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【職務経歴書】合格レベルの自己PRが簡単に書ける3ステップ【例文あり】

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この記事の目次
職務経歴書に自己PRはいる?いらない?自己PRが必要な理由

職務経歴書で自己PRが必要な理由
職務経歴書では決められたフォーマットがないので何を書くのかは自由ですが、自己PRは必ず書いた方がいいです。
その理由は、書類選考を行う際に、その応募者を面接に進めるか進めないかの意思決定をする際に判断材料にするものが自己PRだからです。
採用担当者に聞くと、経歴などが一定水準を満たしている応募者を面接に進めるか進めないかを悩んだときは自己PRの印象から決めるそうです。
このことより、自己PRは重要度の高く必ず書くべき項目と言えます。
職務経歴書はその名の通り、転職活動をする際に、過去の職務経歴を応募先企業にアピールするために書くものです。
しかし、単に職歴を羅列するだけではアピールになりません。
人事は職務経歴書を読んで書類選考の合否の決定を行います。職務経歴書の形式は自由で最低限「職務経歴」だけを書けば役割を果たしますが、「職務経歴」だけでは応募者が入社後にどのような強みを生かして活躍してくれるのかのイメージがつきません
職務経歴書の自己PRは自らの強みを言語化して入社後の活躍の再現性をイメージしてもらうために書かない理由はないと言えます。
特に職歴のない未経験者や第二新卒は自己PRが必須
職務経歴書を書く人の中には、職務経歴がほとんどないため、あまり書く内容がないという人も多いでしょう。
学校卒業後、数年たってから、社会人経験のないまま就職活動をする場合は、どう書けばよいのでしょうか?。
この場合は、職歴は省略し、自身の人間性や特技・資格などからアピールできるものを探さなければなりません。
これは、まさに文字通りの「自己PR書」になります。
それでは具体的に、次章で「自己PR」のフレームワークを紹介します。
職歴がない場合は「自己PR書」に
キャリア整理の場合に困るのが、未経験や第二新卒など、ほとんど職歴がない場合です。
まったく職歴がないのに書類のタイトルが「職務経歴書」では違和感がありますので、この場合は書類名を「自己PR書」とします。
書く内容として、初めに職歴がない事情や理由を説明します。
職歴がないこと、あるいは少ないことは仕方のないことなので、ここは正直に書くことで採用担当者も納得してくれます。
もちろん、あからさまに不利になるようなことは書く必要はありません。
職歴はないが、学生時代に頑張ったこと、自分なりの趣味や性格の強点に重きをおいて書いていきましょう。
「自分はどの形式で書いたらいいのかわからない...」という方は一度転職のプロ(転職コンサルタント)に相談してみることをおすすめします。
転職コンサルタントに相談するメリット
- 書類選考を突破するためのノウハウを熟知しているため、プロの観点で書類作成をサポートしてもらえる
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職務経歴書と自己PRは履歴書や面接と同じでもいい?

自己PR欄は履歴書にもありますが、その内容は同じでいいのでしょうか?この章では、この疑問にお答えします。
自己PRの内容は同じで大丈夫
結論から申し上げますと、内容は同じで大丈夫です。
むしろ、職務経歴書と履歴書でPRしているポイントが全く異なっていると、怪しまれることになってしまいます。
採用担当者は「どちらを重視すればいいのか?」というような疑問を持つことでしょう。
したがって、基本的には自己PRの内容は同じでも大丈夫です。
職務経歴書の自己PRの書き方3ステップ【テンプレート】
職務経歴書に記載する自己PRはどのような項目で、書き方はどうすればいいのかを具体的なフレームワークに落とし込んでみましょう。
たくさんの応募者の中から注目され、面接へのステップアップに必須の3要素を紹介しますので、テンプレートとして活用してください。

ステップ1. 強み
ステップ1.は、「強み」です。言い方を変えると、「売り」とか「セールスポイント」になりますが、まさに「自己PR」の核心にあたる部分です。
前職時代の業務や経験を通じて得られた能力やスキルの中で、誇れるもの、自慢できるものを端的に表現します。
表現方法は「〇〇力」(交渉力、営業力、接客力など)、「〇〇性」(執着性、積極性など)といった単語でもいいし、「〇〇に関するノウハウ・知識」などのフレーズでもかまいません。
まず初めに、企業が求める人材イメージに照準を合わせ、まずは結論として「強み」をアピールしておくのが。
ステップ2. 強みの根拠
ステップ2.は、強みの根拠です。強みに説得力をもたせるためには、根拠を明確に示すことが大変重要になります。
根拠の示し方は、具体的な実績や評価やエピソードで示します。
前職の担当業務で強み根拠を示す
会社における所属部門、所属チーム(課・係)のポジショニングを簡単に説明した上で前職の担当業務を説明します。
担当業務が多岐にわたる場合もあると思いますが、その中でも実績をPRしやすい業務を選び記載します。
「担当業務は営業活動全般」というような抽象度の高い書き方をするのではなく、「法人顧客の新規開拓で商材Aを担当」というように具体的に書きましょう。
採用担当者があなたが働く姿をイメージしやういようにすることが重要です。
担当業務で発揮した実績が強みの根拠になる
担当業務では具体的な能力の醸成やスキルアップに役立ち、いくつもの実績を残すことができたと、はっきりアピールします。
しかも、実績を達成するにはかなりのハードルが高くて苦労が伴ったが、その分得るものも大変大きかった、と書きます。
そして、その経験・苦労が今の自分の財産・スキルになり、強みになっているというのが落としどころです。
営業系は、前職での数値目標と結果である営業成績を中心に書きます。
また、その数値が伸びているのかどうかについては、前年比を入れると説得力があります。
事務系で数値実績を書くのは難しいですので、担当した代表的な資料名を書くのが一般的です。
志望先の会社には資料の意味や位置付けがわからないので、「会社の決算時に使用する〇〇資料を担当」といったように補足文を付けましょう。
ステップ3. 強みの活かし方
ステップ3.は、強みを転職先でどう生かすかです。
1.でアピールした「〇〇力」「〇〇性」「〇〇に関するノウハウ・知識」は、今回の募集で求められている能力やスキルにピッタリとあてはまり、御社に貢献できると結びます。
職務経歴書に書く"強み"は業務で活きる"強み"であり、転職する職種や業界で生きる再現性のある必要があります。
例えば、営業職の募集にエントリーしたときに、金融業界から製造業界では必要な知識などが違ってきます。
しかし、営業力など転職先の業務でも活かせる強みを書くことで入社後の活躍してくれそうなイメージが付きやすくなります。
また、営業から事務職に転職する際にも利害調整能力など転職後も活きることを示し異業種でも今までの経験が活きることをアピールできます。
「自分の書いた自己PRで選考突破できるか不安...」という方は、一度転職のプロ(転職コンサルタント)に相談してみることをおすすめします。
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職務経歴書の自己PRは箇条書きでも大丈夫?
職務経歴書の自己PRは箇条書きでも大丈夫です。ですが、強みの根拠と貢献ポイントは必ず書きましょう。
職務経歴書の自己PRの文字数は何文字が一般的?
職務経歴書に書く内容は、大きく分けて職務要約、活かせる経験・知識・技術、職務経歴、自己PRがあります。
転職した会社数や職務の経験数・自己PRしたい量や内容によっても変わりますが、くどくすぎず簡単過ぎない分量として、ここでは約300字程度の自己PRを解説します。
最適な自己PR文字数は300文字
職務経歴書の枚数は、A4サイズで1~3枚が適当です。文字数にして1枚に平均500~600文字使いますが、2枚だと1000~1200文字、3枚だと1500~1800文字になります。
職歴概要(200~300文字)、職務経歴(300~400文字)、「自己PR(300文字)」、志望動機(200文字)で書いた場合、合計1000~1200文字となり、A4サイズでちょうど2枚分になります。
ちなみに、A4サイズ3枚になる場合は、転職回数が多かったり、同一会社で職場を数か所異動した場合と考えればいいでしょう。
もしくは、職歴が多くなった結果、それに合わせて自己PRしたいスキルや経験が増え3枚になったと考えればいいでしょう。
この場合の自己PRは、1.5倍見当で、400~500文字になります。
ただ、応募先企業によって書くべき文字量や内容は異なりますから、不安な方は転職のプロ(転職コンサルタント)に無料相談してみることをおすすめします。
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職務経歴書・自己PR欄の職種別例文サンプル【事務・営業・デザイナー・エンジニア】

より実際的に理解を深めてもらうために、ここではいくつかの職種について書き方のサンプルを紹介します。
事務職、営業職、webデザイナー職、SE(システムエンジニア)職の4つの職種ですが、文章のポイントは「自己PRのフレームワーク」と「企業の求める人材」に照準が合っているかです。
事務職の自己PR例文とポイント
例文
私の最大の強みは、「守秘性の高い業務経験」です。所属は総務部ですが、数々の仕事の中で、上司の信頼も厚く一任されたのが個人情報を扱う人事業務でした。
具体的には、本来一般社員では扱えない人事考課の基礎資料や進級・昇格データの作成等、個人情報に属する資料作成を任された実績があります。
もう1点は「積極性」です。
前職は総社員数120名に対し、人事・総務事務担当が3人という非常にタイトな要員配置をカバーするため、業務改善になりふり構わず取り組んだという自信です。
昨年度は3M運動という社内の業務改善運動で2位の表彰を受けました。
今回の御社の事務職募集の中でも、「守秘性の高い業務経験者」「仕事には常に前向き」の2点に関し、御社に必ず貢献できるものと考えます。
ポイント
- この人の強みは、「守秘性」業務の経験と、「積極性」です。事務の仕事はある意味では種々雑多ですが、数ある業務の中から絞ったのは「守秘性」の高い業務をやってきたという強みです。
- 根拠として、個人情報の多い人事業務を上司の信任も厚く、一般職として任されてきたという実績です。
事務職の成果は、営業系のように数値表現が難しいのですがうまく照準を合わせています。 - 単なる事務屋ではない、複数アピールポイントとして「仕事には常に前向き」とありますが、この根拠は社内の改善運動への取組でPRしています。
また、その背景には少ない事務スタッフでやりくりしてきた苦労を述べています。 - 貢献ポイントのメインは「守秘性の高い業務経験者」です。
しかし一方で積極姿勢、協調性など「職場の中で溶け込み」を期待するニーズに対して、前向きな個性がPRできています。
営業職の自己PR例文とポイント
例文
私の最もアピールしたい強みは、「建材の深い知識」と営業目標への「粘り」です。
この2点は、前職の上司や周囲からの評価も高く、数ある営業マンの中で他の追随を許しませんでした。
前職はご存知のように同業の中堅商社です。
中でも担当は、会社の売上シェア60%を稼ぐ法人営業チームで、メイン顧客はお付き合いが難しいと言われた取引先20社です。
この中でのこういった周囲の評価は、何事にも代えがたい栄誉でした。
特にライバル社との顧客争奪は激しく、担当した5年間粘りの営業に徹し、目標予算を下回ることはありませんでした。
今回の募集で「経験重視」とありましたが、この実績と経験そして顧客とのネットワークは、同業社である御社には必ず即戦力として貢献できると考えます。
ポイント
- この人の最大の強みは、「建材の深い知識」と「営業目標に対する粘り」と明言しています。
しかも、それは自慢話にならないよう、前職時代の周囲の評価として明記しています。 - さらに、「粘り」を裏付ける「実績」として「5年間の目標達成」を語っています。
前職の職場が社内的にも重要部署であったという記載から、予算達成したことの価値をさらに上げ、説得性を持たせています。 - この会社の求める条件である「経験重視」を取り上げ、全体として「実践力」に照準を合わせた自己PRにしているのが特徴です。
たとえば、「ライバルとの争奪戦」や「付き合いの難しい20社を担当」といった表現は、面接で是非とも詳細を聞いてみたくなる書き方です。 - 貢献ポイントは、もちろん「即戦力」です。
営業に大切な「顧客とのネットワーク」を今も持っていると書くことで、即戦力としての確実さをアピールしています。
Webデザイナー職の自己PR例文とポイント
例文
私の一番のアピールポイントは、「HPデザインと一連のEC業務を担当」できることです。
前職の雑貨専門店は、全体売上の10%をインターネット販売で占めていますが、それを総括するEC部門に所属し、一気通貫で仕事をしてまいりました。
特にデザイン面においては、2年前に私の発案でHP画面を一新してから急成長し、ここ数年は2桁成長という実績を残しています。
スキル面では、専門学校のwebマーケティング専攻も役立っていますが、webデザインを趣味にするぐらい好きで、大手通販サイトを研究した結果です。
貴社の「デザインだけでなく幅広くECビジネスに精通した人」という募集に、私のこれまでの実務経験とデザイン力で必ず貢献できると考えます。
ポイント
- デザイナー募集ですが、昨今、どんなデザイナーでもデザイン専業で募集することはあまりません。
時に、営業マンであったりマーケッターであったり、場合によっては事務作業が伴う仕事として募集されることが多くあります。
それに合わせて、この人の最大の強みは「HPデザインと一連のEC業務を担当」とPRしています。 - 実績として、しっかり前職での貢献度を、会社の売上状況を引き合いに出し「ここ数年は2桁成長」とPRしています。
デザイン職も実績表現はなかなか難しいですが、多少、我田引水でもいいので会社業績と関連をアピールしたほうがいいでしょう。 - デザイン職としての実力は専門性なので、前職経験に加え、学校で習得したスキルレベルや、趣味や独学でもいいので勉強した内容も記載します。
- 貢献ポイントは企業の求める「幅広くECビジネスに精通 」に対して、「大手通販サイトを研究」として、能力に広がりがあるところをPRしています。
実際にはどのレベルかは、会って面接で聞いてみようとなります。
エンジニア職の自己PR例文とポイント
例文
私の御社にアピールしたい強みは「提案力」と「粘り」です。
「提案力」の根拠は、マネジメントソフト会社で3年間のSE業務経験と、メーカーのマーケティング部門経験です。
開発したのは、某大学の履修カリキュラムシステムです。
マーケティング的には学生を顧客に置き換え、いかに評判のいいシステムを構築するかが重要なポイントでした。
結果的に、その後の新規開拓のモデルシステムに採用されるなど、2つの職歴が奏功して大きな成果となりました。
「粘り」は、このシステム納品まで2年かかったことで、何度もプランを練り直し最後まで挫折することなく挑戦しました。
御社は企業理念に「チャレンジ精神」がありますが、これまでの職務経歴で必ず御社に貢献できると信じております。
ポイント
- この人の強みは「提案力」と「粘り」の2点です。これは、SE職一般に求められる要素でもあり端的に記載しています。
- 根拠として、「提案力」については「前々職でメーカーのマーケティング部門を経験」としています。
職務経歴では2社の職歴が記載されているはずですが、自己PRで関連付けてアピールすると効果的です。 - 「粘り」の根拠は、提案から納品まで2年間もかかったと、具体的な年数を上げて記載します。
「何度もプランを練り直し」で一応は苦労的なものは推測できますが、大きなトピックスがあれば字数が長くならない程度に書き加えます。 - エンジニア職一般でも、実績の表現は具体的な「課題達成」のサンプルで表現します。
「大学の履修カリキュラムシステム開発」といった表現で十分で、詳しく書かない方が興味をもたせることになります。 - 「チャレンジ精神」が企業理念に出てくるのは、創業間もない若い会社に多い例です。
このキーワードを見逃さずに引き合いに出し、貢献したい意志をアピールし締めくくります。
職務経歴書・自己PR欄のケース別例文サンプル【第二新卒・未経験・アルバイト】

最後にシチュエーションごとの自己PRサンプルを紹介します。
ここでは、職歴としてあまり語れる前職を持たない、あるいは前職がないに等しい場合の例文集です。
具体的には、「第二新卒」「未経験」「アルバイトのみ」をケース別に紹介します。
第二新卒の自己PR例文とポイント
例文
大学卒業後、食品専門商社に就職しました。就職のきっかけはOB訪問で、いまから思えば非常に強引な先輩の勧めで短期間で内定が決まりました。
もともと自宅通勤希望だったのですが、入社してみると先輩との約束はまったく関係なく、地方勤務となり現在にいたっています。
私の最大のPRポイントは、生まれて以降、この地で生活をしてきたという愛着です。
今回の応募は、御社の地元密着という小売業ならではの経営姿勢がきっかけです。
前職での職務実績はないに等しいのですが、夏冬の御店でのアルバイトはじめ、家族含めて御社は大変馴染みのあるお店ばかりです。
小売業の原点である「地元に根付いた商売」に、この地を良く知る自分が少しでも貢献できればと考えます。
ポイント
- まず冒頭は、前職を早期に退職し結果、語れる職務経歴を持たない事情を説明します。
これは第二新卒と言われる人たちにありがちな、いわゆるミスマッチによる早期退職パターンです。
退職理由は「退職せざるを得なかった」という背景さえわかれば十分で、できるだけ簡潔に述べます。 - 以降は、職歴が少なくても自分の強みを強調します。
ここでは、地元就職を念頭に、「この地で生活をしてきたという愛着」です。
アルバイトや同居の家族の馴染みも触れていますが、材料があれば愛着の深さをPRするといいでしょう。 - 貢献ポイントは、地元小売店ならではの「地元密着」を目指す御社に、必ずお役立ちできることを宣言します。
職歴のない分、自己PRの字数を増やして、大学時代に頑張ったこと、活躍したクラブ活動など人間的な魅力部分で貢献PRをする方法もあります。
未経験の場合の自己PR例文とポイント
例文
公務員試験に2度チャレンジしたが合格せず、今回一般企業に進路変更しました。
したがって、職歴がないので職務経歴書に変えて「自己PR書」とさせていただきました。
私の誇れるものは、大学時代に打ち込んだラクロス部での「集中力」と「主体性」です。
大学時代、あまり知られていないラクロス部を4名からスタート、卒業時は体育会にも昇格させ、総部員数70名で県大会準優勝までこぎつけました。
卒業後もOBとしてコーチに赴き、2年目には全国大会でベスト4の成績を残しています。
就活もせず、公務員試験も中途半端になった原因は「ラクロス漬け」の結果ですが、まったく後悔していません。
ラクロスで培った「フォア・ザ・チーム」の考え方と、私の「集中力」と「主体性」は、貴社の営業職として必ず貢献できると考えます。
ポイント
- この人は、まったく働いた経験がありません。
冒頭には、「職務経歴書」ではなく、「自己PR書」にしました、とあらかじめ断りを入れていますが、職歴のない事情は正直に言わざるをえません。 - 企業が「未経験可」を前提に求人をする場合は、その代わり持ち前の人間性やキャラクターに期待をします。
ひと言でいえば「ヤル気」ですが、これを具体的に「大学時代に打ち込んだラクロス部での『集中力』と『主体性』」という言葉でアピールしています。 - 強みの根拠は、ラクロス部の立ち上げ、体育会への昇格、戦績です。
たとえば、「集中力」といっても具体的なエピソードは難しいのですが、「ラクロス一筋」的な表現から、自分が一度決めたことは最後までやり通す芯の強さを感じさせています。
「主体性」も同様で、卒業後のクラブへの強い意志を感じます。 - 実直なスポーツマンなど、目標に向かう意志の強さを求める企業は多く、強い精神力は、未経験でも頑張れる営業マンの大きな貢献ポイントとなります。
アルバイト経験のみ場合の自己PR例文とポイント
例文
学生時代から続くアルバイト経験が、私の大切な職歴です。
もともと学資稼ぎが発端だった居酒屋のアルバイトですが、さまざまな人たちと出会える仕事が楽しく、卒業後も継続し今に至ります。
私の最大の強みは、アルバイトながら3年目に10名を動かすバイトリーダーを任され、職場になくてはならない存在となったことです。
年長のパート社員の管理や、店長代理としてのクレーム処理など、正社員同様の仕事を6年間やってきましたが、今回、知人の勧めで正社員採用に応募しました。
アルバイトとはいえ、6年間の飲食店最前線のマネジメント経験は、御社の「ショップ店長候補者」として将来的にお役立ちできるものと信じております。
ポイント
- 「アルバイト経験しかない」と思ってしまうと、自らの強みを否定してしまうことになります。
ここは、はっきりと「アルバイト経験が、私の大切な職歴」と言い切っています。
もちろん、職務経歴にはアルバイト経歴を記入します。 - そして、「10名を動かすバイトリーダー」「短期バイトやパート勤務者の勤怠管理」と具体的な実績を続けましょう。
そうすることで、「職歴」の現実味が出てきます。
また、「店長代理としてのクレーム処理」「正社員同様の仕事」と書き、単なるアルバイトではない責任のある仕事をしたというPRになります。 - この会社の求める「ショップ店長候補者」に照準を合わせ、これまでのアルバイト業務ではあるが、「マネジメントやサービス経験」と言い換えています。
- 実際の面接では、本当に「正社員同様の仕事」なのかどうかを質問されますが、多少見劣りしても責任感の強さを前面に出すとよいでしょう。
そうすることで、あくまで将来の「店長」目指して貢献していくと宣言できる意志の強さをアピールすることができます。
いかがだったでしょうか?
自己PRを書く際には、「強み」「強みの根拠」「強みの活かし方」のフレームワークに沿うようにすると、採用担当者に良いアピールができるでしょう。
書類選考に不安がある方は転職コンサルタントに相談するのがベスト

「自分一人で職務経歴書を作成する自信がない...」「選考突破できる気がしない...」という方は、一度転職のプロである転職コンサルタントに相談してみることをおすすめします。
選考対策をプロに依頼すると選考突破率は格段にアップする
当サイトが最もおすすめするのは、「転職コンサルタントに選考対策を依頼する」ことです。
転職コンサルタントは、企業とのコネクションを持った転職のプロですから、「どのような履歴書・職務経歴書を作成すれば選考に通りやすいか」「この業界の人事はどのような人材を求めているか」というようなことを熟知しています。
実際、転職コンサルタントの中にはサポートした転職希望者の選考突破率が90%を超えている方もいます。
ですから、一度転職コンサルタントに相談して、選考突破のための対策を行ってもらうことをおすすめします。
また、転職コンサルタントに相談することは他にもさまざまなメリットがあります。
転職コンサルタントに転職サポートを依頼するメリット
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この記事を書いた人:がんちゃん@元キャリアアドバイザー
教育業界から大手転職エージェントへ転職し、約5年半にわたりキャリアアドバイザーとして勤務。業界や職種を問わず1,000人以上の求職者を支援した。
HOP!ナビとは
転職やキャリアに関わるコンテンツを通じ、「今の仕事に悩む人」がより自分らしく働けるようにサポートしているメディアです。
不安のない転職活動や理想の転職先探しに役立ててもらうため、転職者や人材業界関係者へのインタビュー調査はもちろん、厚生労働省などの公的データに基づいたリアルで正しい情報を発信し続けています。
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