看護師でも転職10回以上は危険?採用担当者の印象と面接の注意点

看護師とクエスチョンマーク
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10回以上転職してても、看護師なら不利にはならないよね…?
看護師で10回以上転職してるときの面接対策を知りたい

結論からいえば、看護師は10回以上転職していても、再転職・再就職しやすい職種です。年齢にもよりますが、働き方の希望によって10回以上転職している看護師は珍しくありません。

この記事では、転職を何回も繰り返していて不安な看護師の方に向け、採用担当者から見た印象や面接で注意したいポイントなどを紹介します。

現役キャリアアドバイザーによる転職アドバイスも併せて紹介しますので、コツを押さえて安心して転職活動を進めましょう。

お話を聞いたキャリアアドバイザー
現役のキャリアアドバイザー男性(29)
某大手転職サイトの運営会社で勤務し、サポート担当者として今の職場に悩む看護師の転職支援にあたっている。

転職を何度もしているせいで書類選考や面接で不利にならないか不安な方は、看護師向け転職サイトの利用がおすすめです。

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看護師の転職は10回以上だと不利?採用担当者の印象

OKをするナース

看護師は10回以上の転職経験があっても、再転職・就職は可能です。ライフスタイルや希望の勤務条件の変化などで、転職回数が増える看護師は珍しくないからです。

ただし転職回数が10回以上だと、採用担当者に「長期勤務ができない人」だという印象をもたれ、比較的不利になってしまう傾向はあります。

さらに、転職回数が多いほど次のような質問を集中的にされる可能性があるため、面接に向け回答を準備しておきましょう。

  • それぞれの転職理由
  • 勤務状況に関する問題やインシデントがなかったか

面接で意識したいポイントやコツはこの先でお伝えしますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

転職回数は何回までなら不利にならない?

「転職回数は何回までなら不利にならないの?」と気にしている方も多いでしょう。年代にもよりますが、基本的に転職回数は少ないほど良いとされています。

年代による転職回数の基準

 
  • 20代:転職10回以上だと多い方に入ります
  • 30代・40代:転職10回以上だと比較的多い方です
  • 50代・60代以上:転職10回以上はあまり珍しくありません

もちろん採用担当者の考え方によっても受け取られ方は異なりますが、50代以降ならそこまで不利にはならないといえるでしょう。

すでに不利な状況にいる場合は、それぞれの転職理由を応募先の病院や施設に矛盾なく伝えることが大切です。

キャリアアドバイザーのアドバイス
現役のキャリアアドバイザー男性(29)
職歴全体の転職回数だけではなく、それぞれの職場で働いた年数も重視されます。例えば1年未満という短期間で転職を繰り返してきた人に比べると、1カ所でそれぞれ3年以上働いてきた人の方が、採用担当者が受ける印象は良くなるでしょう。

看護師が転職10回以上でも応募しやすい職場と求人の雇用形態

車いす

ここからは10回以上の転職経験がある看護師も入職しやすい職場と雇用形態を紹介します。

逆に不利になりがちな職場もお伝えしますので、仕事選びのヒントとして役立ててみてください。

訪問看護や介護施設は転職10回以上でも不利になりづらい

転職経験が10回以上ある看護師の方にまずおすすめなのが、訪問介護や介護施設での勤務です。採用側が転職回数をそこまで気にしていない傾向があるからです。

例えば訪問介護は一人で業務にあたることが多いため、職場の人間関係への適応力はあまり求められません。人間関係が原因で転職を繰り返してきた方も採用される可能性があります。

また介護施設では、メインの職員である介護士の転職回数が多い傾向にあるため、看護師の採用でも基準が緩めに設定されている施設が多くあります。

そのため転職回数が多い看護師も採用されるチャンスがあるのです。

総合病院や人気のクリニックは不利になりがち

総合病院などの大きな医療機関やクリニックは採用基準が厳しく、転職回数も重視します。そのため転職経験が10回以上の看護師は不利になる可能性があります。

特に総合病院は法人が運営する「組織」であり、周囲との連携や適応能力が強く求められます。仕事を転々としている看護師が内定を得るのは比較的難しいのが実情です。

また、クリニックは若手の看護師も働きやすく、多くの人が中途の募集に応募するなど人気の職場として知られます。

一般には転職回数が少ない看護師の採用が優先される傾向にあるため、訪問看護や介護施設などに比べると転職難易度はどうしても高くなってしまいます。

非常勤で夜勤や給料を問わなければ採用されやすい

非常勤での勤務が選択肢に入るようであれば、転職回数が10回以上でも採用される可能性が高まります。人手不足に悩んでいる病院が多いからです。

例えば、夜勤の看護師不足に悩む病院の場合、特定の時間帯のみ働ける人を積極的に募集しているケースが多くあります。夜勤だと、転職回数より経験値を評価してもらえる場合もあります。

非常勤は、勤務時間や給料面で制限が生まれてしまうのがデメリットです。ただしその分採用基準は緩やかなため、「何が何でも常勤で」という方でなければ、非常勤での勤務を視野に入れてみると良いでしょう。

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看護師が10回以上転職する理由と面接での伝え方

面接を受ける女性

10回以上の転職を経験している看護師の多くはどのような理由で職場を変えているのでしょうか。

ここでは転職理由について、よくある3つのケースと面接での上手な伝え方を紹介します。

出産・育児・介護などやむを得ない事情があるケース

まずよくあるケースとして挙げられるのが、やむを得ない事情で転職や退職を繰り返してきたパターンです。具体的には、次のような事情です。

  • 妊娠・出産
  • 子育て
  • 親の介護

結婚などライフスタイルの変化によって転職回数が増えている女性看護師は多いですね。例えば若くして子宝に恵まれ、出産の回数が増えていけば、働けない期間も延びます。

子育ての都合によって勤務時間や通勤に制約が生まれてくることも一般的です。より働きやすい職場を求めて転職を繰り返す状況も考えられるでしょう。

このように、やむを得ない事情で転職をしてきた方に関しては、その転職理由を採用担当者に納得してもらいやすい傾向にあります。

職歴をしっかり整理して伝えられれば、そこまで評価を落とさずに済むでしょう。

夫の転勤など家庭に理由があるケース

転職が10回以上の看護師の中には、家庭の事情で転職回数が増えてしまう方も少なくありません。代表的な理由が、夫の転勤に伴う転職です。

夫がいわゆる「転勤族」の場合、住まいを転々とするケースが多いでしょう。妻側の転職も増えてしまう可能性があります。

致し方ない事情ではありますが、看護師の転職では「採用してもすぐに退職するかもしれない」と懸念される可能性もあり、転職では苦労するかもしれません。

この先も配偶者の転勤が増えそうな場合は、転職のハードルが高くなることを覚悟のうえで、仕事を粘り強く探していく姿勢も必要になってくるでしょう。

職場環境や人間関係への不満があるケース

職場の環境や、人間関係を理由に転職を繰り返すケースもよく見られます。確かに気持ちよく働くには「居心地の良さ」は大事な要素です。

しかし、看護師はチームワークが求められる仕事である以上「どのような環境でも人間関係を築ける力」は大切な評価ポイントになってきます。

そこで意識したいのが、自責で語ることです。「自分に非があって転職を繰り返してきた」と話せる方は、「次は長く働く意思があるかもしれない」と面接官に印象付けできる可能性があるからです。

一方で「人間関係が最悪だった」「上司にきつく当たられて…」と他責で語ってしまうと「職場に不満があればすぐに退職する人」といった印象を面接官に与えてしまうので注意が必要です。

転職10回以上の看護師が成功するための6つのポイント

指さしする看護師

ここからは、転職を10回以上経験した看護師の方が、次の転職で成功を収めるために意識したい7つのポイントを解説します。

面接に不安がある方はぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 自己分析で過去の転職理由を整理する

まず意識したいのが、これまでの転職理由を自分の中で事前に整理しておくことです。面接で採用担当者に細かく確認される傾向があるからです。

例えば「3回目と4回目の転職理由に違いはありますか?」といった質問をされた場合、すぐに理由を答えられるようにしましょう。

もしパッと回答が出ないようであれば「この人自身に問題があって転職してきたのかも」とマイナス印象をもたれてしまう可能性があります

看護師として10回以上転職をしていると、理由を思い出すのは大変かもしれませんが、ここはがんばりどころ。まずは自己分析を進めていきましょう

2. 履歴書と面接時のアピールに矛盾がないようにする

転職の準備では、履歴書に記載した内容と、面接で話す内容に矛盾がないようにしておくことも大切です。

履歴書と転職理由が一貫していないと、「転職理由を適当に話しているのかな」と思われてしまうからです。

例えば、急性期から慢性期の病棟に転職したとします。履歴書を見た面接官から転職理由を質問されて「急性期のスキルを活かしたかったから」と答えてしまうと、面接官は首を傾げてしまうかもしれません。

急性期と慢性期では基本的には業務が異なるので、これまでのスキルを活かしづらいといえるからです。

このような矛盾を生まないためにも、転職理由は細かく整理しておきましょう。

3. 自分の看護観を明確にしておく

2回、3回と転職を重ね、10回以上にもなると、自分の中の「看護観」が定まってきた方も多いのではないでしょうか。

面接官から質問される可能性が高いため、看護観を明確に言えるようにしておくことが大切です。

看護観とは

個人個人でもっている「看護師としてどのように看護にあたるか」「看護師としてどう患者と関わるか」といった考え方のこと。
看護観は経験を積めば積むほど研ぎ澄まされ、看護師として働くうえでの拠りどころや働き方の軸になっていきます。

自分なりの看護観を明確に語れる方は、たとえ転職回数が多かったとしても面接官から好意的に評価される可能性が高いでしょう。

4. 柔軟な雇用条件での勤務が可能ならアピールする

転職理由や経験、考え方の面でアピールするコツを紹介してきましたが、採用される確率を高めるには「勤務の柔軟性」を示すことも大切です。

つまり「制限はほとんどなく、柔軟に働けます」とアピールすれば、忙しい現場にとって融通の利く看護師だと評価される可能性が高まるでしょう。

例えば次のような看護師は、人手不足に悩んでいる病院や施設からすると喉から手が出るほど欲しい人材といえます。

人手不足の病院や施設が求める人材

 
  • すぐにでも入職できる
  • シフトにいつでも入れる
  • 夜勤も可能

もちろん、採用されたいからといって希望と異なることを言うのは禁物です。本当に無理なく柔軟な形で働ける場合にのみ、面接でその旨を伝えるようにしてください。

5. 自分にとって完璧な条件の職場はないと認識する

条件の面では「自分の理想を100%満たす職場はない」と1回割り切って考えるのも大切です。そのうえで譲れない条件を考え、かなえられる職場を探していきましょう。

どんなに評判の良い病院であっても、働き始めると何かしらの不満は出てくるものです。

また、転職回数が10回以上の方は、転職経験が少ない看護師と比べると、職場を選り好みしづらいことも事実です。

まずは「譲れない条件だけは守る」と決め、それ以外の条件は広く構えておくのがおすすめです。高望みを避ければ、転職先選びの可能性を広げられるでしょう。

6. 転職サイトに登録して相談や求人の情報収集をする

転職回数が10回以上の方は、看護師転職サイトにも登録しておきましょう。転職サイトとは、希望に沿った求人紹介や面接対策を無料で受けられるサービスです。

転職サイトに登録すると、例えば次のようなメリットがあります。

転職サイトに登録するメリット

 
  • キャリアアドバイザーが二人三脚で転職をサポート
  • 履歴書対策や面接対策をしてもらえる
  • 応募手続きや面接日程の調整、条件交渉も行ってもらえる
  • 応募先の職場環境や内部事情を教えてもらえる

入職したあとのギャップを減らせるのは、職場環境が理由で転職を繰り返している方にとっては嬉しいポイントですよね。

転職サイトに登録すると付くキャリアアドバイザーに相談し、応募先の情報収集をします。自分の希望に合う応募先を見つけるためにも、重要なポイントとなります。

キャリアアドバイザーのアドバイス
現役のキャリアアドバイザー男性(29)
転職サイトの担当者に対しては、可能な限り「正直な気持ち」を伝えることが大切です。なぜなら本音を話すことで、自分の希望により近い求人を紹介してもらえるようになるからです。
特に転職が10回以上だと、言いづらいことも出てくるかもしれませんが、転職理由や現職への不満、希望する条件などは素直に伝えるようにしましょう。

10回以上の転職で不安な看護師におすすめの転職サイト5選

自分に合った職場への転職を成功させるには、、転職サイトでの相談と情報収集が役立ちます。ここからは、転職を10回以上経験している看護師の方におすすめの転職サイトを5つ紹介します。

転職サイトに登録すると、キャリアアドバイザー(コンサルタント)と呼ばれる担当者が付き、転職活動のあらゆることをサポートしてくれます。

転職回数が多い場合は転職理由の伝え方も一緒に考えてくれるため、転職活動の大きな支えになるでしょう。では、各サイトの特徴をお伝えします。

看護roo!


  • 利用者満足度96.3%(公式サイトより)
  • 電話などで簡単にやり取り可能

看護roo!は、延べ数十万人もの看護師の転職をサポートしてきた実績豊富な転職サイトです。親切かつていねいなサポートが特徴で、高い利用者満足度を誇っています。

さらに、希望条件を電話で伝えるだけで求人を紹介してもらえるなど、スピーディーな対応も特徴の一つ。キャリアアドバイザーとのやり取りはLINEでも可能です。

職種 正看護師、准看護師、保健師、助産師
施設形態 一般病院、大学病院、療養型病院、クリニック、介護施設など
雇用形態 常勤、パート(非常勤)、契約社員
主な拠点 東京都、大阪、名古屋、神戸、横浜
運営会社 株式会社クイック
厚生労働大臣認可 取得

(2021年10月5日時点)

マイナビ看護師


  • 業界トップクラスの求人数
  • 全国の看護師求人をカバー

マイナビ転職は「看護師の転職サイト 認知度No.1」に4年連続で輝く大手転職サイトです(公式サイトより)。

登録すると確認できる「非公開求人」を含め、業界最大級の求人数を誇ります。全国各地に支店を構えているため、キャリアアドバイザーとの対面での面談や地方の求人紹介も受けやすいですよ。

※2021年9月現在

職種 看護師 、准看護師、助産師、保健師、ケアマネージャー
施設形態 病院、クリニック・診療所、美容クリニック、治験関連企業など
雇用形態 正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他
主な拠点 東京、大阪、札幌、名古屋、福岡など全国各地
運営会社 株式会社マイナビ
厚生労働大臣認可 取得

(2021年10月5日時点)

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

レバウェル看護のキャプチャ
  • 働きやすさを重視した求人紹介
  • 充実の選考対策

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、累計利用者数が延べ40万人を超える大手転職サイトです(公式サイトより)。

年間で計数千回にも及ぶ職場訪問を実施しているため、病院や施設の情報を熟知しています。客観的な視点をもとに、働きやすい職場を紹介してくれます。

親身なサポートが評判のキャリアアドバイザーが、履歴書の添削や面接対策などをしてくれるのもうれしいポイントです。

職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
施設形態 病院、クリニック、介護施設、訪問看護 、検診センター
雇用形態 常勤(夜勤あり、日勤常勤)、夜勤専従パート、非常勤など
主な拠点 東京、大阪、名古屋、埼玉、広島、横浜、札幌、福岡など
運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
厚生労働大臣認可 取得

(2021年10月5日時点)

ナースパワー

ナースパワー
  • 転職サポート実績が豊富
  • 好待遇求人が多い

ナースパワーは、35年以上にわたり看護師資格をもっている方を支援している転職サイトです。

サポート実績が豊富なこともあり、過去に面接でされた質問や、面接官から評価されるポイントなど、質の高い面接対策アドバイスを提供してくれます。

好待遇の求人が比較的多いため、年収アップを狙いたい方も登録してみると良いでしょう。

職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
施設形態 病院、クリニック・医院、老人通所施設、保育園など
雇用形態 正社員・パート、派遣、応援ナースなど
診療科目・担当業務 検索項目なし
主な拠点 札幌、横浜、東京、名古屋、大阪、京都、福岡、沖縄など
運営会社 株式会社ナースパワー人材センター
厚生労働大臣認可 取得

(2021年10月5日時点)

MCナースネット

MCナースネット
  • バラエティに富んだ求人紹介
  • かゆい所まで手が届くサポート

MCナースネットは、常勤や非常勤から派遣や1日単位でのスポット求人まで、さまざまな働き方の求人情報を扱う転職サイトです。自分のライフスタイルに合った求人を探せます

また仕事の紹介以外にも、現職の悩みや転居の相談、さらには税金面でのアドバイスなど、細やかなサポート体制が敷かれているのも特徴といえるでしょう。

職種 正看護師 、准看護師 、保健師 、助産師
施設形態 病院、クリニック、デイサービス、企業、コールセンター、ツアーナースなど
雇用形態 常勤、派遣、非常勤・パート、委託
主な拠点 東京、札幌、横浜、静岡、名古屋、大阪、兵庫、香川、愛媛、福岡など
運営会社 株式会社メディカル・コンシェルジュ
厚生労働大臣認可 取得

(2021年10月5日時点)

10回以上の転職だと看護師転職サイトは不利?真相を解説

転職を繰り返すと、転職サイト経由での応募が不利になる」という噂を聞いたことはありませんか?不利かどうかは一概にはいえませんが、真相を解説します。

こうした噂がささやかれている理由は、病院側が採用の際に転職サイト側に支払う「紹介料(仲介料)」が関係しています。

紹介料(仲介料)とは

求人を出している病院や施設が、看護師を採用した際に転職サイトに支払う。相場は看護師の転職後の年収の約25%。

転職経験が10回以上あると、回数の多さを病院側が危惧し「この看護師の経歴は紹介料に見合わない」と判断して不採用にする可能性もあります。

公式サイトなどから直接応募してきた看護師なら紹介料の支払いは不要のため、同じ能力であれば後者を採用するケースがあるのです。

キャリアアドバイザーのアドバイス
現役のキャリアアドバイザー男性(29)
総合的に見れば、10回以上転職をしている方には転職サイトの利用がおすすめだといえます。

なぜなら担当者が応募先に強みをプッシュしてくれることで直接応募するより有利になる可能性もあるからです。

面接対策を受けられたり、自分に合った職場を探しやすかったりするのも転職サイトの特徴です。長く働ける環境を見つける意味でも、転職サイトは大きな力になってくれるでしょう。

10回以上転職した看護師からのよくある質問 Q&A

転職を10回以上経験した看護師がよく抱く質問について、Q&形式でお答えしていきます。

Q. 書類選考に職務経歴書は必要ですか?

応募先から指定がなければ、職務経歴書は用意しなくても大丈夫です。看護師の転職は履歴書の提出のみで進むケースも多くあります。

10回以上転職していると書く内容が多く、読み手にとっても負担が大きいですよね。

ただし病院や施設によっては提出を求められる場合もあるので、準備しておくに越したことはないでしょう。

Q. 転職回数の多さでアピールできる強みはありますか?

10回以上の転職の中で急性期から慢性期までを一通り経験していればアピール材料になります。幅広い経験と対応力が評価される可能性があるからです。

また、応募先で求められる業務の経験や知識を持っている場合には、それもしっかりとアピールしましょう。

例えば介護施設に応募しようと考えている場合、同様の施設で少しでも働いた経験があれば評価される傾向にあります。

Q. 産業保健師の経験は強みになりますか?

残念ながら、産業保健師の経験は看護師としての転職では強みになりません

なぜなら企業での経験は、病院や介護施設などの現場では特に役に立たないケースが多いからです。つまり、即戦力としてみなされないのです。

また、産業保健師は一般的に見ると給料が高くほとんどが日勤のみなので、「恵まれた仕事」といわれることもあります。

たとえ本人は承知していたとしても、採用担当者側からすると「給料が下がっても耐えられるかな?」と不安を感じ、不採用になるケースもあるのです。

この記事のまとめ

この記事では10回以上の転職を経験した看護師の方に向け、次の内容をお伝えしました。

まとめ

 
  • 転職回数が10回以上でも転職は可能
  • 訪問介護や介護施設は比較的転職しやすい
  • 転職理由は他責ではなく自責で語る
  • 看護観を明確にしておくことが大切

転職回数が多いということは、裏を返せばさまざまな経験を積んでいる証拠です。

「転職回数が多いと不利?」と不安に思うときこそ、職歴を前向きにとらえ、アピールできるスキルや実績がないか考えてみましょう

10回以上転職をしている看護師は珍しくありません。悲観的にとらえず、今からでも少しずつ、転職成功に向けた行動を起こしていってくださいね。

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