医師だけど転職したい…5つの理由と転職しても失敗する人の特徴とは

医師が転職したいと思う5つの理由を紹介
多くの医師は「転職」に良い印象を持っておらず、転職をためらう傾向にあります。しかし、過酷な仕事の中で一度は転職を考えたことがある医師は多いのではないでしょうか。 医師が転職する理由や、転職方法、さらに転職に失敗する医師の特徴を明らかにしていきましょう。

医師が転職したくなる5つの理由

医師の転職理由

医師の仕事は孤独であり、必ず結果を求められるシビアな仕事です。

ひとたび患者の前に立てば自分で治療方針を決めなければならず、看護師やコメディカルたちへの指示もしなければなりません。

そして、患者の症状が改善するか悪化するか、結果はいつも「0か1か」「白か黒か」です。

悪い結果が出てしまったら、「治療法が間違っていたのではないか」「もっと優秀な医師に任せたほうがよかったのではないか」と悩みます。

こうした深刻な悩みも、医師は自分で解消するしかありません。

これだけシビアな仕事をしながら、医師たちにはエリートであるがゆえの悩みにも襲われます。

医師の主な転職理由でもあるその悩みとは、以下の5つです。

1.もっと年収を増やしたい

これは一般的な転職市場で出てくる動機と変わりません。しかし、一般的な転職でもっとも多い転職後の年収が500〜800万円程度に集中するのに対し、医師の平均年収はさらに500万円以上高くなります。

つまり、医師は医師以外の人よりも年収に大きく差がつきやすいということになるのです。

  • 「せっかく忙しく働いているのだから、もう少し給料を取れないものだろうかと考えるようになった」東京都 30代 男性医師(急性期病院勤務)
  • 「給与に不満はなかったが、周囲の医師に給与を聞いたところ自分のが少なく感じられるようになってしまった」神奈川県 30代 女性医師(整形外科クリニック勤務)
  • 「病院の経営があまりうまくいっていないようで、今後も年収アップは期待できない」愛知県 40代 男性医師(市中病院勤務)
  • 「給料が今のままなら別の働き方で少し楽ができるのではないかと思った」埼玉県 20代 男性医師(リハビリテーション施設勤務)
  • 「院長として働いているが条件面で理事長と折り合いがつかず、以来がめつい人間だと思われているようで気まずくなってしまった」福岡県50代男性医師(中規模病院院長)

決してお金のために働いているわけでなくても、他の医師の年収と比較してしまったり、ふとしたことがきっかけで年収に関する不満を感じてしまうこともあるのです。

2.将来の開業に備えたい

実家が開業医だったり、将来は地元に戻って開業することを検討していたりする場合、より実践的な病院経営について学ぶために転職を考える医師は多いです。

大学病院や大規模な病院で勤務医として働いていても、病院経営について学ぶことはできません

せいぜい10名程度の中小病院でなければ、患者さんと向き合い、家賃や人件費を支払いながらマネジメントも行い、保険制度や経理会計財務まで学ぶということはできないでしょう。

開業を将来的に検討しており、小規模病院に転職してノウハウを学びたいという医師は少なくありません。

3.専門分野を極めるために転職したい

大学の医学部を6年かけて卒業し、2年間研修医として学び、さらに数年の勤務経験を積むと、医師にも様々なキャリアパスがあることがわかってくるのではないでしょうか。

学生のときに志していたキャリアの方向性とは変わってくることもあるかもしれませんし、若い頃から携わりたかった仕事に就くチャンスをうかがい続けている人もいます。

家庭の事情で制約が増え、軌道修正をする医師もいますし、離島や海外、専門外の職場等での勤務経験を経て価値観が変わったという人もいて、理想のキャリアは実に様々です。

「将来こうありたい」「こういう仕事に就きたい」というキャリア形成のイメージが明確になったときに、必ずしも現在の職場がそこにつながっているわけではないでしょう。

将来就きたい業務やスキルアップのために、現在の職場に大きな不満がなくても転職・転科を検討したいという医師はいます。

中でも、専門医や認定医の資格を取得するために転職を検討しているという医師はとても多いです。

4.勤務負担が重い・余裕のある働き方がしたい

医師の仕事は体力的・精神的にもハードです。緊急手術やオンコール、当直など、緊張感の高い業務ばかりで疲弊してしまったり、連続勤務が多く休みもろくに取れないということも。

それだけに、「もっと余裕をもって働きたい」という理由も転職につながることが多いです。

ストレスや体力的な事情から、ゆったりと働ける職場への転職を余儀なくされる医師も多いでしょう。

また、子どもとの時間を確保したい、両親の介護をしたいなど、家庭の事情からこうした選択をするケースも増えています

  • 「子供は少し大きくなってきたとはいえ、なるべく一緒にいる時間を持ちたい。妻も医師なので二人でゆっくり働きつつ、どちらか片方が必ず子供といられるような働き方が理想だった」埼玉県 40代 男性医師 (急性期病院勤務)
  • 「母の介護があるため、勤務時間が多少長かったとしても朝と夜はなるべく家にいたいと思った」奈良県 50代 男性医師 (総合病院勤務)
  • 「離婚しており両親とも離れているため、朝と夕方の子供の送り迎えをできる人間が自分しかいない」東京都 30代 女性医師 (療養型病院非常勤勤務)

5.人間関係に不満がある

看護師ほど多くはないかもしれませんが、職場の人間関係は医師によくある転職理由の一つです。

  • 人事権を持っている先生とうまくいかなくなってしまった
  • 看護師さんたちとうまくいかずに苦しんでいる
  • 理事長とうまがあわず、やりたいように仕事ができない

特に大学医局の人間関係でこの悩みは多いようです。

医局を離れることには、キャリアパスなどの面でデメリットはどうしてもあるかもしれません。

しかし、やりたい仕事がやりやすくなる点や、忙しすぎる毎日から解放される点などメリットも多く、医局を離れてよかったという医師も実は非常に多いです。

転職して医局を離れたとしても、仕事は相変わらずハードかもしれませんし、人間的にうまくいかない相手もいるかもしれません。

ただ、医局独特のプレッシャーに苛まれながら追われるように働くという状態からは解放されるかもしれません。

となれば仕事の時間や内容が変わらなくても、体感する疲れは大きく変わっていくのではないでしょうか。

理由別のおすすめ転職方法

医師転職理由の解決方法

転職した医師の大半は、先ほど紹介した5つの悩みのいずれかを抱えています。

悩みによっておすすめの解決方法が違うので、それぞれについて説明します。

専門分野を極めたい医師は直接アプローチを

自分の専門性を高めるために転職したいという医師は、その分野の権威である医師が出席する学会に参加をして、直接アプローチすることをおすすめします。

なぜなら、学会はリクルートの場でもあるからです。

学会には「こういうスキルを持つ医師をうちに招聘したい」と考えている病院経営者や、「あの先生がいる病院に入職したい」と希望する医師たちがたくさん集います。

また学会という場であれば、これまで面識がなかった医師や病院経営者に声をかけることができます。

学会には多くの「質問の機会」があり、懇親会もいくつかセッティングされています。

専門分野追求以外の悩みは紹介がおすすめ

専門分野の追求以外の4つの悩み、つまり「年収アップ」「開業準備」「労働環境改善」「人間関係」の悩みをお持ちの医師には、「紹介」による解決がおすすめです。紹介には2種類のパターンがあります。

1つはつながりによる紹介です。これまで築いてきた人脈を生かして転職先を探せば、転職候補先についての「生の情報」が手に入るかもしれません。

もう1つの方法は、医師専門の転職エージェント(人材紹介会社)に相談することです。

医師専門の転職エージェントに登録すると、担当のキャリアコンサルタントが付き、求人紹介から応募、面接、条件交渉、採用、退職までフルサポートしてくれます

多くの医療機関の医師の年収について詳細情報を持っていますし、各医療機関に足を運び、労働環境や人間関係が良いか悪いかということもよく見ています。また、開業意欲のある医師を歓迎する医療法人経営者を知っています。

それだけでなく、キャリアコンサルタントは病院やクリニックに足しげく通っているので、病院の雰囲気をつぶさに観察しています。

そして最も重要なことは、転職エージェントが多くの医師たちから悩みを聞いていることです。

医師が新しい職場に移って「この転職は成功だった」と思うためには、自分に合った条件の職場選びが欠かせません。そのために、転職先を熟知している転職エージェントの力を借りない手はないでしょう。

「転職をしない」という選択肢も検討を

前述の5つの転職理由の中に「自分と同じ悩み」があったでしょうか。

これらの悩みを抱えて転職した医師はたくさんいますが、転職後は再び情熱をもって医療と向き合っているという方がほとんどです。

転職は、この5つの悩みを解消するための有効な解決策です。

しかし、転職をせず、勤務先の病院にとどまることで悩みを解消した医師もいます。転職するかどうか悩み、その結果「転職せずにこの職場でもう少しもがいてみよう」という選択をして、職場環境を改善できることもあります。

本当に転職すべきかどうか、今一度検討を重ねてみてください。

その際にも、医師専門の転職のプロである転職エージェントは力になります。

相談だけで、今すぐ転職するつもりはなくても、転職エージェントは利用できます。現状を客観的に判断し、過去の転職事例と照らし合わせて最適な選択肢を提示してくれることでしょう。

転職しても失敗する医師の特徴

医師が転職に失敗する理由

いざ転職しても、「こんなはずではなかった…」と後悔する医師もいないわけではありません。

このような転職失敗を避けるためにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは医師によくある転職失敗の原因を探っていきましょう。

転職に失敗する医師には、2つのパターンがあります。

  1. 転職先の情報収集が不足していた
  2. 年収や勤務条件を優先しすぎた

転職先の情報収集が不足していた

転職に失敗しないために大切なのは、転職先についてなるべく多くのリアルな情報を集めることです。

現場の雰囲気や人間関係、休みの取りやすさや忙しさなど、求人情報だけではわからない情報こそが「快適に働けるかどうか」の指標になることがあります。

知り合いからの紹介の場合はこうした情報について詳細に教えてもらえる場合もあれば、あえて伏せて伝えられることもあるでしょう。

一番確実で手っ取り早いのは、多くの医療機関と太いパイプを持っている転職エージェントに聞いてみることです。場合によっては病院見学なども設定してもらえる可能性があるので、利用してみる価値は大きいです。

年収や勤務条件を優先しすぎた

年収アップのために転職する医師は多いですが、そればかりを優先すると、大切なことを見失ってしまう危険性もあります。

例えば、「年収は上がっても労働時間が増えて体を壊してしまった」「休みはしっかり取れるがキャリアアップには遠回りになってしまった」ということもあります。

年収や待遇の良さだけに目を向けて、自分の本来の希望を叶えられず後悔する結果に終わってしまっては本末転倒です。

こうした失敗を避けるためには、自分のこれまでのキャリアを見つめなおし、これからの人生設計・キャリアプランをしっかりと考えてみる時間が必要です。

転職失敗を避ける方法とは?

これら2つのよくある失敗は、医師専門の転職エージェントに登録することで回避できます

多くの医療関係者と信頼関係を築いている転職エージェントは、各医療機関の表面的な情報だけでない現場の情報を持っています。実際に転職した医師たちの率直な感想なども聞くことができるのです。

さらに、数々の医師の転職をサポートしてきたキャリアコンサルタントが、年収や条件面だけにとどまらない客観的な視点から最適な転職先選びやキャリアプランのサポートをしてくれます。

こうした様々なメリットを持つ転職エージェントに登録しない手はありません。続いての章でその理由を説明します。

医師が転職エージェントに登録しないと損をする理由

医師の転職エージェントが広まってきたのはごく最近であり、転職エージェントを使うことには抵抗があるという医師はまだまだ多いというのが現状です。

しかし、実は転職エージェントの利用はメリットが多く、むしろ「使わないのは損」だとも言えます。

医師の募集手段は紹介から転職エージェント経由へ

さまざまな転職ビジネスの中で、医師転職市場が最も発達していると言われています。それは医師を採用したい医療機関・医療施設が、良い医師の獲得にコストを惜しまないからです。

かつての医療業界では、知人の紹介や医局人事による転職が主流でしたが、現在は転職エージェントを利用して求人募集する傾向が高まっています。

2014年に厚生労働省が行った「職業紹介事業に関するアンケート調査」によれば、医療機関が医師を採用する際に取る手段として、「民間職業紹介事業者」が「医局や関係機関からの紹介」とほぼ同数となりました。

転職エージェント経由の採用は紹介料を払わなくてはいけませんが、ポテンシャルが高い医師に絞り込んで紹介してくれるため、余計な手間をかけずに優良な人材を採用することができ、医療施設側にもメリットが大きいのです。

医師専門転職エージェントの持つ膨大な情報

医師だけに特化した転職エージェントは国内に数十社ありますが、転職エージェント経由の採用が広まるにつれて、集まる求人情報の量が増え、質も高まっています。

中には数千、数万件の求人票を持つ転職エージェントもあり、これほどの膨大な詳細情報を活用しない手はありません。

もちろん、これまでのように知人から紹介を受ける方法も確実性があり、この手段を手放す必要はないでしょう。しかし、知人による紹介の場合は「100%行きたい」と思えなくても、断りにくくなるというデメリットもあります。

まずは転職エージェントに登録し、「いまの転職市場の様子」を聞いてみてはいかがでしょうか。

転職エージェントと知人による紹介を併用することによって、ベストな条件の職場にたどり着ける可能性が高まります

    「転職サイト」と一口にくくられることの多い人材紹介サービスですが、一般的に転職サイトは担当がつかず、利用者が自分で求人を検索するサービスを指します。

    一方、医師の転職支援サービスは担当者がつき、応募から面接、入局までサポートする「転職エージェント」です。ただし、HOP!医師では「転職エージェント」のことを広く使われることの多い「転職サイト」という名称で記載する場合もあります。

    ⇒医師の転職エージェントのサービス内容について詳細はこちら

エムスリーキャリアエージェント

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医師会員20万人以上の「m3.com」のエムスリーグループが運営している転職サイトで、コンサルタントの医療知識や転職サポート経験が段違い。 エムスリーの病院コンサルティングの実績から、病院への交渉力があるという点が大きな強み。年収などの交渉はもちろん、新規での医療設備・医療機器の導入(数千万円単位)を交渉してくれることもある。 常勤の求人をお探しの方におすすめのサイトです。

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