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【職務経歴書】実績の書き方 実績なしでもアピールする方法も紹介!

実績は、採用側にアピールする大きな材料の一つです。しかし、誰しも志望企業に評価される実績を持っているわけではありません。そんな方は、実績以外の材料でアピールする必要があります。
この記事では、元キャリアアドバイザーがさまざまな状況に応じた実績の書き方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人:がんちゃん@元キャリアアドバイザー
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教育業界から大手転職エージェントへ転職し、約5年半にわたりキャリアアドバイザーとして勤務。業界や職種を問わず1,000人以上の求職者を支援した。
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この記事の目次
採用につながる実績を書く!職務経歴書の実績の書き方
まずは、基本的な実績の書き方について見ていきましょう。
実績内容
職務経歴書に書く実績は、できる限り具体的にすることを意識しましょう。
あなたがどんな仕事をしてどんな成果を挙げてきたのかを具体的に書くことで、採用担当者もあなたが入社した際の姿をイメージしやすくなります。
また、表彰がある場合にはこの中に含め、プロジェクト等に関与した場合もその旨を記入します。
実績の指標
実績がどれくらいのものなのかを数値で示します。達成率や何人中何位になったことや、プロジェクトの規模の大きさからあなたの優秀さをアピールします。
実績がない場合はどうアピールするの?自己PRや志望動機でアピールする!
具体的な実績がない場合のアピール方法は、主に以下の2つに分けられます。
勤務期間が短く、わかりやすい実績がない場合(第二新卒など)
自己PRでアピールすることがポイントです。
第二新卒者の場合は社会人経験が浅いので、実績を職務経歴書に書けない場合が多いです。しかし、採用担当者は社会人経験のあまりないあなたに実績をそれほど求めていません。
そのように実績が少ない場合では、たとえ小さなことでも「あなたが仕事上でしてきた努力や工夫」というものが大切になります。
例えば営業経験がある場合、「契約に結び付きそうな話を見分けるためにしたこと」や「電話でなく足を運んで熱意をアピールし、契約にこぎつけた」というような話を書くことで、あなたの強みをアピールできます。
あなたの強みやポテンシャルを最大限に伝えることを意識して、書く内容を組み立てましょう。
【ポイント】
- 自分ができるようになったことを書き出す
- 周囲に自分のアピールポイントを聞く
- 学生時代の自己PRも交える
事務職など、実績が数字で表現しにくい場合
資格欄や面接で工夫した事を伝えるようにしましょう。
【 面接例 】
「私が心がけてきたことは、営業事務として人為的なミスを防ぐことです。売上や納期の管理表を作成して共有を図ったことにより、小さなミスを減らして部署全体の作業効率を上げることに成功しました。
貴社においても、事務としての業務内容を一日も早く習得した上で、より作業効率を上げるための取り組みを提案・実行したいと考えています。」
【 ポイント 】
事務職で職務経歴書の実績を書く場合には、自らアクションを起こすことができるということを強調します。
その際、問題点の発見から解決方法までのノウハウを持っている人という印象を与えることが良い自己アピールになります。
併せて、エクセルやワードなどのPCスキルについても資格欄に記入しておくと良いでしょう。
「アピールできる内容が思いつかない…」「そもそも職務経歴書の作成に自信がない…」という方は、転職のプロに不安な点を相談してみることをおすすめします。
▼職務経歴書の作成を手伝ってもらうメリット
- あなたの経験を一緒に整理して、アピールできる強みを探してくれる
- 企業の人事とのつながりが強く、採用担当者目線での添削をしてもらえる
- 先輩内定者の成功事例があるため、攻略法を知っている
アルバイトやパートを職務経歴書に書けるの?
基本的にアルバイトの実績は書きません。
しかし、アルバイトから正社員への転職(就職)で、アルバイトの業務内容が正社員転職先の業務内容に関連する場合は書いても問題ありません。
どうしてもアピールしたい場合は自己PR欄で自分の経験やアルバイトでの実績をアピールしましょう。
【 自己PR例 】
「塾でアルバイトをしていた際、担当生徒に対して粘り強く接することで課題を洗い出し、科目ごとに対策を講じることで、テストの点を全科目平均で15点上げることに成功しました。
営業経験はありませんが、私が生徒にしてきた取り組みで発揮した粘り強さは、顧客と向き合って自社製品の良さを徹底的にアピールする営業職にも生かせると考えています。」
【 ポイント 】
どんな職種でアルバイトやパートをしていても、相手に伝え、理解させるコミュニケーションスキルがあれば、営業の仕事を中心に大きな武器になります。
職務経歴書に書く実績は、転職先の業種につながるように書くといいでしょう。
嘘や誇張はばれる?
結論、書類上ではばれません。
人事担当者は、履歴書や職務経歴書だけであなたの実績を判断することはなく、面接におけるあなたの態度や服装、話し方等も含めて実績を総合判断します。
そのため、ばれるとしたら実績について具体的に深掘られる面接ということになるでしょう。
なぜ深掘るかというと、採用側は「この人なら任せられる」という安心が欲しいからであり、その安心は職務経歴書に収まるような分量の実績と経験だけでは得られないからです。
職務経歴書を作成する段階だとしても、面接で自信をもって受け答えができるように、嘘や誇張しすぎた内容を記載することは避けたほうが良いでしょう。
(ただし、少しの誇張なら経験があるのでバレないことが多いです。)
業界・業種別、職務経歴書に実績をどう書く?実績の面接でのアピール方法
職務経歴書に記載した実績について、面接ではより具体的に深掘りされます。
そこで、記載した実績に基づいて面接でアピールする場合の例をいくつかご紹介します。
【 自己PR例1 】営業・販売
「私はアパレル会社で働いてきました。エリアリーダー、店長を6年間経験しました。売上目標を熟考し、その年の流行や外国人観光客の動向について傾向をつかむことに努力しました。売上目標は1年目から110%、125%…と少しずつ上げていき6年間すべてクリアできました。貴社においては、扱う商品は違いますが、売上向上、顧客対応などについては、今までの経験が生かせると思います。」
【 ポイント 】
営業・販売で職務経歴書に実績を書く場合には、特に数値で自己アピールすることが重要です。売上を伸ばすために行った工夫や成果を実績として職務経歴書にしっかりと書くようにします。当社で部署を任せられるかを見られます。
【 自己PR例2 】事務職
「私が心がけてきましたことは、営業事務として人為的なミスを防ぐための管理方法です。売上や納期について管理表を作成して共有を図りました。そのことによって、小さなミスがなくなり、作業効率が上がったものと思います。貴社においても事務業務について、一日も早くマスターし、管理方法を確立したいと思います。」
【 ポイント 】
事務職で職務経歴書の実績に書く場合には、自らアクションを起こすことができるかを強調します。指示待ちの人はいらないということです。問題点の発見、改善について方法を持っている人という印象を与えることが良い自己アピールになります。エクセル、ワードなど、PCスキルについても実績として書けるといいでしょう。
【 自己PR例3 】エンジニア
「チームリーダーとして、品質管理を中心に担当してきました。システム開発ではツールを、時間をかけて作成しチームのメンバーで共有することまでできました。取引先の方々からにも見ていただき高い評価をいただいたことは私の誇りになっています。今も自身のスキルアップのために○○の勉強をして、チームでも勉強会を開いています。」
【 ポイント 】
技術職の職務経歴書では、技術やスキルを自己アピールします。また、得意分野でどんな成果を出したか、また、新たな技術開発に積極的であるかという実績があなたの魅力であると伝えることです。自発的にスキルアップに取り組み、今までの実績とともに将来が期待できるという印象を与えることです。
【 自己PR例4 】接客
ウエディング関係の仕事で、主にフロントスタッフとして接客業務を行ってきました。私が常に心掛けてきたことは「お客様目線」で対応に当たることです。私は、フロントスタッフの仕事を「申込みに来られた時から披露宴終了まで」と捉えず、「この式場のことを知っていただいた時から今も」と捉えて日々精進してまいりました。接客態度を評価され、お客さまアンケートから○○スタッフ賞を頂きました。貴社においても私の徹底した「お客様目線」での対応を生かしていきたいと思います。
【 ポイント 】
接客の職務経歴書の実績で強調したいことは、「お客様目線」で業務に当たってきたことです。その「お客様目線」をあなたがどう捉えて、どんな実践をしてきたのかを具体的に実績として書けるといいでしょう。
また、売上や表彰を実績として書くとアピールポイントになるでしょう。加えて、勤務していた店舗の規模や取り扱った商材は何か、品目数、部下の人数などを記入すると仕事のイメージがつきやすくなります。
【 自己PR例5 】管理職
「電気メーカーで○年間、内部統制プロジェクトを任され売上向上に貢献しました。中でも2年間にわたり、経営企画部課長として業務改革計画に携わり、マネジメントに当たりました。当初目標の140%を達成することができました。管理職として、部下の意見をできるだけ取り入れながら「共有」を心がけてまいりました。また売上達成率を常に120%を超えてきたことも私の強みになっています。」
【 ポイント 】
マネジメント経験と能力が非常に大切になります。職務経歴書の実績では、よく言われます「全方向へのコミュニケーション能力」を持っているかが求められます。達成率や改善率等の実績をできるだけ数値で表すといいでしょう。
▼職務経歴書の詳しい書き方

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