- 🕒
- 2018.05.18更新
- 2018.05.18公開
美容師の転職は難しい?美容師の年収と有利な資格、志望動機の書き方
美容師というと、最先端のトレンドに触れ、自分のセンスと技術を武器にした仕事としてカッコいいというイメージを持たれている方も多いでしょう。
しかし実際には重労働でもあり、転職後にイメージと違ったということにもなりかねません。そこで美容師への転職におけるポイントを紹介します。是非参考にしてみてくださいね。
転職サイト名 | 年代と特長 | 求人を探す |
---|---|---|
リクルートエージェント | 【全年代】 |
|
doda | 【20代】 |
|
マイナビエージェント | 【20代】 |
*リクルートエージェント調査、**電通バズリサーチ調査
この記事の目次
美容師職は業界別で業務内容がどう変わる?
美容師は女性のみなさんならよくお世話になっており、比較的身近な職種ではないでしょうか?ご存知の通り美容師の主な仕事はカット・カラー・セット・シャンプーブロー・パーマなどの施術をしながら、ヘアスタイルを創り上げる仕事です。また美容室での施術メニューは多岐に渡り、美容師はネイル・メイクや着付けなどの施術を行うこともあります。
また、美容室以外にも、結婚式場やテレビ局、雑誌の撮影やファッションショーなどさまざまな場所でも活躍しています。美容室でしたらヘアスタイルを変える仕事が主になりますが、その他の場所でしたらヘアスタイルを整えたりメイクをすることが主な仕事になります。
美容師職に向いている人、向いていない人
「美容師になりたいけど自分に合っているのか不安」と思う人も少なくないはず。転職してみて実際にお仕事してみたらイメージと違った!自分に合っていなかった、、ということにはなりたくないですよね。
ここでは、向いている人向いてない人の特徴から、美容師の適性を探ってみましょう。ご自分に合う職種なのか、チェックして下さいね。
美容師職に向いている人
探求心を持って努力し続けることができる人
美容師は勉強の連続です。カラーを塗る、ロッドを巻く、カットをする、美容師が当たり前に行っている作業は全て何百回も反復練習をし、体で覚えるものです。
美やトレンドに対する知識取得はもちろんですが、美容技術の反復練習をこつこつを続けることも必要になります。美容師という夢をあきらめずに、下積み期間に努力をし続けることが必要です。
仕事に意味を見出すことができる人
日々の業務を作業的に行うか、その作業を理解し創意工夫をするかで、会得の速度や深さが変わります。また会得できた時の喜びは大きく、それが更に美容師として高みを目指すモチベーションになることでしょう。
美容が好きな人
美容師に向いているのは、器用やオシャレとこというよりも美容が好きだという想いを持った人です。新たな技術や美容メニューに興味を持ち会得するという地味な作業が必要になり続ける職業です。美容が好きであることが一番です。
美容師職に向いていない人
人と接することが苦手な人
楽しい時間を過ごしたいと思って来店する人が多いので、美容師が不愛想だったり無口だったりすると、お客様は不愉快に感じてしまいます。人と接することが苦手ということで、美容師として得をすることはありません。
数字に疎い人
アシスタントでは店販(シャンプーやトリートメントの販売)や美容メニューのアプローチなどのノルマを設けている所もあります。また店舗や個人に売上目標を設定され、それが給料に反映もされます。自由そうな雰囲気ですが、数字に対しての意識は意外と高い職種です。
自分の意見を持っていない人
美容師は最終的には自分の技術・センス・感性で仕事をしていきます。人の意見やトレンド・知識だけで自分の力を発揮するには限界があります。己の芯をしっかり持ちながら周りとうまくコミュニケーションをとれる、そんな人が長く活躍する職種です。
美容師職の給料・年収
転職するとなると、給料や年収はとても気になりますよね。美容師は下積み期間もあり、その時の収入はあまり高くないというイメージもありますが、実際にはどうでしょうか?
経験を積みポジションが上がったり、他の美容メニューも取得するなどの仕事の幅を広げることで、年収アップも見込まれます。また業界によっても給料や年収は異なります。以下で詳しく見てみましょう。
美容師職の20代・30代・40代~50代の給与と年収
平成29年賃金構造基本統計調査での理美容師の平均年収は約260万円、年代別にすると以下のようになっています。
年代別でみる給料
- 20代の平均年収:男性211万円、女性205万円
- 30代の平均年収:男性310万円、女性265万円
- 40代の平均年収:男性342万円、女性260万円
- 50代の平均年収:男性322万円、女性259万円
※統計上、「美容師」のみではなく「理美容師」となっています。
通常年代が上がると平均年収は上がるのですが、(理)美容師は男性は40代、女性は30代で年収が下がっています。これはこの年代が美容師という現場から離れ店舗運営やマネジメントに携わったり、結婚・出産などで離職する年代であるからです。
美容師職の業界別の給与・年収
同じ美容師でも店舗で働く美容師とそれ以外の場で働く美容師とはどのように年収が異なるのでしょうか?
例えば、ヘアセットやメイクアップをタレントやモデルに施す「ヘアメイクアーティスト」。駆け出しのアシスタントでは年収200万円以下ですが、有名芸能人を担当したり著書やテレビなので自らが情報発信するようになったりすると年収1000万円以上になることもあります。
また、ブライダルサロンやホテル・結婚式場の美容室で花嫁にヘアメイクを施す「ブライダルヘアメイク」は、一人前になると500万円ほどの年収が望めるようです。また、双方とも専門事務所に会社勤務する場合とフリーでは、その収入は大きく異なります。
美容師職の持っていると有利な資格
美容師として働くためには、厚生労働省が指定する美容学校で昼間部2年、夜間部2年、通信科3年の所定の課程を経て国家試験に合格し、美容師免許を取得することが必要です。
また、美容メニューはさまざまな種類があります。国家資格ではなく民間資格にはなりますが、美容師としてのスキルやキャリアアップのために、ヘアメイク以外の取得にチャレンジすることもおすすめします。
エステティシャン
- 認定エステティシャン
- AEA上級認定エステティシャン
- 認定ビューティセラピスト
- Ajesthe認定上級エステティシャン
ネイル
- ネイリスト技能検定試験(3級~1級)
- JNAジェルネイル技能検定試験(初級、中級、上級)
セラピスト
- 植物から抽出した精油の香りの効用を用いて心身の不調の改善を促す「アロマテラピー」
- 体を廻るリンパ液の流れを活性化し、人の身体にとって不必要な異物や老廃物を排出する「リンパドレナージュ」
- 足にある反射区を刺激することでストレスや凝り・冷えなどの心身不調を改善する「リフレクソロジー」
美容師職の志望動機の書き方|転職理由や退職理由の伝え方
美容師の方が別業界の美容職への転職をする場合、美容師として得てきた経験とスキルを大いにアピールし、さらに「なぜ応募する業界での美容職を希望するか」と中心にした志望動機、「その業界でどのような仕事をしたいのか」というキャリアプランをポジティブに伝えてみましょう。
例)美容室勤務の美容師→ブライダルメイク
私は現在入社8年目のスタイリストです。お店でも中堅となりましたが、ここ数年美容師として次のステップへ進むことを考えておりました。
そんな時友人に頼まれブライダルヘアメイクの仕事を数回手伝ったのですが、結婚式というお客様にとって一生に一度の晴れ舞台に感動し、お客様を最も美しい状態に送りだすブライダルヘアメイクアーティストとなりたいと強く思いました。
また、ブライダルヘアメイクアーティストとして少しでも早く一人前になりたいと考えており、多くの結婚式場への派遣実績がある貴社でしたらさまざまな現場経験をさせて頂けるのではないかと思い、派遣実績が多い貴社への応募を致しました。
また、現在サロンでメイクも担当しているのですが、結婚式にふさわしいメイク技術取得のため、メイクアップスクールに通っております。また、来月からはネイルスクールへの通学も始める予定です。
スタイリストとしての美容師経験をベースに新たな技術や考えをもって、一日でも早くブライダルヘアメイクアーティストとして独り立ちできるようになりたいと考えております。
美容師職から転職!経験を生かしたアピールと志望動機の書き方
他の職種へ転職する場合、美容師で得た経験は有利になるでしょうか?美容師は技術職ではありますが接客業でもありますので、そこで得た接客技術やコミュニケーション能力はどのような仕事にも大いに強みになるでしょう。
未経験だから、、としり込みをせず、自分のアピールポイントを具体的なエピソードを織り交ぜ、積極的に転職活動しましょう。
例)美容師→介護福祉士
美容師として5年ほど店舗勤務をしておりますが、将来的に結婚・出産後も長く勤務したいとの思いが強くなり、転職を考えるようになりました。
以前より福祉美容師として複数回ボランティア活動させて頂いたのですが、その事業所での介護施設の職員さんのお仕事ぶりに心を打たれ、介護職への転職を模索しておりました。
この度数回ボランティア活動させて頂いた貴事業所での求人広告を拝見し、ぜひそちらでお仕事したいと考えました。
私は幼いころから祖母と同居しており、祖母やその友人との交流し成長してまいりましたので、高齢者とのコミュニケーションには自信があります。
また現在その祖母は介助が必要なのですが、私は入浴や食事の介助は時間が許す限りしており、素人レベルですが介助経験は豊富な方かと思います。
また、美容師としての店舗勤務経験から、人と親しみを持ってコミュニケーションすることは得意としております。今後は介護職のプロとして、資格取得も含め、一人前早くなるよう努めていく考えです。
★転職サイト・転職エージェントを徹底比較★取り扱い一覧
最後に「どの人材紹介会社に登録すればいいのか分からない。」という方のために、各転職サイトや転職エージェントの特徴やポイントをご紹介します。
転職サイトや転職エージェントはそれぞれ特徴が異なります。あなたにふさわしい会社を選んで、後悔しない転職をしましょう。
リクルート エージェント |
全年代を得意としています。業界・職種に対する専門的な知識をもった実績豊富なキャリア
アドバイザーのサポートを受けられます。
|
doda |
21~29歳で大卒の人がメインターゲット。年収診断やキャリアタイプ診断などの役立つコンテンツが豊富です。
|
マイナビ エージェント |
転職がはじめての人でも、丁寧に業界情報や面接対策を無料で教えてくれます。 |
JACリクルートメント |
35~45歳の専門職・管理職・海外事業経験者に特化。いわゆる「ハイキャリア層(年収600万円以上)」に向けた特有のノウハウを持っています。 |
ハタラクティブ |
未経験分野へのチャレンジやフリーターから正社員になりたいと考えている方におすすめです。
|
