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営業部隊に配属でノルマ地獄。深夜の個人宅に飛び込むえげつなさ

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大学4年の時、ちょうど世の中は就職氷河期と言われていた頃です。私もご多分に漏れず、全然就職先が決まらずかなり焦っていた時に内定をもらったのが、F社でした。1社内定をもらいホッとしたのと同時に、拾ってもらったという思いが芽生え、入社を決めました。

私は地方採用だったので、内定をもらった時に地元就職だということも確認をしていたのですが、11月の内定者説明会の時に突然『全員東京採用だ』という話をされました。もちろん私はパニックです。地元で働けるものだと思っていたのに、急に東京に行くだなんて。しかもその時は11月。他の就職先を探すにはあまりにも時間がありませんでした。

その後、まずは3ヶ月の研修だと思ってくれたらいいからと人事担当者からフォローは入ったこともあり、就職する決意をしました。3ヶ月頑張れば地元に帰れるんだからと。
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動向する部長・・・実は見張り役

入社後は、女性の営業部隊を新しく作るということで、新規の部署に配属されました。この部署は新人の女性とベテランの部長だけで構成されていました。初日からリストを渡され、とにかく飛び込み行って来い!と営業に出されました。当時の私は営業のやり方なんてわからないし、東京に土地勘もない。まさに右も左も分からないような状態でオフィスから追い出されました。唯一の救いは同期3人一組で営業にまわるということ。

新人と言えども、当然のごとく初日からノルマがありました。ベテラン部長がついていた理由は実はそこにあって、その部長がノルマが達成出来ない者に怒鳴ったり、脅したりする役回りを担っていたのです。

ノルマに追われる毎日

それから私達は連日、営業で這いずり回りました。1日3回の業務連絡。ノルマをどこまで達成しているかを常に監視されました。突然部長から電話がかかってくることもありました。この電話には必ず出ないといけません。サボることは許されませんでした。新人ということもあり、うまく息抜きも出来なかったのです。

そんな生活であっという間に約束の3ヶ月が過ぎました。結局は地元に帰ることは出来ませんでした。そんな約束最初からなかったかのように。それから半年、新人だけを集めたその部署は解散へ追い込まれます。当たり前ですが、新人だけでは数字を上げられず、上層部が解散を命じたのです。
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地獄は抜け出せなかった

解散と同時にそこにいた新人は、各営業部に振られました。ゴリゴリの営業マンが多数いる営業部隊。そこは新人部署よりもはるかにえげつない所でした。

新人は先輩社員につき、営業手法等を手取り足取り教えてもらえることになりました。きちんと誰かに教えてもらえるということだけでホッとしていました。しかし、以前よりもノルマはキツくなっていました。

営業部には3日契約を取れなければ、全社員の前でさらし者になるというルールがありました。前に立たされ全社員から罵声を浴びせられるのです。日によっては踊らされたりということもありました。女性でも関係ありません。数字を取れなければ何を言われるかわからない、さらし者になりたくないから契約を取るという雰囲気でした。地獄から出られたと思ったら、そこはまた地獄でした。

夜11時でも飛び込み営業を強制

とにかく必死で営業にまわりました。数字が厳しくなると先輩が助けてくれたりという救いはありましたが、毎日毎日数字に追われ、頭がおかしくなりそうでした。何も成果がないとオフィスには戻れません。夜10時、11時まで街を徘徊していたのも1度や2度ではありませんでした。成果がないまま上司に報告の電話をすると、とにかくまだ電気がついている企業に飛び込んでこいや!と言われたことも。その時夜11時でした。
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辞められない理由の1つは「恐怖」

こんな生活を3年続けました。入社当時から何度も辞めようと思ったのですが、良くしてくれた先輩に止められたり、3年は続けないと次の仕事はないという恐怖からなかなか辞めることはできませんでした。年収はその頃300万程でした。歩合を謳っていますが、歩合がつくのは本当に優秀な成績をおさめたごく一部の人間のみで、歩合を上乗せするのはかなり難しかったです。

3年後にようやくその会社を辞め、次に就職したのはアパレルの生産管理でした。9時半から18時までの就業。一日快適なオフィスに座って、打ち合わせをするだけで数字に追われることもない。こんな仕事をしている人達も世の中にいるんだと目から鱗でした。年収は400万。ちょっと残業しただけで給料もあがる。楽で嬉しいのと同時に今まで何をしていたんだろうという思いにかられたのはいうまでもありません。

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