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志望動機の文字数の目安とは|文字数が多い場合・足りない場合の対処法も紹介

志望動機の文字数の目安は?

履歴書や職務経歴書の志望動機は、何文字程度あれば適切なのでしょうか。目安についてお話しします。

「職務経歴書」の志望動機は約500文字

職務経歴書の記入は3部構成で

職務経歴書は、転職活動の応募書類で一番重要視される書類です。メインの職務経歴と、今回のテーマである志望動機、そして特技や資格といった自己PRを、3部構成で書きます。

それぞれ大事なテーマなので、文字数の割合としては、職務経歴、志望動機、自己PRそれぞれ3分の1ずつと考えて下さい。

A4用紙1枚を基本に作成

一般に職務経歴書は、A4用紙1枚にまとめます。40字×36行=1440字が標準的なA4用紙全体の文字数なので、「志望動機」としては3分の1の、約500文字程度(改行を含み12行が目安)を記入します。

もちろん、前職数が多くて職務経歴部分が長くなったり、保有資格はじめPRポイントがたくさんある場合も考えられますが、その分は枚数増としてA4用紙2枚を使うようにして、志望動機については約500文字(約12行)を確保するようにします。

「履歴書」は職務経歴書の要約版で約200字

JIS規格の標準タイプがおすすめ

履歴書は応募者の氏名や住所、学歴などを中心に、応募者の個人属性をフォーマルに伝えるのが目的です。

市販されている履歴書類では、項目の枠取りが少しずつ変わっていて、学歴・経歴の枠取りの広いのもあれば、志望動機や自己PR、趣味・特技にスペースを割いているものなどさまざまです。

したがって、履歴書類のフォーマットが変わる以上、文字数も決められないというのが実態ですが、一般的にはJIS規格の標準履歴書を使うのが一番取り組みやすくおすすめです。

理由は、フォーマットがシンプルで「職務経歴書の要約版」という目的を果たしているからです。

1行20文字程度×10行が理想的

このJIS規格の履歴書の志望動機欄は、「特技、好きな学科、アピールポイントなど」といった、自己PR欄と一緒になっています。要は、どれを選んで書いてもいいということなので、ここは迷わず先頭の「志望動機」を選んで書きます。

大きめの文字(フォントサイズ14~16ポイント程度)にすると、「1行=約20文字」となり、記入スペース全体で約200字前後(目安は、改行・空白を含み10行程度)となります。

職務経歴書との重複を気にせず記入してOK

ここで、職務経歴書の志望動機と内容が重なるが大丈夫か、という心配がありますが、あくまで要約というスタンスで書いておいて問題はありません。

実際に志望動機を書く際の2つの注意点

1.改行を必ず行うこと

職務経歴書にしろ履歴書にしろ、実際に書く時は必ず改行することを覚えておいて下さい。改行を行わずに一気に書いてしまうと、息苦しい印象を与えてしまうこともありますので注意しましょう。

職務経歴書の500文字なら2~3回程度改行すると非常に読みやすくなります。

また、JIS規格履歴書の手書きで1回改行を含むと約200文字(10行程度)が読みやすいでしょう。

2.Wordなど文書作成ソフトで文字数を確認

いずれの応募書類も、Wordなどの文書作成ソフトを使うと文字数カウントができるので、それで確認をします。また、履歴書は手書きですが、自分の筆記グセで用紙に記入し、だいたいの文字数を数えるようにします。

そしてすぐに手書きせず、一旦Wordで打って文字数を確認してから手書きの清書をすると書き損じたリ、文字量を間違うことがありません。

志望動機に文字数制限がある場合、何割埋めればいいの?

多すぎず少なすぎず、何割ぐらいにまとめれば一番いいのかという悩みに答えたいと思います。

書類で文字数が指定された場合

指定の文字数(記事スペース)の9割が目安

指定の文字数は、具体的に「〇〇文字以内」と明記される場合もあれば、独自に作った志望動機書やいわゆるエントリーシートでは記入スペースが結果的に文字数制限となります。文字数、記入スペースを9割を下回らないように書くことが基本です。

志望動機を語れるチャンスとして文字数を精一杯、できればすべて使い切ることが望ましいでしょう。

文字数(記入スペース)がオーバーは基本的にNG

ビジネスセンス的にはアンダーコントロール、つまり制御不足でNGとなります。文字数が少しオーバーしてごめんなさい、少しぐらいイイでしょという発想は仕事場面のいい加減さにつながります。

志望動機の文字数が足りない…少なすぎ・多すぎに使える3つの対処法

ここでは、文字数の多い少ないをうまくコントロールする具体的対処法を紹介します。

文字数が少ない場合の3つの対処法

1.志望会社への興味部分を追記して増やそう!

志望動機の構成要素で外してはいけないのが、志望する会社への興味です。文字数が少なくなりそうな時、ここを膨らませられないかと検討します。

志望会社に興味があり、そこで是非働きたいという熱意を述べる時、以下の順番で漏れはないか検討します。

A.企業理念、本業の成長性、最近の業績の伸長度、将来の可能性など
B.人気企業度、新規事業への取り組み、ニュース記事・話題性など
C.社員教育制度、福利厚生など会社制度で優れている点など

もし、C.の制度面だけに興味をもち志望しているなら、A.の理念や本業への興味は必須で外してはいけません。また、ニュース記事検索やホームページを参考に、B.のような話題性や情報がないかを探し、あれば追記して文字数を増やす方法です。

2.自分のスキル・能力を棚卸して追記しよう!

志望動機の2番目の必須要素は、自分にはこんなスキルや能力があり、是非御社で生かしたいから志望したという理由です。次の項目に沿って、もう一度自分の能力全体を見直します。

A.テクニカルスキル(技術的側面のスキルで、営業スキル、事務能力、各種資格など)
B.コンセプチュアルスキル(業務遂行側面のスキルで、交渉力、分析力、マネジメント力など)
C.ヒューマンスキル(人間的側面のスキルで、協調性、積極性、コミュニケーション力など)

これらは、自己PRでも出てくると思いますが、志望動機で使う時は、自分のこんなスキルや能力は御社でこそ発揮できる、あるいは御社で是非発揮したいと思い志望しましたという本気度を示すストーリーになります。

A.B.は実戦経験やそれなりのキャリアが必要ですが、C.は学生時代までさかのぼれば再発見して追記することができます。さらに、文字数が許せば代表的なエピソードを挿入すれば文字数を稼ぐことができます。

3.今回の募集職種に向いていることを加える!

志望動機をさらに加筆したい場合の対処法、最後は今回の募集職種や仕事内容に対して自分のスキル・能力、あるいは前職経験がピッタリなので、是非入社したく応募したという流れです。

そのために、今回の募集職種に必要なスキル・能力をしっかり自己分析しておくことが重要です。

A.募集職種で、将来のキャリアアップ・スキルアップを図れる可能性があり、自分の意欲・興味・関心度が高い。
B.募集職種に、適性があるという前職時の評価・評判、適性検査結果など。
C.募集職種に、ピッタリの具体的実績を保有

A.の中で、「将来へのキャリアアップ・スキルアップ」は必須です。自分の転職活動の目的にもなります。

B.C.は前職時代の良かった面を見つけます。特に実績は客観的評価につながり、営業職種なら前職の営業担当時代の数値的実績、管理系職種ならプロジェクト的な実績がいいでしょう。

文字数オーバー(長話傾向)の3つの対処法

1.結論から先に書き(述べ)、長い説明文を削ろう!

応募先を企業研究した情報を長々と書くと、すぐに文字数を使ってしまいます。採用側の人事担当者や面接官などは当然知っている自社情報なので、くどく感じられてしまいます。

ここはキーワード数を絞り、先に結論を言い切ることです。そして、「なぜなら」とか「具体的には」と文字数を調整しながら書いていくと、不要な説明文を省くことができます。これを逆にするから、制限文字数をオーバーしているにもかかわらず結論に至らない文章になるのです。

面接場面でもまったく同様で、「結論ー理由―具体例文―まとめ」という一貫性で話すことが指定時間内に話を終え、かつ説得力を持つ話し方です。是非一度試して下さい。

2.エピソードは長くなるので削ろう!

自分のスキルや能力が生かせる会社だから志望した、という志望動機を書いたとします。すると、どうしても言っておきたいエピソードや自慢話が出てきて文章が長くなる傾向になるので、ここは削除対象です。

これも対処法1.同様、文字数に合わせてキーワード数と優先順位を決め、たとえば「長年の営業経験を貴社で生かしたい!」とか、「MOS資格のパソコンスキルが生かせる職種だから」といったように、優先順位1位の志望動機の結論を冒頭で書くと良いでしょう。

3.見出しのみを書くつもりで詳細は削除!

対処法1.2.のいずれにも共通しますが、結論部分さえしっかり書けていれば、説明文章、エピソードといったいわゆる詳細は、実は削除して全然差し支えないです。

実際の面接では、志望動機を一旦述べた後に、必ず「詳細を教えて下さい。」とか、「何か具体的なエピソードはありますか?」と追加質問がくるので、書類の中で何から何までを書いてしまう必要はまったくありません。

スマホで職務経歴書を作るなら【職務経歴書Web作成ツール】が便利

パソコンやスマホで職務経歴書を作る場合は、簡単に職務経歴書が作成できる職務経歴書Web作成ツールがおすすめ。

株式会社キュービックが開発したミライトーチは、情報を入力していくだけで、履歴書だけではなく職務経歴書も作成することができます。

煩わしい職歴の表作成なども自動で行なってくれるため、とても簡単に職務経歴書の作成ができますよ。

また完成した職務経歴書はPDFでダウンロードもできるため、メールでの添付はもちろん、コンビニ等で印刷するのも便利です。

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