• トップnavigate_next
  • 職務経歴書navigate_next
  • 職務経歴書の職務要約の書き方|転職が多い場合や職種別の例文あり

職務経歴書の職務要約の書き方|転職が多い場合や職種別の例文あり

職務経歴書の冒頭に、職務要約を200~250文字程度でまとめると、採用担当者が応募者の経歴を把握しやすくなります。

特に、社会人経験が長くなると職務経歴書の記載量も増えるため、職務要約は必須といえるでしょう。

そこで、本記事では職務要約の書き方や職種別の例文などをご紹介します。

職務経歴書に職務要約を書く際の4つのポイント

職務要約の書き方のポイント
  1. 約200〜250字程度にまとめる
  2. 業界や業務内容などを入れてイメージしやすい内容を意識
  3. 実績は数字を使って定量的に表現
  4. 応募先に生かせるスキル・経験を優先

職務経歴書の職務要約のポイントを解説します。

◾️職務要約の例文(215文字)

職務要約の例文

1.約200〜250字程度にまとめる

まず、職務要約は約200〜250字程度にまとめましょう

職歴を短時間で理解してもらうために職務要約を入れているので、長くなってしまうのは本末転倒です。

文字数を考慮しながらも、アピールしたい事項は確実にと盛り込みましょう。

2.業界や業務内容などを入れてイメージしやすい内容を意識

職務要約は、業界や具体的な業務内容を補足して採用担当者がイメージしやすいように配慮しましょう。

特に異業界に転職する場合、企業規模に関わらずどのような事業を展開しているのかわからないケースもあります。

業界用語や専門用語は避け、どのような業界・職種でもイメージできるような内容を心掛けましょう。

3.実績は数字を使って定量的に表現

職務要約に盛り込む実績は、数字を使って定量的に伝えます

数字を活用すると、文章で説明するより文字数を短くできる上に、説得力が増し規模感も伝わりやすくなります。

ただし、職務要約は文字数がかぎられているので、数字ばかりを詰め込んでしまうとかえってわかりにくくなってしまうかもしれません。

アピールしたい実績を絞ったうえで、数字を活用しましょう。

4.応募先に生かせるスキル・経験を優先

職務要約に盛り込むスキル・経験は、応募する仕事に生かせるものを優先して記入しましょう。

中途採用の場合は、即戦力となるスキル・経験を重視する傾向があります。

職務要約は、経歴の全体像をすぐに理解してもらうために入れる項目なので、すべての職歴を網羅的に入れる必要はありません。

転職が多い・アルバイトのみの場合の職務要約の例文とポイント

転職回数が多い・アルバイトのみなど、職務要約をどのように書いてよいのかわからないケースもあるでしょう。

それぞれの職務要約の書き方と例文をご紹介します。

職務要約の例文とポイント
  1. 異職種の経験が複数ある場合
  2. 同業種で転職回数が多い場合
  3. アルバイトから正社員へ転職する場合

1.異職種の経験が複数ある場合

大学卒業後、20XX年に○○総合病院に入職し3年間看護師として勤務してきました。

最先端のWebマーケティングを経験したいと考え、キャリアチェンジをするために広告代理店である〇〇に入社し、オウンドメディアの企画進行を3年間担当。

Webマーケティングの経験をさらに積むため株式会社〇〇に入社し、リスティング広告やSNS広告の運用のほか、メディアプランの設計や提案を約〇年間経験しました。

病院勤務の経験を生かし、医療業界のマーケティングを得意としております。

  • 直近の職歴を詳しく書く
  • できるだけ一貫性が出るように配慮する
  • 具体的な経験業務、担当領域などを書く

異業種の経験が複数ある場合は、直近の職歴を中心に書くとよいでしょう。

異業種への転職に疑問をもたれないよう、転職理由や仕事に対する思いに一貫性をもたせることも大切です。

2.同業種で転職回数が多い場合

専門学校卒業後、20XX年に人材サービス会社の営業職に○年間従事しました。

20XX年に人材大手の営業職に転職。担当顧客は、業務請負・人財派遣の企業を中心に、◯社を担当いたしました。

20XX年に人材サービスの株式会社△△に転職し、入社1年で営業リーダーに昇格。

担当顧客の売上規模を3倍以上に拡大した実績を認められ、課長に昇進しました。

その後、営業企画に異動になり、1.5億円規模の大型プロジェクトの企画立案と運営責任者の経験も積み、現在に至ります。

  • 職種を軸にしてキャリアの一貫性を意識
  • 成果は数字でアピールする
  • 営業から管理職に着実にキャリアアップしていることを伝える

同業種での転職が多い場合は、キャリアの一貫性を意識することが大切です。

また、転職を重ねることでスキルアップ・キャリアアップできていることもアピールしましょう。

3.アルバイトから正社員へ転職する場合

大学2年生から食品スーパーの品出し業務のアルバイトをしており、卒業後も継続して勤務しています。

アルバイトとしては最年長の、勤続8年になります。

現在は早朝勤務を中心にフルタイムで勤務しており、接客・販売や在庫管理を任されています。

また、2年前からはバイトリーダーとして、パート・アルバイトスタッフのシフト管理のIT化・効率化を推進しています。

今後は正社員として、組織全体でITを推進している環境で働きたいと考え、転職を希望しております。

  • 応募先に生かせるスキルを伝える
  • アルバイトながら責任ある立場だったことを伝える
  • 転職理由を盛り込み意欲をアピールする

アルバイトのみの場合は応募先で生かせる経験やスキルを中心に書きます。

リーダーシップを発揮した経験など、責任のある仕事を任された経験があれば積極的にアピールしましょう。

【職種別】職務要約の例文とポイント

職種によっても職務要約の書き方に特徴があります。

職種別の職務要約の書き方と例文を紹介します。

【職種別】職務要約の例文とポイント
  1. 事務職の場合
  2. 営業職の場合
  3. 販売職の場合
  4. 経理職の場合
  5. エンジニアの場合
  6. 看護師の場合

1.事務職の場合

20XX年に新卒入社した中堅運送業の株式会社〇〇物流で、総務事務を4年間任されていました。

主たる業務は約300品目を超える用度品・備品類の受発注管理と、総務費の予実算管理システムの運営です。

入社後すぐにExcelとWordのMOS資格を取得し、前任者が作成した手書き資料をすべてデータ化しました。

また、事務部門のメンバー4人で経費削減に取り組み、資料や書類のデータ化によって、備品購入や送料などの経費を前年比で15%減らせました。

  • MOS資格取得を記載
  • 事務は業務範囲が広いため、担当業務を具体的に伝える
  • 定量化できない実績は具体的なエピソードを交える
  • 数値化できる成果は必ずアピールを

事務職の場合は、企業によって業務が異なるため担当した業務を具体的に記載します。

実績の定量化が難しい場合は、具体的なエピソードを交えて書きましょう。

2.営業職の場合

新卒で入社した中堅繊維商社の株式会社〇〇で、3年間営業職に従事していました。

アパレルメーカーや生地メーカー、小売店など〇社担当し、ニーズに沿った素材や生地、加工品などの企画・提案を行っています。

その後、自社工場を構えたことをきっかけに、自社商品の営業担当に異動。

新たな取り組みとして、営業と販促を担当し、マーケティングやPRの一環として自社ブランドのWebサイトと販売ページの作成・実装に携わりました。

Webからのお問いあわせは月間〇件と、当初の計画を20%ほど上回っております。

  • 営業として扱っている商材、顧客を伝える
  • 具体的な営業活動を明らかにする
  • 具体的な売上金額や達成率などを定量的に紹介する

営業職では担当していた扱っている商材、顧客を書きましょう。

なお、営業職は営業成績が大切な評価となるため、売上金額や達成率は定量的に書くとよいでしょう。

3.販売職の場合

20XX年に入社した株式会社〇〇のアパレル業直営店「△△」のショップマスターとして、お客様に接してきました。

マネジメント業務では部下6名のサービス指導を2年半担当し、月間販売ランキングで12店舗中1位4回、2位6回の実績があります。

また、服装専門学校出身で繊維知識や補正技術があるため、その知識を生かして部下の指導に力を入れました。

その結果、顧客の信頼を獲得し、店舗の業績アップにもつながったと自負しています。

  • 役職があれば必ず記載する
  • 目標達成するための戦略を具体的に伝える
  • 具体的な売上金額や達成率など定量的に紹介する

販売職では売上成績や貢献度が重視される傾向があります。

そのため、売上金額や達成率は定量的に書き、達成するための戦略があれば具体的に書きましょう。

4.経理職の場合

前職は建築資材メーカーである株式会社〇〇の経理部で、5年間係長として働いてきました。

主な担当業務は直営工場の収支全般の管理です。

所属従業員約60名の工場長を補佐し、工場の健全運営を経費バランス面や効率面から支えてきました。

また、入社して2~3年目となる若手社員1名の育成と、2名の派遣スタッフの管理も行っています。

専門学校時代に簿記2級を取得したほか、今後は経営面から工場や事業所を俯瞰できるよう、現在中小企業診断士の資格取得に挑戦中です。

  • 経理として力を入れていることを書く
  • 担当範囲や企業規模を役職名や数値を用いて伝える
  • 勉強中の資格があれば書く

経理職では担当した業務を、役職名や数値を交えて伝えるとよいでしょう。

なお、勉強中の資格は記載しておくことで、成長意欲へのアピールポイントにつながります。

5.エンジニアの場合

独立系Slerである株式会社○○システムにて、システムエンジニアとして基盤構築・運用保守プロジェクトを中心に、2年間の実務経験を積みました。

領域の専門性を深めるため、金融ITを専門とする株式会社△△ソリューションに転職し、金融パッケージ商品の開発プロジェクトに1年携わりました。

開発プロジェクトでは、メンバー4名のチームリーダーを担い、進捗管理や品質チェック、および定例の場での進捗報告や障害報告など行っております。

  • 得意分野・担当領域を明記する
  • さまざまな経験やスキルが強みとなるのでアピールする
  • 参加プロジェクトは規模がわかるように伝える
  • 具体的な業務内容を補足するとイメージしやすくなる

エンジニアの場合は、担当領域や得意分野書くことで、採用担当者が仕事のイメージをつかみやすくなります。

参加プロジェクトは規模感が伝わるように数値やエピソードを用いて書くとよいでしょう。

6.看護師の場合

専門学校卒業後、20XX年に○○総合病院に入職し、寄り添う看護について現場で学びました。

学生時代から興味のあった糖尿病を学ぶ機会を得て、専門的な知識・技術習得のために○○区の○○病院に転職しました。

糖尿病に加え緊急入院患者様対応を経験する中で、内科疾患の知識が少ないと実感し、小規模の病院でゼロから学びたいと思い、○○クリニックに転職。

退院調整支援に携わる中で、病院と在宅医療の差異を痛感し、これまで得た学びを在宅の現場で生かしたいと考え、20XX年からは○○株式会社で訪問看護に携わっています。

  • 応募先で生かせる診療科を中心に書く
  • 医療に対する思いやこだわりなどを書く
  • 勤務先の規模がわかるように書く

看護師では、応募先の施設や診療科に生かせる経験を優先して書きます

また、人と関わる仕事であることから医療への思いやこだわりも伝えるようにしましょう。

職務経歴書に職務要約を書く理由

職務経歴書に職務要約を書く理由を解説します。

職務要約の役割とは

職務要約は、職務経歴書の冒頭で概要を伝えるためのものです。

企業の採用担当者は、数多くの応募書類に目を通しています。

最後まで読まないと全体像がわからない職務経歴書では、アピールしたい要素を見落とされてしまうかもしれません。

冒頭に職務要約を書いておくことにより、職歴が多い場合でも採用担当者が人物像を理解しやすくなるでしょう。

職務要約は採用担当者に経歴を端的に伝えるために必要

冒頭に職務要約があれば、採用担当者に対して端的に自分の経歴を伝えられます。

職務要約により採用担当者に興味をもたせることができれば、職務経歴書の本文もしっかりと読んでもらえる可能性があります。

自分の経歴と得意分野、アピールポイントなどを素早く伝えるために、職務経歴書の冒頭には職務要約を設けましょう。

スマホで職務経歴書を作るなら【職務経歴書Web作成ツール】が便利

パソコンやスマホで職務経歴書を作る場合は、簡単に職務経歴書が作成できる職務経歴書Web作成ツールがおすすめ。

株式会社キュービックが開発したミライトーチは、情報を入力していくだけで、履歴書だけではなく職務経歴書も作成することができます。

煩わしい職歴の表作成なども自動で行ってくれるため、とても簡単に職務経歴書の作成ができますよ。

また完成した職務経歴書はPDFでダウンロードもできるため、メールでの添付はもちろん、コンビニ等で印刷するのも便利です。

まとめ

職務要約があれば、採用担当者に短時間のうちに職歴を伝えられます。

職務経歴書の冒頭には職務要約を入れて、これまでの実績や得意分野を端的にアピールしましょう。

share このページをシェアする

関連記事一覧

AI適職診断