【経験者３人の実例】薬剤師の職務経歴書の書き方と見本＆テンプレート

書き方のポイント

1. 勤務先の情報（病院・調剤薬局、ドラッグストアなど）を記載しましょう
2. 勤務していた場所の詳細な情報（処方科目・処方箋の数・薬剤師の人数）を明記しましょう
3. 薬剤師として心がけていたことを記載しましょう
4. 医療の専門職（管理薬剤師や安全性情報管理など）を目指す場合は、マネジメント経験や英語力も記載しましょう

「経歴ごとに習得したことが記載されていること」「具体的なエピソードが盛り込まれていること」が事例1の職務経歴書の特によい点といえるでしょう。仕事をする上で心がけていたポイントの記載もあり、どのようにお仕事をされていたのかをイメージすることができる職務経歴書ですね。

過不足なくまとまっており読みやすい職務経歴書となっていますが、自己PRが少し冗長的でありもったいないです。メリハリをつけて強みをアピールするために、見出しをつけてコミュニケーション能力をアピールしたり、リクルーターやコントローラーなどの経験を箇条書きにするなどの工夫をすると、より伝わりやすい自己PRとなるでしょう。

株式会社XXXXに入社後、XXXX薬局XX店に配属。2度の配属変更を経て約X年間、薬剤師として調剤業務・服薬指導に従事してきました。普段の業務では患者に寄り添った接客で満足度を上げることで、かかりつけ薬局として認識いただけるよう努めています。

XXXX年X月～現在　株式会社XXXX

事業内容：ドラッグストア、調剤薬局

資本金：XXXX万円　売上高：XXX億（XXXX年X月）

従業員数：XXXX人　店舗数：XXX店舗（XXXX年X月）

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XXXX年X月～XXXX年X月 ／XXXX薬局　XX店

・主要応需医療機関：XXXXクリニック

・処方科目：内科

・処方箋枚数：約XXX～XXX枚／日

・薬剤師数：薬剤師X名、医療事務X名

【業務内容】

・調剤業務・処方箋監査・服薬指導

・OTC販売

・経費関係業務

【習得したこと】

地域密着型の薬局のため、マニュアルに従って淡々と業務を進めるのではなく、誰にでも理解できるように効果や副作用を分かりやすい表現で説明する患者様に寄り添った接客を学びました。9-21時など半日にわたる長時間就業の日も多くあり、把握範囲が広がることでスキルアップにつながったと考えております。クリニックとの交流会に参加し、医師看護師との意見交換を経験しました。

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XXXX年X月～XXXX年X月 ／XXXX薬局　XX店

・主要応需医療機関：XX医院、XXクリニック、XXXXクリニック

・処方科目：眼科、精神科、内科

・処方箋枚数：約XX～XX枚／日

・薬剤師数：薬剤師X名、医療事務X名

【業務内容】

・処方箋受付・入力

・調剤業務・処方箋監査・服薬指導

・OTC販売

【習得したこと】

医療事務なしで一人薬剤師の時間があったため、入力から服薬指導までの一連の流れを一人ですべてこなすことができるようになりました。ドラッグストア併設の店舗であったため、薬局外スタッフとの連携を経験しました。

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XXXX年X月～現在 ／XXXX薬局　XXXX店

・主要応需医療機関：XXXX病院

・処方科目：ACC、糖尿病内分泌代謝内科、整形外科、消化器内科等

・処方箋枚数：約XX枚／日

・薬剤師数：薬剤師X名、医療事務X名

【業務内容】

・調剤業務・処方箋監査・服薬指導

・OTC販売

・麻薬発注

・在宅訪問

【習得したこと】
大きな総合病院の門前で、様々な診療科の処方への対応を学ぶことができました。特殊な診療科があるため繊細な患者様も多く、周囲に配慮して迅速に服薬指導をすることが必要であり、求められる服薬指導の違いを経験で学びました。麻薬の管理・発注担当となり、ロスは最小限にとどめつつ十分量の薬剤を確保するという薬剤管理のスキルを習得することができたと考えております。

また、訪問指導薬剤師として働き、患者様X名を担当しました。何度もお宅へ訪問し親身になってお話することで信頼関係を築いてきました。医師、看護師、ケアマネージャーとの連絡を密に取り合い報告書を作成することで、薬剤師の職能をいかした発言ができるようになり情報共有・コミュニケーションの大切さを学びました。

薬剤師免許　XXXX年X月取得

約X年の薬剤師歴ですが、移動を経て様々な経験をしてきました。配属の店舗以外でも応援として勤務経験があり、リクルーターとしても活動したことがあるため、社内外幅広い方とのコミュニケーション経験を積んでいます。調剤室の雰囲気は患者様にも伝わると考えており、患者様との関係はもちろん、スタッフとも円滑な関係を築けるのが強みです。現在の店舗ではコントローラーの役割を担っており、職場内人間関係の潤滑油として力を発揮できていると自負しています。まだまだ知識不足ではありますが、今まで培ってきたコミュニケーション能力や経験を活かし、貴社と患者様に貢献できるよう努力いたします。

「仕事をする上で心がけていたポイントが記載されていること」が事例2の職務経歴書の特によい点ですね。やや簡素な印象はありますが、知識・経験・スキルが一定以上あり、マネジメントもできる人材であることがしっかり読み取れる職務経歴書です。

職務経歴の部分では、どれくらいの期間なのか、どれくらいの規模だったのかまで明記してあげると、より伝わりやすい職務経歴書となるでしょう。

調剤薬局薬剤師としてX年勤務経験があり、現在まで管理薬剤師としてX年勤務して店舗管理やかかりつけ薬剤師としても働いてきました。

XXXX年X月～現在

XXXX株式会社

事業内容:：保険調剤薬局チェーンの経営

資本金: XX百万円

従業員数 : XXX人

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XX薬局 XX店 （内科 / 循環器科 / 皮膚科メインのクリニックから応需）

【業務内容】処方箋受付、処方箋監査、服薬指導、薬歴管理

【処方科目】 内科、循環器科、皮膚科、小児科、整形外科

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XXXX薬局 X店 （内科クリニックから応需）

【業務内容】処方箋受付、 処方箋監査、 服薬指導、薬歴管理

【処方科目】内科 他広域

【処方箋枚数】約XXX枚 / 日 【薬剤師数】薬剤師 X名

XXXX年XX月 実用英語技能検定

XXXX年XX月 普通自動車第一種免許

XXXX年XX月 薬剤師免許

XXXX年XX月 研修認定薬剤師

• 投薬の際にお薬のことだけでなく、患者様にとってプラスアルファになるような情報提供
• 管理薬剤師として薬剤師X名、事務X名のマネジメント、シフト管理
• 現在糖尿病療養指導士取得中

私は「患者様の信頼できる医療人」を目指しています。そのため、常に投薬の際は処方内容の説明だけではなく、既往歴も鑑みて情報提供や、丁寧な病歴確認に努めてきました。その結果、かかりつけ薬剤師として大勢の患者様を担当することに繋がりました。現在は管理薬剤師として、自分だけでなく薬局のメンバー全員が患者様から選ばれるように、 日々心掛けています。

「職務経歴が過不足なく必要な情報が明記されていること」が事例3の職務経歴書の特によい点ですね。

自己PRでは、もう少し具体的なエピソードを交えて記載してもよいでしょう。「どのように対応することで信頼関係を構築できたのか？」「医療業界の変化にどのように対応して、スキルを身につけたのか？」など概要だけではなく、具体的に記載することで、よりPR内容が伝わりやすくなります。

また業界の中で認知されている賞であれば、自己PRなどで「何を発表したのか、発表の中でどういう役割を果たしたのか、どのくらいの参加者の中で賞を獲得したのか」基本情報と、得たこと・身につけたことなどを具体的に触れると良いでしょう。

病院薬剤師として約X年、調剤薬局薬剤師としてX年の勤務経験があります。現在は薬局長として店舗管理やスタッフの指導を担当しております。

XXXX年X月　～　XXXX年X月　　XXXXセンター

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XXXX年X月　～　XXXX年X月

病床数：XXX床　一般病床（XXX床）・感染症病床（X床）

【業務内容】外来調剤、入院調剤、注射剤調剤、薬剤管理、病棟での服薬指導、DI 業務、ミキシング

【服薬指導】内科・消化器科病棟X年、地域包括ケア病棟X年、緩和ケア病棟X年、外科病棟X年、循環器内科病棟X年

【チーム医療】ICT・NST所属X年

【処方箋枚数】約XX枚/日 【薬剤師数】約XX名

※第X回XXXXXXX大会にて優秀発表賞を受賞（XXXX年X月）

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XXXX年X月　～　現在　　株式会社XXXX

設立：XXXX年X月

事業内容：薬局経営事業

薬局従業員数：X人（薬剤師X名、事務正社員X名・パートX名）

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XXXX年X月　～　現在

XXXX薬局 XX店（小児科メインのクリニックから応需）

【営業時間】月～金9:00～18:30　土9:00～12:30　日・祝日休み

【業務内容】店舗管理、処方箋受付、処方箋監査、服薬指導、薬歴管理、医薬品管理

【処方科目】小児科 【処方箋枚数】XX～XX枚/日 【薬剤師数】薬剤師X名

XXXX年X月　普通自動車免許
XXXX年X月　薬剤師免許
XXXX年X月　大型自動二輪免許

・お客様の求めることを聞き出すヒアリング力

・発注、在庫管理など店舗運営の経験、知識

・他部署との連携などで培ったコミュニケーション力

・PCの基本操作（Word、Excel、PowerPoint）

私の強みは、「コミュニケーション能力」と「病院薬剤師経験と調剤薬局経験をしたこと」です。

私は薬剤師の業務をこなしていく中で、患者様をはじめ、様々な方との信頼関係を大切にしながら仕事に取り組んできました。その中で学んだ経験や知識が今の私にとっての大きな強みとなりました。これからも患者様やスタッフなど自分と関わる人みんなを笑顔にできるように取り組んでいきたいと考えております。薬剤師の業務としては病院と調剤薬局の経験を経て業務全般積極的に取り組んできました。約X年間の薬剤師経験の中で新型コロナ感染症や医薬品の供給不安定など医療業界には大きな変化がたくさんありました。当時はとても大変でしたが、今ではその環境を経験したため色んな時代の変化にも臨機応変に対応できるスキルが身についたことは自分にとっての強みとなりました。これまでの経験を活かし、これからも貴社の薬局の発展に貢献したいと考えております。