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履歴書に記載する異動歴の書き方|職歴の例文8つを紹介

履歴書の職歴欄に異動や出向、転籍などの経歴を記載する際、どこまで書けばいいのか迷ってしまう方もいるようです。

今回は、履歴書への異動歴の書き方を、8つのケース別に例文とあわせてご紹介します。

基本的に、履歴書にはすべての異動歴を書く

異動した経歴は、基本的にすべて履歴書に記載します。

「異動」に含まれる用語や異動歴が多い場合の書き方について解説します。

履歴書に書くべき「異動歴」とは?

所属組織や役職、勤務地が変わることを異動と呼びます

異動に含まれる用語を一覧にしました。

名称 内容
転勤 異動によって勤務地が変わること
出向 在籍企業は変わらず、出向先企業に異動すること
転籍 在籍企業を退職し、出向先企業に籍を移すこと
昇進・降職(降格) 地位や肩書が上がる/下がること
昇格・降格 職能資格制度の等級が上がる/下がること

書かなくてもよい異動はある?

異動歴は基本的にすべて履歴書に記載しますが、異動歴が多すぎて書ききれない、転職回数が多いように見えてしまう、という場合は書き方を工夫しましょう。

例えば、所属組織や役職、勤務地に大きな変化がない異動を省くか、職務経歴書で詳しく記載するという方法があります。

履歴書の異動歴に関する職歴の書き方【8つのケース別例文】

履歴書の異動歴に関する職歴の書き方を、8つのケース別に具体的な例文でご紹介します。

【8つのケース別】異動歴の書き方例
  1. 部署異動の書き方
  2. 店舗異動の書き方
  3. 役職が変わったときの異動歴の書き方
  4. 出向の書き方
  5. 転籍したときの書き方
  6. 親会社から子会社に異動したときの書き方
  7. 吸収合併の書き方
  8. 異動が多い場合の書き方

1.部署異動の書き方

xxxx x 〇〇株式会社入社 ソリューション営業部に配属 新規顧客開拓に従事
xxxx x 総務部に異動 社員の勤怠管理と新人教育に従事

部署異動の場合は、部署名のみで社名は不要です。

スペースに余裕があれば、簡単な業務内容も記載しておくとわかりやすくなります。

2.店舗異動の書き方

xxxx x 〇株式会社××に入社 店長として札幌支店に配属
xxxx x 浜松支店に異動

部署異動と同様に、店舗異動の場合も配属された店舗名のみで社名は不要です。

店舗異動で業務内容も変わった場合は、簡単に業務内容を記載しておきましょう。

3.役職が変わったときの異動歴の書き方

役職が変わった場合の異動歴の書き方と、昇進・昇格の違いを解説します。

書き方

xxxx x 株式会社××に入社 〇〇部〇〇課に配属
xxxx x 〇〇部〇〇課 課長に昇進

昇進して役職名が変わった場合は、部署名と役職名を記載します。

独自の役職の場合は、「エグゼクティブマネジャー(部長クラス)」など、カッコ書きで補足しておきましょう。

昇進と昇格の違い

地位や肩書が上がることを昇進と呼ぶのに対して、職能資格制度を設けている企業で等級が上がることを昇格と呼びます

例えば、リーダーから課長、課長から部長になるなどの場合は昇進、○○2級から○○1級など、社内で定められた等級が上がる場合は昇格です。

履歴書や職務経歴書に書けるのは基本的に「昇進」のみとなります。

4.出向の書き方

xxxx x 株式会社××に入社 〇〇部〇〇課に配属
xxxx x 株式会社××システムズに出向 第2開発部にてインフラ構築を行う
xxxx x 株式会社××に帰任 〇〇部〇〇課に配属

出向の場合は、出向先の企業名と部署名を記載します。

帰任したのであれば、社名とともに帰任後の部署名も記載しましょう。

5.転籍したときの書き方

xxxx x 株式会社××に入社 〇〇部〇〇課に配属
xxxx x 分社化により株式会社××システムズに転籍 第2開発部にてインフラ構築を行う

転籍した場合は、転籍後の社名や部署名を記載します。

転籍の理由も補足しておくと、背景をイメージしやすくなるでしょう。

6.親会社から子会社に異動したときの書き方

xxxx x 株式会社××に入社 〇〇部〇〇課に配属
xxxx x 子会社である株式会社××サービスに異動 販売職に従事

親会社から子会社に異動した場合は、転職と混同されないように子会社やグループ会社であることを記載しておきましょう。

7.吸収合併の書き方

xxxx x 株式会社××に入社 〇〇部〇〇課に配属
xxxx x 株式会社△△△に吸収合併 〇〇部〇〇課にて新規営業に従事

所属している企業で吸収合併があった場合は、社名と部署名を記載し、吸収合併であることを明記します。

社名が変わらない場合は、吸収合併によって異動が生じたことを補足しておきましょう。

8.異動歴が多い場合の書き方

xxxx x 株式会社△△△に入社 群馬営業所に配属
xxxx x 新潟営業所を含め北陸エリアで3カ所の営業所を異動
xxxx x 関西支社 第一営業グループに異動
xxxx x 東京本社 第三営業グループに異動

異動歴が多く履歴書の職歴欄に書ききれない場合は、業務内容が変わらない異動歴を省略するという方法があります。

職務経歴書に詳細な異動歴を記載してもいいでしょう。

【注意点】異動と配属などの用語を間違えない

入社後に所属した部署に対しては配属を使うのに対して、配属された部署から別の部署に移ることは異動と呼びます。間違えないように気をつけましょう。

異動経験で得た強みを履歴書でアピールする方法は?

履歴書や職務経歴書で異動経験から得た強みを上手に伝える場合は、自己PRや志望動機を活用しましょう。アピール方法を解説します。

環境適応力をアピール

異動して職場環境・業務内容などが変わっても、柔軟に対応し成果を出した、周囲とのコミュニケーションの取り方を工夫したエピソードがあれば、「環境適応力」や「柔軟性」をアピールしましょう。

採用担当者は、入社者の早期離職を避けたいと考えています。

入社後もすぐに新しい環境になじみ、変化を乗り越えられる適応力があることを伝えると効果的です。

幅広い経験とスキルをアピール

複数の部署に異動したり、昇進したりした場合は、幅広い経験・スキルをアピールできます。

履歴書の職歴欄に、具体的にどのような業務や役割を担っていたのかを補足しておきましょう。

能力・経験の詳細は職務経歴書で伝える

履歴書の職歴欄はスペースが限られているので、職務経歴書に異動ごとの業務内容や役割、発揮したスキルなどを箇条書きで記載するのも有効です。

履歴書に異動歴が書ききれなかった場合も、職務経歴書を活用することで網羅的にアピールできるでしょう。

履歴書の異動歴に関する3つの質問

履歴書の異動歴の書き方に関するよくある疑問にお答えします。

履歴書の異動歴に関するよくある質問
  1. 履歴書に異動歴を記載する理由は?
  2. 書きたくない異動歴がある場合は?
  3. 異動先での業務内容が同じだった場合も書くべき?

Q1.履歴書に異動歴を記載する理由は?

A1.異動によって複数の部署や業務経験があることを伝えるためです。

異動の内容によっては、大きく環境や業務内容が変わることもあるでしょう。

異動を含めた経歴を履歴書や職務経歴書で伝えることによって、採用担当者の人物理解が深まります。

Q2.書きたくない異動歴がある場合は?

A2.原則として職歴はすべて記載しなければなりません。

書きたくない異動歴も、隠さずに記載しましょう。

Q3.異動先での業務内容が同じだった場合も書くべき?

A3.複数の職場に異動し業務内容が同じだった場合は下記のように1行にまとめて記載してもいいでしょう。

<例>

  • 「販売職として○○県A店、B店、C店に勤務」
  • 「○○営業所、△△営業所、□□営業所にて営業に従事」

まとめ

異動歴は履歴書にすべて記載しますが、企業によっては人事異動が多く履歴書に書ききれない場合もあるかもしれません。

業務内容が変わらない場合は1行にまとめる、職務経歴書で詳しく記載するなどの工夫をして、経歴をわかりやすく伝えましょう。

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