履歴書の異動の書き方|異動歴が多い場合は書かなくても良いの?
履歴書の異動の書き方
【店舗異動・部署異動・職位異動の例文】
部署異動・店舗異動・昇進などの職位異動について、履歴書にどのような記載の仕方をすればよいのか具体的にご紹介します。
店舗異動の場合の書き方
⚫️書き方例
平成〇〇年 株式会社××に入社 店長として札幌支店に配属
平成△△年 浜松支店に異動
店舗異動の記載のポイント
- 配属店舗をあらかじめ記載する
- 異動が多い場合は職務経歴書に記載する
店舗異動の場合は、はじめに配属店舗を書いてから、異動先を書くようにしてください。
サービス業などで、異動が多い職種であれば、履歴書が異動歴で埋まってしまうこともあるので、店舗異動を繰り返した場合は職務経歴書に記載するようにしてください。
⚫️出向した場合の書き方例
平成〇〇年 〇〇株式会社に入社
平成〇〇年 □□株式会社に出向
⚫️合併などで社名が変わった場合
平成△△年 △△株式会社との合併により、株式会社✖✖に転籍
店舗異動だけでなく、会社によってはさまざまな異動があります。わかりやすく、簡潔に書くように心がけましょう。
部署異動の場合の書き方
⚫️書き方例
平成〇〇年 〇〇株式会社入社 ソリューション営業部に配属 新規顧客開拓に従事
平成△△年 総務部に異動 社員の勤怠管理と新人教育に従事
部署異動の記載のポイント
- 部署異動の際は仕事内容を添える
- 「異動」「配属」はどちらでもOK
- 業務内容にさほど変わりがない場合は省略も可
部署異動の際は、部署名だけでは具体的な仕事内容がわからない場合も多いので、簡単な仕事内容を一言添えるとよいでしょう。
より詳細な内容は職務経歴書に記載しますので、簡潔に書くようにしてください。
「異動」は「配属」などという言葉を使っても構いません。
また、営業部から経理部へと職種を異動した場合は記入しますが、営業一課から営業二課に変わった場合など、仕事内容にさほど変わりがなかったり、同じ部署内で何度も異動を繰り返したりした際は、省略しても構いません。
職位異動の場合の書き方
⚫️書き方例
平成〇〇年〇月 〇〇部〇〇課 課長に昇進
職位異動の記載のポイント
- 職位異動は部署も記載
- シンプルに書く
⚫️昇進と昇格の違い
職位異動の際、「昇進」と「昇格」どちらの言葉を使えば迷ってしまうこともあります。
一般的に「昇進」とは等級が上がることで、課長から部長へと役職が変わったときは「昇進」と使います。
一方、「昇格」は昇進できるかどうかの基準です。
等級により、勤続年数や仕事の経験により昇格することができますが、ポストに空きがなければ昇進することはできません。
履歴書に職位異動を記載するときは、「昇進」を使うようにしましょう。
異動回数が多い場合の書き方
⚫️書き方例
平成〇〇年〇月 品川店に店長として就任
その後新宿店・川崎店と異動
平成△△年△月 関東圏のスーパーバイザーとして昇進
異動回数が多いときの記載のポイント
- 部署異動は詳しく書く
- 場所の異動が多い場合はまとめて書いてもOK
- 職務経歴書を併用する
部署異動はできるだけ詳しく記載をしたほうが良いですが、店舗や支店などの場所異動が多い場合は、一行にまとめても構いません。
ただ、採用担当者はどうしても職務経歴書を見る前に履歴書を見て判断しますので、アピールする材料はその分減ると考えてください。
履歴書に異動歴を書く2つの理由
そもそも履歴書に異動歴を書く理由は、主に2つあります。
理由1:アピールする材料を増やすため
異動をしたということは、その分ほかの人よりも多くの経験をし、より多くの人と接する機会があったということです。
その中で成長したことや勉強したことなどをアピールするチャンスにもなります。
理由2:自分を正確に知ってもらうため
異動をしたことにより、仕事が全く変わってしまうことも多くあります。
その分、少しでも関わったことのある仕事内容があれば、自己アピールとして使うことができますので、ぜひ記載をしましょう。
転職先に関わらない仕事でも「こんな仕事もしていたの?」「このお店に行ったことがあるよ」など、採用担当者と会話の糸口になることもあります。
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