薬剤師が在宅医療を行う場合に必要な手続きと点数

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在宅医療を実施している薬局に勤務する場合、薬剤師はどのように在宅医療に関わることができるのでしょうか。在宅医療を始めるときに必要な準備や、在宅医療での注意点についてご説明いたします。
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1.ふつうの薬剤師が在宅医療を開始する場合に必要なことは?

在宅医療を実施している薬局に勤務しても、自動的に在宅医療を開始できるわけではありません。在宅医療を行う薬剤師としての届出がまず必要となるのです。必要な届出は次の通りです。

在宅患者訪問薬剤管理指導に関わる届出

薬局がある地方の厚生局に提出します。訪問医療薬剤師としての登録です。

介護給付費の請求及び受領に関する届出

調剤薬局や保険薬局で調剤業務だけに関わっているとしても、訪問看護を行うと薬代や調剤報酬を薬剤師自身が請求し受取らなくてはなりません。介護保険・医療保険と金銭授受に関わる届出を行います。国保連合会の介護保険課に提出します。

居宅療養管理指導・介護予防居宅療養管理指導事業所の指定にかかる記載事項

自宅療養患者の医的指導を行うことや、薬局からその許可を得ていることを示す届出です。都道府県の介護保険課に提出します。

生活保護法指定介護機関指定申請書

生活保護対象者の患者宅を訪問する許可を申請します。各都道府県の介護保険課に提出します。

また、薬局に提出する書類には次のものがあります。

患者から得た情報に基づいた報告書

当該患者を訪問指導して得た情報をまとめます。「訪問薬剤管理指導記録簿」を別個に作成するか、薬歴に記録を付けるか選択し、「医師への報告書」、医療保険の点数説明を記した「患者への在宅患者訪問薬剤管理指導の説明」も報告します。

計画書と領収書

「薬学的管理指導計画書」を月に一回以上見直して提出し、「居宅療養管理指導サービス後の領収書」も月に一度は細部を見直して提出します。

2.薬剤師が在宅医療で注意すべき点は?

訪問看護の依頼を受けたら、まずいつ訪問するかの約束を取りつけます。約束の日時に、処方せんに基づく調剤を行い、対象患者の自宅へ向かいます。身分証もしくは名刺、記録簿や契約書・領収書、お釣りに必要な小銭を準備しておきます。

3.在宅医療での点数は?

医療保険で計算する場合と介護保険で計算する場合で点数や診療報酬が変わってきます。医療保険の場合は「在宅患者訪問薬剤管理指導料」を請求し、介護保険の場合は「居宅療養管理指導料」を請求します。どちらも同一建物居住者への点数は、同一建物居住者以外の利用者への点数より低くなっています。また、がん末期患者などに麻薬を使用する場合は麻薬管理指導加算します。

定期的な訪問ではなく緊急に往診した場合は、「在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料」を加算します。それ以外にもケアマネージャーや看護師等と共同で治療計画を話し合う場合は「在宅患者緊急時等共同指導料」を加算します。その上で、調剤報酬と薬剤料を加えて実費請求額を算定します。

4.薬剤師が在宅医療を扱う薬局に転職するには?

在宅医療を実施している薬局に勤務することが必要となります。現在、日本には在宅医療を実施している薬局は10,000店舗程度と言われ、薬局全体から見ると非常に少ないのが現状です。勤務可能な地域に在宅医療を実施する薬局があるのか探すだけでも、困難になってくるでしょう。

転職情報サイトを活用する

そのような場合は、薬剤師専門の転職情報サイトを活用することができます。薬剤師が求められている職場を豊富に案内してくれるだけでなく、「在宅医療を行っているか」などの条件付きの案件検索も行えるのです。今後も需要が増えると予想される在宅医療に興味を持つなら、まずは薬剤師専門転職サイトを覗いてみるのはいかがでしょうか。

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