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職務経歴書の略歴が必要な場合とは?例文付き書き方のポイント解説!

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職務経歴書を作成する場合、特に社会人経験の長い人や転職回数が多い人は職務経歴欄が長くなりがちです。
そんな時は「略歴」を別途書くことで、応募先企業の採用担当者に好印象を与えることができます。
ここでは略歴について説明し、どんなケースで活用するとよいか、さらに書き方のポイントとサンプル例文をご紹介します。
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3 | パソナキャリア |
3.44
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3.44 | 3万7760件 |
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アンケート概要
対象者:直近3年以内に転職した20~40代(1000名)
調査元:HOP!ナビ編集部
調査時期:2019年12月
職務経歴書の略歴とは?
略歴とは、職務経歴を要約した内容を書くための欄です。
基本的には職務経歴欄の前に「略歴」または「職務要約」といった形で職務経歴とは別に欄を設けます。
職務経歴の要約として、転職応募者がどのようなキャリアを積んできたのか、キャリアの全体像を転職先の採用担当者に知ってもらうための項目です。
職務経歴書は原則として書式自由ですが、それでも必ず書く必要のある項目のひとつが職務経歴です。職務経歴は、職務経歴書のなかで応募企業の採用担当者が最も重視する部分です。
そのため略歴を書く場合には、要約の書き方次第で即不採用になる場合もあるくらい、大切な項目なのです。
また、略歴があると、面接を担当する人事担当者が、キャリアを理解しやすく、質問内容を決めやすくなってスムーズに進めやすいというメリットもあります。
職務経歴書の略歴は必要なの?
職務経歴は必ず書かなくてはいけないわけではありません。
そのため必要な場合と不要な場合があります。
ここでは、必要な場合と不要な場合について、例を挙げて説明します。
職務経歴書に略歴が必要な場合とは?
職務経歴書に略歴が必要な対象者は、基本的に30代以降の転職者です。
人材の流動化で転職が一般的になったことや、雇用形態の多様化で派遣社員として働く人が増えています。
こうして転職や派遣社員を選ぶことでキャリアアップやキャリアチェンジをする人が増えています。
あるいは、病気療養、親の介護や結婚、出産、自分探し、起業といったさまざまなライフイベントによって、キャリアが中断する人も増える傾向にあります。
このように、転職回数が多い人や、キャリアチェンジした人、病気、介護、子育て、起業などのライフイベントでキャリアが中断した人は略歴を書くことがおすすめです。
略歴を書いてキャリアチェンジ、キャリア中断があったことを伝えることで、採用担当者にネガティブな印象を与えることを防ぐことが必要です。
略歴が必要な人の例
- 転職回数が4回以上と多い人
- 雇用形態が社員または派遣社員で、1回でもキャリアチェンジした経験がある人
- 1つの派遣会社からの派遣先企業が4社以上ある人
- 社内またはグループ企業内での異動回数が多い人
- 結婚、出産、介護、看護などの理由でキャリアが中断してしまった人
- 起業、自分探しなど自発的な理由でキャリアを中断した人
職務経歴書の略歴が不要な場合
一方、職務経歴書の略歴が不要な人は、基本的に20代の人や転職活動がはじめての人など、キャリアが短い人や1社でひとつのキャリアを長く積んできた人です。
キャリアが短い人は、志望動機や自己PRなどで十分にアピールするほうが効果的です。
また、1社でひとつのキャリアを積んだ人は職務経歴欄で具体的な数値や成果、表彰などのPRポイントを採用ニーズに応えるかたちでアピールするとよいでしょう。
略歴を書くかどうか悩む場合には、求人情報サイトの転職ガイドを参考にしたり、転職情報サイトや転職エージェントの無料の転職支援サービスを活用することもおすすめです。
略歴が不要な人の例
- はじめて転職活動を行う人
- 1社でひとつのキャリアを積んできた人
- 正社員、契約社員、派遣社員以外の雇用形態に転職を希望する人
職務経歴書の略歴の書き方のポイント3つ
略歴は難しいものではなく採用担当者に応募者自身をより知ってもらうための手段です。
ポイントを押さえて書くことで前向きにキャリアを積んでいることをアピールしましょう。
ここでは職務経歴書の略歴の書き方で押さえるべき3つのポイントをご紹介します。
ポイント(1) 略歴で一番伝えたいのは「その理由」
略歴を書く場合には、何を伝えたいかを心がけておくことが重要です。
具体的には、何を伝えたくて略歴を書いたのか、その理由を採用担当者が理解できることが大切です。
人生には予期しないさまざまなことが起こります。
そうした出来事をどのような気持ちで受け止め、どのように対応してきたかでその人の生きる姿勢が分かります。
生き方は仕事に対する姿勢にも繋がります。仕事に対する姿勢を伝える方法は、業務内容での実績や成果、ポートフォリオ、自己啓発などもありますが、これらは担当業務に対する努力や結果であり、スキルや能力といった要素が強くなります。
一方、ライフイベントや自発的な理由でのキャリアの変更は、その問題にどのように向き合い、対処したのかといった、働く上ではトラブルや問題の解決力に繋がる要素です。
グローバル化で従来の解決方法が通用しなくなりつつある今、こうした問題解決力を転職応募者にも求めるケースは確実に増えてきています。
ポイント(2) キャリアの変遷が分かるように編年体式で書く
略歴の書き方で特に注意した方がよいのが、過去から現在へ向かう、編年体形式で書くことが一般的だということです。
職歴の要約として、キャリアの流れが分かる程度に職務経歴からピックアップして書いていきましょう。
例えば、会社名や仕事内容、業務経験は必要最小限に留めましょう。
略歴で伝えたいのは、応募者が学校卒業後はじめての入社から現在まで辿ってきたキャリアの変遷です。
採用担当者が応募者のキャリア人生の全体像を、イメージできたかどうかが採用の大きな分かれ道になります。
ですから、略歴はアピールするのではなく、あなたがそのキャリア人生を辿った理由とそこから分かるあなたの取り組む姿勢を伝えることが大切です。
それには時系列で順を追って書くことが、最も伝わりやすいのです。
ポイント(3) 目安は200文字。300文字を超えたら長すぎ
職務経歴書は簡潔でコンパクトにまとめるのが大切ですが、これは略歴にも当てはまります。
略歴は、転職経験が多かったり、ライフイベントの理由などによって、短くまとめることが難しい場合も考えられますが、できるだけ簡潔にまとめられるよう工夫しましょう。
一般的な目安は、200文字までが読みやすく、長くても300文字以内にしましょう。300文字を超えると要点が伝わりづらくなって、選考落ちの可能性が高くなります。
職務経歴書はある意味、応募者のプレゼン資料です。用紙サイズや枚数、文字数など、限られた条件でポイントを押さえた最大限のアピールをすることが最も重要です。
業種や職種に関わらず、一般的に長い文章や分かりにくい内容は、仕事における能力も低いと判断されると心得ておきましょう。
4転職回数が多い人の職務経歴書の略歴サンプル例文
転職回数が多い人の略歴のサンプル例文をご紹介します。
例文のグッドポイントと共に、職務経歴書作成の際の参考にしてください。
4-1【サンプル例文:略歴】転職回数が多い人の場合
大学卒業後14年間、食品メーカー3社で営業職に携わってきました。1社目は営業の基本を学び、2社目は新規開拓で1500万円の実績を上げてリーダーに抜擢、現職は入社3年目で課長に昇格。
昨年度売上2億円を達成しました。
一貫して信頼関係構築に努め、課題解決力で売上アップに貢献してきました。
2社目は倒産、現職は海外でのビジネスに挑戦したく、退職を決意しました。
4-2【サンプル例文:略歴】グッドポイント
- キャリアに一貫性があることを伝えている
- キャリアアップのための転職であることを伝えている
- キャリアの流れを簡潔で分かりやすく伝えている
5事務職の職務経歴書の略歴サンプル例文
事務職の人の略歴のサンプル例文をご紹介します。
例文のグッドポイントと共に、職務経歴書作成の際の参考にしてください。
5-1【サンプル例文:略歴】事務職の場合
大学卒業後7年間営業事務に携わりました。主に営業3名のサポート業務を担当。
営業サポートとして商品知識を身につけながら営業に新商品提案の発案や、営業事務と情報共有しながらフォーマットの標準化やマニュアル策定を進め、業務効率化を実現してきました。
一貫して「三方よし」の精神でコミュニケーションを重視し、事務として売上アップ、コスト削減に貢献する視点で業務に取り組んできました。
5-2【サンプル例文:略歴】グッドポイント
- 仕事の取り組む姿勢が伝えられている
- 担当業務だけでなく積極的に仕事を開拓する意欲が伝えられている
- 簡潔に分かりやすく業務内容を伝えている

この記事を書いた人:がんちゃん@元キャリアアドバイザー
教育業界から大手転職エージェントへ転職し、約5年半にわたりキャリアアドバイザーとして勤務。業界や職種を問わず1,000人以上の求職者を支援した。
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