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第二新卒のための職務経歴書の書き方|書くことない時に使える例文

第二新卒は職務経歴書に書くことが少ないため、アピール方法に悩んでしまう方もいるようです。

そこで、本記事では第二新卒向けの職務経歴書の書き方と例文について解説します。

採用担当者が職務経歴書で関心をもちやすいポイントも紹介しているので、ポイントを押さえて職務経歴書を作成しましょう。

【項目別】第二新卒向け職務経歴書の書き方

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【項目別】第二新卒向け職務経歴書の書き方
  1. 職務要約
  2. 職務経歴
  3. 生かせる経験やスキル
  4. 自己PR

1.職務要約

職務要約は、採用担当者がすぐに経歴を把握できるように、経歴の要約を最大250文字程度で伝えます

数ヶ月〜半年など短期間で退職した場合も、職務要約を記載した方がわかりやすいでしょう。

職歴ありの例文

 職歴ありのポイント

  1. 具体的な業務内容や実績を簡潔に記載する
  2. 仕事への姿勢やこだわりを書いて人柄を伝える
  3. 実績は数値で書き規模感や説得力を意識

職歴がある場合は、経験のある業務や実績を数値を交えて書くとよいでしょう。

また、工夫した点やこだわりなどを交えると、仕事への姿勢が伝わりやすくなります。

職歴なしの例文

職歴なしのポイント

  1. 職歴がない理由や目的を補足する
  2. アルバイトなど、働いた経験があれば書く
  3. 学びや仕事へのこだわりを伝える

職歴がない場合は、社員にならなかった理由を伝え、働いた経験や応募先に生かせるスキルがあれば記載しましょう。

2.職務経歴

社名と会社概要、在籍期間と具体的な仕事内容をまとめたのが「職務経歴」です。

採用担当者が企業規模や事業内容をイメージしやすいように、社名に続けて事業内容や従業員数、売上や資本金などを会社概要として記載します。

職歴ありの例文

株式会社〇〇
◇事業内容:OA関連機器の販売
◇資本金:30億円 売上高:100億円 従業員数:150名 非上場

期間 業務内容
20XX年X月~20XX年X月 所属:第三営業部

【担当業務】
・担当地域内の既存顧客フォロー
・OA機器関連商品のリプレースなどを提案

・既存顧客との関係強化のためのコミュニケーション

【実績】
・20XX年X月:月間成績で1位を獲得

職歴がある場合は、担当業務や実績をできるだけ数値を交えながら具体的に書くことで、採用担当者が人物像をイメージしやすくなります。

職歴なしの例文

株式会社〇〇
◇事業内容:コンビニエンスストアの運営
◇資本金:3000万円 売上高:1000億円 従業員数:2000名 上場

期間 業務内容
20XX年X月~20XX年X月 【雇用形態】アルバイト
【業務内容】
・接客
・商品管理
・メンバーのシフト管理
・メンバーの育成
【実績】
バイトリーダーに選ばれ、通常業務に加えてメンバーのシフト管理や新人アルバイトの育成等を行った。

職歴がない場合も、アルバイト先の企業規模や事業内容を記載しておきます。

業務内容では、応募先に生かせるアルバイトでの実績や学校での経験を通じて得たことを意識して書きましょう。

3.生かせるスキルや経験

生かせるスキルや経験は職歴の有り無しに関わらず、PCスキルや資格などを具体的に書きましょう

職歴あり・なし共通の例文

PCスキルをどのように表現したらよいかわからない場合は、スキルシートを参考にするのもおすすめです。

4.自己PR

自己PRは、自身の強みや得意分野を通じて成果を出したことや、入社後に貢献できることをアピールする項目です。

職歴がない場合は、アルバイト経験や学生時代に取り組んだことから強みを探しましょう。

職歴あり・なしの場合の自己PR例と、自己PR作成の3つのポイントをご紹介します。

職歴ありの例文

職歴なしの例文

職歴あり・なし共通|自己PRのポイント

第二新卒の方が自己PRを書く際は、下記の3つを意識しましょう。

  1. 大切にしている考え方やこだわりを書く
    自己PRでは、仕事で大切にしている考え方やこだわりを書きます。職務経歴だけでは、人柄までは伝わりきない可能性があるため、自己PRで仕事への姿勢を伝えることで、採用担当者が自社とマッチするかを判断しやすくなるでしょう。
  2. こだわりに基づいた行動を具体的に書く
    自分が大切にしている考え方やこだわりに従って行動したエピソードを交えます。エピソードが具体的であるほど人物像が明確になり、採用担当者が入社後のイメージをもちやすくなるでしょう。
  3. その結果となる成果を書く
    行動の結果、得られた成果を記載します。第二新卒の場合は、ポテンシャルを重視されるケースも多いため、華々しい成果でなくても構いません。「周囲から褒められた」「気づきを得て自分の考え方が変わった」など、ささやかな結果でも書くようにしましょう。

採用担当者が第二新卒に注目しているポイント

企業の採用担当者が第二新卒の職務経歴書で注目しているポイントについて、数多くの方の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験をもつ粟野友樹さんにお伺いしました。

職務経歴書作成時の参考にしましょう。

第二新卒の職務経歴書で注目されていること
  1. 成果を出すために工夫したこと
  2. 親和性の高い知識やスキルがあるか
  3. 転職理由
  4. 学生時代の経験

【前提】実績・経験は重視しないことが多い

大前提として、第二新卒を採用しようとする企業の多くは、実績や実務経験を重視しない傾向があります。

採用担当者は、第二新卒に対してポテンシャルや仕事への向き合い方、募集ポジションへの適性を判断しているからです。

また、社会人経験が短い第二新卒だからこそ入社後になじみやすいという部分にメリットを感じている企業もあるでしょう。

もし、社会人の経験が不足している場合は、学生時代の取り組みやアルバイト経験を職務経歴書に盛り込むようにしましょう。

1.成果を出すために工夫したこと

企業の採用担当者は、第二新卒の職務経歴書において「成果を出すために工夫したこと」を見ています。

成果を出すためのプロセスからは、その人なりの仕事へのこだわりや向き合い方がわかるからです。

成果を出すために工夫したことや周囲との関わり方、そのプロセスで得た気づきなどを、エピソードを交えて伝えましょう。

2.親和性の高い知識やスキルがあるか

募集しているポジションとの「親和性の高い知識やスキルがあるか」も確認しています。

ただし、即戦力となり得る知識やスキルを求めているわけではありません。

また、「好奇心」「素直さ」など、業界・職種を超えてもち運べる「ポータブルスキル」を生かして、入社後に活躍できそうかどうかもチェックしています。

また、同職種または「接客と営業」「営業と営業事務」など、共通点の多い職種経験も評価の対象となる可能性があります。

3.転職理由

第二新卒は、一般的に新卒入社して3年前後で退職した方を指すため、「すぐに辞めてしまうかもしれない」という懸念から、転職理由をチェックされることもあります。

転職のきっかけとなった「退職理由」と、入社企業で実現したい「転職理由」を明らかにしておきましょう。

4.学生時代の経験

学生時代の専攻や留学経験が応募する仕事に生かせれば、強みとなる可能性があります

他にも、第二新卒のポテンシャル採用であれば、下記などは評価の対象になる可能性があるため、経験があれば書いておきましょう。

  • 起業などのビジネス寄りの経験
  • ビジネスプランやデザイン関連のコンテストへの参加・受賞歴
  • 音楽やスポーツなどでの表彰実績

【転職先別】第二新卒が職務経歴書を書く際に意識すべきこと

第二新卒が職務経歴書で意識することを、職種別にまとめました。

【転職先別】が職務経歴書を書く際に意識すること
  1. 事務職を目指す場合
  2. 営業職を目指す場合
  3. サービス・販売職を目指す場合
  4. ITエンジニアを目指す場合

1.事務職を目指す場合

事務職は、安定的に業務を遂行する力とPCスキルが求められます。

ただし、正社員の事務職は応募が集中する傾向があり、職業情報提供サイトjobtagによると一般事務の有効求人倍率は令和4年度で0.33(※)と、3人で1件の求人を取り合っている状況です。

そのため、事務関連の経験やPCスキルがあれば具体的に記載し、貢献できることや熱意をアピールしましょう。

2.営業職を目指す場合

営業職の場合は、特にビジネスマナーとコミュニケーション能力が求められます。

なお、営業職は成果重視で未経験者を歓迎する求人も多いことが、特徴です。

応募する仕事に生かせる経験・スキルが十分でなくても、営業職に必要な行動力、積極性、ヒアリング力などを自己PRでアピールするとよいでしょう。

3.サービス・販売職を目指す場合

サービスや販売職では、老若男女問わずさまざまな人に接するため、コミュニケーション能力やホスピタリティが求められます。

社会人としての実務経験がなくても、学生時代に社会貢献やアルバイトなどを経験している場合は、職務経歴書で積極的にアピールしましょう。

自己PRで相手に対する向き合い方、心構えなどを伝えるという方法もあります。

4.ITエンジニアを目指す場合

ITエンジニアの人材ニーズは非常に高く、若手を求める企業も多いため、経験者採用が追いつかない企業を中心に、未経験の第二新卒が活躍できるチャンスがあります。

専門的なスキル・知識を有しているのが理想的ですが、自社で研修プログラムを用意している企業も多いため、未経験の場合は学習意欲や向上心をアピールしましょう。

第二新卒の職務経歴書に関するよくある質問2つ

第二新卒の職務経歴書に関するよくある質問にお答えします。

第二新卒の職務経歴書に関するよくある質問
  1. そもそも第二新卒とは?
  2. 数ヶ月〜半年などすぐ辞めた場合も経歴として書いてもよい?

Q1.そもそも第二新卒とは?

A1.第二新卒に明確な定義がなく、捉え方は企業によってさまざまです。

厚生労働省が作成した「若年者雇用を取り巻く現状」という資料には、「特に定義がない場合は、学校卒業後、おおむね3年以内の者」と定義されています。

Q2.数ヶ月〜半年などすぐ辞めた場合も経歴として書いてもよい?

A2.数ヶ月〜半年など、企業をすぐに辞めた場合も立派な経歴のため、省かずに書きましょう。

職務経歴書に書かないと空白期間ができてしまううえに、経歴を正しく伝えていないことになってしまいます。

短いと感じる職歴でも、すべて職務経歴書に記載しましょう。

スマホで職務経歴書を作るなら【職務経歴書Web作成ツール】が便利

パソコンやスマホで職務経歴書を作る場合は、簡単に職務経歴書が作成できる職務経歴書Web作成ツールがおすすめ。

株式会社キュービックが開発したミライトーチは、情報を入力していくだけで、履歴書だけではなく職務経歴書も作成することができます。

煩わしい職歴の表作成なども自動で行ってくれるため、とても簡単に職務経歴書の作成ができますよ。

また完成した職務経歴書はPDFでダウンロードもできるため、メールでの添付はもちろん、コンビニ等で印刷するのも便利です。

まとめ

第二新卒の場合、職歴が短いので職務経歴書の作成に戸惑ってしまう方もいるかもしれません。

書き方のポイントや例文を参考にして、自分らしさが伝わる職務経歴書を目指しましょう。

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