ガイアックスに入社して予想外だったこと3選|自由と責任を大切にする会社の魅力とは

ガイアックスの取材風景
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自由度の高い組織で、リモートワークや裁量労働制を取り入れている株式会社ガイアックス。そんな同社について編集部が調べていると、こんなツイートを目にしました。

こちらは株式会社ガイアックスの公式Twitterのツイートなのですが、尖りすぎている印象が・・・

  • おしゃれなオフィスがあるのに出社しない?
  • 他事業部の支援は「社内売り」?
  • 新卒同期数名が新規事業を立ち上げ?

など、気になるツイートについて詳細を聞いてみたいと相談したところ、なんと快諾。ツイートの裏側を確かめるべく、株式会社ガイアックスの高野さん、廣山さんに社内の様子や会社の文化についてお聞きしました。

ガイアックス高野さんのプロフィール写真

話を聞いた人
高野 比呂史
株式会社ガイアックス 広報マネージャー/IR担当

ガイアックス廣山さんのプロフィール写真

話を聞いた人
廣山 晃也
株式会社ガイアックス ブランド推進室

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

1.予想外だったこと1|おしゃれなオフィスがあるのに出社しない

ーー「おしゃれなオフィスがあるのに出社しない」とは、どういったことなのでしょうか?

高野:当社は、ここ最近になってリモートワークが浸透し始めたのではなく、前から実施していました。個人の裁量で働く場所は自由に選ぶことができます。つまり、出社して働くも、在宅でも働くも個人の自由なんです。

そのため、日によって変化はありますが、1〜2割くらいの社員しかオフィスには出社していないと思います。「自由と責任」を大切にする文化が浸透していて、きちんと仕事のアウトプットを出せるのであれば、働く場所は個人が自由に選べるんです。

ーーリモートワークの環境が整っているんですね。オフィスにはどういった時に出社するのでしょうか?

高野:このオフィスは「誰かと仕事をしたい」と社員が集まって働く場として存在しています。タスク系なら在宅の方が集中して進められるという人も多いかもしれませんが、創造力が必要とされる仕事をする際は、オフラインでのコミュニケーションも重要です。そうした際に、やはり集まれる場は必要ですので。

廣山:以前は、オンラインとオフラインのバランスがとれていたのですが、最近はオンライン一辺倒になっているので、最近は改めてオフラインのよさを再認識しています。

僕は最近岐阜に移住したんですが、今日は5週間ぶりに出社しました。

ガイアックスの取材風景

ーー岐阜に移住!東京から出てしまったんですね・・・

廣山:実家が東京の多摩周辺で、オフィスには遠かったので一人暮らしをしていました。7畳の部屋でリモートワークしていましたが、東京は家賃が高いですよね・・・それなら同じ家賃でもっと広くて、自分の好きな自然が近くにあるところに住みたいと思い、岐阜に引っ越しました。

高野:実は、廣山のような社員はめずらしくないんです。福岡に住んでいるサービス責任者や広島に住んでいるエンジニアもいます。さらには、オランダに住んでいる事業本部長もいます。

ーー「どこで働くか」はもはや採用のハードルにはならないんですね。

廣山:一部の職種を除けば、地方に住んでいたとしても特に問題ではないです。とはいえ、業務内容によっては出社する必要がありますね。

たとえば、私が工数の半分を提供している動画配信の部署は撮影があるので、オフラインで仕事をする必要があることもあります。

高野:他にも、財務・経理などの管理本部も、現状だとオンラインだけで完結するのはむずかしいですね。ただ、ローテーションでリモートワークをするなど、自由度は高い方だと思います。

2.予想外だったこと2|他事業部の支援は「社内売り」

ーーまず最初に「社内売り」とは、どういう意味でしょうか?

高野:「社内売り」は事業部間でサービスやリソースを売買するという意味です。各事業部は独立採算制で予算をもち、予実管理もしています。

そのため、ほかの事業部に何か依頼するときは、外部の企業と取引するのとほぼ同じ感覚です。

廣山:実は僕自身も社内売りをしています。所属はブランド推進室ですが、オンライン配信事業部にも自分の時間の半分をつかっています。そのため、私がオンライン配信事業で働いた分は、ブランド推進室からオンライン配信事業部に請求がかかります。

業務委託という形態でも自分の時間を売買できるので、社内複業しているような感覚ですね。

ーー形式的に社内発注するだけでなく、リソースのやりとりなども部署間で自由にできるんですね。

廣山:はい。ガイアックスは給料の金額も自分で決めて、上司に交渉するスタイルです。アウトプットを踏まえて、社員は3ヶ月に1回、業務委託は毎月、報酬金額をすり合わせて決定しています。

高野:「マイルストーンセッション」といわれる上司との話し合う機会が、四半期に一度あります。そこでは「自分の人生で何をやりたいのか?」を整理した上で、この3ヶ月〜1年で何をしていくかを話すんです。

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そのときに、「この四半期は、こんな業務をします」と宣言し、その結果をベスト・ノーマル・ワーストの3ケースにわけてプレゼンし、給料を決定します。そして、次のマイルストーンセッションで、直近3ヶ月の振り返りをするという流れです。

ーー年齢や社歴に関係なく、どんなスキルを身につけ、何をしたかで給料が決まる仕組みや文化があるんですね。

高野:そうなんです。セルフマネジメントができる方にフィットしやすい会社だと思います。

近年、「ティール組織」という本が話題になりましたが、書籍の出版前から、このような働き方の仕組みを先進的に制度化していました。昨年、ティール組織の著者来日イベントがあり、著者であるラルーさんとサイボウズの青野社長、弊社代表の上田が対談をしたこともありました。

ティール組織は、社員一人ひとりが自律して動きながらも、全体でひとつの組織として機能するという考えに基づいています。ガイアックスも個人が裁量を持って動ける、フラットな組織です。

3.予想外だったこと3|新卒同期数名が新規事業で事業部化

ーー新卒入社の社員が同期数名で新規事業を立ち上げたそうですね。

廣山:僕の働いているオンライン配信事業部が、まさにそうです。事業部長をはじめとした事業部の幹部を、2020年入社の新卒が担っています。

事業を始めるきっかけは、木村というオンラインイベントのノウハウをもった社員の存在でした。まずは自社内でやっているイベントを中心にオンライン化する形で事業にしていったんです。

徐々にメンバーが集まり、オンライン配信事業は2020年の10月からは独立した事業部になりました。

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ーー事業はどのような流れで生まれていくのでしょうか?

高野:一般的な企業では、経営陣や上長に承認をもらってから進めると思うのですが、ガイアックスの場合、そうした承認はいりません。

一緒に新規事業をしたい仲間が集まって、自由に事業を立ち上げられます。

立ち上がった事業に予算がついたり、事業部とする際はそれぞれ承認を得る必要があります。事業部化されれば、部長が申請し事業部ごと法人化も可能です。

廣山:ガイアックスでは、事業部を立ち上げて独立させてもいいし、既存の事業部でトップを目指すこともできる。そうした意味では、さまざまなキャリアを目指せる環境です。

ーー入社する方は、起業を考えている人が多いのでしょうか?

高野:起業を考えている人が多い傾向はあります。

一方、中途入社の方などは、ワークライフバランスを大事にしていて、当社の「自由と責任」という社風にひかれて入社するスペシャリストも多いです。

4.ガイアックスで働く魅力|自由と責任のある会社で社会をよくしていく

ーー高野さんは中途入社だとお聞きしました。どんなキッカケで入社されましたか?

高野:「この人がすすめるなら間違いない」という人にガイアックスを紹介されました。いわゆるリファラル採用です。

ーー他社と比べて驚いたことはありますか?

高野:さまざまな点で合理的に判断がくだされているところです。「なぜそうする必要があるか」をしっかり考えたうえで文化ができています。たとえば、一般的に出社するときはスーツを着ることがまだ多いと思うのですが、「なんでスーツじゃなきゃいけないの?」と考えるのがガイアックス。

廣山:たしかに、僕は入社してからまだ一度もスーツ着ていないです(笑)式典など正装がふさわしい場以外では、着ている人はあまりいないかもしれないです。

高野:そのような「なぜ」という問いを、聖域無くさまざまな対象に投げかけています。ですので、制度の改廃スピードも早いですね。

ーーガイアックスで働くやりがいを教えてください。

高野:ガイアックスは多岐にわたる取組みをしていて、社会に広まったら世の中がさらによくなるだろうと思えるものが多いです。

私は広報なので、ガイアックスの取組みを社会に伝える立場です。まるで、世の中の背中を押している感覚があって、非常にやりがいを感じています。

そして、自由と裁量のもと事業部が成長し、どんどん独立していくので、外で活躍している卒業生も多い。

最近話題になったオンライン上の個人認証をする「TRUSTDOCK」というサービスも、元々はうちの事業部のひとつでした。PIXTAやAppBankなども実は元を辿るとガイアックスに行き着きます。

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廣山:価値を感じられるサービスを信頼できる仲間と裁量を持って創っていける点は非常にやりがいがあります。

入社してまだ半年ですが、短期間でさまざま経験ができました。ガイアックスは、スタートアップスタジオを目指しているとよく言うのですが、裁量を持って成長していける場所ですね。

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