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結婚を機に退職した場合の履歴書の書き方|出産・事実婚の場合はどう書く?

結婚退職の経歴を履歴書に記載する際に、退職理由も書いた方がいいか迷ってしまう方もいるようです。

結婚退職の場合は、あえてその理由を履歴書に記載する必要はなく「一身上の都合」と記載すれば問題ありません。

今回は、結婚や出産、事実婚の場合などに応募書類や面接でどのように伝えればいいかを解説します。

履歴書では結婚退職も「一身上の都合」が一般的

冒頭でもご紹介した通り、結婚退職した場合、履歴書には「一身上の都合」のみの記載で問題ありません。

その理由と面接で聞かれた場合の答え方について解説します。

履歴書では結婚退職であることを記載する必要がない

退職は一般的に「会社都合退職」と「自己都合退職」の2つに分類されます。

履歴書に自己都合退職を記載する場合は、「一身上の都合により退職」と記載するのが一般的で、具体的な理由について書く必要はありません。

ただし、「会社都合退職」のうち、倒産や事業撤退などやむを得ない理由があった場合は、履歴書に背景を記載することもあります。

職務経歴書ではどちらでもOK!書く際は簡潔に【例文あり】

職務経歴書では、「一身上の都合により退職」または「結婚を機に退職」・「結婚に伴い転居したため退職」のどちらでも問題ありません。

また、職務経歴書に結婚退職であることを書く場合、資格取得やパートなど応募企業に活かせる取り組みがあれば合わせて記載するとよいでしょう。

<結婚退職を書いたときの例文>

  • 「結婚を機に退職しましたが、20XX年に○○の資格を取得しています」
  • 「結婚に伴い転居したため退職。20XX年X月からは業務委託として○○業務を年にX回程度請けています」

面接で聞かれたら結婚退職であることを伝える

面接で退職理由について聞かれた場合は、結婚による退職であることを伝えた方がいいでしょう。

企業の採用担当者は、退職理由を通じて入社後に同じ理由で辞めてしまわないかを確認しています。

入社後は長く働けることをアピールするため、「配偶者の転勤で退職し、通勤可能な御社に応募しました」「結婚を機に退職しましたが、家庭が落ち着いてきたので復職します」など、退職の理由とともに、長く働く意欲があることを伝えましょう。

出産・育児の退職も「一身上の都合」でOK!ブランクがある場合は?

出産・育児を理由に退職した場合の、履歴書や職務経歴書の書き方について解説します。

結婚退職同様に履歴書では「一身上の都合」で問題なし

出産や育児が理由で退職した場合も、履歴書には「一身上の都合」の記載で問題ありません。

履歴書の経歴欄は、学歴や職歴を記載する項目なので、あえて出産・育児について記載する必要はありません。

職務経歴書での記載は結婚退職同様にどちらでもOK【例文あり】

出産・育児による退職も、結婚退職同様に職務経歴書には「一身上の都合」または「懐妊のため退職」で基本的には問題ありません。

ただし、近年は出産を機に退職する人が減り、出産後も働き続ける人が増加している(※)ため、採用担当者が「なぜ産休・育休を取らずに辞めたのだろう?」と疑問を抱く可能性もあります。

そのため、「退職した背景」に加えて「就業に向けた環境・思い」もできるだけ補足した方がいいでしょう。

また、経歴に長期間のブランクがあると採用担当者の懸念につながるため、ブランク期間に仕事に活かせる活動があれば書いておきましょう。

<就業に向けた思いを入れた例文>

  • 「不規則な勤務のため、家庭との両立が難しいと考え退職しました。子どもが保育園に入ったため、平日X時~X時まで就業可能です」
  • 「家事・育児に専念するため20XX年に退職しX年間のブランクがありますが、○○の資格学習と○○の通信講座を受講し20XX年に○○資格を取得しております」

※参考:厚生労働省「育児・介護休業法の改正について」

面接では復職する理由を明確に伝える

結婚で退職した場合、履歴書に退職理由を記載する必要はありませんが、面接で退職理由や転職理由を聞かれた場合は、具体的に答えられるようにしましょう。

例えば、「結婚・出産に伴い退職したが、子どもに手がかからなくなったため復職したい」「配偶者の転勤に伴い退職したが、テレワークを実施している御社で経験を活かしたい」など、復職する理由を補足すると、応募理由にもつながります。

履歴書で結婚の書き方に関するよくある質問4つ

結婚に関する履歴書の書き方のよくある質問にお答えします。

履歴書の結婚の書き方に関するよくある質問
  1. 事実婚状態にある場合、履歴書には記載するの?
  2. 結婚退職や出産により書類選考で不利になることはある?
  3. 履歴書に結婚歴を書く必要はある?
  4. 結婚予定がある場合(婚約中)は履歴書に記載すべき?

Q1:事実婚状態にある場合、履歴書には記載するの?

A.事実婚は法的な婚姻関係を結んでいないため、履歴書に書く必要はありません。

事実婚とは「双方に婚姻の意思がある」「生計を一つにしている」「共同生活をしている」という状態を指します。

履歴書に結婚について書く場合は、婚姻届けを役所に提出し、法的に認められた配偶者のみとなります。

Q2:結婚退職や出産により書類選考で不利になることはある?

A.結婚・出産による退職の経歴が、書類選考で不利になることはありません。

企業としては、募集しているポジションにマッチし、成果を出して活躍してもらえる人を採用したいと考えています。

そのため、応募書類では経験・スキルが応募する仕事で活かせることや、強い入社意欲があることをアピールすることが重要です。

Q3:履歴書に結婚歴を書く必要はある?

A.履歴書に結婚歴を書く必要はありません。

ただし、使用する履歴書に「配偶者の有無」の欄がある場合は、「有」を選択します。

パート・アルバイトの応募で、配偶者の扶養範囲内で働きたい場合は、履歴書の本人希望欄に「扶養範囲内での勤務希望」と記載しておきましょう。

Q4:結婚予定がある場合(婚約中)は履歴書に記載すべき?

A.結婚を予定している場合も、履歴書に記載する必要はありません。

ただし、結婚に伴い引っ越しを予定している場合は、住所や通勤手段が変わるため、履歴書の本人希望欄に「○○年○月に○○に引っ越しを予定しています」と記載しておきましょう。

【まとめ】転職時の履歴書では結婚退職の記載は不要

結婚に伴い退職した場合、退職理由を履歴書に記載する必要はありません。

結婚前に働いていた経験・スキルを職務経歴書にまとめ、応募する仕事で活躍できることをアピールしましょう。

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