから、そこで働く看護師がきれいではなかったら説得力に欠けてしまうのでは?と不安を持つ人は少なくありません。

しかし、意外にもルックスは選考にさほど影響しないようです。大切なのは、美容クリニックで働くにあたって容姿に気をつかったり、美しく見せる努力をしている人かどうか。

激務であることを理由にメイクをしていなかった人には耳が痛い話かもしれませんね。

でも、もともとの顔立ちがそこまで重視されないのであれば、すべてはこれからの努力次第です。

もともと美容に興味がある、美容に関する自分のコンプレックスを解消したい、そのためにこれから勉強をしたいという姿勢を見せると、面接での好感度もアップするようです。

キャリアアドバイザーのアドバイス

美容クリニックの看護師だからといって、美人でなくてはならないということはありません。採用担当者が重視するのは、第一に身だしなみです。

実際に、外見が理由で面接を落とされてしまうのは、ほんの1割程度。清潔感のない人や適正体重を維持できない人は要注意です。

美容クリニックの看護師は、お客様である患者さんから見て、清潔感があり好感が持てる人であることが大切です。
(大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

キャリアアドバイザーのアドバイス

お肌の悩みを抱えてコンプレックスがある看護師さんには、美容外科クリニックよりも美容皮膚科クリニックへの転職をおすすめします。

美容皮膚科ではニキビ跡をはじめとするお肌の治療も行うことから、看護師さんが悩みに共感して親身になれるのは強みでもあります。
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30歳以上だと採用されない?

美容クリニックでは若い看護師しか働けないイメージが持たれがち。美容医療業界に興味があっても、年齢のことを考えてチャレンジできずにいる人も多いようです。

求人募集の際に年齢制限を設けることは禁止されているため、幅広い年代の看護師が美容クリニックの求人に応募することは可能です。

しかし、実際のところは美容クリニック未経験の30代看護師の場合は採用がむずかしいケースが多いのが現実ですが、美容クリニックが対象とする患者の年齢層によって、30代の看護師でも採用されるケースはあるようです。

転職先は若い看護師が多く、経験を積んでから入った私からすると、疑問に思うことや意見の違いがありさまざまなギャップを感じています。年代によっていろいろと変わっていくのかもしれませんが…。(28歳女性 大学病院、検診施設を経て美容皮膚科クリニックに転職)

年齢的についていけるのかという心配がありましたが、先輩方の熱心な指導と段階的にステップアップできるような教育体制が確立していたこと、プリセプターがついて些細なことでも相談しやすい環境だったことで、日に日に知識や技術も自信をもって習得していくことができました。(34歳女性 総合病院の脳神経・整形外科病棟、大学病院の高度救急センターICUから、美容外科クリニックに転職)

キャリアアドバイザーのアドバイス

年齢のことを気にしてなのか、未経験で美容クリニックへの転職を目指す30代の看護師さんはそれほど多くはありません。転職に成功しているのは、32、33歳までの看護師さんがほとんどです。

未経験だけどどうしても美容医療の道に進みたいという人は、患者さんの年齢層が高いクリニックを狙ってチャレンジしてみてください。
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キャリアアドバイザーのアドバイス

東京なら、麻布や表参道、代官山、自由が丘に位置する美容クリニックが例に挙げられます。30代後半から40代の患者さんが多く、30代の看護師の手を必要としているところもありますよ。
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1年目の新人看護師でも採用してもらえる?

応募条件に看護師歴の年数を指定されなければ、1年目の新人看護師でも美容クリニックへ転職するチャンスはあります。

しかし、美容クリニックに転職したいという看護師は多く、美容看護師への道は狭き門。

臨床経験が豊富な看護師と比較したときに、1年目の新人看護師よりも経験のある看護師のほうが採用されるのは自然なことで、美容クリニックに限った話ではありません。

看護業界の中で美容クリニックは特殊といえる領域。美容クリニックと病院とでは、求められる医療や対応が違います。そのため、病院で必要とされる基本的な看護スキルを美容クリニックで身に付けるのはむずかしく、美容クリニックから病院に移りたいと考えたときに転職活動で苦労することに。

まずは大規模病院で2~3年看護師としての経験を積んでから、美容看護師を目指すほうが、その後のキャリアアップに不安が残らないでしょう。

日勤のみで、かつ自分の興味のある分野で資格を活かせるものを考えたときに美容医療が浮かびました。外科は少しハードルが高く感じたので、まずは脱毛から始めてみようと思い脱毛の美容クリニックで9時間拘束、年末年始休みがあるところを選びました。最初の研修は少し厳しさも感じましたが、スタッフはみなさんやさしく、ゆっくり教育してくれる風潮でやりやすかったです。(22歳女性 小規模病院の外科病棟から、脱毛専門の美容クリニックに転職)

周りに美容クリニックへ転職する人が数人いたので、看護師としてこのような働き方もありだなと思いました。看護主任はやさしくしっかり教えてくださり、教育もしっかりしていて学びやすかったです。看護師の人数が少なく大変な面もありましたがとても勉強になりました。病棟とは違ってサービス業に近いので学びも多かったですし、外科だったので病棟の時よりも注射やルート確保する機会が多く、看護技術向上に繋がったと思います。(29歳女性 小規模病院の内科病棟で1年勤務後、美容外科に転職)

キャリアアドバイザーのアドバイス

正直、看護師としての経験をあまり積まないうちに美容クリニックに転職するのはおすすめできません。美容クリニックでのお仕事を紹介するのなら、臨床経験が2年以上は欲しいところです。

なぜなら、美容クリニックで必要とされる接遇面はしっかりと研修が行われますが、看護師としての基本的な業務については病院の研修ほどていねいには行われないからです。
(看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

キャリアアドバイザーのアドバイス

経験の浅い新人看護師さんには、脱毛専門クリニックをご紹介しています。まずは脱毛専門クリニックで美容医療の知識を身に付けてから、改めて美容外科や美容皮膚科への再転職を目指すことを提案しています。

脱毛専門クリニックで美容看護師としての経験を積めば、美容クリニックへの道も開かれます。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

パートや時短でも勤務できる?

一般的なクリニックでは、パート看護師として働いている人は大勢います。同じ「クリニック」なら、美容クリニックでもパートタイムで働くことはできるのでしょうか。

転職サイト「マイナビ看護師」で美容クリニックの求人を検索すると、851件の求人情報が掲載されています。

これに、「パート・アルバイト」という雇用形態の条件を追加すると、求人は168件にまで絞られることに(いずれも2020年12月10日時点)。そのほとんどがパート・アルバイトだけを募集しているのではなく、正社員も同時に募集をしていました。

正社員として働く看護師と、パートとして働く看護師を同時に募集しているということは、クリニックとしては常勤の正社員が欲しいけれど、人手が不足しているのでパートでも可、というケースがほとんどです。

その場合、その他は同条件で応募があった場合、採用されるのは正社員の方です。そこには、美容クリニックならではの勤務形態が関係しています。

キャリアアドバイザーのアドバイス

完全予約制をとっている美容クリニックが多く、指名制なので患者さんごとに担当する看護師が決まっています。

そこに時短勤務やパートの看護師さんが入るとなるとシフト調整が難しくなり、患者さんも予約が取りづらいという弊害が生じます。

そのため、美容クリニックで時短勤務はできないと思ったほうがいいでしょう。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

キャリアアドバイザーのアドバイス

美容クリニックの雇用形態は正社員がほとんどで、パートタイムの採用があったとしても、ほぼフルタイムで働ける看護師さんが優先して採用されています。

どうしてもパートや時短勤務が条件の場合は、大手クリニックではなく個人経営の美容クリニックで探してみましょう。数はそれほど多くはありませんが、受け入れてくれるケースもあります。

しかし、そもそも美容クリニック自体、競争率が激しい職場のため、なかなか内定は取れないと覚悟したほうがいいでしょう。
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環境が良くない美容クリニックの見分け方は?

せっかく働くのですから、いい職場に少しでも長く勤めたいもの。誤って劣悪な美容クリニックに転職するのは何としても避けたいですよね。

まずは、転職サイトに登録してキャリアアドバイザーから情報を集めましょう。採用条件に限らず、職場の雰囲気や人間関係までも知るチャンスです。

残念ながら強引にメニューをすすめたり、リスクについての説明が不十分なまま契約を急がせる美容クリニックがあるのも事実。

このような美容クリニックを選ばないよう、クリニックの公式サイトから情報収集するのもおすすめです。

悪質な契約やトラブルを起こさないように日本美容外科学会日本美容皮膚科学会などでは注意喚起しているものの、学会に所属していない医師のクリニックでは残念ながら無視されていることも。

そこで、確認したいのがサイトに掲載されている医師のプロフィール。学会に所属している医師ならたいてい記載されていますし、転職先を選ぶときの安心材料のひとつになりそうです。

キャリアアドバイザーのアドバイス

美容外科クリニックの経営者は医者であるとは限りません。

そういったクリニックがすべてだめというわけではありませんが、医療従事者の視点から見ると、医師が立ち上げたクリニックと比べて、感染管理が甘いと感じられるクリニックがあるのも事実です。

意識の低さが原因だけでなく、コスト削減のしわ寄せが来ている場合も。感染管理の質においては看護師さんが見ればすぐにわかるものなので、職場見学の際にオペ室を見せてもらいましょう。
(大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

キャリアアドバイザーのアドバイス

求人票に売り上げノルマや目標がある旨の記載がなかったのに、入職してみるとノルマが存在したという話はたびたび耳にすることがあります。

ノルマがプレッシャーになりそうだと心配な人は、入職前にしっかりと確認しておくとよさそうです。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

病院よりも精神的につらいと聞くけど…

患者さんの病状が急変したり、残念ながら亡くなったりと、人の命の瀬戸際にも立ち会う看護師は、体力面はもちろん精神面でもつらい思いをすることもあります。

しかし、美容クリニックに来院する患者さんは病気やケガではないため、病院勤務よりも美容クリニックのほうが精神的に楽になれると感じる看護師さんは少なくありません。

しかし、美容クリニックでの勤務は病院とは別の側面でつらい部分があるようです。

それは、これまで経験を積んできた看護と、美容クリニックでの看護では患者さんへの対応が異なり、患者さんが看護師に求めるものが違うところに理由があります。

美容クリニックにやって来る患者さんは、自費診療の高いお金を払っています。病気だったら「治してもらう」という感覚であるところが、美容では「サービスを受けている」という感覚です。

それだけに患者さんの満足のいく接客や施術が求められ、失敗はもちろん許されません。例えば、目の前で患者さんから「この看護師さんとは合わないから担当を変えて」と言われることも少なくないようです。

患者さんの命にかかわらないからといっても、病院勤務のときとは違った緊張感を持って働くことやスキルが求められるのです。

病院の看護師は、病気を治す、具合の悪い人が入院してきて対応することが仕事ですが、美容クリニックでは健康な美意識の高い方が来院され、接客をするという部分が1番違うと思いました。美容クリニックだと、自由診療のため、丁寧な接遇が必須であり、患者様もそれが当たり前と思っているので、一つ一つの施術もきれいに、丁寧にという部分が重要です。(35歳女性 大学病院の内科混合病棟から、大手美容クリニックの皮膚科に転職)

キャリアアドバイザーのアドバイス

美容クリニックでは、患者さんのカウンセリングや施術などは看護師さんが担当します。それぞれにじっくりと向き合う時間があるなかで、患者さんの期待は大きく、失敗できないというプレッシャーの中で働かなくてはなりません。

病院での看護とは違う関わり方に戸惑い、メンタル面でつらいと感じる看護師さんがいるのも事実です。
(大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

キャリアアドバイザーのアドバイス

病棟でも美容クリニックでも同じですが、職場の人間関係に悩む人もゼロではありません。入職を決める前に、どのような職場なのかをぜひキャリアアドバイザーに質問してみてください。

自分がやっていけるかどうかイメージするためにも、情報収集は必要ですよ。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

長く勤務することはできないって本当?

美容クリニックといえば、若くてきれいな看護師さんが働くところというイメージがあるようで、年を取ると働けないのでは?と考える人は多いもの。

しかし、実際のところ長く勤められない、というよりは、長く勤めることに危機感を抱く看護師さんが多い、といったところでしょうか。

美容クリニックでの勤務経験は看護師としてのキャリアとして数えられないという現実や、病院での看護の魅力に改めて気がついたりするため、病院勤務に戻る看護師さんは少なくありません。

もちろん、自らが望めば美容クリニックで長く働くことは可能です。大手クリニックなら指導する側にまわる、本社勤務となるなどのステップアップの機会もあります。

仕事内容がルーティンなので数年働いていると、看護師としてのやりがいに疑問を抱き、現場でまた働きたいと言う気持ちも少し芽生えました。(35歳女性 大学病院の内科病棟から、美容外科クリニックに転職)

大体の看護師は長く働く職場ではないと思っているので、お金や自分のためにと、割り切って働いてしまえば問題はないと思います。(28歳女性 検診施設から美容皮膚科へ転職)

キャリアアドバイザーのアドバイス

美容クリニックは、時短やパート勤務が難しく、カウンセリングや施術のほか、オペの介助や清掃にいたるまで業務量も多いので、長く勤めるという看護師さんは多くありません。

仕事柄多くの看護師さんとの出会いがありますが、美容クリニックに10~15年勤めているという人に会うのは1年に1、2人ほどです。
(大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

キャリアアドバイザーのアドバイス

ただ、長く勤められないというよりは、もとから長く勤める気がない看護師さんが多いと言ったほうが正解かもしれません。

美容クリニックで働く期間をあらかじめ決めていて、いずれは病院に戻ろうと考えている看護師さんが意外と多い印象です。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

美容クリニックが求めるのはこんな看護師

多くの美容クリニックがありますが、それぞれに職場のカラーは違います。勤めるなら、自分に合ったクリニックを選びたいですよね。そこで、美容クリニックが求める看護師像をキャリアアドバイザーに教えてもらいました。

ここでは、品川美容外科、湘南美容クリニック、シロノクリニックといった代表的な大手美容クリニックについてもご紹介します。

実際どのような看護師が採用され、働いているのか、転職サポートに関わってきたキャリアアドバイザーさんにも聞いてみました。

三大美容クリニック(品川美容、湘南美容、シロノ)の採用基準は?

美容クリニックへの転職を希望する看護師の中で人気なのは、やはり大手の美容クリニックです。

CMをはじめとするメディアでもたびたび目にすることから、看護師だけでなく一般の人たちの間でも認知度はバツグン。

最新の美容医療を提供するクリニックは、入職後の仕事にもやりがいがありそうです。しかし、同じ大手とはいってもそれぞれに採用基準が異なるようです。

品川美容外科

美容外科、美容皮膚科ともに正看護師、准看護師を募集。美容が好きで美容医療を学びたいという意思がある看護師なら、未経験でも可。

患者さんとのコミュニケーションが取れて、まわりに配慮しながら働ける人。また、患者さんに喜んでもらうことにやりがいが感じられる人。

品川美容外科の公式サイトはこちら

キャリアアドバイザーのアドバイス

品川美容外科では、落ち着いた雰囲気の看護師さんたちが多く働いている印象がありますね。

患者さんに対して笑顔で対応するのはもちろんですが、同僚とも協力しながら働ける人たちが集まっています。協調性のあるタイプの人が求められているようです。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

湘南美容クリニック

美容外科、美容皮膚科ともに正看護師、准看護師を募集。正看護師は臨床経験2年以上、准看護師は4年以上の経験が応募条件。

美容外科なら医師の動きに合わせてテキパキと働ける人、忙しい中でも優先順位をつけて臨機応変に働ける人。

美容皮膚科では、患者さんと関わることが好きなだけでなく、まわりのスタッフとも協力して働ける人。

湘南美容クリニックの公式サイトはこちら

キャリアアドバイザーのアドバイス

湘南美容クリニックで働く看護師さんたちはみなさん明るいタイプ。

オシャレもしっかりと楽しみながら働いているようです。スピード感のある忙しい仕事を元気にこなしていると感じます。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

シロノクリニック

正看護師、准看護師ともに募集。アートメイク施術経験者を歓迎。未経験者の応募も可能だが、新卒看護師の採用は現在行っていない。

美容に興味があり、コミュニケーションを取るのが好きな人。

シロノクリニックの公式サイトはこちら

キャリアアドバイザーのアドバイス

シロノクリニックには、おしとやかでかわいらしいタイプの看護師さんたちが在籍しています。

年齢が若い看護師さんが多いのですが、みなさん落ち着いているのが特徴です。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

主任やエリアマネージャーといった役に就いて、長く働くことができるのも大手クリニックのいいところのひとつです。

美容看護師として長く働きたいと考えている人は大手クリニックへの転職にチャレンジしてみてください。

美容クリニックが求める「探求心」

美容クリニックで働く看護師には、美容への探求心が必要不可欠です。興味がないものを患者さんにおすすめすることはできませんし、美意識の低さは患者さんにも伝わってしまいます。

特別に美しい容姿でなくとも大丈夫ですが、美しくなる努力をしていることが大切です。自分に美容の悩みがあることをきっかけに美容看護師を目指す人も多く、採用されるパターンも多いようです。

向いているのは美に対して意識が高くモチベーションが高く保てる方で、向いていないのは、美に対して意識が高くない方だと思います。美に対しての意識の欠如は、お客様に対して美に対する良いメニューの提案がしにくく、来院しても2回目の来院に繋がらないなど、リピート客の確保ができないことが多いからです。(33歳男性 大手チェーンの美容整形外科クリニックから、総合病院の病棟に転職)

キャリアアドバイザーのアドバイス

人の命を救うために働いていたときとはまったく異なり、エステに近い仕事内容なので、美容への探求心がなければ続かない職場です。

反対に、最新の医療機器を使い、最新の美容医療を提供する美容クリニックは、美容に興味がある、探求心を持っている看護師さんにとって魅力的なはず。

見た目を気にする看護師さんもいるようですが、勤務しながら学んでコンプレックスを解消しようという姿勢の人は好まれます。

容姿を気にするあまり、面接時のメイクが濃くならないように気をつけて。清潔感のほうが大切ですよ。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

美容クリニックが求める「接遇力・コミュニケーション力」

看護師としてのスキルはもちろんですが、美容クリニックでは接遇力も重視されます。なぜなら、病院での看護とは違って、美容クリニックはエステサロンにも通じるサービス業でもあるからです。

治療の結果はもちろん、看護師の接客内容でもクリニックの評価が決まるため、看護師ひとりひとりの接遇力は非常に重要。美しくなりたいという患者さんの願いを叶えるのはもちろん、接客にも満足してもらわなければなりません。

また、カウンセリングや施術など、患者さん一人ひとりと接する時間が長いので、接遇力に加えてコミュニケーション力も必要。

患者さんの悩みを聞き出して適切な提案をしたり、会話を盛り上げて心地よい時間が提供できるように努めることが必要です。

向いているのは、接客が好きな人だと思います。美容クリニックは看護師がカウンセリングを行うこともあり、コミュニケーション能力が高い人でないと、患者様のお悩みを聞き出せないと思います。(26歳女性 総合病院の内科病棟から、大手美容クリニックの皮膚科転職)

接遇ができていなかったり、クレームを受けたり、患者さんと衝突してしまうような人は向いてないと思います。(28歳女性 大学病院の産婦人科から、美容皮膚科へ転職)

キャリアアドバイザーのアドバイス

美容クリニックでは中途採用が多いため、病院での研修ほど時間を割くことはしません。

しかし、接遇面においては病院とはまったく異なるため、じっくりと研修を行うのが特徴です。

最初は先輩看護師の接客にも同席させてもらえるので、心配することはありませんよ。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

美容クリニックが求める「臨床経験」

美容クリニックでの仕事はカウンセリングや施術といった仕事も多く、サービス業に近いと何度もご紹介してきました。しかし、それは看護師としての基本的なスキルがあるうえでのプラスアルファです。

例を挙げるなら、注射や点滴の手技は必須で、美容クリニックでもこれらの業務は切って離せず、看護師が担当するものも多くあります。

病気治療のために病院を訪れる患者さんと、美しくなるために来院する患者さんとでは、この注射や点滴の求めるレベルも違います。

病院での注射なら多少痛みがあっても当たり前、はれたり内出血してもちょっとした失敗で片づけられることも、美容クリニックでは痛かったり失敗しようものならクレームになりかねません。

まずは、看護スキルを身に付けるためにも臨床経験が必要なのです。

キャリアアドバイザーのアドバイス

美容クリニックへの入職後は、医療機器を使った施術や接遇といった美容クリニックならではの業務の研修はしっかりと行われます。

しかし、基本的な看護業務の研修に力を入れているところはさほど多くはありません。看護師ならできて当たり前という考えがあるのと、新人教育にもコストがかかるからです。

キャリアアドバイザーも、美容クリニックでのお仕事を紹介するなら臨床経験が2年以上は必要だと感じています。
(大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

キャリアアドバイザーのアドバイス

美容クリニックから病院に再転職する場合も、最初の臨床経験が結果を左右することもあります。

オペ室や外科の経験が条件にあがる美容外科クリニックもありますが、ある程度の臨床経験があればキャリアはあまり重視されない傾向があるようです。

特に美容皮膚科や脱毛専門クリニックは、特定のキャリアが必要だというわけではありませんが、個人経営のクリニックが多いため求人件数が少ないのがネックですね。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

美容クリニックが求める志望動機・自己PR

先にご紹介したように、美容クリニックの採用側にとって看護師の見た目は関係ありません。だからこそ大切なのが、志望動機です。履歴書に記入するだけでなく、面接のときでも必ず質問されるため、しっかりと対策しておきましょう。

志望動機や自己PRは応募するクリニックにあわせて書き分けるのがベター。美容看護師になりたいと思ったきっかけは同じでも、新しい職場でどのように働くかは職場のカラーによって異なるはず。

応募するクリニックの特徴をリサーチし、入職したらどのように働いて貢献できるかをしっかりと伝えるようにしましょう。とはいえ、美容看護師として働いた経験がなければ、自分のことといえアピールするのも難しいですよね。そんな人は、次にご紹介するキャリアアドバイザーさんからのアドバイスを参考にしてくださいね。

キャリアアドバイザーのアドバイス

何はなくとも、志望動機には美容に興味があることを一番に書きましょう。それを自分の言葉でしっかりと説明できるようになることが大切です。

志望動機には、美容医療に興味を持ったきっかけを答えるように看護師さんたちにはアドバイスをしています。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

キャリアアドバイザーのアドバイス

自分のコンプレックスを解消するために働きながら学びたいという人も多く、自己PRにもなります。

美容看護師は患者さんとのやり取りが多いのが特徴なので、コミュニケーションスキルは必須です。

面接のとき、質問に対して一問一答形式で答え、話を広げられないようなタイプは採用されるのは正直なところ難しく会話のテンポも大切です。
(美容クリニックに強い大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザー)

美容クリニック転職に強い転職サイト

転職を決意したら、転職活動をサポートしてくれる転職サイトに登録しましょう。無料で求人検索や紹介が受けられるだけでなく、面接のアドバイスや入職時の条件交渉なども引き受けてくれる頼もしいサービスです。

ここでは、美容クリニックへの転職活動が有利に進められそうな3つの転職サイトをご紹介します。それぞれに特徴が異なるので、複数のサービスをあわせて利用するのも賢い手ですよ。

マイナビ看護師

マイナビ看護師
総合満足度
4.36
求人の質・量
4.5
サポート力
4.0
電話・メール対応
4.6
  • 転職後の定着率が高い
  • キャリアコンサルタントの能力が高い
  • 治験や企業など医療機関以外の求人も多い

マイナビ看護師の詳細を見る

看護師の転職サイトとして4年連続で認知度ナンバーワンに輝いているのが、『マイナビ看護師』。病院だけでなく美容クリニックの求人案件にも力を入れているのが特長です。

サイト内では美容クリニックの求人特集も組まれ、公開求人だけでも全国で850件もの美容クリニック求人情報を掲載(2020年12月11日時点)。

無料転職サポートに申し込んで看護師専任のキャリアアドバイザーとの面談(対面、オンライン)をした後は、条件にあう求人や非公開求人の紹介を受けることもできますよ。面接対策はもちろん、入職後までアフターフォローまで受けられる心強いサービスです。

看護roo!

看護roo!
総合満足度
4.66
求人の質・量
4.8
サポート力
4.5
電話・メール対応
4.7
  • 初めて転職する人でも徹底的にサポート
  • 高給与・好条件求人が多い
  • 1人のキャリアアドバイザーが看護師と転職先の双方を担当する一気通貫制
  • 事業所は大都市の4拠点

看護roo!の詳細を見る

首都圏の看護師求人情報に力を入れているのが、『看護roo!』です。

登録しなくてもサイト内の求人情報を閲覧することはできますが、登録すると看護師専門のコンサルタントによるさまざまな手厚いサポートが受けられます。

また、看護roo!転職サポートでは看護師転職に関するさまざまな情報をサイトで発信。「美容」で検索すると、美容クリニックの求人のほか、現役美容ナースの取材記事や美容クリニックに関する質問ができる掲示板、美容クリニック向けの履歴書の写真撮影や職務経歴書の書き方のアドバイス記事も読めるので、まずはサイトをのぞいてみてはいかがでしょう。

看護のお仕事

看護のお仕事
総合満足度
4.40
求人の質・量
4.6
サポート力
4.4
電話・メール対応
4.2
  • 仕事と家庭を両立したい人
  • ブランクがある・臨床経験が少ないなどでスキルに不安がある人
  • 入職から1年未満の早期離職をする新人看護師

看護のお仕事の詳細を見る

友達に勧めたいサービスナンバーワンの『看護のお仕事』。キャリアアドバイザーのサポート力が優れていることで定評があります。

アドバイザーは病院やそこで働く看護師さんとのコミュニケーションを密にとっているため、職場環境にも精通。応募する前にリアルな内部情報がわかるので、入職後のミスマッチを防ぐことができるでしょう。

また、求人検索のしやすさも特長。「美容クリニック」とひとくくりにするのではなく、美容外科と美容皮膚科をわけて検索することができるのも注目したいポイントです。

まとめ

美容クリニックの求人はさほど多くはないものの、臨床経験を積んだ看護師なら未経験からでも美容看護師を目指すことができます。いちばん大切なのは美容への興味と学ぶ意欲です。

美容に興味のある人にとって、働きながら美しくなれる美容クリニックはとても魅力的な職場。その一方で、一般的な病院での看護業務と美容クリニックでの業務は大きく異なるため、戸惑うことがあったり、看護師のキャリアを考えるとデメリットになることがあるのも現実です。

これから看護師としてどのように働きたいか、しっかりと考えて転職活動を成功させてくださいね。

看護roo!
  • 初めて転職する人でも徹底的にサポート
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履歴書添削や面接のサポートがていねいで、病院・施設の内部事情や情報を詳しく教えてくれます。

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看護のお仕事
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ナースではたらこ
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