【プロ作成】転職エージェントを断る例文!面談や求人、内定の断り方

転職エージェントへの断り方
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転職エージェントとの面談に行けなくなった」「他のエージェントで転職先を決めた」など、転職エージェントに断りを入れるシーンはありますよね。

この記事では転職エージェントの断り方を面談、求人紹介、内定辞退シーン別に解説します。

転職エージェントへそのまま送れるメール例文を、元キャリアアドバイザーのがんちゃんが紹介します。ぜひ参考にしてください。

元キャリアアドバイザーがんちゃんのイラスト

この記事を書いた人:がんちゃん@元キャリアアドバイザー

教育業界から大手転職エージェントへ転職し、約5年半にわたりキャリアアドバイザーとして勤務。業界や職種を問わず1,000人以上の求職者を支援した。

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

転職エージェントの断り方1:面談の予定

まずは転職エージェントとの面談や電話面談を断る場合です。

以下の例文を参考にしてみてください。

[会社名]〇〇様

お世話になっております。□□です。

このたび一身上の都合で転職活動を一旦休止することとなり、連絡いたしました。

つきましては、面談をキャンセルさせていただきたいと考えております。

今後、転職活動を再開する際には、改めて相談させていただければ幸いです。

お忙しい中ご調整くださったにもかかわらず、大変申し訳ございません。

何卒よろしくお願いいたします。

[署名]

ここでは転職活動を休止する詳細な理由は書かなくてもOKです!
もし、面談の準備不足で面談を断りたい場合は断る必要はありません。面談は履歴書や職務経歴書がなくても大丈夫ですよ!

面談を担当するキャリアアドバイザーは求職者の転職活動をサポートしてくれる頼れる存在です。

準備ができていない」「相談する内容が決まっていない」といった不安が理由の場合は、登録したときのモヤモヤした気持ちを解消するためにも、一度相談してみてはいかがでしょうか。

▼転職エージェントの面談の詳しい内容はこちら

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転職エージェントの断り方2:紹介された求人や担当者の変更

担当のキャリアアドバイザーとの面談では、希望に沿った求人を紹介してもらえます。

しかし場合によっては、紹介された求人案件の内容が希望に合っていなかったり、担当者への不安を感じたりするかもしれません。

ここでは2つのシーンの断り方を紹介します。

転職は自分自身のためにするものですから、「気が引ける」「良い求人を紹介してくれなくなるかも」と不安に思う必要はありません。しっかり断りましょう。

転職エージェントから紹介された求人が希望と違う場合の断り方

転職エージェントから紹介してもらった求人を見て、条件が自分の希望と合わないと感じたときの例文です。

[会社名]〇〇様

お世話になっております。□□です。

この度は求人のご紹介、ありがとうございます。

早速内容を拝見しましたが、希望条件と合わない部分があり、ご連絡しました。

今回の転職では年収アップも目的としておりましたが、紹介された求人ですと、年収の上限が500万円程度とのことでした。

私が希望する年収は600万円以上なので、今後の生活設計も考えると、応募するのは難しいと考えております。

仕事内容は、自分の希望に近かったので非常に残念です。大変お手数をおかけしますが、引き続き求人を紹介いただけると幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

[署名]

具体的に何がネックになったのかはっきり伝えることがポイントです。交渉可能なものであれば、調整できる可能性もあります。
逆にその求人の良かった部分も伝えるとなおいいですね。

紹介された求人に必ずしも応募する必要はありませんし、すべてが希望にマッチする求人はなかなか見つかるものではありません。

求人の選択肢が増えてきたら、優先度や譲れない条件を決めて、応募する転職先を決めていくといいでしょう。

たくさんの求人から選びたい方は?

たくさんの選択肢から希望に合う求人を選びたい」という方は求人数が多い転職エージェントを利用してみましょう。

リクルートエージェントは非公開求人を含めると約25万件(2020年4月1日時点)の求人を保有しており、求人数が特に多いので希望に近い求人が見つかりやすいといえます。

担当者と合わない場合の断り方

担当者と相性が合わないこともあるでしょう。

もし担当者と相性が悪い、担当者の知識に不安がある…などと感じた場合は、担当者の変更も可能です。

それぞれのケースに合わせて、例文を紹介します。

担当者へ直接伝える必要はありません

担当者変更の専用フォームを設置している転職エージェントがほとんどなので、フォーマットに沿って問い合わせるといいでしょう。

例文を参考に、自分の考えを伝えるメッセージを送ってください。

担当者との相性が良くないと感じた場合

[会社名]サポートセンター ご担当者様

お世話になっております。転職支援サービスに登録している□□と申します。

現在サポートいただいている〇〇様について、担当者の変更をお願いしたいと思い、連絡いたしました。

私がじっくり転職活動をしたいと希望した一方で、何度も応募を促されるといった状態が続いています。そのためもし可能であれば、他の担当者の方とお話をしたいと考えております。

お忙しいところお手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

[署名]

転職活動は担当者と求職者の信頼関係が大切ですから、我慢する必要はありません。
連絡の頻度などに不満がある場合は、担当者本人に伝えてみてもいいですね

担当者の知識に不安があると思った場合

[会社名]サポートセンター ご担当者様

お世話になっております、転職支援サービスに登録している□□と申します。

現在サポートいただいている〇〇様について、担当者の変更をお願いしたいと思い、連絡いたしました。

〇〇様にはいつも親身にご相談に乗っていただき、大変感謝しております。

しかし、現在私は▲▲職としてのキャリアアップを考えており、業界やキャリアについてさらに専門的な情報をいただきながら転職活動を進めていきたいと考えております。

そのため、▲▲職の知識がより豊富な方に担当を変更いただくことは可能でしょうか?

お忙しいところお手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

[署名]

実は転職エージェントの社内でも、キャリアアドバイザー向けの業界理解のための勉強会が積極的に行われています
より専門的なアドバイスを求める場合は、業界や職種に特化した転職エージェントもあるので利用してみてください。

総合型と呼ばれるような幅広い業界や職種の求人を扱っている転職エージェントの場合、専門職のサポートの質が高くない場合もあります。

ITやWeb業界、医療業界への転職を考えている場合は、それらを専門的に扱っている特化型の転職エージェントの利用がおすすめです。

▼おすすめの転職エージェントについてはこちらの記事をご覧ください

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転職エージェントの断り方3:企業との面接

書類選考を通ると企業との面接です。

ここでは面接を行う前と後に分けて紹介します。

転職エージェント経由で紹介された企業の面接を断る場合は、転職エージェント経由で企業へ伝えてもらいましょう

面接前の断り方(面接辞退)

まずは、面接辞退の企業との一次面接の前の段階で断る場合のメール例文です。

[会社名]〇〇様

お世話になっております。□□です。

×月△日に予定している株式会社●●の面接を辞退したいと考えております。

理由としては、応募した当初は求人票をよく読んでおらず、面接などを通じて裁量労働制という点が心配になったことです。

今回の転職理由である「メリハリをつけて働きたい」という希望とは相違があると感じ、面接日程の決定後になってしまいましたが、家族とも相談のうえ辞退させていただきます。

ここまでサポートしていただいたにもかかわらず、このような結果となってしまい大変申し訳ございません。

何卒よろしくお願いいたします。

[署名]

キャリアアドバイザーとしては、面接だけでも受けてほしいというのが本心ですね…。
実際に会社の雰囲気を見てみたら魅力的に思えてくることもあります

企業との面接前には、キャリアアドバイザーから面接対策のためのアドバイスがもらえます。

また転職活動は複数の企業の面接を受けて、第一志望の企業面接に備えることも成功の秘訣です。

面接後の断り方(選考辞退)

一次や二次、最終面接後に断りたいシーンの例文です。

実際に面接を受けてみて「会社の雰囲気が合わない」「担当者から聞いていた内容と違った」などを理由に断る場合です。

[会社名]〇〇様

お世話になっております。□□です。

貴社を通じて応募した株式会社●●の選考を辞退したいと考えております。

理由としては、別の転職エージェントより応募していた企業から内定をいただき、熟考の結果そちらに入社することを決心したためです。

〇〇様のサポートをいただいたにもかかわらず、このような結果となってしまい大変申し訳ございません。

また、株式会社●●の採用担当者様にも申し訳なく思っております旨、お伝えいただけると幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

[署名]

別の転職エージェント経由で転職を決めた場合など、辞退の理由が明確な方は、なるべく早く断りましょう
選考が進んでいる途中なので、早急に担当者に連絡してくださいね。

転職エージェントの断り方4:内定辞退、入社

ここで紹介するのは以下の2つのケースです。

内定獲得まで進んだのに辞退するのは後ろめたいかもしれませんが、面接を重ねた結果「自分とは合わない」と感じることがあります。恐縮しすぎず、早めに辞退する意思を伝えましょう。

内定の断り方(内定辞退)

まずは、企業からの内定を断る場合の例文です。

[会社名]〇〇様

お世話になっております。□□です。

この度は、株式会社●●の内定を辞退させていただきたく、ご連絡しました。

理由としては、●●の社風には大変魅力を感じていたものの、面接を通じていろいろとお話を伺い、業務の内容や労働条件などを考慮した結果、自分がチャレンジしたい領域と相違があると感じたためです。

●●の採用担当者様には、大変申し訳なく思っております旨、お伝えください。

〇〇様に全面的にサポートいただいたにもかかわらずこのような結果になりましたこと、大変心苦しく思っております。

また、今後も転職活動は続けていきたいと考えています。

恐縮ですが、引き続きサポートをお願いできれば幸いです。

[署名]

もし、待遇や条件面がネックで内定辞退を検討している場合は、まずは担当者へ相談してみてください。
企業への交渉次第で、満足のいく条件にしてもらえる可能性もあります

内定承諾後の入社の断り方

やむを得ない事情で、内定承諾後に入社辞退をしなければならない場合の例文です。

[会社名]〇〇様

お世話になっております。□□です。

日頃よりサポートしていただき、誠にありがとうございます。

先日、内定を承諾しました株式会社●●ですが、一身上の都合により入社を辞退させていただきたくご連絡しました。

一度内定を承諾しながら、このようなこととなってしまい、心よりおわび申し上げます。

また、〇〇様にはいつも親身になってサポートをいただきましたこと、改めて感謝いたします。

●●の採用担当者様にも心より申し訳なく思っております旨、お伝えいただけると幸いです。

メールでのご連絡となってしまいましたことをお許しください。

大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

[署名]

内定承諾後だと、企業側は入社準備を進めています。
辞退の意志が固まったら担当者へ早めに連絡しましょう

転職エージェントの断り方5:他社で転職を決めた

転職活動中に複数の転職エージェントに登録していても、最終的に転職先を決めるエージェントは一社のみです。

他のエージェントで内定を得たので退会したいという方は、速やかに伝えましょう。

[会社名]〇〇様

お世話になっております。◻︎◻︎です。

日頃より転職のサポートをいただき、ありがとうございます。

この度、他の転職エージェント経由で内定をいただき、その報告で連絡いたしました。

内定に伴い転職活動を終了するため、退会したいと考えております。

○○様が親身にサポートしてくださったにもかかわらず、貴社経由で転職できなかったことを大変心苦しく感じております。

もしまた転職活動をすることがありましたら、相談させていただければ幸いです。

[署名]

他社で別の求人に応募している場合は、連絡をしないとそのまま選考が進んでしまいます
しっかりと転職活動を終了した旨を伝えるようにしてください。

転職エージェントの断り方は電話? メール?

基本的に転職エージェントに断りを入れる場合は、メールでも電話でも問題ありません

メールなら履歴が残るので、互いの認識違いによるトラブルも回避できます。転職エージェントの担当者はかなりまめにメールチェックをしているので、見落とされる心配はありません。

ただし、面談や面接の直前に断ろうとする場合は、電話で連絡を入れると確実です。

企業に直接送るわけではないので、無理にていねいに書こうと気負う必要もありません。本音がわかりやすく書いてあることの方が大切です。

転職エージェント以外の転職方法

ここまで転職エージェント宛ての断り方のメール文例について紹介してきましたが、もちろん他にも転職活動の方法はあります。

代表的な転職活動の方法は下記のとおりです。

転職サイトに登録する

転職サイトで求人探し

転職活動のファーストステップとして、よく知られているサービスです。希望条件で絞って転職先候補を検索し、自分のペースで転職活動を進められるという利点があります。

▼おすすめの転職サイトについてはこちらの記事をご覧ください

転職サイトのおすすめを紹介しているイラスト
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企業採用ページから直接応募する

転職の返信メールのマナー

企業によっては自社のホームページだけで採用活動をしている場合があります。もし、行きたい企業がある場合は、ホームページをチェックしてみましょう。

ハローワークへ足を運ぶ

ハローワークで相談する求職者

無料で求人が出せるので、小規模企業の求人も見つけやすいです。

特に地域密着型の企業の求人が多い傾向があります。

担当者とは対面でのやり取りが基本となりますので、小まめに通う必要があり、時間に余裕がないと難しい場合もあります。

SNSで採用担当者に接触

特にWebやIT業界の企業は、SNSを利用して採用活動をしているケースがあります

SNSの方が応募のハードルが低いと感じられる方は、気になる会社の採用担当者にコンタクトを取ってみるのもよいでしょう。

ただし、SNSでの投稿もチェックされる可能性があるので、プライべートも含め発言には気をつけましょう。

リファラル採用

リファラル(referral)とは「推薦、紹介」という意味。応募したい企業の社員を通じて、採用担当部署へと紹介してもらう方法です。

もし行きたい企業に知人が勤めていれば、リファラル採用を行っているか聞いてみるのもいいかもしれません。

ただ、知り合いの紹介だからといって必ず就職できるわけではありません。関係性から、内定を断りにくいなどのデメリットもあります

ヘッドハンティングを受ける

キャリアが充実している方向けの転職方法です。企業からヘッドハンティングをしてもらうには、人脈や実績がものをいいます。

待っているだけでは難しく、自分から行動を起こすことが大切です。交流会などに顔を出すようにして、社外にも人脈を広げておきましょう

転職エージェントの断り方のまとめ

転職エージェントとの面談や、担当者から紹介された求人の選考、内定を断る際は速やかに、より本音が伝わるように連絡することが重要です。

断ったとしても、納得のいく理由を担当者に伝えられれば、基本的に問題ありません。
転職で後悔しないためにも、上手に転職エージェントを活用してくださいね。

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