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人件費を削減しているアルバイト先はブラック企業に間違いない!

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私が18才の時、高校時代にアルバイトしていた某ドーナツ屋が社員の募集をしていたので、そのままそこに就職することに決めました。ドーナツ屋など外食産業はブラックが多いと、周囲に心配されましたが、その店の経営状態が悪くない事はしっていたし、働いている人も見知った、仲のいい人が多かったので、あまり深くは考えずに就職していました。
しかし、就職して一か月もすれば、ドーナツを見ると吐き気がするほどになりました。
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経営状態は悪くなかったが、会社の事情は甘くはなかった
まずその店の経営状態は、以前から知っていた通り、決して悪くはなかったのですが、親会社の経営している他の飲食店のマイナス分を埋めるために、もっと利益を出せ、と言われ続けました。
そのため、備品はひたすら節約。消耗品にはそれぞれ一個いくらかの値段を書き、客から目のつかないキッチンは電気を半分消して薄暗い中で作業することになりました。ティッシュ1枚の値段が書いてあった時のパートさんの呆れた顔は忘れられません。
アルバイトを削り、社員を働かせることで人件費を削減
そして、ブラック企業の常套手段、人件費削減です。今の世の中アルバイトの方の時給をごまかすことはできません。時間ごとのアルバイトをひたすら減らして、その穴埋めを社員がします。
ドーナツ屋は仕込みもあるので朝早く、4時には出勤してドーナツを作り始め営業が終わった後も、頭を抱えながらパソコンと向かい合ってどこの経費を削れるか考える。その店には私と店長の二人しか社員がいなかったので二人とも週6.5日勤務のような状態で働き続けました。
元々売り上げが悪くなっかた店に加え、人件費削減で、はっきりと忙しくなったのです。
店長がストレスで毛髪を薄くしていくなか、私は自分のおかれている状況も良くわからず、ひたすら働き続けました。自分が雇われている側と言う認識がはっきりあればすぐにこの職場はブラックだ、と気付けたと思うのですが、アルバイトさんたちの不満を聞いて慰めているうちに、自分が経営者側の人間と勘違いして、自分が頑張らなくてはいけない、思い込んでいました。
そのドーナツ屋では定期的にセールをやっていました。5日間のセールが始まると夜12時には次の日のドーナツを作り始め、閉店まで働き続け、家にシャワーを浴びに帰ってまたドーナツをあげ始める生活になります。睡眠時間はとれません、パソコン作業をしながらウトウトするのが唯一の癒しです。
セールが終わった後もゆっくりはできません。また週6、5日で働きつづけます。しかし激務の後なので、「今週はひまだね」などと呑気に笑っていました。あのときの自分がいかに社畜だったか今は良くわかります。
当時はドーナツを買っていく客が自分たちをいじめに来ていると本気で思っていました。「安いから30個買っちゃう笑」みたいな人間を本気で憎んでいたのです。
それだけ働いていても年収は決して高くありませんでした。というか基本的にサービス残業なのではっきりと低かったです。月手取り19万程度。ボーナスはもちろんないので、保険などを入れても250万いかないレベルでした。公務員に就職した同級生が、週5日、8時間労働で自分よりも高年収なのを知ったとき、ようやく自分のしている仕事がブラックなんだと気付きました。
外食ブラック会社では、退職や転職をしようにもできない事情がある
ドーナツ屋がブラックだと気付き、転職を希望してもすぐには出来までんでした。店長自身もいかにこの仕事がブラックかは身を持ってしっているので、若いうちに辞められるなら辞めた方がいいと言ってくれていたのですが、長年の人件費削減でベテランのパートさんが1人、また1人と減っていたのです。働けるアルバイトがいなくなれば社員が泥をかぶるしかありません。店長と残ったアルバイトを置いて辞めるわけにはいかないと、そこから2年間働き続けなければなりませんでした。
最後のほうはほぼ、ノイローゼになり、店長が親会社の上司に相談して無理やり辞めさせていただく形になりました。
3ヶ月ほど療養してから、契約社員で一般事務員の仕事につきました。年収はそれほど変わりませんでしたが、時間外労働がなく休日も週に2日ちゃんともらえます。世の中にこんな良い仕事があったのかと思うほどでした。
今では逆に余暇ができすぎて困っているほどです。ドーナツ屋で働いているときには全くできなかった趣味の読書を復活させ、慎ましく生活しています。外食産業はブラックと言うのは本当です。就職を考えている方は絶対に辞めた方がいいです。私は今でもドーナツ屋を見ると吐き気がします。
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