職務経歴書のPCスキルの書き方|初級レベルでも書いてもいい?【記載例あり】
目次
職務経歴書へのPCスキルの書き方の例
基本的な書き方(※事務職の場合)
- Word:文書作成・社内外資料作成:見積書、礼状作成、社内文書など
- Excel:関数・データ表作成
- PowerPoint:会議資料作成
Word、Excelの基本操作は可能です。また入力についてもブラインドタッチに近い速度で入力可能です。
PowerPointにつきましては簡単なアニメーションを入れて作成可能です。
ただ、これはあくまでも事務職の場合の例であり、実際にPCスキルを記載する場合は、ご自身が応募する職種に合わせて書く必要があります。
スキル別の書き方
Wordの場合
- 文書作成・社内外資料作成:見積書、礼状作成、社内文書など
- 提案書、見積書等のビジネス文書作成
- 社内外文書作成、データ・図版挿入など
Excelの場合
- 関数・データ表作成
- VLOOKUP、ピボットテーブル、IF関数等を利用したフォーマットの作成等
- 入社、退社などの社員管理、リスト作成・表計算など
Powerpointの場合
- 会議資料作成
- 会社説明会資料、社内向け文書作成、データ
- 図の挿入、スライド作成
Photshopの場合
- 広告、パンフレットなどのデザイン制作
【職種別】PCスキル書き方例
事務・総務
事務系の仕事には電話対応や来客対応がメインの企業もありますが、PCスキルが必要な場合に求められるスキルは主にWordとExcelのスキルです。
Wordは文書作成はもちろんのこと、表作成もできると尚良いです。Excelは四則演算からSUM関数、AVERAGE関数までできると良いです。
PCスキル記入例
- Word:文書作成・社内外資料作成:見積書、礼状作成、社内文書など
- Excel:関数・データ表作成
- Access:データベースの入力・修正
経理
PCスキルはもちろんのこと従業員の給与や企業の経営に関わる大切なポジションであるため正確な事務処理能力が求められます。
会計システムは企業によって違いますが経験したことがあるものはすべて記載しておきましょう。
PCスキルと合わせて経理の実務経験や簿記資格(2級以上が望ましい)もあれば記載しましょう。
PCスキル記入例
- 会計システム:弥生会計、勘定奉行、SAP等
- Word:提案書、見積書等のビジネス文書作成
- Excel:VLOOKUP、ピボットテーブル、IF関数等を利用したフォーマットの作成等
- PowerPoint:会議資料作成
- Access:請求書発行
人事
人事系統の社内書類はフォーマットが決まっているものが多いですが、ゼロから作成できるのは評価されます。
また、パワーポイントが使えると会社説明会の資料や社内研修資料等作る際に役立ちますし、内容をまとめる力がある事もアピールできます。
PCスキル記入例
- Word:社内外文書作成、データ・図版挿入など
- Excel:入社、退社などの社員管理、リスト作成・表計算など
- PowerPoint:会社説明会資料、社内向け文書作成、データ・図の挿入、スライド作成
デザイン制作
デザインや制作業にはPCスキルが欠かせません。
使っているOSや使用ソフト等書けるものは記載し、イラストレーターやフォトショップにおいてはバージョンまで記載しておきましょう。
PCスキルと合わせて何を制作したのか(雑誌、広告、パンフレット)も記載すると採用側もマッチングが計りやすいです。
持っていける成果物(ポートフォリオ)があれば面接時に見せてどのような指示でどういうイメージで納期はどれくらいで作ったか等話すと更に良いです。
PCスキル記入例
- Illustrator 2020:広告、パンフレットなどのデザイン制作
- Photoshop 2020:上記と同じ
- QuarkXpress 2020:基本操作は可
- Dreamweaver 2020:ホームページの制作
- OS/Windows VISTA・Mac OSXともに操作可
【注意】職務経歴書へのPCスキルの書き方NG例
PCスキルは、ただ記載すればいいというものではありません。
よくあるPCスキルの記載のNG例を紹介しますので、是非このような書き方をしないよう覚えておいてください。
NG例1:「Word、Excelは、業務上支障なく使用できます」
「業務上支障なく使用」できたのは、あくまでも前の職場での話です。
そのため、転職先の企業で支障なく使用できるかは全く別の話となります。
そのため、「どの程度使用できるのか」「Word・Excelを用いてどのような資料を作成したのか」などを具体的に書く方が良いのです。
NG例2:「illustratorやPhotoshopを使ってデザインしました」
パソコンを使ってデザインを作る際にはほぼ上記のソフトを使用します。
デザインといってもその幅は広く必ずしも採用担当者と応募者のイメージが同じとは限りません。
具体的にどう依頼を受けて何を(媒体・書籍・パンフレット等)デザインしたのかなど記載があったほうがわかりやすいです。
PCスキルを記載する際には「具体性」が何よりも重要ですので、採用担当者が「この人が入社したらこんな仕事を任せられるかな」というような具体的な想像をさせられるくらいには具体的に記載するようにしましょう。
初級レベルのPCスキルであっても書いてもいいの?
PCスキルとして記載できるレベルは、業界・職種によって異なる
「職務経歴書に記載するPCスキルはどのレベルから?」という質問はよくありますが、これは一概にこたえることができません。
なぜなら、求められるスキルのレベルは、応募先の業界や職種によって大きく異なるからです。
例えば事務職に応募する場合、初級レベルのPCスキルから記載しても問題ありませんが、システムエンジニア職に応募する場合は初級レベルのスキルを記載するとかえって選考に不利になりそうですよね。
同様に、ご自身が応募される職種と自分のもつスキルを照らし合わせて、「どの程度のスキルなら書いても問題ないか」「どの程度のスキルならば採用担当者に評価してもらえるか」ということを考えてみてください。
PCスキルの一般的なレベル一覧
PCスキルの程度は企業によって若干受け止め方が違いますが、WordとExcelの一般的なレベル認識を、「初級」「中級」「上級」レベルに分けて記載します。
【初級】*印は超初級
Word
- キーボード入力がある程度時間をかけずにできる*
- 文字の大きさやフォント変更、強調、中央ぞろえなど、簡単なレイアウトができる*
- あいさつ文など、フォーマット化された書類を作成できる
- 3~5ページ程の書類を、最初から作成できる
- 図、ワードアートなどのグラフィック挿入ができる
Excel
- フォーマット化された表へデータ入力、プリントアウトができる*
- 数字や文字を使った表が作成できる*
- ファイルを目的の場所に保存できる*
- 作成した表に罫線、色をつけ、網掛け等をして見やすくできる
- 合計(sum)平均(average)など簡単な関数が使える
- 作成した表を元にグラフが作れる
【中級】
Word
- 会議資料、宛名ラベルの作成
- エクセルを文書内に挿入できる
- 目次作成、索引作成変更など、複数ページの文書管理
- 差し込み印刷ができる
Excel
- VLOOKUP(SUM、AVERAGE以外)などの関数を用途にあわせて使用しデータ集計ができる
- ピボットテーブルでクロス集計ができる
- データを元に加工できる
【上級】
Word
- マクロ、フォーム作成を利用し、多様な文書作成
- 変更履歴の操作、コメント作成などワークグループでの文書管理
Excel
- 複数の文書、複数のグラフを組み合わせた企画書作成
- 簡単なデーターベース作成
- 関数を自在に使用しデータ検索・抽出・統合ができ、複数の要素が含まれた高度なグラフが作れる
- VBAができる
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