15分の休憩時間も監視され、朝7時~20時までの13時間拘束を義務付けた会社

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私が、そのブラック企業に入社したきっかけは、海外への赴任者が多くいるという情報があったからでした。

もともと、海外で働いてみたいと思っていたので、この会社に入社すれば、いずれは海外に挑戦できると思って入社しました。ここで、私が海外赴任者が多いと感じたのは、社員全体の約30%が海外赴任していたのです。

             
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定時は17時30分のはずが20時まで拘束され、毎日残業することが義務だった

求人募集の勤務時間が、朝8時から17時30分までの8時間勤務となっていたのですが、実際に勤務開始となると、朝は7時前に必ず出社、夜は20時までは必ず残ることが義務付けられていました。実質13時間の拘束時間ということです。

さらには、夜20時までと言いながら、20時に帰ろうとすると、「お前は暇人なのか?仕事を覚えないといけない立場で、良く先輩や上司より先に帰れるな。」と言った言葉が浴びせられました。

結局なんだかんだと仕事をしていると、気が付くと23時、24時が当たり前のようになっていき、会社に居れば仕事が出来ているというような、感覚に襲われました。

でも、実際には、ただ会社にいるだけで、集中して仕事をしているわけではないので、効率が悪く、思ったよりも仕事がはかどっていないことが毎日のように起きていました。そのため、仕事がどんどんと積み重なり、最終的に、先輩への提出納期に間に合わないということも起こり始めました。

15分の休憩時間さえも監視され、話しをすると上司から怒られる

しかし、ここで疑問に思っていたのが、先輩たちや同時期に入社した人は20時〜21時に帰宅しているということです。最後まで残って仕事していたのは、私一人だけでした。

また、午前と午後に一回ずつ、15分間の休憩時間が設けられていました。その休憩時間は食堂などでお茶を飲んだり、ジュースを飲んだり、職場の席でゆっくり過ごしたりと自由に過ごすことが出来る時間のはずです。

しかし、その休憩時間すら監視下に置かれ、他の部署の先輩や同僚と少しでも話をしようものなら、同じ部署の先輩から「お前はいつも楽しそうに他の奴らとしゃべっていやがって、仕事をする気ないのか?」と呼び出されては怒られることの繰り返しでした。

実際には、他部署の人から仕事に関することで注意を受けていただけで、楽しそうに話をしたことは一回もありませんでした。先輩にそのことを伝えても、「そんなはずはない。笑っていたじゃないか。」と余計怒られる始末でした。

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年収350万円で海外赴任、赴任手当は一切なし

他にもいろいろあり、どんどんとストレスが貯まる一方でした。今でも、約1年間も我慢できたなと、自分でも感心してしまいます。簡単に退職することが出来なかった理由は、とてもシンプルです。それは、海外赴任への夢を捨てきれなかったからです。

今思えば、海外赴任のチャンスはその会社でなくてもあるということに、なぜ気づかなかったのかと思うほどですが、それほどまでに固執していました。

しかし、海外赴任していた先輩が戻ってきたときに会話をし、海外赴任に恐怖を覚えたのです。日本本社よりもひどく、特に現地人に対する扱いはひどいもので、日本人は全員現地人をひどい扱いにしないと仲間外れにされるというほど、意味の分からない縛りがあると言いうのです。

さらに、赴任手当も出ないなど待遇面も良くないという話を聞き、その時の年収350万円だけで、家族と離れての生活はできないと考え、総合的に判断してこの会社の海外現地法人への赴任は避けなければいけないと判断しました。

社内の95%は社長の言いなり、残り5%は怖くて退職できない人でした

このような状況に上司や同僚たちは、約95%の人はこれが普通で、まだまだ温いと考えているようでした。特に、社長は昔気質の人で、社長が右と言ったら、左のものも右になるというほど、車内では絶対的な存在で、そこを疑問に思う人は異常な存在として取り扱われていました。

残りの5%は異常だとは感じていながらも、次の転職先も同じような会社だったらどうしようと考えて、辞職することを怖がっていました。しかし、私は、どうしても我慢できず、転職しました。

今の会社は念願の海外赴任ができ、さらに出社時間が10分遅れても、退社時間を10分遅くなれば問題なしと、融通が利く会社です。思い切って転職を決断したおかげで、ブラック企業と離れることが出来ましたが、今でも会社に残っている人には、抜け出るためのほんの少しの勇気を持ってもらいたいと思っています。

精神的に病んでしまってからでは手遅れで、私の場合もその兆候が見られたので、完全に病む前に抜け出すことを第一に、次の仕事は退職してからでも、まだ何とかなるので、勇気を持って決断しましょう。

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