1.40代薬剤師の悩みや不満あるある|みんなはどう思ってるの?
何歳になっても「転職したい」と思い悩んでしまうのは仕方のないことです。20代でも40代でも、年齢は違えども仕事や日々の生活の中でいろいろな悩みを抱えています。
むしろ何も悩みがない方のほうが少ないでしょう。では一体、40代の薬剤師はどのような悩みを抱えて転職したいと考え始めるようになるのでしょうか。40代の薬剤師だからこそ抱えている悩みについて見ていきましょう。
同世代の年収より低いのが辛い(同窓会で年収を聞かれて恥ずかしい)
40代ともなると気になってくるのが周りの年収と自分の年収との差。同窓会で久々に会った友人の年収を聞いて開いた口が塞がらないなんてことも時たま起こります。
ついつい自分に嘘をついて多めに見積もった年収を口走ってしまうハメに。恥をかくか嘘をつくか、本音はどちらも避けたいところですが現実には逆らえません。
製薬企業や病院、調剤薬局など勤務先によって年収が異なるのは分かりますが、この年齢になると同じ職種だったとしても年収に大きな開きが出てきます。
それはなぜでしょうか。簡単に言ってしまえば出世している人としていない人との差が出てきてしまうからです。
もちろん出世するかどうかは本人の能力によるところもあります。でも、一概にそうは言えないんですよね。何年も何年も管理薬剤師になれなかった人もいれば入社して数年後にはすんなりなってしまった人もいます。
何十年働いても年収があまり上がらなかった人もいればあっという間に年収アップしてしまう人もいます。薬剤師の出世って意外とタイミングが大事なのです。
年収の背景にどんな事情があったとしても結局は数字がすべて。このまま同年代の薬剤師よりも低い年収のままでいくか、転職して年収アップを目指すかが非常に悩みどころです。
50代を過ぎると平均年収は下がっていく傾向があります。そのため40代の薬剤師は、自分の年収を恥じらいなく言えるようになるためにここで一発、転職して年収を上げようと考えます。
いつも同じ業務、環境でスキルアップができない
1つの職場にこだわって長年勤め上げることは思っているよりも難しいことです。働き始めてすぐのころは覚えることが山のようにあり、毎日がきっと勉強に追われていたことでしょう。
どんなに学んでも学びきれないほどの情報や知識を吸収するのに精一杯。何年もがむしゃらに薬剤師の資格に磨きをかけていきます。
ところが、そんな新鮮な毎日も同じ職場で何年も働き続けていると少しずつなくなっていきます。これ以上勉強することがないなんて思うわけではないのですが、どうも今の状況では自分のスキルアップに限界を感じてしまうのです。
それに毎日同じ業務をしていてはやはり飽きてしまいます。何と言うか、毎日の仕事に刺激がなくなってしまうんですね。
定年まであと20年近くもこのまま同じ仕事を続けられるか?そう考えたときに「うん、まだまだ頑張れる。」と思えるでしょうか。
なかなか厳しいですよね。マンネリ化した仕事を続けて刺激のない生活を送るよりは、転職して新しい知識を吸収していきたいと思う薬剤師の方が多いです。
もっと他の科目の処方箋も扱いたい、まだ持っていない認定薬剤師や専門薬剤師の資格を取得するために今よりももっと勉強できる環境で働きたい。
こんな風に40代の薬剤師はこれからどうすればスキルアップできるのかということを悩んでいる方が多いです。
夜勤多すぎて辛い
仕事内容で1番体力を削がれるのは間違いなく夜勤です。夜勤と聞くと病院の当直をイメージしますね。ほとんどの病院で当直はたったの1人でこなさないといけません。
どんなにイレギュラーなことがあっても誰にも聞けない状況はかなりの不安を伴います。新人のころは当直の当番がやってくるたびにドキドキしていたのが良い思い出ではないでしょうか。今ではそんなドキドキよりも当直による疲れの方が身に染みる年齢となってしまいました。
当直が終わって半日後には遅番として出勤しなきゃいけない、なんてところもあります。多くの場合は当直の次の日は休みです。でも名目上は休みになっているものの実際は寝るだけで何もできずに休みは終わってしまうんですよね。
あまりにも当直が多いと何だか休みが減っているようで損している気持ちになります。寝て起きたら次の日は仕事ですからね。休んだ気にもなりませんし、疲れも取れません。
当直後のスタッフは口には出さないものの顔を見れば一発で分かるほど疲れが出ています。若い子でも疲れを隠しきれていないのに40代の自分が隠せるわけもありません。ひたすら疲れを誤魔化しながら働かないといけません。
ドラッグストアでも夜勤があることがあります。24時間店舗のように営業時間が長い店舗だと時おり夜勤が回ってくるんですよね。
病院のように仮眠室があるわけでもなく、昼時と同じように働きます。ドラッグストアは力仕事も多くただでさえ疲労がたまるのに夜勤が混ざってくるとあっという間に疲労MAX。残業代とか深夜手当とかはいらないから夜勤をなくしてくれと心の中で思うものです。
6年制の新人薬剤師がどんなことを学んできたか気になる
4年制大学を何十年も前に卒業した薬剤師にとって、6年制薬学部卒の新人薬剤師は非常に興味のある存在です。2006年から薬学部は6年制へと変わりました。
日本の薬剤師の質は先進国の中では遅れていると言われています。その遅れを取り戻し、薬剤師の質を高めるために従来の4年制から6年制へと変更したのです。
2年プラスになったことで4年生から5年生に上がるときのCBT試験、約半年に及ぶ調剤実習と病院実習が必須となりました。一人前の薬剤師として社会に出る前に、半年もの期間現場に出て実習を経験しています。
6年制の薬学部を卒業した当の本人たちは何も気にしていないのですが、何十年も前に4年制大学を卒業したこちらとしては6年制薬剤師の実態が非常に気になります。
自分たちが知らないことを当たり前のように知っているのではないか、もういい年なの6年制卒の新人と比べ物にならないほど知識に差があるのではないか。いらない心配と言われればそうですが気になるものは気になります。
そんな6年制卒の薬剤師に仕事で触れたことがない方もいるでしょう。自分が4年制というだけで何だか今の薬剤師よりも劣っているような気になることも。
実際に現場では「僕、4年制卒なんであんまりアテにしないでください。」とかなり低姿勢になっている薬剤師がたくさんいます。
4年制の薬剤師しか知らないまま仕事を続けていることへの不安、6年制薬剤師への興味。40代の薬剤師はこんなことを気にしているのです。
今更だけどやっぱり調剤をしてみたい
今の今まで製薬会社やOTC専門のドラッグストアで働いていた薬剤師に良くある悩み。それが「調剤をやっておいた方が良いのかな?」というものです。
調剤経験がゼロのまま40代まで働き続ける方って意外と多いんですね。いつかは調剤をしてみようと思いながらも気づけば何年も経っていたなんてこと、ないでしょうか。
調剤をするなら今が最後のチャンスかもしれない、これ以上先延ばしにすると本当にもうダメかもしれない。いや、今でも十分に遅いんじゃないだろうか。調剤経験がない薬剤師はこのような葛藤を心の中で繰り広げていることが多々あります。




