職務経歴書に退職理由は書くべき?正しい書き方・ポイントを紹介
目次
職務経歴書に退職理由は書くべき?
基本的に退職理由の記載は不要
職務経歴書では基本的に退職理由は不要です。職務経歴書は自分をアピールするための材料ですので、自分が不利になることは基本的に書きません。
「一身上の都合により退職」などは書いてもOKですが、職歴の多い人であれば比例して退社数も多く退職理由を書くだけでもスペースを使ってしまいます。
また、あまり退職理由ばかりが目立つと見栄えが良くないので記載しないことをおすすめします。
人事の懸念点になる可能性がある場合は書いた方が良い場合も
職務経歴書に退職理由の記載は基本不要ですが、先んじて伝えておいた方が良いパターンもあります。
パターン1:転職回数が多い場合
職歴が多い方の書類選考をしていると、「この人は弊社に入社をしてもすぐに辞めてしまわないか」と不安を覚える可能性があります。
書き方に注意は必要となりますが、直近に近しい職歴かつ、致し方ない理由である退職理由であれば簡潔に書いておいた方が不安を与えずにすむでしょう。
パターン2:退職後就業ブランクがある場合
退職後に離職期間が長くあると採用担当者はその点に目が行きます。
職歴欄にブランクがある場合は気になるものですので、もし理由があるのであれば先んじて記載しておきましょう。
退職理由別:退職理由の書き方と記入例
退職理由別に書き方と記入例をご紹介します。
派遣・短期契約・契約期間満了の場合
【退職理由】契約満了のため退職
派遣社員や期間契約社員の方は労働契約期間が数か月~数年のため、退職理由を書くべきケースの「転職回数が多い」に当てはまります。
親の病気・介護の場合
【退職理由】両親の介護のため退職
介護の場合は「ブランクがある」ケースに当てはまります。
面接でまだ介護がどの程度必要か質問されることもありますので、答えを準備しておきましょう。
留学の場合
【退職理由】留学のため退職
留学の場合はキャリア上では1年~3年の空白期間があるため「ブランクがある」ケースにあてはまります。
大学院など学位を取得するための留学なら履歴書にも記載しますが、語学留学など学歴欄に記載しないものは「語学習得のため留学」と書くとよいでしょう。
職務経歴書の退職理由の書き方とポジティブにするポイント
退職理由の裏付けを他の項目でも補う
例えば、キャリアアップと一言だけ書いた場合には良い印象とは言い切れません。なぜなら、「キャリアアップ」はあまりにも良く使われる言葉だからです。
本当は違う理由で退職した場合であっても好印象を与えたいがために、「キャリアップ」という言葉を使っているケースが多いです。
キャリアアップが理由で本当に退職をしたと一貫性を持たせるためには、その事実を裏付けする根拠を自己PRや経歴欄や志望動機欄などの内容にも書いておくと良いでしょう。
退職理由をポジティブにする
転職回数が多い場合は、一貫性をアピールすること、キャリアアップを目指してきた向上心などをアピールします。あくまでマイナスな理由は書かずに、できるだけポジティブな理由を探しましょう。
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