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【転職・職務経歴書】未経験職種の書類選考を通過できない3つの理由【見本あり】

現在、転職市場の拡大とともに未経験の職種や業種へ転職しやすくなって未経験者が採用されるケースが増えています。
しかし、前提として未経験者可の募集でも経験者のほうが有利です。
その中で未経験者が合格するにはどうすればいいのでしょうか。
職務経歴書の志望動機や自己PRの工夫はもちろん転職コンサルタントのサポートを受けることもおすすめします。
職務経歴書作成が不安な方は?
「限られた文字数で経験やスキルを伝えきれるか不安...」
と不安に感じる方も多いでしょう。
そんな不安をお持ちの方は、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントに登録すれば面談を通じてあなたの強みを理解して書類で伝えきれない人となりを企業に伝えてくれたり、書類作成のサポートをしてもらえます。
転職エージェントを利用するメリット
- 転職支援のプロに書類を添削してもらえる
- 自分の経験やスキル強みの伝え方を教えてもらえる
- 企業の特性や傾向を踏まえた面接対策をしてもらえる
大手転職エージェントの満足度ランキング
順位 | 転職エージェント名 | 満足度 / 求人数 |
満足度 | 求人数 |
---|---|---|---|---|
1 | リクルートエージェント |
3.56
|
3.56 | 12万9977件 |
2 | doda |
3.46
|
3.46 | 9万4589件 |
3 | パソナキャリア |
3.44
|
3.44 | 3万7542件 |
※求人数は2021年10月1日時点の数字です
アンケート概要
対象者:直近3年以内に転職した20~40代(1000名)
調査元:HOP!ナビ編集部
調査時期:2019年12月
この記事の目次
なぜ未経験者を募集するのか
一般的に即戦力が前提の中途採用でなぜ未経験可の募集を出すのでしょうか。下記の3つの背景があります。
- 多くの応募を得るため
- 未経験でも戦力化しやすいため
- 他業界・業種の経験が生きるため
多くの応募を得るため
現在は転職売り手市場ということもあり、企業は人材の確保に力をいれています。そこでなるべく多数の転職者に選考を受けて欲しく未経験者可としています。
未経験でも戦力化しやすいため
エンジニアやWebデザイナーなど専門性が高い職種は未経験の応募は少ないですが、営業や企画などの専門職でない場合は未経験でも利益を上げてくれる芽があります。
未経験の職種に応募する際には、その職への適正やポテンシャルやモチベーションをアピールする必要があります。
異業界・異業種の経験が生きるため
異業界や異業種の経験が生きる場合もあります。例えば、製造業の顧客をもつシステム会社(SIer)では、製造業の内情や業務面での知識が生きます。
未経験者の職務経歴書で落とされる理由
- 未経験に応募する動機付けを職務経歴書で説明しきれていないから
- 前職の経験を応募先の企業にマッチさせきれていないから
- ポテンシャルをアピールできていない
未経験に応募する動機付けを職務経歴書で説明しきれていないから
未経験者だけど応募したその理由」を伝えることが最も重要
未経験者の職務経歴書に目を通してもらうには、採用担当者の「未経験者で応募してきた理由は何か?」という疑問に答える必要があります。 そのためには、「志望動機」と「自己PR」でその理由に答える説明をしておくことが重要です。
グローバル化のなか、応募先企業は未経験者に対して、いままでにない視点や見方で仕事に取り組んで欲しいと期待するケースも少なくありません。 未経験者だからこそ企業貢献できることもあるはずです。そのような前向きな気持ちで応募した理由を的確に分かりやすくまとめてみましょう。
前職の経験を応募先の企業にマッチさせきれていないから
転職先の人事担当者は一般的に職歴でどのような実務経験を積んでいるかを重視します。そのため、未経験者は実務経験がないことをカバーする必要があります。 そのためには、企業の求人情報から応募者に求められる能力やスキルをピックアップし、自身のキャリアの棚卸しを行って能力やスキルを洗い出します。 こうして自分の能力やスキルの中から採用ニーズにあてはまるものを、職務経歴で十分にアピールすることが大切です。
ポテンシャルをアピールしきれていないから
未経験者を採用する場合は新卒採用と同じで、ポテンシャル採用の一面があります。
しかし、前職での業務内容や経験が全く見られないということはなく、前職での業務とその成果から応募者のポテンシャルを計ります。
書類選考を通過できない場合はこの前職の経験やポテンシャルをうまく伝えきれていない場合があります。
未経験職種や業種の職務経歴書の自己PRの書き方ポイント2つ
志望動機と違って、自己PRは職務経歴書の他の欄ではアピールできなかったことを中心に書くための欄になります。 ですから、十分に活用してしっかりと自己アピールすることが大切です。ここでは、未経験者が自己PRでアピールするべき書き方のポイントを2つご紹介します。
求める人材像に合致するポイントをアピールする
自己PRでアピールする内容は、応募先の求める人材像に当てはまるアピールポイントでなくては意味がありません。アピールポイントが複数ある場合には、採用ニーズに最も関係の深いアピールポイントに絞りましょう。
応募者が採用された場合、業務のなかでアピールポイントを活かして活躍する姿を採用担当者がイメージできることが重要です。そのためには、応募企業と自分自身をよく知っておく必要があります。転職活動の最初の段階で求人情報や企業についてよく調べ、自己分析をしておきましょう。
具体的で説得力のある内容をコンパクトにまとめる
応募者を知らない採用担当者に、自己PRでアピールポイントを伝えるためには、誰が読んでも分かる内容と言葉を使う必要があります。そのためには、業務実績やプロジェクトの成果、資格、表彰といった具体的な内容を書くことが大切です。
ただし、あまり長く書きすぎると職歴に自信がないため、自己PR欄でその分を補おうとしていると捉えられることもありますので注意が必要です。好印象を与えるポイントは、「分量はコンパクトに、具体的で説得力がある内容」にすることです。分量のひとつの目安として多くても200文字に収めるとよいでしょう。
未経験職種や業種の職務経歴書の志望動機の書き方ポイント3つ
志望動機は「応募企業だからこそ入社したい」という意思を伝えることが大切です。応募した理由から一歩踏み込んだ内容にまとめることで、他の応募者に差をつけて面接へと進む可能性を高めます。ここでは未経験者が志望動機で伝えるべき3つのポイントについてご紹介します。
応募職種、応募業種に興味をもったきっかけを伝える
応募する職種や業種に興味をもったきっかけは何だったのかを伝えることは採用判断に影響を与えることも少なくありません。物事のきっかけはいわば初心として、仕事の壁にぶつかったり、行き詰ったときに立ち戻って考える拠り所となります。
採用担当者からみれば、きっかけの内容を知ることで応募者の人物像や熱意について、ある程度把握することができます。きっかけにプラスして御社を志望する理由が添えられていれば説得力も増します。担当者が納得すれば、未経験者でも面接で会ってみたいと判断され、面接のチャンスを掴むことも可能になります。
企業に貢献できることを伝える
企業の主な活動理由が利益を上げることである以上、社員に求める条件のひとつに会社貢献度が入っていることは言うまでもありません。未経験者であっても、社会人経験のなかで培った知識や経験の中には、応募企業でも貢献できる実務能力やスキルがあるはずです。
自己分析を行い、求める人材像と企業研究をした上で、どのような能力やスキルを活かして応募先企業で貢献できるかを具体的に伝えられれば、採用の確立は高くなります。
本物の熱意を伝える
未経験者の応募には、「現在の職種や業種で何かトラブルや問題を起こしたのではないか?」「飽きたからではないか?」といったネガティブな色めがねで応募書類をチェックする採用担当者もいます。それには、「採用ニーズにマッチする人材をなんとしても採用したい」という強い気持ちの現れである場合が考えられます。他には、経営状況や達成目標などなんらかの理由から「この採用を失敗するわけにはいかない」といった差し迫った状況の場合もあります。
本物の熱意を伝えるには、熱意の裏付けとなる具体的な事実を書くことがポイントです。採用側がどんな状況にあったとしても、応募者の書き方が的を射ていれば、不本意な結果になる可能性は低くなります。
【職務経歴書】未経験で事務職から製造業に転職する際の自己PRの見本
前職では事務職の派遣社員を行っておりました。データの管理やパソコンでの資料作成を行いました。几帳面な性格ですので、ダブルチェックを怠らなかったためミスなどは少なく前職でも評価されておりました。 貴社では、精密機器を扱いますが、不具合を出さないように性格な作業ができると考えております。
【職務経歴書】未経験販売職から営業職に転職する際の自己PRの見本
ここでは、これまでにご紹介した職務経歴書の志望動機と自己PR例文についてご紹介します。転職理由は十人十色です。サンプル例を参考にしていただいた上で、転職情報サイトや転職エージェントに登録して、転職コンサルタントにチェックしてもらうこともおすすめです。
【サンプル:志望動機】販売職から営業職へ転職を希望する場合
私が貴社を志望する理由は2つあります。1つはグローバルに展開されており、国の財政状況に左右されずサービスを提供することができることです。2つには保証が病気ではなく状態に対して保証しているため、顧客のニーズに合う商品を提供していると感じるからです。私の母が病気になったとき、病名が違うことで保険が下りずに苦労した経験があり、保険営業の大切さを認識しました。担当営業としてお客様に寄り添い、万が一でも心配なく過ごせる保険商品の魅力を伝えられる営業スタイルを目指しています。店舗販売員として身につけた顧客ニーズと課題発見力を生かし、法人営業として担当顧客の不安を安心に変えられる営業活動をしたい思い、貴社を志望しました。
【サンプル:志望動機】グッドポイント
- 営業職に興味をもったきっかけが書かれている
- 応募企業だからこそ志望する理由が書かれている
- 企業に貢献できる能力について書かれている
【サンプル:自己PR】販売職から営業職へ転職を希望する場合
前職では、店長を3年経験し、それまで赤字だった店舗の売上を黒字にすることができました。売上目標も3年連続達成できました。それは店舗状況を分析して問題を把握し、コミュニケーションを通して顧客ニーズをつかみ、お客様第一を考えて店員と情報共有し、改善のための話し合いとPDCAを実行したことにあります。職種も業界も変わりますが、これまでに培った課題解決力とコミュニケーション能力を貴社でも生かせるものと思います。
【サンプル:自己PR】グッドポイント
- 営業職に必要な課題解決力とコミュニケーション力をアピールできている
- 具体的な内容でコンパクトにまとめられている

この記事を書いた人:がんちゃん@元キャリアアドバイザー
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教育業界から大手転職エージェントへ転職し、約5年半にわたりキャリアアドバイザーとして勤務。業界や職種を問わず1,000人以上の求職者を支援した。
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