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無責任な広告代理店担当者が仕事を放って海外旅行に

 

職業:広告デザイナー(DTPデザイナー)
困った依頼:8ページもののカタログの作成 

カタログ作成の目的や詳細説明はないまま仕事に着手

この案件の依頼内容は、8ページものの小冊子のカタログの、一からの作成でした。画像の支給と、参考にするための過去の制作物が何種類か手渡されましたが、カタログ制作にあたっての目的や内容の詳細については何も説明がありませんでした。

クライアントはかなりの大手企業です。が、今回の案件では間に広告代理店の担当者が入ってディレクションしており、その担当者のディレクションの能力不足により、作業が困難になりました。

クライアントと弊社(制作会社)の間に入っていた広告代理店の担当者が、先方の意図をあまり把握していないようで、詳細を説明せずに案件を丸投げにして連絡がつかなくなってしまう無責任な人柄でした。

制作には私とあと2人の、合計3名であたりました。制作、校正、チェック、訂正などの期間も含めて、完成まではおよそ1か月間です。(ほかの案件も同時進行)

間に入っている広告代理店担当者が無責任

初めてのクライアントで、こちらに製品の知識などもなかったのですが、資料が乏しく、担当者とこちらのディレクターが内容の詳細を詰めないまま案件を引き受けてしまったため、カタログをどういうターゲットにどういう目的で見てもらう為に作成するのかということがわからず、意図が汲み取れないまま作成を始めました。

とりあえず初稿提出までの期限が限られていたので、過去の制作物を読みあさってこちらでリライトしながら想像で進めていかなければならず、間に入っている広告代理店の担当者との連絡がとれなかったため、「これで進めて大丈夫なんだろうか」という不安を抱えながら制作にあたらなければならなかったことに本当に困りました。

わからないなりに情報を集め、苦労して初稿を仕上げましたが、やはり先方の意図と食い違っている部分が多かったようで、さんざんなチェックが入ってほぼ一からのやり直しというかたちになってしまいました。

初めからもっと詳しく指示がもらえていればこれほどのやり直しにはならなかったのに…と初稿までに費やした時間をもったいなく感じましたが、間に入っている無責任な担当者が「ちゃんと詳細の説明はしていた」ような態度だったことに憤りを感じました。

担当者は仕事を放って海外旅行に

初稿でチェックが入り、具体的に進められるようになったので、初めよりはスムーズに作業ができるようになったのですが、また担当者との連絡が取れなくなり、留守番電話に疑問内容を入れて数日返事を待つ日々でした。

連絡はこちらにしてほしいと言われていた携帯電話に何度電話しても、あまりにも連絡が取れないので、しびれをきらして会社に電話してみたところ、長期休暇をとって海外旅行に行っていると言われ、驚きました。

1週間以上連絡がつかないのであれば、進めている案件もあることなので、一言あってもいいのでは…、と。もしくは代理で他の人に引き継いでおくべきだったのではないでしょうか。

また、提出期限が迫ってきていて、作業を中断しているわけにもいかず、わからない部分はこちらなりの解釈で進めて提出しましたが、やはり担当者には伝わっていて、こちら(制作側)に伝わっていない部分が多くあったようで、クライアントからはお叱りを受けたようです。

クライアントと直接のやり取りは叶わず

何度もクライアントとの直接のやり取りが出来れば…とはがゆい思いをしていましたが、代理店の担当者が間に入ることによってマージンを得ているので、そこを飛ばしてのやり取りはやはりかなわず、どうしてもその担当者を介入することで話がうまく伝わらずにいらだつことが多かったです。

最終的に期間内に完成にはいたりましたが、無駄な作業が多く、先方のクライアントにも弊社の信用を失うような形になり、不本意な案件となりました。

もっとしっかりディレクションしてほしい

担当者がもっとしっかりディレクションしてくれるようなスキルの高い人であるか、直接こちらでクライアントとのやり取りが出来ていれば、これほどこじれてしまい、回りくどい作業にならなかったと思います。

何度も回数を重ねてやり取りしているクライアントであれば、もう少し傾向や好み、相手の意図を汲み取る余地もあったかもしれませんが、初めてのクライアントで初めての案件だったにもかかわらず、ずさんなディレクションをされたことで、制作側では本当に大変な思いをしました。

こちらの担当者も、おそらくはその代理店の担当者と今後話を詰めていけるものとして、概要だけを聞いて案件を引き受けたのだと思いますが、担当者と連絡がつかなくなったことで確認がとれず、作業が進められなくなったりしたことで、私たち制作チームからはかなりの非難を浴びていました。

担当者の無責任な性格を把握していない段階だったのにもかかわらず、初めの打合せであまりにも内容を詰ずに案件を引き受け、うすっぺらな情報だけを持って帰ってきたことは、やはり失敗だったのではないかと思います。もうおそらくこの大手クライアントからの案件は、こちらには二度と依頼がこないだろうな、と思います。