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職務経歴書の資格欄の書き方|資格がない・勉強中の場合は?

職務経歴書の資格欄の記入項目

職務経歴書の資格欄には記載するべき項目が2つあります

  1. 資格取得日
  2. 資格の正式名称

1.資格取得日

資格取得日を資格を取得した順番に記入します。年号や数字の表現は統一して作成しましょう。

氏名、生年月日、おおよその試験年月日や試験会場などで調べてくれることもあります。

2.資格の正式名称

資格には略称で呼ばれいるものが多くあります。有名なのが運転免許やTOEICなどです。国家資格と公的資格で似たような名前の資格が存在しているものもありますので、しっかり正式名称で記載をしましょう。

資格の略称と正式名称の一例(略称→正式名称

  • 運転免許(第一種)→普通自動車第一種免許
  • 英検→実用英語検定
  • 漢検→日本語漢字能力検定
  • 宅建→宅地建物取引士
  • TOEIC○○点→TOEIC公開テスト○○点

取得・合格の使い分けをしよう

資格によって、取得か合格か表現が異なる場合があります。確認をして記載をしましょう。

「取得」:医師や税理士、自動車免許等免許を交付される資格が対象となります。

「合格」:英検、TOEIC、簿記等合格証が交付される資格が対象となります。

「認定」:講座を修了し認定証を交付されると資格や講座が対象となります。

資格欄でアピールできる点・人事担当者が知りたいこと

  1. 業務をこなせる能力があるか
  2. 成長意欲があるか
  3. どのようなキャリア形成をイメージしてるか

実務経験で資格を活かしてきた場合、アピールポイントになります。履歴書には公的資格を記載しますが、職務経歴書は何をしてきたかという点を書きます。

この資格をもってどんな仕事ができるのか、どんなスキルをもっているのか、ノウハウがあるのか、という点に興味がいきます。

スキル・資格欄に書くべき内容=応募企業が求めるもの

能力を知ってもらう項目ではありますが、伝えたい情報が埋もれてしまうこともあるため、持っている資格やスキルは優先して記載をしていきましょう。

スキル・資格は応募先企業に響く能力や資格を優先して書くようにし、それ以外は簡潔にまとめると良いでしょう。

※新卒の方は採用企業でどの部署や仕事に配属されるかわからないため、自動車免許や英語検定、簿記等で準2級以上を取得をしている場合は書いておきましょう。

【資格別】資格欄の書き方の例

ここでは、一般的な企業応募でアピールとなりやすいスキル・資格欄の書き方を見本を交えてご説明していきます。

語学力

語学力は、何語をどういった場面でどの程度使用できるかを具体的に書きましょう。

特に実務レベルで通用していたか、プライベートでの使用レベルなのかも明記しましょう。

勉強中であったり、スクール通学をしている場合は習得意欲をアピールすることもできるため、余白に付け足しましょう。

⚫︎記載例

・英語(実務)

会話:電話でアジア系の英語が拙い担当者と納期や簡易な調整の意思疎通可能

読み:コレスポンデンス等書いてある内容が予測できるメールや文章読解

書き:調べつつであればビジネス上の交渉、英語の契約書の修正

・英語(実務外)

会話:旅行先で料理の注文や簡易な質問ができるレベル

読み:辞書があれば海外サイトや小説等は読解可能

書き:辞書を用いて簡易な文法で友人とのメールのやり取りが可能

※実務外のレベルについては、英語使用が求められる応募先には書きましょう。英語を活かさない仕事や企業であれば応募先へのアピールにはならないため、あえて書く必要はありません。

PCスキル

パソコンのスキルは業務ソフトやシステムの使用経験とレベルを明記しましょう。応募先職種が事務スキルが必要な場合、勉強中のスキルがあれば別途書くようにしましょう。

⚫︎記載例

Word2010:取引先提出用カタログ作成、表や図の挿入をした挨拶文書作成

Excel2010:VLOOKUP関数を用いた顧客データの突合せ

※パソコンスクールでマクロ、VBA勉強中

Powerpoint2010:アニメーションや図の挿入を用いた社内プレゼン資料作成

Access2010:クエリを用いた顧客管理表のデータ管理、入力

SAP R/3:買掛金管理のためデータ入力、チェック

技術職(開発エンジニア、インフラエンジニア含む)

エンジニアの資格は更新をしなければ失効してしまう資格もあるため、失効した資格はその旨を追記しましょう。

スキル欄には今までに関わった環境や使用機器(サーバ、DB、ルーターやスイッチの種類等)や環境等を書きましょう。

また、さまざまな経験から記載項目が増えがちなエンジニアは、特にアピールしたい経験やスキルを<得意分野>という項目を作って記載し、得意領域や担当工程をプレゼンするのも良いでしょう

どのような用途のシステムの担当フェーズを任されていたかを書くと企業側にスキルを伝えやすくなります。

⚫︎記載例

<資格>

20××年×月 CCNA (Cisco Certified Network Associate ) 取得※失効

20××年×月  応用情報技術者試験 合格

<スキル>

言語:JAVA、PHP7、JavaScript

OS:Windows Server2012、Solaris、RedHat

ネットワーク機器:Cisco7300シリーズ、Catalyst3750シリーズ

ミドル:Apache、Tomcat、VMware、Weblogic

DB:My SQL、Oracle10g

フレームワーク:Hadoop

その他:OSPF、BGP

<得意分野>

過去WAN設計(設計書作成)~構築(パラメーター設定)、運用設計を10年ほど経験したため、インフラ側を考慮したシステム開発が可能

直近JAVAでの大規模システム開発(要件定義、設計書作成~スクラッチ)での開発経験を5年積み、チームリーダー経験豊富

WEB系職種(Webデザイナー、コーダー、ディレクター含む)

バージョンによっては機能に差があるため使用ツールはバージョンも書きましょう。

意外に相性があるのは使用PCのOSです。制作経験のあるOSも書いておくと、後のミスマッチを抑えることもできます。

クリエイターも使用ツールや言語の種類が多いため、<得意分野>という項目で何がどの程度できるかをアピールすると良いでしょう。

また、クリエイターには得意なサイトテイストや種類、媒体(PC、スマホ、ゲーム、デジタルサイネージ等)があるためその点も<得意分野>でアピールしましょう。

⚫︎記載例

<資格>

20××年×月 Webクリエイター能力認定試験 合格

20××年×月 HTML5プロフェッショナル認定試験 Level2 合格

<スキル>

言語:HTML、CSS、HTML5(スマホサイト、アプリ制作)、CSS3(レスポンシブデザイン)、JavaScript(修正レベル)、JQery、PHP(WordPressカスタマイズ)

制作ツール:PhotshopCS4、IllustratorCS4、FireworksCS4、DreamweaverCS4、WordPress、ペンタブレット、Adobe Analytics

フレームワーク:Bootstrap

OS:Windows(コーディング、ブラウザテスト)、Mac(Webサイトデザイン)

<得意分野>

HTML5、CSS3、JavaScriptを用いたスマホ向け動的大規模ポータルサイトのフロントエンド開発

Photoshop、FireWorks等でワイヤーフレームから素材作成、ページデザインまで一連の制作可能

Adobe AnalyticsでのSEOを意識したサイトディレクション

ポップな色合いのサイト、女性テイストのサイトデザインコーディングが得意

※IT系職種は自分が携わったサービスやアプリがWebサイト上に存在することも多いため、対象サイトのURLやサービス名、画像データ等を一部載せておくと、採用担当者にアピールしやすくなります。

ただし、制作物については守秘義務も発生しうるため、その点は事前確認と注意が必要です。

経理、財務

仕事柄パソコンスキルや語学力があるとアピールになる場合もあるため、勉強中の資格や途中まで合格した資格があれば書きましょう。

また、使用システムはどの作業工程で使用したかまで書くと選考判断をする担当者に具体的なシステム習熟度をイメージしてもらいやすくなります。

⚫︎記載例

<資格>

20××年×月 日商簿記2級 合格

20××年×月 国際会計検定 合格

20××年×月 経理・財務スキル検定 合格

20××年×月 米国公認会計士 1科目合格(財務会計)

※他科目は勉強中

<スキル>

使用システム:OBIC7(財務会計、固定資産税管理)、DIVA(連結会計)

Excel2010:マクロ、VBAでの管理表作成

Access2010:他部署が入力したデータのエクスポート、加工

事務系職種(一般事務、営業事務、秘書、法務事務、給与事務等アシスタント系)

どの程度まで汎用性の高いソフト(Office、メールソフト、専用システム)を使用できるかを明記しましょう。活用できる機能を全て書くよりも、より難易度の高いスキルを書くのが良いです。

⚫︎記載例

<資格>

20××年×月 秘書検定2級 合格

20××年×月 Microsoft Office Speciarist Excel 2013 合格

<スキル>

Excel2010:ピボットテーブル、IF関数、グラフ作成を駆使した資料作成

Powerpoint2010:一部素材加工、表挿入等し社内資料作成

Google スプレッドシート:集計、四則演算等で管理表修正、入力

メールソフト:サイボウズ、Gmail、Outlook

チャット:Chatwork、Slack

システム:SAP、勘定奉行

営業

営業職は業界や事業内容によっては自動車での外勤が一般的であったり、仕事をするために必要な資格がある場合があるため、応募先求人に活かせそうな資格は必ず書きましょう。

スキルは事務処理レベルや使用システムについて書き、表彰実績等も書いておくと良いでしょう。

⚫︎記載例

<資格>

20××年×月 普通自動車第一種免許 取得

20××年×月 ファイナンシャル・プランニング技能検定2級 合格

<スキル>

Excel:オートフィルタ、グラフ作成、実績管理表入力

Word:議事録やマニュアルといった社内文書作成

専用システム:Salesforce、SAP

英語:取引先と簡易な文法でのビジネスメール

表彰、実績:営業本部でMVPを3回獲得、売上目標を常に120%達成という成果を残す

スキル・資格が無い場合は勉強中と記載するのも手!

ここからは、職務経歴書に書けるスキルや資格が無い場合の対処法・書き方についてアドバイスをさせていただきます。

勉強中の資格やスキルを書く

もしもまだ取得しておらず勉強中の資格があれば「勉強中」と記載をしましょう。

ただし、経歴書に書いたからには嘘にしてはいけません。合格や能力獲得を目指し本当に勉強をしてください

そうしないと、面接で勉強の度合いについて聞かれた際にうまく答えられなくなりますし、転職先に入社した後に困ります。

⚫︎記載例

<資格>

20××年×月 普通自動車第一種免許 取得

※日本医療教育財団主催 メディカルクラーク資格取得のため専門学校で勉強中

※簿記2級を〇月の試験で取得できるよう自宅で勉強中

<スキル>

Excel:入力、集計

※OAスクールでVLOOK UP関数やIF関数を駆使した表作成を勉強中

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