看護師が転職に失敗しない履歴書の書き方!志望動機の例文付き

看護師転職の履歴書
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「履歴書の書きかた間違ってないかな?」

「職歴は全部書かないとだめなの?」

「志望動機はどう書けばいいの?」

履歴書は転職活動を進めるうえで欠かせない応募書類です。これまでの学歴や経歴を証明し、自分をアピールするための書類です。しかし、いざ履歴書を書こうとすると書きかたがわからない部分や自信がない点があります。

この記事では履歴書作成時の基本的なマナーや注意点、履歴書のどこが見られているのかなど、採用担当者やキャリアアドバイザーのアドバイスとともに紹介します。転職意欲や熱意が伝わる志望動機の書きかたや例文も紹介します。

おすすめの看護師転職サイト3選
順位 転職サイト名 総合満足度
1 看護roo!
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4.66
2 看護のお仕事
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4.40
3 マイナビ看護師
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4.36

看護師の履歴書作成の5つの基本マナー

履歴書は、基本のルールやマナーに沿って作成することで、一般常識があるきちんとした人であることを伝える一つの手段になります。

たくさんの履歴書を見ている採用担当者には、丁寧に作成された履歴書かどうかは一目でわかります。

書類選考を通過するためには、基本のマナーを抑え、採用担当者に会ってみたいと思ってもらえるような、熱意や意欲が伝わる履歴書を丁寧に作成する必要があります。

まず初めに抑えておきたい履歴書作成の基本のマナーを紹介します。

1.看護師の履歴書は手書きでもパソコンでも可

一般企業への転職の場合は手書きを強要しない流れになっていますし、合否に直結するわけではないので履歴書は手書きでもパソコンで作成してもどちらでも構いません。見やすい履歴書を作成することを心がけてください。

体制が古い病院なら、手書きで綺麗な字で書いた方が印象は良い傾向にあると思いますが、そうでなければ、今時はパソコンが無難かと思います。(企業の訪問看護部門採用担当・男性)

本来なら手書きですが、見やすさを考えるとパソコンでも良いと思います。(200床の2次救急総務課長・男性)

見やすければどちらでも可です。作成の工程よりも、内容を見たいので。(美容クリニック看護師副主任)

手書きでもパソコンでも、丁寧に書いたものか適当に書いたものかということは、見ただけでわかります。(看護師長・女性)

字がきれいな人は、採用側が見たとき印象が良くなるので手書きがおすすめです。(人材紹介会社キャリアコンサルタント・男性)

医療機関や施設では、まだ手書きの履歴書を好む傾向があるため、気になる場合は、応募先に問い合わせても問題ありません。転職サイトを利用している方は、担当のキャリアアドバイザーが応募先の好みをよく知っているので、どちらで作成すればいいか確認しましょう。

ご自分で選んだ言葉が、手書きの方が伝わってきます。また字からも人柄を見ることができます。決して綺麗な字を書けることが重要ではありません。(クリニック看護師長・女性)

手書きの方が手間がかかるので、採用されたいという気持ちの表れを感じるので手書きのほうがいいですね。(デイサービス管理者・男性)

手書きの履歴書以外は受け付けないような、「古い考えの職場はこっちからお断り」という考えもありですが、経験年数や転職回数など不安要素がある方にはおすすめできません。指定がある場合は指示に従いましょう。

手書きの場合、記入は黒のボールペンを使用します。水性ボールペンは水に濡れるとにじんでしまうため使用しないようにしましょう。フリクションペン(消せるボールペン)も、摩擦熱などで消えてしまうことがあるため履歴書作成では使用しません。

意外と多いのですが、フリクション(消えるボールペン)で応募書類を記入してくる方もいます。フリクションやシャープペン、鉛筆等で記載された履歴書を見ると、社会常識が無い方なのではという印象を受けてしまいます。(介護施設採用担当者・男性)

2.できるだけ空欄を作らないようにする

項目をすべて埋められているかどうか確認します。職歴、資格・免許、備考欄など記入することがない場合でも、白紙ではなく「なし」と記入してくれている方が、この仕事に対しての意欲を感じます。(訪問看護ステーション採用担当・女性)

必要のないことまで書いておられる人もいらっしゃいますが、それでも白紙のスペースがある人よりは熱意を感じ好印象です。(介護事業所採用担当者・女性)

履歴書に空欄があると丁寧に作成していないように見えてしまいます。全項目が空欄なくしっかりと書かれているほうが意欲が感じられます。

市販の履歴書は記入箇所の大きさも項目も少しづつ違います。必要な項目が含まれていて書きやすいものを選ぶと空欄ができずいいですね。志望動機欄が小さすぎると内容が浅くなってしまうので注意が必要です。

履歴書に押印欄がある場合は印鑑を押す必要がありますが、今は押印欄がないものが主流です。応募先から押印指示がなければ押印欄のないものを選びましょう。押印するときはスタンプ式の(朱肉が要らない)印鑑はNGです。

履歴書はA4サイズ(見開きA3サイズ)のものを使用すると職務経歴書や添え状と同じサイズになり統一感が出ます。特に指定がない場合は、A4・B5どちらのサイズでもOKです。

3.丁寧に作成する

採用担当者は、経歴や志望動機と同じぐらい、履歴書が丁寧に作成されたものかどうかを見ています。今までに何人もの履歴書を見てきた採用担当者には急いでとりあえず作成したものか、丁寧に作成されたものかは一目でわかってしまいます。

ただ機械的に項目を埋めるのではなく、読む相手がいるということをしっかり意識して、ゆっくり時間をとって汚さないように丁寧に作成しましょう。

相手の立場で考えられるかどうかは看護師に求められる資質の一つです。

折り目が美しいか、写真貼付が歪んでいないかなど全体の様子を確認します。急いで履歴書作成したと感じる履歴書は応募者がガサツな印象を受けますね。

手書きでもパソコンでも、丁寧に書いたものか適当に書いたものかどうかということは、読む側は見ただけでわかります。同じ内容でも、見やすく読みやすいというだけで印象は10倍良くなります。

パソコンにしろ、手書きにしろ、読む立場のことを考えて見やすく書けているかをまずチェックします。履歴書には物事に向き合う丁寧さ、真面目さ、人となりが表れるような気がします。(急性期病院採用担当・女性)

履歴書を雑に扱う人は、仕事も雑なことが多く、患者さんに対してもスタッフに対しても誠実でないことが多いです。(訪問看護ステーション採用担当・女性)

書き間違えた場合は、修正テープや修正液を使用したり、二重線で消したりせず、面倒でも最初から書き直します。

修正テープや二重線で修正することは間違いではありませんが、採用担当者の受け取り方も様々です。

修正されている履歴書よりも不備がない履歴書の方が印象がいいのは明らかですし、マイナスになりそうなポイントは極力なくしておくほうがいいですね。

4.応募先の敬称を間違えない

履歴書作成時に悩むのが医療機関の敬称ですね。書き言葉と話し言葉では違うので間違えないようにしましょう。

応募先 履歴書 面接
企業 貴社 御社
病院・医院 貴院・貴医院 御院・御医院
施設 貴施設 御施設
医療法人 貴法人 御法人

履歴書に書く場合、企業の敬称は「貴社」ですが、病院は「貴院」、介護施設は「貴施設」です。厳密には、医療法人の場合は「貴法人」運営母体が企業の場合は「貴社」になります。

面接時は話し言葉になるので、企業は「御社」、病院は「御院」、介護施設は「御施設」です。

5.誤字・脱字のチェックを怠らない

書き終わった後は、必ず誤字や脱字をチェックしておきましょう。履歴書は早めに作成して確認する時間をとれるようにします。

誤字や脱字が多いと、確認が不十分で仕事が雑な人という印象を与えてしまいます。応募先によりますが、看護師の仕事をする上ではマイナス要素になりかねません。

誤字脱字があると、作成したものを見直し修正する時間もないと判断されるので、転職に対する本気度を感じられないようですね。(看護師人材紹介会社で医療機関の営業を担当)

誤字脱字が多い方や文字があまりにも殴り書きだと落とします。採用後もそのような字だと困るからです。しかしそのような人はあまりいないです。字が下手でも、丁寧に書こうと心掛けていることがわかれば問題ないです。(介護事業所採用担当・男性)

看護師の履歴書の書きかた

看護師の履歴書の書きかた

では、履歴書の各項目の書き方について説明していきます。

1.履歴書の基本情報の書きかた

履歴書は、和暦でも西暦でも問題ありませんが、混在しないように、和歴・西暦どちらかに統一します。

パソコンで作成するときは文字のフォントや大きさを統一します。見やすいように太字にしたり記入欄に合わせて文字を小さくしたりしてもよいですが、全体のバランスを見て調整しましょう。

履歴書の書きかた
項目 詳細
日付 記入日ではなく提出日を記入
郵送の場合は投函日を記入
ふりがな ふりがな:ひらがなで記入
フリガナ:カタカナで記入
生年月日 和暦は年号を省略しない
年齢 日付に記入した日を基準にする
満年齢を記入
住所 都道府県からマンション名まで省略せず記入
基本は住民票のある住所を記入
内定の書類などが受け取れる住所を記入することもある
連絡先 固定電話がなければ携帯のみで可
メールアドレスはわかりやすく記入
(「oと0」「-と_」など)
写真 3か月以内に撮影したものを使用
証明写真・写真スタジオで撮影
スマホの自撮り・プリクラはNG
裏面に名前を記入しておく
面接時またはそれに近い服装
髪はまとめる

2.学歴

履歴書の学歴の書き方

高校卒業以降の入学と卒業の年月を記入します。学校名は省略せず「○○県立○○高等学校普通科」と正式名称を記載します。予備校や語学学校などは学歴には含まれないので記入しません。

専門学校や大学、大学院の場合は学部や学科、専攻なども記載します。途中で退学した場合には退学したことと、その理由も簡単に書きます。休学した場合も同じです。

年・月の欄に「年」「月」と書く必要はありません。

3.職歴

履歴書の職歴の書き方

職歴は、学歴を記入した後、1行開けて職歴と書き、次の行から現在までの職歴を全て記入します。アルバイトは記入不要です。詳しい業務内容は職務経歴書に記入するので、職歴では記入不要です。

勤務経験がある病院名や企業名を正式名称で記入します。医療機関の場合は法人名を忘れがちなのできちんと確認して正式名称を記入します。漢字の確認も怠らないようにしましょう。

「○○法人○○会○○総合病院外科病棟」など所属していた部署や診療科も記入し、部署異動や法人内の異動があった場合も記入します。

医療機関や施設は「入職・退職」

医療機関や施設の場合は「入職・退職」または、「勤務・退職」という表現を使います。企業の場合「入社・退社」でも間違いではありませんが、終業後の退社と混同しやすいため「入社・退職」とすることをおすすめします。

退職した場合は「一身上の都合により退職」「契約期間満了のため退職」といった簡潔な文言で退職理由を説明します。詳細な理由を記載する必要はありません。

在職中の場合は「現在に至る」または「在職中」と記入します。最終行の右端には「以上」と記入することを忘れないようにしましょう。

職歴はすべて記入する

転職回数が多い場合や勤続年数が短く2~3か月で退職した場合も、隠さずすべて記入します。事実と違う経歴を記載しても社会保険の加入状況などからわかってしまい、入職後のトラブルのもとになります。

医療業界は意外と狭い業界です。特に看護師の場合は、共通の知人が同じ職場に存在することも多いです。経験やスキルなども誇張して伝えると、新しい職場で信用を得ることが難しくなるので注意しましょう。

隠すよりも面接で聞かれたときに事情を説明し、至らない点があったと自分の非を認めたうえで前向きに頑張りたい旨を伝えるほうが好印象です。

職歴が多い場合は、職歴欄がたくさんある履歴書を使用します。書ききれない場合は、「職歴」とだけ書いて、「詳細は別紙をご参照ください」として別紙で作成しても問題ありません。見やすさを考えて同じ形式で作成しておきましょう。

即戦力を探していますので、職歴からどのような仕事をしてきたのかは必ず見ます。また現役から看護師になったのか、それとも社会人からなったのかなども見ます。訪問看護では、社会人を経験している方が即戦力として良いからです。(訪問看護ステーション採用担当・女性)

職歴を最も重視してみています。どの分野に得手、不得手があるのかを、まず、履歴書から判断します。転職回数が多ければ、面接でその理由を確認します。(介護事業所採用担当・女性)

職歴から今までどのような勤務経験(病院なのか介護系なのか)があるのか見ています。転職回数が多くても、なぜ辞めるに至ったのかの理由を面接で確認します。退職した理由に正当性があるのであれば採用になるが、人間関係や会社批判を言う人は続かない可能性があるので重要視します。(介護事業所採用担当・男性)

職歴欄は重視します。今までの経歴からどのくらいで転職しているかを見ます。明らかに短い期間に退職している志望者に面接で質問する用意もします。(総合病院採用担当・男性)

4.免許・資格

履歴書の免許・資格の書きかた
免許・資格 正式名称
正看護師 看護師免許
准看護師 准看護師免許
助産師 助産師免許
保健師 保健師免許
自動車免許 普通自動車第一種運転免許
普通自動車第一種運転免許(AT限定)

取得した年月が古い順に、省略せずに正式名称で記載します。仕事に役立ちそうな資格は記入します。免許や資格名の後は1文字あけて、「取得」と記載します。

運転免許を持っていれば記載します。オートマチック車限定の場合は「(AT限定)」と運転免許名の後ろに記載します。

看護師免許取得日は、看護師免許に記載されている取得日を記入します。取得見込みの場合は、「○○年○月看護師免許取得見込み」とします。

専門看護師や認定看護師など、分類がある資格は分類も記入します。資格の名称が変わった場合は、取得時の名称を記入します。

受講後に認定証が発行されるBLSプロバイダーコースなどを受講した場合も記入します。この場合は、「取得」ではなく「修了」または「受講」と記入します。

あまり仕事に関係がない資格は、この項目では書かずに趣味・特技欄に記入します。

意外な資格を持っていたりすると面接の際の質問のネタになります。また、資格から配置を考えるヒントにもなるからです。(総合病院主任・男性)

5.本人希望欄・通勤時間・家族構成

履歴書の本人希望の書き方

本人希望欄には勤務したい部署や業務内容に関する希望を書きます。待遇については具体的なことは書かず、面接で伝える方がいいでしょう。送迎や通院などの事情も別途面接で伝えるようにしましょう。

特別に希望がない場合は空欄にせず「貴院の規定に従います。」と書きます。

通勤時間は意外と見ている採用担当者が多い部分です。通勤手段と所要時間を記載します。通勤が負担にならないかどうかを確認したい採用側にとっては重要な項目ですから必ず記載しておきましょう。

一緒に仕事をする上で、通勤にどれぐらい時間がかかるかは把握しておきたいです。残業になった際などに安全に帰宅してもらえる範囲なのかは大切な項目だと思います。(急性期病院採用担当・女性)

医療機関や施設側のデータでは、家が遠くなればなるほど早期離職する人が多いようです。そのため、通勤が負担にならない距離に住んでいる方を好む職場が多かったですね。(元大手転職サイトキャリアアドバイザー・男性)

居住している住所も見ます。デイサービス系は資金に余力がない為、交通費もできるだけ抑えたいので施設から遠くない場所に住んでいるかは重要なポイントです。(介護事業所採用担当・男性)

家族構成や子どもの有無、年齢も業務に影響がある部分なので必ず記載しておきましょう。

小さいお子さんなどがいるかどうかを見ます。学校の行事だったり、具合が悪かったりで休まなくてはいけない事も多くなると思うので。(介護事業所管理者・男性)

家族の有無は確認します。扶養家族がいる場合、就業期間の伸びが期待できるからです。それほど重視していませんが、参考にする程度です。(介護事業所・女性)

家族構成欄をみて、小さいお子さんがいる場合、急なお休みをとることがあるので、家族内でのサポート体制がどれくらいあるのかが、気になります。(250床の二次救急病院看護部長・女性)

6.趣味・特技

特に記載することがない場合も空欄にはせず1つは記入しましょう。趣味や特技は人柄を伝える項目です。趣味や特技に一言アピールを付け加えておきましょう。

できれば業務につながるものが良いですが、直接業務につながらなくても、趣味を続けることで得られた人間性など伝えることができます。継続年数などを伝えることで根気強く続けていることが伝わります。

特技などの項目も確認しています。訪問看護では、ケアマネジャーや医師に対して、営業し、自分をアピールする必要があります。私は◯◯が得意です。といった自分にとっての強みを持っていないと務まりませんし、自分で自己を見つめ直し、自分自身について理解しておくことが必要です。(訪問看護採用担当・男性)

7.自己PRや長所・短所

自己PRに関しては記入欄がない履歴書を選んでも問題はありません。ただし、自己PR欄がある場合は、空白にせず、職場で得意な業務など仕事のことを中心に書きます。

傾聴力やコミュニケーション力が高い、よく相談に乗っているなど職場での業務にもプラスになりそうなことを伝えます。

長所、短所を確認しています。美容クリニックだと健康な美容に興味がある人を対応するので、接客に向いているかをそこから判断したいためです。(美容クリニック・女性)

長所・短所は30代以降の看護師には特に必要ない項目とも言えるので記入欄がない履歴書を使用してもいいですね。記入欄がある場合は、業務に支障があると伝わるような内容や業務とは全く関係ない内容は避けたほうがよいでしょう。

自己PRを書いてくる看護師は基本的にあまりいません。自己PRも書いている看護師は25歳以下の若い看護師だけです。大学や専門学校を出て期間がそれほど経っていませんから学校で習ったのだと思います。採用側は自己PRがあろうがなかろうがあまり気にしません。(人材紹介会社キャリアコンサルタント・男性)

長所や短所は特に気にしません。面接した時の印象を大事にします。趣味欄も同様に気にしませんので、書かなくてもいいくらいです。(クリニック採用担当・女性)

写真、長所、短所:全く必要ないと考えます。そこを見ることはほぼありませんでした。面接時、本人とお会いするので、その時に直接お話してもらった方がわかりやすいです。(訪問診療の採用担当・女性)

短所は特に本人にマイナスにはなりませんし、実際に勤務しないと評価はできないと考えます。(訪問看護採用担当・女性)

志望動機の書き方と例文

志望動機の書き方

志望動機の書きかた

志望動機は起・承・転・結の4つの構成で作成すると今までの経験や退職理由と志望動機に矛盾がなく一貫性がある内容になります。

一つ一つ考えていくと、自分がこれまでやってきたこと、これからやりたいこと、転職先を選んだ理由が繋がり、うまくまとまらなかった志望動機が明確になります。

志望動機の4つの構成

 
  1. 起:自分のこれまでの経歴を書く
  2. 承:転職するに至った経緯を書く
  3. 転:応募先に惹かれた理由、魅力を書く
  4. 結:転職後にこうありたいという未来を書く
  5.  

まず、これまでの経歴を簡潔にまとめます。どのような看護観をもって今までやってきたかも伝えられるとなおいいですね。転職に至った経緯はネガティブな面ではなく、現職場にはなくて応募先にあるものはなにか考えてみるといいでしょう。

惹かれた理由や魅力については、応募先のホームページや採用ページで情報収集をしたうえで、今後の希望とマッチしたものを選びます。転職後だけではなく5年先、10年先に目指している姿を伝え、それが実現できるのはここしかないと思ったということを伝えます。

看護師の状況別の志望動機例文

地域包括ケアの分野で看護に取り組みたい
これまでは脳外科病棟で勤務していました。脳血管障害で後遺症が残った患者さんとの関わりをとおして、入院から退院まで総合的に支援していきたいと思うようになりました。貴院は急性期医療、介護、福祉、看取りまで含めた地域包括ケアの取り組みを行っております。今後ますます重要になる地域包括ケアの分野で看護に深く関わっていきたく志望いたしました。

慢性期の看護経験を活かし透析患者様をサポートしたい
慢性期の内科病棟で勤めてまいりました。 入院期間が長期にわたるため患者様の様々な悩みを聞く機会も多く、退院後の闘病生活を支える重要性も感じています。看護師経験はまだ5年と浅いのですが、これまでの経験を活かし、コミュニケーションを大切にしながら疾患を抱えて生活している患者様を心身の両面からサポートしてまいりたいと考えております。透析患者さまだけでなくご家族も含め、交流を深めるための取り組みも行っている貴院の一員とて働くことができればと思い志望いたしました。

ブランクがあるが外科の看護師として働きたい
結婚・妊娠と同時に退職し子育てに専念していたため7年のブランクがあります。子供が小学生にあがり少し手も離れ、子育てと両立しながら医療機関に復帰したいという気持ちが強くなってまいりました。常勤として外科系に戻りたいという気持ちがございます。子育てとの両立を考えるとすぐに夜勤をすることは難しい状況ですが、地域の医療を支える貴院の一員として働くことができればと思い志望いたしました。

志望動機作成時の注意点

  1. 例文をそのまま使用しない
  2. 事前の情報取集を怠らない
  3. どこでも通用するありきたりな内容にしない
  4. 給与や待遇には触れない
  5. ネガティブな内容は前向きに変換する

志望動機の書きかたの例文は様々なところで紹介されていますが、例文をそのまま使用したような志望動機はすぐにわかっってしまいます。

採用担当者はとても多くの履歴書を見ているので、病院名を変えればどこでも通用するような志望動機では熱意は伝わりません。

応募先に合わせた志望動機を書くためには情報収集が欠かせません。病院の理念や経営方針だけでなく取り組み内容や専門分野、看護部の取り組みなど徹底して調査します。

当然のことですが、待遇や条件が良いから選んだと書いてしまうと、待遇が良ければどこでもよいのだなと思われてしまいます。

退職理由がネガティブなものであっても、なぜその病院や施設を選んだのか、転職先でどういった看護がしたいのか、これまでの経験をどう活かせるのかなど前向きな意欲が伝わる志望動機を書くことが大切です。

志望動機は、ありきたりな内容を記載していないか見ます。時にはネットに検索をかけコピペしていないか、その人の考えなのかを見ます。しっかりと自分の考えのある人物が見るためです。(総合病院主任・男性)

正職員の採用試験ですが、志望動機が家の近所だったからと書いてあるものには驚きました。たとえ本当にそうだとしても履歴書に書くのは常識を疑いますね。(介護事業採用担当・女性)

こちらの勤務内容が理解されており、具体的にどのような点で即戦力になり得るかを明確に書かれていた履歴書や文章から自信が伝わる履歴書は印象が良かったです。(クリニック・訪問診療の採用担当・女性)

デイサービスで働きたい理由がしっかり筋が通ったことが書かれていて、病院とは違うことも理解されているということが伝わる内容の志望動機は好印象でした。(デイサービス管理者・男性)

とても印象に残っている志望動機は、ご自分が過去にミスをしてしまった事を書いてありました。そして、それを踏まえた上でここではこんな看護をしていきたいと書いていらっしゃった方です。ミスを書くことは勇気が必要だったと思います。隠さず伝えてくださった事に感銘いたしました。(クリニック看護師長・女性)

自分の自信のあることだけに要点を絞って簡潔明瞭に志望動機を書くと良いと思います。何枚も履歴書を読んでいると長い文章はうまく伝わりにくいと感じました。テンプレートのような文章は印象に残りません。知識や技術を具体的にアピールすればよりインパクトがあると感じます。(総合病院採用担当・男性)

採用担当者は看護師の履歴書のここを見ている

日々多くの履歴書を確認している採用担当者は、履歴書から多くの情報をくみ取ることができます。では、採用担当者は履歴書のどこを見て何を感じているのでしょうか?

採用担当者にアンケートを実施(複数回答)し、履歴書を見るときに重視している点を回答していただきました。その結果の7位までをランキングで紹介します。

ランキング 重視する項目
1位 職歴
2位 転職回数・在籍期間
3位 志望動機
4位 住所・通勤時間
5位 経歴
6位 見やすさ・丁寧さ
7位 家族構成

今までどんな経験をしているかはもちろんですが、転職回数や在籍期間を重視している方や通勤時間、家族構成を重視している方が多いことから、なるべく長く勤務してもらえる人を採用したいということが読み取れます。

ここからは、看護師の採用にかかわっている採用担当者の声を紹介します。

ほとんどありませんが、履歴書の写真が極端に暗い、化粧が派手すぎる等、常識がなさそうな方は書類選考で通さないことがあります。(医療機関採用担当・女性)

履歴書と職務経歴書が不完全ですと、やる気を感じないどころか、言葉が悪いですが、簡単に受かるのではないかと見下されている印象を受け、積極的に採用はしたくないですね。(介護施設採用担当者・男性)

志望動機がありきたりで、こちらの病院について下調べもしていないような内容だと「とりあえず看護師資格を活かして働ければどこでもいいんだろうな」と感じてしまいますね。(医療機関採用担当者・男性)

履歴書の写真が、プリクラを切り取ったような物でしたし、何もかも例文丸写しでしたのでこんな方は採用したくないなと思いました。(介護事業所採用担当・女性)

字が汚いままに読めないほどの字で書き平気で提出する人、パソコンで作成していても途中でフォントが変わっていたり字の大きさが非常に小さかったりすると読む人のことも考えられていないなーと感じます。(介護事業所採用担当・男性)

私たちは履歴書自体では、そこまでの判断するものではないと考えています。実際に面接で話してみて、人柄や人間性をもっとも重視していますので、まずは字を丁寧に書くことをおすすめします。(介護事業所採用担当・女性)

まずは、職歴から転職回数を見ますね。採用してもすぐに辞めてしまう人かどうか心配なので、転職回数を確認します。(医療機関採用担当者・男性)

転職回数が多い場合は、新しい環境に馴染むのが苦手な方かなと思い、コミュニケーションスキルに問題があるのではないかと考えますね。(医療機関採用担当者・男性)

転職回数にも通じますが、短期間(1年未満)で退職をしている人は、長続きしないのではという印象を受けてしまいます。(介護施設採用担当者・女性)

最近はホームページを見れば、応募先の病院の情報はたくさん得られると思います。よく調べていることがわかり「ここで働きたい」という想いが伝わると、是非採用したい、会ってみたいと思いますね。(医療機関採用担当者・男性)

自分が何を経験してきて、その経験をどの様に活かしてくれるかが明確だと、採用した後にどの様に働いてもらえるか想像ができるので、経験の記載は不可欠です。(急性期病院採用担当・女性)

ただ単に、勤務先病院を記載するだけでなく、職務経歴書で何病棟・何科でどのような仕事をしていたかが記載してあると、その人の専門性が読み取れます。(急性期病院採用担当者・男性)

社会人になる以前の経歴はほとんど重要視していません。看護師の資格を取得しているので、どのような過程で取得に至ったのかはあまり関係ないので。(急性期病院採用担当者・女性)

職歴には注目しますが、学歴はあまり重視しません。大学か専門学校かということはあまり実績には関係ないからです。(訪問看護ステーション採用担当・女性)

志望動機が一人よがりになっている方や、志望動機ではなく自慢になってしまっている方がたまにいらっしゃいます。そういう方は、採用しても他の人とうまくやっていけるイメージができないですね。(訪問看護採用担当・男性)

看護師は人手不足なのでよほどのことがなければ書類審査で落とすことはありません。一度面接でお会いしてから判断するようにしています。(介護事業所採用担当・女性)

住所は必ず確認します。近ければ就業期間が伸びやすい傾向にあると考えているので、割と重視しています。1時間以内の通勤時間であれば良いです。(医療機関採用担当・男性)

看護師の履歴書提出時のマナー

履歴書の提出の方法は3通りあります。応募先の指定の提出方法を確認して提出します。

面接時には履歴書や職務経歴書の内容に関する質問があるので、確認できるよう提出前に忘れずにコピーしておきましょう。

履歴書を郵送する場合

履歴書を郵送する場合は、送付状(添え状)が必要です。添え状の書きかた、封筒の書きかたや封筒に入れる順番にもマナーがあります。

送付状(添え状)、封筒の書き方、同封する書類と入れる順番について紹介します。

送付状(添え状)の書き方

送付状(添え状)は「応募書類を送付する時に同封する書面」です。対面でのあいさつの代わりともいえます。手書きでもパソコンでもOKで、縦書きでも横書きでも問題ありません。

履歴書を手渡しする場合やメールで送信する場合は送付状(添え状)は不要です。

番号 項目 詳細
1 日付 書類を投函する日付を書く。
2 宛名 病院名(施設名、企業名)
所属部署名+担当者の役職(あれば)+担当者名様
担当者名がわからない:採用御担当者様
部署宛:部署名+御中

医療法人〇〇会△△病院
人事部 〇〇様
医療法人〇〇会△△病院
人事部 採用御担当者様
医療法人〇〇会△△病院
人事部御中
3 署名 応募者の「郵便番号」「住所」「名前」「電話・FAX」「メールアドレス」を書く。
4 件名 「応募書類の送付について」
「求人応募書類の送付について」
「応募書類確認のお願い」
5 本文 【頭語 季語、挨拶文】
「拝啓 陽春の候、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
季語はなくても可
「拝啓 貴院ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
【本文】
「このたび、貴院の求人に応募いたしたく、ご指定の応募書類を同封いたします。」
「貴院の看護師募集に応募いたします。よろしくお願いいたします」と簡潔でもOK。
6 同封書類 同封する書類の内容と枚数を書く。
例)
1.履歴書
2.職務経歴書
以上2点
ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。
【結語】敬具

簡単な自己㏚や「ご高覧のうえ、ぜひとも面接の機会をいただけますと幸いです。」「ご検討いただき、ぜひ面接の機会をいただけますと幸いです。」などの一文を追加してもいいです。

封筒の書き方

郵送時の注意点

 
  • 白封筒を使用する
  • 履歴書や同封書類は折らずに入れる
  • 書類はクリアファイルに入れる
  • 郵便局の窓口で郵便料金を確認する
  • 締め切り直前の場合は「速達」で送る
  •  

封筒サイズは角形4号・角形20号・角形2号が適切です。書類はクリアファイルに入れてから封筒に入れておくとぬれたり汚れたりすることを避けられますし、書類が折れ曲がることもありません。

番号 項目 詳細
1 宛先 求人情報内に記載されている宛先を書く。住所は都道府県から記入し、番地は省略しない。
2 宛名 人事・採用担当者名が分っている場合は個人宛となるため、「○○様」と書きます。施設や担当部署宛ての場合は「御中」を使う。
3 履歴書在中 封書の左下に赤字で「履歴書在中」または「応募書類在中」と縦書きする。(持参する場合でも同様)
4 〆の封印 応募書類を入れたら、裏面の封をのり付けして閉じます。そして封中央に黒ペンで「〆」と書きます。これは確実に封をしたことを示す「封字」です
5 差出人住所 履歴書と同じ住所を省略せずに書きます

封筒に入れる書類と順番

応募書類の入れ方

封筒に入れる書類

 
  1. 送付状(添え状)
  2. 履歴書
  3. 職務経歴書
  4. その他の応募書類
  5.  

書類は送付状(添え状)、履歴書、職務経歴書、その他の書類の順に重ねクリアファイルに入れ封筒に入れます。

職務経歴書

職務経歴書は、今まで経験してきた職務について詳しく書いた書類です。

職務経歴書は、手書きでなくてもかまいません。履歴書は応募先ごとに作成しますが、職務経歴書は一度作っておくと、応募のたびに書かなくてすみます。

履歴書の職歴には概要を書き、職務経歴書にはより詳しい職歴を書きます。採用後の仕事に活かせる経験やスキルなどをアピールすることもできます。

採用担当者は、この職務経歴書から、採用する側にとって役立つ職務経験や能力などがあるかを判断します。

単に職歴に勤務した病院名のみを書くのではなく、何科でどの様な経験をしてきたかを職務経歴書に詳しく書く必要があります。看護師としての専門経験に加えて、新人指導をした事や委員会などの経験も記入すると、その方のスキルが見えやすくなりますので、書類選考は通過しやすくなると思います。

職務経歴書を書いたことがない看護師さんは、履歴書の中に業務内容を箇条書きにする人が多いので職務経歴書を作成するようお伝えしたり、添削したりしています。(人材紹介会社キャリアコンサルタント・男性)

その他の書類

応募先によって提出しなければならない書類は違います。応募要項をよく確認して必要な書類にもれがないようにしましょう。

「その他の書類」には次のようなものがあります。

その他の応募書類

応募書類 詳細
看護学校の成績証明書 卒業した専門学校や大学で発行してもらう。
間に合わないときは応募先に相談する。
30代以降は不要なことが多い。
健康診断書 1年以内に前職や現職で受けた健康診断書で問題ない。
1年以上経過している場合は健康診断を受けるように指示されることがある。
看護師免許証 書類選考または面接のときに原本またはコピーの提示を求められる。
紛失や氏名変更などの場合は、管轄の保健所で再発行手続きが必要。
間に合わないときは、きちんと事情を説明して後日に提出します。

履歴書を手渡す場合

履歴書は面接のときなどに持参して、直接に手渡すこともあります。履歴書を手渡しする場合は送付状は不要です。

面接官に直接手渡すときは、封筒からだし見やすい向きにして、クリアファイルごと渡します。受付など面接官以外の方に渡すときは、封筒に入れたまま渡すようにします。

履歴書を手渡すときの注意点

 
  • 送付状(添え状)は不要
  • 書類は封筒に入れるが宛名は不要
  • 左下に「履歴書在中」と記載
  • 鞄に入れるときは折れ曲がらないようにする
  •  

履歴書をメールで送付する場合

履歴書をメールで送信する場合は送付状(添え状)は不要です。添え状と同様の内容をメール文面に記載します。

改ざんを防ぐため、特に指定がなければPDFファイルに変換して送付します。

面接のときは、履歴書や職務経歴書はプリントアウトして持参しましょう。

項目 詳細
メールの件名 「履歴書ご送付の件/氏名」
「看護職応募の件/氏名」
自分の名前を入れておく。
ファイル名 「日付_履歴書_氏名」
「日付_職務経歴書_氏名」
面接官が探しやすいよう配慮する。

応募書類作成サポートがある看護師転職サイト

実際に履歴書を書き進めてみるとわかりますが、志望動機や職務経歴書の書き方がわからない部分が出てきます。

完璧に書いたと思っても、ケアレスミスがあったり、表現が分かりにくい部分があったりするものです。

看護師は、他の職種に比べて自分の履歴書の書き方が悪いかもしれないと思う人が少ない印象ですね。見せていただくと伝えたいことがうまく表現できていないこともありました。(元大手看護師転職サイトキャリアアドバイザー・男性)

履歴書作成に、いま一つ自信がもてないと感じたら、転職サイトに登録してキャリアアドバイザーのサポートを受けることをおすすめします。

紹介している看護師転職サイトは、転職のサポート実績が多く、履歴書の添削や面接指導のサポートも充実しています。

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