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自己PR欄に書く性格は【長所2:短所1】で書く

履歴書の必須事項として、自己PRがあります。

この主な内容は自己の性格や意気込みで、人事担当者の目に留まるかどうかの大切な分かれ目です。最初に性格分析を書き、次に長所と短所の双方を書いてから、最後は入社にあたっての志望動機と併せ、《自己の長所を生かして御社の業績向上に貢献したい》という結びとします。

性格は現在の自己に対する客観的な分析、自己PRは入社後の意気込みやモチベーションの高さをアピール

自己PR欄の最初には、責任感がある、協調性がある等の性格分析を書きます。そして、自己の性格を生かし、入社後はこうしたいという積極性とストーリー性を持った自己PRとします。

「性格」として伝えるもの

性格と自己PRは違います。まずは両者を書き分けるように注意しましょう。 性格とはすなわち、「自分はこうです、こんな人です」と自己の性格を表します。 自己PRは、「自分は何をして、何を得てきたか」をアピールします。

性格でまず伝えるべきものは、長所です。ただし長所ばかりたくさん書いても効果はありませんから2つまで。多くても3つにします。そして短所を1つだけ記載します。

長所

i 履歴書としてのPRを心がける

長所はたくさん書かず、2つに絞ります。

あまり書くと焦点が曖昧になってしまったり、疑問を持たれてしまうからです。

履歴書に書く長所ですから、仕事に役立つという観点で、具体的に書きます →「明るい」よりは「疑問があればとことん追及する行動力があります」 →「誰とでも友だちになれます」よりは「コミュニケーション力は高いと自負しています」

ii性格で成功した成功談を盛り込む
  • 前職での成功談を記載するのが望ましい
  • 高校生時代などのあまり古いものは書かない
  • 中途採用なら、直前の仕事での成功談とする

例:前職は医薬品の営業でしたが、私は行動力があると自負していますので、売り上げが他者より劣った場合には翌月の訪問件数を増やし、足で稼ぐのが基本と考え、それを実績に結びつけることができました。

短所

  • 1つだけ書く
  • 2つ以上書くとネガティブと思われるうえ、全く書かないと質問される
  • あまりネガティブな短所、人間性を疑われるような短所は書かないように  (「人づきあいが苦手」「協調性がない」など)
  • 短所があること及び短所を克服した過程を書くか、見方によっては長所とも思えるように書くとよい
【ワンポイントレッスン】

短所は、書きたくなくても必ず書きます。自分自身を客観的に評価できているかどうかをアピールするためです。

自己PRで伝えるもの

自己PRで伝えることは、「自分は何をして、何を得てきたか」であり、仕事における過去の実績をアピールします。具体的な行動の内容や成果を記載するのが望ましいです。

b.自己PRに盛り込むべき内容

中途入社ということを考えれば、実績は学業ではなく前職でのものとしましょう。つまり

  • 前職は、どんな業界のどんな仕事だったか
  • そこで、どんな役割をしてきたか
  • 自分なりにどんな工夫をして、どんな成功例・実績があったか
  • その成果から何を学んだか、何を得たか
  • それを今後生かそうとしているか
が含まれていないとなりません。

【ワンポイントレッスン】

中途入社者の自己PRは、新卒者の自己PRとは違っていて当然です。経験を、積極的かつプラス思考で生かそうという姿勢・視点が感じられなければなりません。

応募する職種に必要とされる要素を分析し、それに自分を当てはめる

性格で自己PRするときにまず大切なことは、仕事をするうえでプラスになる要素や能力を記載することで、それは実務に役立つ能力です。これを1つ目としましょう。

2つ目は、求人のある職種を分析し、そこで発揮できる能力を記載することです。

仕事をするうえでプラスになる能力を記載する

これはどんな企業、どんな職種についても言えることで、中途入社して一緒に働くからには、「こいつと一緒に働いてみたい」と思われなくてはなりません。

そのためには、実務に役立つ能力や前向きな姿勢が必要です。

a.記載上のポイント i.成功例を交えて記載する

履歴書書くべき自己PRは、実務に役立つ強みや能力ですす。 ここで注意しておきたいのは、単に「協調性がある」や「実行力がある」「向上心がある」ではありふれていますから、どの程度あるのか成功例を交えて書きます。

【例文】

「私は学生時代から数学が得意で、前職では工場の生産分析や工程管理を行っていました。探求心は人一倍ありますので、数字が合わなかった場合は徹底的に調べ、問題点を見つけて解決してきました。それで培った姿勢は御社においても通用するものと確信しています」

【解説】

リスト化して再発防止したという工夫を盛り込んでいます。

職種に必要な性格を分析する

職種に求められる性格とは、 営業職:人当たりの良さ、社交性、明るさ、根気など 事務職:社交性、正確性、責任感など 製造職:正確性、根気、好奇心など 看護・介護職:優しさ、忍耐力、など

このように、製造職と営業職とでは、求められる性格は違ってきます。 次に募する職種に自分の性格・能力をどう生かせるかを考え、アピールポイントを記載します。

【例文】

「私には誰にも負けない根気があります。前職は営業で、顧客トラブルを一つ一つきめ細かく解決してきました。その甲斐あって、昨年度は社内の顧客満足度コンテストで最優秀賞を受賞しました。御社求人の機械オペレーター職においても、根気をもってあたれば、トラブル原因の解明および品質と生産性の向上に生かせると思います。」

【解説】

前職の営業で自信をつけた根気と、持ち前の器用さを製造業に応募する根拠としています。

今回御社の介護施設に応募したのは、看護師として得てきた全てが役立つと感じたからで、今後は高齢者の気持ちに寄り添い、心のこもった介護をしたいと思っています」

【解説】

看護と介護という近い職種での応募で、過去の経験を全て役立てたいという意思を表示しています。

性格をPRすべきかどうかは、過去の職歴の実績があるかないかによる

自己PRは本来、入社後のやる気や意欲をPRして他者との差別化を図ることにありますが、職歴や前職での実績がない場合などには、性格を書いても支障ありません。ただしメリットとデメリットが出てきます。

性格で自己PRするメリット

自己PRを能力や実績ではなく性格にするメリットは、無難なことです。

a.メリット

無難ということは、いわば万人向けということです。インパクトは狙えませんが、優等生的な、そつのない履歴書となります。

i.長所と短所を上手にミックスさせて書くと、採用担当者の印象に残る

そこで工夫すべきことは、自己の短所を克服した、あるいはしようと努めているという努力を記載することです。全ての仕事は問題解決の連続なのであって、単に「明るい」「温厚」を長所としているだけでなく、短所を克服する行動=問題解決する姿勢があるかどうかが重要な分かれ目となります。

【例文】

「人前に出るとあがりやすいので、職場のQCサークル等の発表会では進んで発表役を引き受けてきました」

「何ごとも慎重すぎるきらいがあるのですが、そのお陰で前職の経理上のミスは全くありませんでした」

「納得しないと先に進めないため、理屈を覚えるまでが少々長いです。しかし一旦覚えたあとは論理的に考える癖がついているので、応用力もあります」

デメリット

デメリットは言うまでもなく、実績をPR材料にできないことで、それゆえ訴求力に欠けるきらいがあります。「協調性があります」「集中力だけは負けません」としてエピソードを交えても、仕事での成功談がないと、中途入社の履歴書として強い印象は出せません。

自己PRを性格とすると、前職での実績が分かりにくくなります。それをカバーするには、「明るい」や「温厚」などいわば状態としての性格ではなく、「行動力がある」「追究心が高い」など行動特性を記述します。

a.行動特性とは

簡単に言えば、「~力がある」「~することが好き」ということです。私はこう行動できる、すぐ~できる、という点をPRします。

【例】

「前職では運送業向けにトラックの営業をしていました。既存客訪問から飛び込みまでこなしたバイタリティは誰にも負けません。その経験をもとに、御社でも若さとエネルギーあふれる営業を行いたいと思っています」

「3年間SEをしてきましたが、そこでは論理的思考ばかりでなく、高い視野から全体を見る事も必要だと感じました。今ではお客様との打ち合わせで、必ずミクロとマクロの視点で見て考える癖がついています」

自己をよく見つめ、客観的に、しかしポジティブな要素を書く

企業の採用担当者はたくさんの履歴書を見ていますから、同じ内容を書くにしても、文章にちょっと「ひねり」を加えましょう。それは言い替えれば、

  • 自分の言葉で書く
  • 具体性のあるエピソードを交える
  • 数字を交える
ことです。やはりここでも、静的な性格よりは、行動特性すなわち動的な性格を記載します。

次に、自己PRで望ましい性格と、例文を示します。

自己PRで好ましい性格

組織内の一員という視点で書かれているか

組織内で求められるように行動できるかどうかが問われます。

「協調性がある」

組織における自己の立場、自己に求められるものを理解し、行動できます。 常に、自分はどうかというより、組織や全体にとってどうかという視点で考えます

「責任感が強い」

学生時代のコンビニアルバイトでは、時間帯責任者を任されました 前職の新製品開発では素材選定を任され、挫けず最後までやり遂げたことが自信となりました

「リーダーシップがある」

前職では、入社1年でチームリーダーに抜擢されました。 学生時代から、どんな集まりにおいても必ず何かリーダーを任されます。

「負けず嫌い」

常に他者より秀でていたいという欲求が強いです。 何かに負けると、その原因を追究しないと気が済まず、おかげでスポーツは何でも得意です。

「気配り」

相手の立場、言葉、表情などから、相手がどうしてほしいかを優先して考えるようにしています。 前職は総務課でしたが、人はみな性格が違うことを念頭に、同じことを伝えるにも言葉づかいに気を配りました。

「行動力がある」

こうと思ったらいてもたってもいられなくなります。しかし一呼吸置いて、冷静に考える時間を作っています。 あまりに行動が早くて失敗することも多々ありました。しかしそこで得た経験は何ものにも換えがたいと感じています。

「好奇心が強い」

気になることはチャレンジしてみたいので、入社後はいろいろな仕事にチャレンジしてみたいです。 新しい家電製品が好きで、いつもアンテナを張っています。御社入社後はそれを武器に、お客様へ最適な提案をしたいと考えています。

「ポジティブ思考」

何ごといい面をとらえて考えるようにしています。ただ最近は、問題点も併せて考えるように努めています。 人を見るときは、その人の短所より長所を見るように努めています。

動的な性格を書く強み

上に書いたことは、静的でなく動的な性格です。 「誠実」「温和」という性格も望ましい性格ではありますが、履歴書に書く以上、「入社後はこうできる、あれもしたい」という欲求や動きが感じられる性格のほうが望ましいことは言うまでもありません。

これらの言葉によって、面接担当者は、あなたが入社したあとのことをイメージしやすいからです。

ただし、まるきり信憑性のない性格、自分とかけ離れた性格を書いても、面接ではボロが出ますし、入社後にどこかで破綻します。それで最終面接を通ったとしても、職種に合う能力や性格がなければ、やがて仕事の状況が悪くなることは目に見えています。 転職したいのなら、そのために必要なものは何か、どんな能力や性格が求められているのかを在職中に考え準備しておくことです。