アパレル販売職を辞めたい人におすすめの転職サイトランキング11選

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アパレル販売職以外の仕事に挑戦したい!

接客の経験しかないけど、おすすめの転職サイトはどこ?

他の仕事に転職しにくいイメージを持たれがちなアパレル販売職ですが、ちょっとしたコツをおさえることで、さまざまな業種に挑戦できる可能性があります。

この記事では、アパレル販売職の転職を支援してきた2人の元キャリアアドバイザーが、おすすめの転職サイトランキングと転職活動のポイントをお伝えします。

元キャリアアドバイザーがんちゃんのイラスト

この記事を書いた人:がんちゃん@元キャリアアドバイザー

大手転職エージェントにて約5年半にわたり1,000人以上の求職者を支援。特にアパレル販売職のキャリアチェンジを担当することが多かった。

Aさん

この記事を監修した人:Aさん(元クリーデンス)

アパレル業界を経て、アパレル専門のキャリアアドバイザーとして販売職~専門職まで幅広く支援。

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

アパレル業界の求職者は2種類の転職サイトを使い分けよう

アパレル業界の求職者には、自分の希望に合わせて2種類の転職サイトを使い分けることをおすすめします。

アパレル業界を続けたい→アパレル特化型の転職サイト
求人数、掲載ブランドともにトップクラスのクリーデンスがおすすめ
アパレル以外に挑戦したい→総合型の転職サイト
幅広い業界・職種の求人を取り揃えるリクルートエージェントがおすすめ

まずはこれらの転職サイトに登録し、担当のキャリアアドバイザーに相談してみましょう。詳しくは次の説明をご覧ください。

アパレル業界を続けるならアパレル特化型のクリーデンス

クリーデンスのトップページ

*クリーデンスの公式ページより引用

アパレル業界で働き続けたい方には、転職サイトのクリーデンスがおすすめです。

求人数はアパレルに特化した転職サイトの中でもトップクラスを誇ります。

クリーデンスの特徴は、職種ごとに専門部署を置いている点です。

  • 川上(デザイナー、パタンナー)
  • 川中(バイヤー、MD)
  • 川下(販売)

各専門部署には元アパレル業界のキャリアアドバイザーが多く所属しています。知識が豊富なアドバイザーばかりなので、求職者の経歴や気持ちを理解したうえでのサポートが期待できるでしょう。

また、クリーデンスの運営会社は転職サイト大手「doda」で知られるパーソルキャリア。

フリーランス向けマッチングサービスやSNS活用セミナーなども展開してアパレル業界に貢献しています。

以上のサポート体制や業界内での活躍から、クリーデンスはアパレル業界で転職したい方がまず登録しておきたい転職サイトといえるでしょう。

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アパレル以外に挑戦するなら総合型のリクルートエージェント

アパレル以外の仕事に挑戦したい方には、総合型の転職サイトリクルートエージェントがおすすめです。

「総合型」は幅広い業界の求人を総合的に扱っているため、別業界の仕事に興味がある方はぜひ利用してみてください。

特にリクルートエージェントは総合型転職サイト大手で、業界や職種ごとに担当を分けているのが特徴です。

例えば、販売職の求職者には、基本的に販売職専門の担当者が付いてサポートしてくれます

販売職からどんな会社に転職したかなど、過去の転職者の事例も教えてもらえます。そのため、自分では気づかなかった選択肢に出会える可能性もあるでしょう。

また、リクルートエージェントは、特化型の転職サイトほどではないものの、アパレル業界の求人も扱っています。

別業界に転職するか決め切れていない方は、特化型と総合型転職サイトの両方に登録すれば、さまざまな求人を比較できるはずです。

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▼リクルートエージェントの評判はこちら

リクルートエージェントの評判|転職者に聞いた満足度・口コミを徹底分析
「大手のリクルートエージェントって、実際どうなんだろう?」「登録する前に担当者の評判やサービスの内容を知りたい」 求人の紹介から応募書類の...

アパレル業界の求職者におすすめの転職サイトランキング9選

アパレル特化型の転職サイトとしてはクリーデンスがおすすめですが、他にもたくさんの転職サイトが存在します。

アパレル業界の求職者が転職サイトを選ぶ際は、次の3つのポイントを重視しましょう。

  • 求人数が多い
  • 運営年数が長い
  • 担当者(キャリアアドバイザー)が付く

この章では、これらのポイントを軸に作成したアパレル特化型の転職サイトランキングを紹介します。

コツは複数の転職サイトに登録することです。使い勝手や担当者との相性を比較し、自分に合う転職サイトを見つけてくださいね。

1位:クリーデンス

クリーデンスのトップページ

*クリーデンスの公式ページより引用

求人数:公開求人388件(非公開求人あり)
サービス開始:2001年

クリーデンスは、アパレル特化型の転職サイトです。求職者一人ひとりに担当者が付く形でのサポートを行っています。

担当者は、アパレル・ファッション業界出身者が多くを占めます。そのため、転職者の目線に立った有益なアドバイスをもらえますよ。

また、大手アパレルからデザイナーズ、セレクトショップ、インポート・ラグジュアリーブランドまで、3200社を超える企業の求人を扱っているのも特徴です。

クリーデンスが扱っている求人の職種には、次のようなものがあります。

  • デザイナー
  • パタンナー
  • MD
  • VMD
  • プレス
  • 生産管理
  • 営業
  • Web・EC運営
  • 店長
  • 販売
  • 管理部門 など

正社員、契約社員問わず利用できますが、特に業界経験があり、即戦力になれる人材のサポートを得意としています。

運営会社は転職サイト「doda」で知られるパーソルキャリア。歴史が長く、関東・関西・中部地域を中心にサービスを展開しています。

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2位:iDA

idaのキャプチャー

*公式ページより引用

求人数:1798件
サービス開始:1999年

iDAはファッション・コスメ業界専門の転職サイトです。

求人数の多さが特徴で、中でもアパレル・ファッション関連の求人数は業界最大級を誇ります。

サポート面では、派遣を含め正社員以外の転職支援実績が豊富です。iDAの正社員として派遣先に勤務する「アンバサダー制度」も用意されています。

柔軟な働き方を実現したい方にぴったりの転職サイトといえるでしょう。

さらに、企業からの信頼度の高さも業界随一です。ファッション・コスメ業界専門の人材会社として2016年、「職業紹介優良事業者」にはじめて認定されています。

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3位:エラン

elanのキャプチャー

*公式ページより引用

求人数:512件
サービス開始:1995年

エランは、アパレル・ファッション業界に特化した老舗の転職サイトです。創業20年を数え、正社員、派遣問わず、サポート実績を多く積み重ねています。

業界内では名の知れた転職サイトで、多くの企業と太いパイプでつながっている点が特徴の一つ。企業との年収交渉なども、担当者が積極的に行ってくれます。

また、職種ごとに分かれた職務経歴書のフォーマットをダウンロードできるなど、細かな点まで行き届いたサービスが嬉しいポイントです。

サイト内では求人企業の「企業インタビュー」も読めるので、仕事選びの参考にしてみてくださいね。

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4位:TWC

TWCのキャプチャー

*公式ページより引用

求人数:788件
サービス開始:2005年

TWCは、国内外の有名ファッションブランドの求人を多く扱う転職サイトです。

検索機能が充実している点が特徴で、ブランド名だけではなく、駅名や「ノルマなし」「オープニング」など、こだわり条件で求人を絞り込めます。

希望に合った求人を早く見つけられるでしょう。

求人の80%は非公開でサイト上では確認できず、キャリアアドバイザーから紹介してもらう仕組みです。

TWCのキャリアアドバイザーは、アパレル・ファッション業界に精通しているプロです。

希望の仕事内容や年収だけではなく、人間関係や社風の希望も踏まえて求人を紹介してくれるので、より希望に合った求人に出会えるでしょう。

ただし、関東以外の求人は扱っていないため、地方で転職をしたい方には少し不便に感じられるかもしれません。

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5位:アズール&カンパニー

アズール&カンパニーのキャプチャー

*公式ページより引用

求人数:189件
サービス開始:2002年

アズール&カンパニーは、外資系、消費財業界専門の転職サイトです。

扱う求人の80%以上が外資系企業のため、アパレル求人も外資が中心です。

世界のアパレル市場をけん引する企業の求人に出会える可能性が高い点が、アズール&カンパニーを利用するメリットといえるでしょう。

求職者との面談にもこだわっていて、基本的には対面での面談を実施。転職の不安などをじっくりとキャリアアドバイザーに相談できます。

キャリアアドバイザーが企業の採用活動も支援しているため、求人募集の背景や職場の雰囲気まで詳しく教えてくれます。より納得した企業選びを実現できるでしょう。

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6位:アパレル転職なび

アパレル転職なびのキャプチャー

*公式ページより引用

求人数:137件
サービス開始:2015年

アパレル転職なびは、アパレル・ファッション業界に特化した転職サイトです。

リクナビNEXTの「GoodAgentRanking」(2019年度第3四半期)で関西6位を獲得した、株式会社シーエーセールススタッフが運営しています。

ランキングは大手転職サイトのリクナビNEXTが転職決定者のアンケートをもとにしており、アパレル転職なびの評判の高さがうかがえます。

実際にアパレル転職なびは、利用者に嬉しいサービスを多く提供する転職サイトとしても有名です。

例えばサイトに登録するだけでTポイントが貯まり、友人を紹介すると現金5万円がもらえる特典もあります。

信頼度が高くお得なサービスも多いため、登録しておいて損はない転職サイトといえるでしょう。

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7位:FashionHR

ファッションHRのキャプチャー

*公式ページより引用

求人数:2000件以上
サービス開始:2013年

FashionHRは、ファッション業界に特化した転職サイト50社以上と提携する求人情報サイトです。

求人数は2000件以上と業界最大級で、デザイナーやパタンナーなど、幅広い職種の求職者を対象にしています。

各転職サイトや提携ブランドからオファーがもらえるスカウトサービスも提供しているため、転職のチャンスを広げたい方にぴったりの転職サイトです。

一方で、募集要件などを確認したい場合は、求人を扱っている転職サイトそれぞれに連絡する必要があります。

そのためスピード感をもって転職活動を進めたい方には不向きかもしれません。

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8位:ガールズウーマン

ガールズウーマンのキャプチャー

*公式ページより引用

求人数:489件(正社員・契約社員)
サービス開始:2005年

ガールズウーマンは、主に10~20代の転職活動を支援している転職サイトです。

業界最大級となる常時1800超のブランドの求人を掲載。勤務地は北海道から沖縄まで全国を対象にしているので、Uターン転職をしたい求職者からも支持を集めています。

さまざまな求人を探せるのが利用のメリットですが、キャリアアドバイザーによるサポートはありません

求人紹介や転職アドバイスを受けられない点には注意しましょう。

アドバイスはしてもらえませんが、求人を見て気になった企業があれば応募前に匿名で質問ができます。

「接客は未経験だけど大丈夫?」「髪やネイルは自由?」など、気になる点を聞いて、応募前の不安を減らせますよ。

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アパレル業界から異業種への転職におすすめの転職サイト3選

アパレル業界以外の仕事にチャレンジしたい方はリクルートエージェントに加えて、女性に特化した転職サイトにも登録するといいでしょう。

女性の働き方に理解ある職場に出会うチャンスが増えるはずです。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、数ある転職サイトの中でも最大級の求人数を誇る転職サイトです。

保有求人数は公開・非公開を含め60万件以上(2023年4月10日時点)。幅広い職種の求人を扱っているので、アパレル以外の仕事も探せます

リクルートエージェントは長年にわたり人材業を営んできた老舗の転職サイトです。

転職実績が豊富で選考対策のノウハウもたまっているので、書類や面接のアドバイスが的確です。

また、キャリアアドバイザーの育成制度が整っており、担当者のサポートの質にばらつきがありません。

どの担当者に当たっても一定レベル以上のサポートを受けられるのは、リクルートエージェントを利用する大きなメリットといえるでしょう。

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type女性の転職エージェント

type女性の転職エージェントは、女性の転職支援に特化した転職サイトです。

女性の転職支援を長きにわたりリードしてきた転職サイトです。蓄積されたノウハウをもとにした的確なアドバイスで、キャリアに悩む女性の背中を後押ししています。

企業からの信頼も厚く、求人が集まりやすいため、幅広い業界・職種の求人を確認できますよ。

女性ならではの特徴としては、はじめて「メイクアップサービス」を開始した転職サイトとしても知られています。

面接時のメイク、服装などの身だしなみについて、プロの視点からアドバイスをもらえるので、自信をもって面接に臨めるようになるでしょう。

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とらばーゆ

とらばーゆは、女性特化型の転職サイトです。リクルートジョブズが運営しています。

とらばーゆでは、担当のキャリアアドバイザーが付きません。そのため、キャリアアドバイザーの力を借りず、マイペースに転職活動を進めたい方におすすめです。

また転職活動を始めたばかりで「まずはどんな求人があるか知りたい」という方にもぴったりの転職サイトといえるでしょう。

とらばーゆの特徴は、充実した検索機能にあります。

子育てママ在籍中」「産休・育休取得実績あり」といった条件で求人検索できる点は、プライベートと仕事のバランスを大切にしたい女性には嬉しいポイントです。

サイト内には転職を成功させた「先輩」のインタビューや、転職ノウハウも豊富に掲載されています。

はじめての転職で不安な方は、こうしたコンテンツに触れ、まずは転職活動のイメージを掴んでみるのもよいですね。

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アパレル販売職から専門職に転職する方法

今の会社を続けると10年は販売職で我慢することになりそう…

もっと早く仕事の幅を広げられないかな?

厳しいことをお伝えすると、販売職の経験のみでプレスやバイヤーといったアパレル専門職に転職できたケースはほとんどないのが実情です

プレスやバイヤーは少人数かつ人気の仕事ですので、募集すれば経験者が集まりやすく、わざわざ未経験者を採用する理由がないからです。

これはアパレル専門の転職サイトを利用しても変わりません。

それでも専門職に挑戦したい場合、3つのルートがあります。

社内異動がしやすい会社に転職する

同じアパレル企業でも、現職より社内移動がしやすい会社に販売職から入る選択肢があります。

そんな求人探せるの?」と疑問に思うかもしれませんが、もちろん探せます。

なぜならアパレル特化の転職サイトであれば、求人を作る際に「社内異動はどの程度あるか」「キャリア制度のようなものはあるか」を企業に事前確認するのが一般的だからです。

求職者からよく聞かれる質問なので、キャリアアドバイザーもしっかり準備をしているのです。

こうした求人に応募する場合は、販売職として転職し、異動やキャリアアップを目指す形になります。

今の職場で十分な成果を出している方であれば、思い切って環境を変えてみるのもありでしょう。

派遣社員でアシスタントから入る

いきなり専門職で正社員は難しくても、人材派遣会社に登録し、アシスタントとして紹介してもらう手があります。

私が実際に担当した求職者の中にも、そのようなキャリアを歩んだ方がいました。

その方は外資系ブランドでVMDアシスタントの経験を2~3年積むうちに、本国との打ち合わせなど正社員と変わらない仕事を任されるようになったそうです。

最終的には、30代で正社員VMDへの転職に成功。スキルさえあれば、雇用形態に関わらず採用のチャンスが生まれることが証明された好事例です。

また、派遣社員には、実際に仕事を経験してみて合わなければすぐに職場を変えられるメリットもあります。

まずはアパレル以外で働いてみる

まずアパレル業界以外の企業で働いてみる道も、人によっては選択肢に入るでしょう。

例えばアパレル業界でプレスとして働く人の中には、異業界の広報からの転職者もいます。

どの業界であれ、広報は中途採用では狭き門ですが、PR業界であればポテンシャル採用の事例があります。

PR業界を含め、幅広い業界の求人情報を扱う総合型の転職サイトに相談してみるとよいでしょう。

少し遠回りに感じるかもしれませんが、異業界で活躍した経験は、アパレル業界に戻ってからも役立つでしょう。

アパレル販売職から事務職に転職する方法

立ち仕事に疲れた…」「ノルマを追う仕事は向いてないかも…」と悩む方がアパレル以外の業界で事務職を希望するケースがあります。

とはいえ事務職もまた、ワークライフバランスを実現したい女性に人気の仕事です。

さらに事務職の業務を正社員ではなく派遣社員に外注することで、コスト削減をする企業が増えています。

求人があったとしても、事務処理経験やPCスキルのある方が即戦力で採用されるケースがほとんどです。

それでも事務職に挑戦したい方は、次の3つの方法を検討してみてください。

MOSの資格を取得する

MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)の資格があると、私の経験上では未経験でも20%ほど書類通過率が上がります

もちろん資格があるからといって即戦力にはなれません。

しかしアパレル販売の仕事で忙しい中、資格の勉強をする姿勢は「転職意欲が高い」と面接官に判断されやすいようです。

内勤の仕事を幅広く探してみる

パソコンに向かって仕事をしているIT業界の男女

事務職は狭き門とお伝えしましたが、営業のように外回りのない「内勤の仕事」は他にもたくさんあります。

例を挙げるなら、総務、人材派遣会社の派遣スタッフ管理、IT業界のヘルプデスクといった仕事です。

人手不足などが理由で、教育体制を整えて未経験でも採用しようという求人は意外とあります。

しかし求職者の間では「働きやすい仕事といえば事務」というイメージが強いため殺到しやすく、それ以外の内勤仕事は狙い目といえるのです。

内勤の求人を一人で探すのが難しいと感じたら、リクルートエージェントのような総合型の転職サイトに相談してみるとよいでしょう。

仕事によっては、アパレル販売で培った接遇力やアルバイトスタッフとして身に付けたマネジメント力が活かせるかもしれません。

まずは研修の充実した「常用型派遣」で経験を積む

正社員の事務職には即戦力が求められるため、まずは派遣で事務職の経験を積んでから転職するのも手です。

この場合、派遣会社の社員として配属先の企業と雇用契約を結ぶ「常用型派遣」という働き方があります。

仕事があるときだけ有期雇用で働く「登録型派遣」と違って契約期間の定めがないため、安定した収入を得られます。

研修を充実させている派遣会社も多いため、未経験から事務職を目指したい方におすすめの雇用形態です。

アパレル販売職からの未経験転職におすすめの仕事3選

アパレル販売職からの未経験転職におすすめの職種3選

「販売の仕事は一通り経験したし、若いうちにいろんなチャレンジをしたい」と前向きに考える求職者が多いのも、アパレル業界の特徴です。

ここからは私が過去に支援した求職者の事例をもとに、アパレル販売職からの新たなキャリアを考えていきましょう。

おすすめ1:人材業界の営業

未経験で転職しやすい職種の中でも、人材業界の営業はもっともおすすめしたいキャリアです。

【おすすめな理由】

  1. 経験よりも人柄重視のため未経験者も活躍しやすい
  2. さまざまな業界での採用支援を通じて視野が広がる
  3. 人事(採用担当)に転職しやすい

アパレル販売の中でも、ラグジュアリーブランドや宝石など高額商材を扱っていた方は特に評価されやすい傾向にあります。

採用や仕事選びも同じく「意思決定ハードルの高い商材」であり、相手の気持ちにいかに寄り添えるかが重要になるからです。

おすすめ2:店舗向け広告の営業

飲食店のイメージ

店舗向けの広告営業とは、飲食店や美容サロンに対し、情報誌やWebサイトを通じた集客の企画を提案する仕事です。

特に有名な企業はホットペッパーを手掛けるリクルートライフスタイル社でしょう。

【おすすめな理由】

  1. 経験よりも人柄重視のため未経験者も活躍しやすい
  2. 営業力、企画力、マーケティング力などあらゆるスキルを身に付けられる
  3. 成長できる仕事というイメージが強いため、転職先の選択肢が一気に増える

新規開拓やノルマなど苦労も多い業種ですが、若いうちにキャリアを積むという意味ではこれほど適した仕事もないかもしれません。

アパレル業界で集客に携わった方なら、同じような店舗業態の顧客に貢献したいという気持ちがやりがいにつながるかもしれません。

おすすめ3:ECサイトの運営

ECサイトの写真撮影

ECサイト運営も注目度の高い仕事です。

2020年は世界的な危機により、アパレル業界も店舗閉鎖や倒産などの大打撃を受けました。

こうした背景もあり、以前から伸び続けていたECサイトが小売の主戦場として活況を帯びています。

【おすすめな理由】

  1. 商品企画、在庫管理、売上管理、サイト管理など幅広いスキルを身に付けられる
  2. 注目業界での勤務経験があれば自分の市場価値も高まる
  3. アパレル業界に関われる

楽天やアマゾンなどのネットショップなら個人でも出品できるため、転職活動の前に勉強しておくと未経験でも採用されやすくなります

アパレル専門の転職エージェント直伝!転職サイト利用のコツ

ここからはアパレル特化型の転職サイト、クリーデンスの元キャリアアドバイザーにうかがった転職サイト利用のコツを紹介します。

転職活動前に覚えておきたいポイントばかりなので、参考にしてくださいね。

複数の担当者を比較する

まずは複数の転職サイトに登録し、各担当キャリアアドバイザーのサポート内容を比較してみましょう。

キャリアアドバイザーは転職活動のプロですが、一人のアドバイスが全てあなた自身に適しているとは限りません。

例えばクリーデンスのようなアパレルに特化した転職サイトを利用した場合、基本的には同業界でキャリアを積むように提案される傾向にあります。

なぜならアパレル業界の求人情報しかもっていないためです。総合型を併用すると、別の選択肢を提示される可能性もあるでしょう。

そのため複数の転職サイトに登録して、複数の担当者のアドバイスを聞いてみてください。

さまざまなキャリアの選択肢をもらいながら、自分に一番合った選択ができるといいですね。

なぜ販売職を辞めたいのかを整理する

販売職から別の職種に転職したい方は、転職活動を始める際に、なぜ辞めたいのか理由を整理しておきましょう。

あなた自身で転職理由を見つめ直し、問題の根本を掴んでおかないと転職に失敗してしまう可能性があるからです。

例えば、販売職からプレスやVMDを目指す求職者からよく挙がるのが「シフトの融通が利かないから」「残業が嫌で働き方を改善したい」といった転職理由です。

しかし問題の根本が「労働負荷を今より軽くしたい」であれば、別の職種でも実現できるはずですよね。

むしろ未経験でプレスになればさらなる働きと努力が求められるため、問題の根本は解決されないままになってしまいます。

また、働くうえで大切にしていることも、自身でしっかりと把握しておきましょう。

ファッションを仕事にしている方の中には、「好き」をモチベーションにしているタイプも多くいらっしゃいます。

そんな方が「ラクそうだから」と営業事務などに興味をもったときは、本当に希望する働き方か、もう一度考えてみてください。

「好き」が絶対ではありませんが、働くうえで大切にしていることは意識しておいた方が、転職活動にプラスに働くはずです。

アパレル業界ならではの面接のポイントを知る

アパレル業界の中途採用の面接は、他の業界にはないユニークな特徴があります。

アパレルに特化した転職サイトで、面接対策を教えてもらうといいでしょう。

履歴書の写真や面接時の服装のポイント

履歴書の証明写真を撮る際に切る服装は、応募先の店舗で働く従業員の雰囲気に合わせましょう

例えばルイ・ヴィトンなどの高級ブランドであれば、リクルートスーツではなく、ぜひご自身のセンスを表現できるスーツを着てください。

逆にH&Mなどカジュアルなブランドに応募する場合は、スーツよりも私服の方が違和感がありません。

アパレル業界では、履歴書の顔写真は必須です。私が求職者をサポートするときは、写真の質が良くないと判断したら撮り直しをお願いする場合もあります。

ちなみにスピード写真よりも、多少料金を払ってでも写真専門店で撮影してもらうのがおすすめです。

一昔前は「面接では自社の服を着るべし」という風潮がありましたが、最近は問われなくなりました。

ただし、少なくとも店舗の雰囲気には合わせた方が印象はいいでしょう。

職務経歴書のポイント

個人予算に対する成果など、実績は必ず書きましょう

例えば販売職でノルマを達成したのであれば、「新規を〇件開拓した」「顧客のリピートが〇件と好調だった」などPRにつながる情報は数多くあるはずです。

わかりやすく数値で表現するのが、採用担当者に注目してもらうコツです。

販売職以外も同じです。VMDなら自身が選んだ商品の販売数、プレスならメディアの掲載数などが実績の数値に当たります。

実は、ファッション業界に限らず、成功のプロセスを数値で語れる求職者はあまり多くありません。

それが職務経歴書に書いてあるだけで、頭一つ抜けた印象を与えられるでしょう。

店舗見学のポイント

可能であれば、面接前に店舗を見学してみましょう。立ち寄るだけではなく、実際に接客を受けると面接に活かせます。

店舗に足を運びましたか?」は、アパレル業界の面接で聞かれる鉄板の質問です。

「店内がきれいでした」など上辺だけの回答は求められていません。

接客の良かったポイント、改善すべきポイント、自分ならどう接客するかを自分の言葉で伝えられれば印象がぐっとアップしますよ。

また、接客スタイルが自身の好みに合うかチェックする意味でも、店舗見学は重要です。

転職先でどんな接客がしたいのか、応募先の店舗が自分に合うかを見極めてから入社すべきか判断しましょう。

アパレル業界ならではの転職理由の伝え方

ネガティブな理由で転職を検討する方は少なくありません。

特にアパレル販売職の方からはよく「面接でどうやって伝えればいいの?」と相談を受けます。

最低限、次の3つのポイントを押さえておきましょう。

労働環境についてはふれない

面接で労働環境への不満を漏らしてしまう方がいますが、印象が下がりはしても、上がることはまずありません。

例えば「立ち仕事が疲れる」「仕事が不規則」といった労働環境は、入社前にある程度予測できたはず。

アパレル販売職の仕事が忙しいことは面接官もよく知っているため、あえて自分から不満を言う必要はないでしょう。

業績不振のせいにしない

会社の業績不振を転職理由にすると「業績が悪化したら辞める人」だと思われてしまいます。

もし伝えたいのであれば「業績立て直しのためにこんな努力をしたが、力及ばず店舗閉鎖になった」「次の環境ではリベンジしたい」など、具体的に伝えましょう。

改善に向け努力する姿勢や今後の抱負・意欲が見えれば、面接官にも前向きな要素として捉えてもらえるはずです。

「経験を活かして新しい仕事に挑戦したい」と伝える

現職への不満よりも、新しい環境へのチャレンジ精神やスキルアップ意欲を前向きにPRするのが理想的です。

次のような伝え方ができれば、印象を上げやすいでしょう。

「転職理由は、スキルアップのためです。おかげさまで入社2年目で店長を任せていただき、店舗での経験をある程度積めた実感があります。しかし、部署異動をするには10年は現場で働く必要があるため、若いうちに幅広く経験したいと思い転職を決意しました。

特に、ダイレクトメールやSNSを通じた集客にやりがいを感じるので、今後はその経験をより活かせる環境でスキルアップしていければと思います。」

おかげさまで」という言葉を挟むと現職への感謝が簡単に伝わり、印象がアップしますよ。ぜひ使ってみてください。

アパレル業界の転職におすすめの自己PR

アパレル販売職におすすめ自己PR3選

アパレル販売職の求職者が特に悩みがちなポイントが、自己PRの方法です。

アルバイトと仕事内容は変わらないし…自分に強みなんてあるのかな」と悩む方によく出会います。

しかし、本人がそう感じていても、実際は他の職場で役立つ経験やスキルを積んでいる方が多い印象です。

特に次の3つは、アパレル業界での勤務経験者が強みとするスキルの代表格です。

ご自身の経験を振り返りながら、自己PRの参考にしてみてくださいね。

 顧客対応力

お客様のニーズへの対応力は、多くのアパレル経験者がもっているスキルです。

入店から商品を手に取るまでのどのタイミングで声をかけ、見送りをするまでにどんな接客をしていたか思い出してみましょう。

なぜ商品を販売できたのか、働きぶりを知らない面接官にも伝わるプレゼンができるように準備することが大切です。

例えば、販売職から外資系ハイブランドに転職したある求職者は、服をトータルコーディネートで販売することが得意でした。

その強みが、革小物だけではなく洋服も売りたい転職先の方針とマッチし、見事採用につながったのです。

発信力

店舗のInstagramアカウントを担当している方には、大きなチャンスがあります。

集客のために、自分なりに工夫したエピソードを伝えてください。フォロワー何人といった成果もわかりやすいです。

店舗のSNSを担当したことがなくても、個人アカウントのフォロワーが多い求職者をインフルエンサー採用している会社もあります。

それだけ、SNS戦略は近年注目されています。

逆にプレスやマーケティングに興味があっても、実績や勉強していることが特になければ自己PRにはなりません。

せめて自身でノウハウを学び、本気度を伝えましょう。

リーダーシップ

店長の経験がある方は、リーダーシップが自己PRになります。

「モチベーションの低いアルバイトスタッフがいた」など、苦労した方も多いはずです。

店舗のトップという立場から、スタッフにどのような働きかけをして目標達成したかを振り返ってみましょう。

例えば「トップスなどアイテムごとに担当者を置き、売上を競わせて当事者意識をつけさせた」など、あなたなりの工夫が必ずあったはずです。

スタッフを動かす力をもった方は、大きな成果を生み出しやすいものです。どんな職場でも評価されるでしょう。

この記事のまとめ

アパレル業界で働く方の中には、キャリアアップを目指して転職を考える方が少なくありません。

一方で、転職活動中に「どの転職サイトを使えばいいの?」と悩む方も多くいらっしゃいます。

こうした方は、次の2点を踏まえて転職サイトを選んでみてください。

アパレル業界を続けたい→アパレル特化型の転職サイト
求人数、掲載ブランドともにトップクラスのクリーデンスがおすすめ
アパレル以外に挑戦したい→総合型の転職サイト
幅広い業界・職種の求人を取り揃えるリクルートエージェントがおすすめ

転職サイトは数多く存在し、求人の種類や、担当者によるサポートの質も異なります。

一つの転職サイトにこだわらず、複数登録してみましょう。

そうすれば求人の選択肢が増え、自分にぴったりの求人に出会う確率を高められます。

複数の担当者からアドバイスを受けることで、視野も広げられるでしょう。

HOP!ナビとは

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不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。

★転職サイト・転職エージェントを徹底比較★取り扱い一覧

最後に「どの人材紹介会社に登録すればいいのかわからない」という方のために、各転職サイトや転職エージェントの特徴やポイントをご紹介します。

転職サイトや転職エージェントはそれぞれ特徴が異なります。あなたにふさわしい会社を選んで、後悔しない転職をしましょう。

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