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職務経歴書のスキル・資格欄の書き方とは?資格がない人必見の対処法も

転職活動で履歴書や職務経歴書を作成しようとするとほぼ必ず書く項目が存在するスキル・資格欄。合否にも大きく関わる重要な項目です。

もし、「何を書けばいいかわからない」「何も書くことがない」とお困りの方は、転職コンサルタントに相談してみてください。

スキル・資格は活かせる能力の深さや興味をアピール!

職務経歴書では経歴や自己PRでスキルについて説明をしているのに、改めてスキル・資格欄に書く必要はないのでは?と思う方もいます。そんなスキル・資格欄の必要性、意義についてまずは知っておきましょう。

スキル・資格欄はスキルの伝え漏れ防止に役立つ

職務経歴書は応募者の具体的な能力や経歴を採用担当者に説明するプレゼン資料です。そのため、自ずと枚数や文字量も多くなりがちとなり、全部隈なく読んでもらえれば伝え漏れもないのですが、忙しい採用担当者は興味のある応募者のレジュメしか隅々まで読みません。そんな時、特出する能力をスキル・資格欄に書いておくことで、経歴や自己PRを読み飛ばされていても、この項目て端的にスキルがあることをアピールできるのです。

採用担当者はスキル・資格欄で汎用的能力のレベルや強みを知りたい

<資格欄>

この項目から実際に取得済みの資格と、どのようなことに興味や強みがあるのかを知りたいと採用担当者は考えています。職種によっては資格が必要な仕事内容もあるため、応募先に関わる資格の書き漏れはないようにしましょう。また、取得資格から応募者がどういったことに長けているかもわかります。例えば、簿記2級に合格をしていれば数値感覚を持っていたり、数字を扱う仕事にも苦手意識はないのかもしれないと推測できます。つまり、採用担当者は資格から応募者の興味の矛先や強みを読み取っているのです。

<スキル欄>

資格欄と違いスキル欄は何を書けばいいかわからない人も少なくありません。ずばり、スキル欄には汎用性の高い能力の具体的レベルを知りたいと採用担当者は考えています。汎用性の高いとは、他の企業から見ても活かせる能力を指します。例えば多くの企業でも使われているOffice製品(Word、Excel、Access、Powerpoint等)やシステム(SAP、Oracle、Salesforce等)や語学力(メールでの読み書き、日常英会話等)の使用レベルを書くことが当てはまります。経歴欄では業務経験や業務スキルといった経験の広さを読み解くことはできますが、スキルレベルの深さまではわかりません。通常、経歴欄には簡潔に経験業務がまとめられているからです。ですから、スキル欄でこそ存分に持っている能力のレベルを書くことができるスペースなのです。

スキル・資格欄に書くべきスキル・資格=応募企業にアピールになる能力

能力を知ってもらう項目ではありますが、持っている資格やスキルを全て書くことはNGポイントです。なぜなら、あまり情報量が多いと、伝えたい情報が埋もれてアピールにならないからです。ですから、応募先企業に響く能力や資格を書くことが必要となります。

※新卒の方は採用企業でどの部署や仕事に配属されるかわからないため、自動車免許や英語検定や簿記等で準2級以上資格取得をしている場合は、書いておいた方が良いでしょう。社会人の転職の場合は2級以上が妥当です。

スキル・資格欄の書き方の基本をサンプルで解説!

ここでは一般的な企業応募でアピールとなりやすいスキル・資格欄の書き方を見本を交えてご説明していきます。

資格欄は資格正式名称と取得日の2つの記載が必須

せっかく活かせる資格でも取得日がわからないと、企業側もアピールになるかどうか判断がしづらくなります。また、外資や採用担当者が外国籍の方には和暦は伝わりづらいため、得年月は西暦がベターです。

資格名も略称ではなく、正式名称が望ましいといえます。取得資格証書の提出を求められた際、資格名に相違があると採用担当者を混乱させますし、応募者側の伝える配慮を感じさせないため、取得資格の正式名称がわからない場合は調べて書きましょう。

<記載例>

20××年×月 普通自動車第一種運転免許 取得

20××年×月 宅地建物取引士 取得

20××年×月 TOEICスコア750点

20××年×月 実用英語技能検定2級 合格

※補足

「取得」:医師や税理士、自動車免許等免許を交付される資格が対象となります。

「合格」:英検、TOEIC、簿記等合格証が交付される資格が対象となります。

「認定」:講座を修了し認定証を交付されると資格や講座が対象となります。

※全ての資格について調べる時間がない場合は、取得や合格を省いても大きく問題にはなりませんが、細部までこだわる方は言葉の使い分けも注意しましょう。

語学力

語学力は何語をどういった場面でどの程度使用できるかを具体的に書きましょう。特に実務レベルで通用していたか、プライベートでの使用レベルなのかも明記しましょう。勉強中であったり、スクール通学をしている場合は習得意欲をアピールすることもできるため、余白に付け足しましょう。

<記載例>

・英語(実務)

会話:電話でアジア系の英語が拙い担当者と納期や簡易な調整の意思疎通可能

読み:コレスポンデンス等書いてある内容が予測できるメールや文章読解

書き:調べつつであればビジネス上の交渉、英語の契約書の修正

・英語(実務外)

会話:旅行先で料理の注文や簡易な質問ができるレベル

読み:辞書があれば海外サイトや小説等は読解可能

書き:辞書を用いて簡易な文法で友人とのメールのやり取りが可能

※実務外のレベルについては、英語使用が求められる応募先には書きましょう。英語を活かさない仕事や企業であれば応募先へのアピールにはならないため、あえて書く必要はありません。

PCスキル

パソコンのスキルは業務ソフトやシステムの使用経験とレベルを明記しましょう。応募先職種が事務スキルが必要な場合、勉強中のスキルがあれば別途書くようにしましょう。

<記載例>

Word2010:取引先提出用カタログ作成、表や図の挿入をした挨拶文書作成

Excel2010:VLOOKUP関数を用いた顧客データの突合せ

※パソコンスクールでマクロ、VBA勉強中

Powerpoint2010:アニメーションや図の挿入を用いた社内プレゼン資料作成

Access2010:クエリを用いた顧客管理表のデータ管理、入力

SAP R/3:買掛金管理のためデータ入力、チェック

ITや専門職種はスキル・資格は詳細まで書くべし!

IT系や経理等より専門的な資格やスキルを書く方法をご紹介していきます。人材紹介会社やサイト上で職務経歴書のフォーマットのダウンロードもできるので、併せて活用することを推奨します。

IT業界系職種

・技術職(開発エンジニア、インフラエンジニア含む)

エンジニアの資格は更新をしなければ失効してしまう資格もあるため、失効した資格はその旨を追記しましょう。スキル欄には今までに関わった環境や使用機器(サーバ、DB、ルーターやスイッチの種類等)や環境等を書きましょう。また、様々な経験を積んでいて書く項目も増えがちなエンジニアは、特にアピールしたい経験やスキルがある場合には、<得意分野>という項目も加え、得意領域や担当工程をプレゼンするのも有効です。どのような用途のシステムの担当フェーズを任されていたかを書くと企業側にスキルを伝えやすくなります。

<記載例>

<資格>

20××年×月 CCNA (Cisco Certified Network Associate ) 取得※失効

20××年×月  応用情報技術者試験 合格

<スキル>

言語:JAVA、PHP7、JavaScript

OS:Windows Server2012、Solaris、RedHat

ネットワーク機器:Cisco7300シリーズ、Catalyst3750シリーズ

ミドル:Apache、Tomcat、VMware、Weblogic

DB:My SQL、Oracle10g

フレームワーク:Hadoop

その他:OSPF、BGP

<得意分野>

過去WAN設計(設計書作成)~構築(パラメーター設定)、運用設計を10年ほど経験したため、インフラ側を考慮したシステム開発が可能

直近JAVAでの大規模システム開発(要件定義、設計書作成~スクラッチ)での開発経験を5年積み、チームリーダー経験豊富

・WEB系職種(Webデザイナー、コーダー、ディレクター含む)

バージョンによっては機能に差があるため使用ツールはバージョンも書きましょう。意外に相性があるのは使用PCのOSです。制作経験のあるOSも書いておくと後のミスマッチを抑えることもできます。クリエイターも使用ツールや言語の種類が多いため、<得意分野>という項目で何がどの程度できるかをアピールすると良いでしょう。また、クリエイターには得意なサイトテイストや種類、媒体(PC、スマホ、ゲーム、デジタルサイネージ等)があるためその点も<得意分野>でアピールしましょう。

<記載例>

  
<資格>

20××年×月 Webクリエイター能力認定試験 合格

20××年×月 HTML5プロフェッショナル認定試験 Level2 合格

<スキル>

言語:HTML、CSS、HTML5(スマホサイト、アプリ制作)、CSS3(レスポンシブデザイン)、JavaScript(修正レベル)、JQery、PHP(WordPressカスタマイズ)

制作ツール:PhotshopCS4、IllustratorCS4、FireworksCS4、DreamweaverCS4、WordPress、ペンタブレット、Adobe Analytics

フレームワーク:Bootstrap

OS:Windows(コーディング、ブラウザテスト)、Mac(Webサイトデザイン)

<得意分野>

HTML5、CSS3、JavaScriptを用いたスマホ向け動的大規模ポータルサイトのフロントエンド開発

Photoshop、FireWorks等でワイヤーフレームから素材作成、ページデザインまで一連の制作可能

Adobe AnalyticsでのSEOを意識したサイトディレクション

ポップな色合いのサイト、女性テイストのサイトデザインコーディングが得意

※IT系職種は自分が携わったサービスやアプリがWebサイト上に存在することも多いため、対象サイトのURLやサービス名、画像データ等を一部載せておくと、採用担当者にアピールしやすくなります。ただし、制作物については守秘義務も発生しうるため、その点は事前確認と注意が必要です。

※IT系職種はプロジェクト等で就業先が多岐に渡り自ずと転職回数や経歴も増える傾向にあるため、キャリア形式というプロジェクトや職種別、アピールをしたい項目別で経歴をまとめる形式がお勧めです。もしくは、技術トレンドの移り変わりが早いため、時系列ではなく在籍期間が最新の経歴から経歴を書いていく逆編年体形式もぴったりです。

経理、財務

仕事柄パソコンスキルや語学力があるとアピールになる場合もあるため、勉強中の資格や途中まで合格した資格があれば書きましょう。また、使用システムはどの作業工程で使用したかまで書くと選考判断をする担当者に具体的なシステム習熟度をイメージしてもらいやすくなります。

<記載例>

<資格>

20××年×月 日商簿記2級 合格

20××年×月 国際会計検定 合格

20××年×月 経理・財務スキル検定 合格

20××年×月 米国公認会計士 1科目合格(財務会計)

※他科目は勉強中

<スキル>

使用システム:OBIC7(財務会計、固定資産税管理)、DIVA(連結会計)

Excel2010:マクロ、VBAでの管理表作成

Access2010:他部署が入力したデータのエクスポート、加工

事務系職種(一般事務、営業事務、秘書、法務事務、給与事務等アシスタント系)

どの程度まで汎用性の高いソフト(Office、メールソフト、専用システム)を使用できるかを明記しましょう。活用できる機能を全て書くよりもより難易度の高いスキルを書きましょう。また、事務職は関連職種も多く、応募業務内容によって使用ソフトが立派な武器となります。例えば秘書はスケジュール管理でメールソフトを多用するため、経験があると有利になるケースもあります。IT系企業だとチャットツールを使用することが多いため、チャットソフト使用経験が人事の目に留まるかもしれません。また、専用システムの使用経験は大抵の企業にアピールポイントとなるので、記載しておくとプレゼン漏れがなくなります。

<記載例>

<資格>

20××年×月 秘書検定2級 合格

20××年×月 Microsoft Office Speciarist Excel 2013 合格

<スキル>

Excel2010:ピボットテーブル、IF関数、グラフ作成を駆使した資料作成

Powerpoint2010:一部素材加工、表挿入等し社内資料作成

Google スプレッドシート:集計、四則演算等で管理表修正、入力

メールソフト:サイボウズ、Gmail、Outlook

チャット:Chatwork、Slack

システム:SAP、勘定奉行

営業

営業職は業界や事業内容によっては自動車での外勤が一般的であったり、仕事をするために必要な資格がある場合があるため、応募先求人に活かせそうな資格は必ず書きましょう。スキルは事務処理レベルや使用システムについて書き、表彰実績等も書いておくと良いでしょう。

<記載例>

<資格>

20××年×月 普通自動車第一種免許 取得

20××年×月 ファイナンシャル・プランニング技能検定2級 合格

<スキル>

Excel:オートフィルタ、グラフ作成、実績管理表入力

Word:議事録やマニュアルといった社内文書作成

専用システム:Salesforce、SAP

英語:取引先と簡易な文法でのビジネスメール

表彰、実績:営業本部でMVPを3回獲得、売上目標を常に120%達成という成果を残す

スキル・資格が無い場合は項目を削除or勉強中と書くべし!

先ほどまではスキルや資格を持っている経験者のスキル・資格欄の書き方についてお伝えしてきましたが、ここからは書く元となるスキル・資格が無い人のスキル・資格欄の書き方についてアドバイスをさせていただきます。

スキルがない場合の対処法

<本当に書けることがないか模索>

実は自分で思っているだけでアピールになるスキルを持っている可能性もあります。どのようなことがアピールになるかさえわかれば、スキルを書くことができるため、転職ノウハウサイトや転職求人サイト等で職務経歴書のサンプルを見て、スキル項目について知識を得ましょう。また、応募先企業を研究し、どのようなことがアピールになるかみつけることも有効です。場合によっては、勉強会への参加や講演の受講歴等すら採用担当者の興味を惹くフックになる可能性もあります。

<スキル・資格欄自体をなくす>

書く能力が見当たらない場合、<スキル><資格欄>という項目自体を削除してしまいましょう。見栄えとして項目があるのに対し、空欄であることが問題となるのです。元々書くスペースがなければ経歴や自己PR、志望動機といったPRポイントにボリュームを費やしてリカバリーをすることができます。

<勉強中の資格やスキルを書く>

実務経験がなかったりまだ取得していない資格について書きましょう。スキルアップ意欲があることをアピールできますし、実際に勉強をすれば実務で担当する業務幅も増やすことができます。 ただし、経歴書に書いたからには嘘にしてはいけません。合格や能力獲得を目指し本当に勉強をしてください。そうではないと、面接で勉強の度合いについて聞かれた際にうまく答えられなくなりますし、転職先に入社した後に困ります。有言実行をしていくことで、自分を高める機会にもなるので、スキル・資格がないならば、スキルアップをし書けるようしていきましょう。

<記載例>

<資格>

20××年×月 普通自動車第一種免許 取得

※日本医療教育財団主催 メディカルクラーク資格取得のため専門学校で勉強中

※簿記2級を〇月の試験で取得できるよう自宅で勉強中

<スキル>

Excel:入力、集計

※OAスクールでVLOOK UP関数やIF関数を駆使した表作成を勉強中

※派遣会社や転職コンサルタントに登録をすると無料でOAトレーニングにPCを貸し出していたり、スキルアップセミナーといった講座もあるため、活用すると良いでしょう。