勤務時間短縮で喜ぶ薬剤師

薬局、ドラッグストア、病院で働く薬剤師の勤務時間を調べてみた

労働条件で気になるポイントといえば「労働時間」ですね。何時から何時まではたらくのか、残業はあるのか。そして土日祝日に出勤する必要はあるのか? などなど、もし転職をするなら事前に把握しておく必要があります。 このページでは、薬剤師の代表的な職場である薬局、ドラッグストア、病院の勤務時間について詳しく説明しています。また、パートとして働く際の一般的な勤務時間も紹介しています。勤務時間について知りたい薬剤師は最後までお読みください。
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1.調剤薬局で働く薬剤師の勤務時間

・コアタイムは何時から何時が一般的?

調剤薬局でも一般職(総合職や事務職)や総合職などの場合、フレックス制度を取り入れている企業も多いですが、薬剤師にはほとんどフレックスはありません。薬局の営業時間が長ければ、遅番、早番などの交代勤務というものはありますが一番局内に人が多い時間ということで捉えるなら、9:00~15:00位の間だと思います。基本的には、毎月店舗責任者を中心にシフト構成を行い、それに合わせて全員が動くイメージです。

・休日(土日)出勤、残業はどれくらい?

最近は、調剤薬局機能以外の面を持つ企業も増えてきましたので、薬剤師の休日も土日祝日とは限らなくなりました。休日出勤は月に1回あるかないか位です。調剤薬局の場合は、よほどの大事でない限り公休日当日の出勤要請はあまりありません。しかし、メンバー同士でのシフト移動(お休みを別日に変わる)はよくなされていて、先輩から言われると断れず渋々応じる方も多いそうです。
残業は月間20時間程度という所が現状のようです。各局の締日前後の売上報告書の作成や棚卸、会議資料作成会議への出席、議事録作成など人材育成など店舗業務が忙しいからという単純な残業と言うよりは、店舗業務とは別の業務を遂行するために残業というケースが多いです。ですから交代勤務のところでは、早番の予定のない日などを使って業務を行う方も多いようです。
業務時間内に取り組める内容ですが、オフィスではないので、薬局内に一人一台PCがあるという環境でもないため、どうしても作業できる時間が限られてしまうという事のようです。
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・勤務はシフト制?

最近の調剤薬局は、シフト制の所が増えてきました。シフト制のメリットは2つあります。

  • 出勤時間のメリハリができる
  • 勤務体系において一人に負荷をかける事無く公平性が保たれる

という理由です。しかし、実際これが嫌という方も結構多いのです。24時間営業の調剤薬局も現実として増えてきて、これからもシフト制の調剤薬局は増えていくでしょう。

一般的なシフト時間では、9:00~18:00、10:00~19:00、12:00~21:00などが一般的です。24時間営業の調剤薬局の場合、夜勤(22:00~)は専門の派遣社員などを雇っている場合が多いです。正社員に負担させて体調不良などになると後々面倒なので、問題が起こったら切り離しやすいように都会ではそのような派遣求人もあるようです。人材不足の時や、企業の方針として社内の正社員で回す事も現実として行われていますがかなり稀なケースです。

・門前薬局、個人薬局などの形態で違いはある?

門前薬局や個人薬局の場合、シフト制や休日出勤はほとんどないです。門前薬局は基本近隣病院(もしくは運営母体の法人)の営業時間と同じ時間帯で動いている事が多いので、平均18:00前後位でクローズ(閉店)します。出勤時間に多少1~2時間程度の違いはあるにせよ、大手調剤薬局と比べても、そう来客が多いわけではないため調剤薬局特有の楽な就業環境となります。休日出勤や残業に関しても、そうならなくて良いように、勤務時間中を上手く活用し、店頭業務以外のことをやります。ですので月15時間以内位が残業の目安です。休日出勤要請もよっぽど人が居ない時以外はないという所が多いです。

個人薬局も規模には寄りますが経営者(オーナー)の鶴の一声ですから、基本開店前に全員が出社し、皆で開店準備をして店を開け、時間になれば閉店作業をするというところが多くあります。残業と言う面では拘束時間が長くなりがちなので、時間だけ見ると残業時間は多めかもしれません。それでも20時間以内位です。入院設備のある病院との提携などがあれば別ですが、みんなで同じ休日に休みを取るところも多いので、出社を強要されることはほとんどないです。
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2.病院で働く薬剤師の勤務時間

・平均的なコアタイムは何時から何時?

病院は基本的にシフト制で、コアタイムを薬剤師に適用しているところはありません。医者や看護師は不規則勤務となりがちですが、薬剤師は治療の現場にじかに接する機会は少ないのでフレキシブルに動ける勤務体制は取られていないというのが表向きの理由です(過去応募者からの質問でダメもとで病院に確認してみたことがあります)。本音は、病院が営業している時間以外の部分でも仕事が多量にあるのに、フレックスなんて自由度の高い体制にしてしまうと人が少ない時間と余る時間が出てきてしまうのが困るというのが病院の本音です。病院勤務の薬剤師にフレックス制が導入されるのはまだまだ長い道のりです。

・休日(土日祝)出勤、残業はどれくらい?

病院勤務の薬剤師の残業時間は月間平均30時間程度です。そこで働く多くの薬剤師が当てはまることだと思います。病院は外来以外にも入院患者の調剤など本来の仕事量が多く、それに加えて学会や院内研修会の準備、後進指導、雑務、カルテの整理など幅広い仕事があります。普段の調剤業務の間にそのような仕事に手を付けることもあるのですが資料作成などじっくり腰を据えてやるものに関しては、業務時間外に休憩スペースなどで行うことが多いそうです。
休日出勤については、責任感の強い方、仕事の出来る方に話がいく事がおおいそうです。ですのでかなり個人的負担が重いという人も多いそうです。特に昇進間近の方や管理職業務の方などがよく呼び出されます。ただ、人材がいないから出てきてというよりは○○の打合せがしたいからとピンポイントの2時間ないしは3時間程度というケースが多く、休日出勤して業務をこなすという呼び出し方はあまりないです

・勤務はシフト制?

病院は基本シフト制です。大体早番、遅番の2交代で、8:30~17:00、10:00~19:00位が多いです。他職場に比べても人数が多いので病院によっては個人の様々な事情にも配慮してくれるところも増えています。

働くママ達が多い職場ではあるので、保育園や幼稚園の送迎時間に合わせてオリジナル勤務時間などの対応が効きやすいのも病院の良いところです。病院は外来が終わっても、その後にミーティングや勉強会、翌日の準備、カンファレンス出席など多岐に渡る仕事があるので遅番でも早番でも関係なく残業する方も居ます。
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3.ドラッグストアで働く薬剤師の勤務時間

・平均的なコアタイムは何時から何時?

ドラックストアも薬剤師は、基本店舗配属の事が多くフレックス勤務を採用している企業はごくわずかです。マネジメント(店長や副店長など)や店舗管理などの業務になると、長時間勤務是正のためフレックスよりの勤務をされる方も中にはいますが、基本は早番、遅番、中番のような仕事の仕方です。ドラックストアに薬剤師が多い時間としては、10:00~19:00位の時間は1~2名は常駐するような構成にしているドラックストアは増えています。

・休日(土日)出勤、残業はどれくらい?

ドラックストアの休日出勤状況は、正直、店長の手腕によります。各店舗それぞれシフトをつくり、それに基づき動くのはどこも変わりませんが十分な熟考をしないまま作ると大変なことになります。特にドラックストアは最近ディスカウントストアの要素が強く、量販店並みのセールやここ数年の外国人観光客の大量購入などで薬剤師であってもレジ業務や品出しに駆り出されてる人は多いです。自社のセール時期は勿論ですが、観光シーズンや海外の大型連休シーズンなども考慮した上で人を配置しないと、ひどい方は休日出勤が月2~3回あり、代休すら取れないという方も多いと言います。

また残業は週末平日共に多く、週末は来店客の接客や平日は業務中にできない手持ちの仕事を片付けるなど仕事は多岐に渡ります。実際ドラックストアに処方箋を持ち込む方は、それなりにいらっしゃいますが、それ以外の理由で来店(日用品の買い出しなど)される方の方が多いので薬剤師は処方箋の為の人材というより日々の来店客の接客要員として扱われる方も多いです。

・勤務はシフト制?

基本的複数の薬剤師が勤務する場合は、シフト制です。大体が2交代制です。単独勤務だと、定時も多いですし、派遣やパートさんなら週2日、5時間勤務などの方もいます。その辺りの調整も基本店長などシフト作成者によって変わります。一般的なシフトは、10:00~19:00、12:00~閉店までのケースが多いです。閉店後残業することはあまりないので、午前中早めに出勤して、自分の仕事を片付ける形をとっている方が多いです。繁忙期やセール期間中で忙しい時は、暇な時間に正社員を早めに帰宅させレギュラーバイトさんと店長で現場を回すような配慮をする店長さんもいます。
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4.パート(アルバイト)として働く薬剤師の勤務時間

・パート薬剤師の一般的な勤務時間

薬剤師パートの勤務時間のモデルケースは10:00~15:00位というところです。個人の希望や状況によっても変わると思います。実際にパートでも、正社員と変わらない時間で働く事を希望される方もいます。理由としては、正社員で薬剤師として働きたいけどブランクが長くて仕事がないという場合が多いです。正社員と違う所は多くはないですが、残業を拒否できることや自分の都合に合わせてシフトを決められる(受け入れるかどうかはそのお店次第ですが、正社員より言いやすい立場なのは事実です)ことだと思います。その分、責任ある仕事を任される率は低くなりますがそれでも良ければメリットは多い働き方だと言えます。

・パートで時短勤務したいなら

土日休みにしたいか、平日休みにしたいかによって変わってきます。土日休みなら門前薬局で短時間勤務を希望しましょう。平日休みが良いのなら、ドラックストアや調剤薬局で短時間勤務を希望しましょう。理由の付け方にもコツがあり、何故短時間勤務を希望するのかをきちんと話しましょう。全てとは言えませんが、常勤者よりも短時間勤務希望者の面接は緩い部分があります。「資格取得の勉強がしたい!」「子どもが学校に行っている時間だけ!」など、きちんと話すことで信頼感も高まり希望は通りやすくなります。

またブランクを埋めるための自助努力の勉強にあて、子どもがある程度大きくなればフルタイムで薬剤師として復職したい等、中長期的なキャリアプランを話せると良いです。普段は、転職ありきのキャリアプランを面接で話す事はご法度ですが、時短勤務などの場合、やる気をアピールする方法の一つとしては有りです。

・常勤フルタイムで働きたいなら

フルタイムパートで働くのであれば、病院勤務薬剤師が希望を叶えられるでしょう。しかし、フルタイムパートで働くと、拘束時間が長い上に仕事量も正社員と変わらなく給料は安いと悪条件になりかねません。ですから中長期的に考えて正社員として雇用が見込める働き方(正社員前提直接雇用や、紹介予定派遣など)をしても良いと思う病院を探す方が先の事を考えても良いと思います。フルタイムパートで薬剤師として働くと簡単に扶養の壁(103万円)は超えます。同じ労働をするなら、金銭的なものや安定など正社員と変わらない条件を得るべきです。安易にパートでいいやと卑屈にならず、まずは正社員などのしっかりとした立場で働く事を考えてみましょう。
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5.薬剤師の勤務時間は薬事法で定められている?

・厚生労働省が定める薬事法で勤務時間が制限されている?

一般の薬剤師の勤務時間が制限されていることはありません。薬事法で管理薬剤師の勤務時間は週40時間と定められていますが、この40時間はあくまでも薬事に従事する時間が40時間であって例えば接客業務や資料作成、電話対応などの調剤業務以外の仕事に携わる時間は含まれていない事になります。様々な形態の薬剤師さんがいるなかでも、薬事に従事する時間が毎日8時間以上ある方はほとんどいません。

そのような抜け穴を使えば、現状の管理薬剤師の雇用形式に関して違法となるところはほとんどありません。また、残業となった部分に関してはしっかり残業代を払っている病院や薬局がほとんどです。

・薬局開設者は、所定労働時間を超えるなら届け出が必要

ニュアンスが少し違いますが、薬局の開業、休止、再開、管理薬剤師の変更、営業時間の変更などに関することは法律的に届け出が必要のようです。個人事業主や法人登記の際の質問項目が多少多い程度のことです。

法律的なものらしいので、それに基づき運営されている企業がほとんどだと思いますが徹底されているのかまでエージェント側で調査したりはしません。取引先である病院や薬局は各エージェントの基準で選ばれていますが正直、企業調査みたいないことは行わないことがほとんどです。もし仮に働くところが違反をしていたとしても、薬剤師が悪評を被ることはないので気にする必要はないと言えます。

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