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看護師の90%はいじめやパワハラを受けた経験あり。医療機関に広がる人間関係の悩み

社会人の90%はいじめとパワハラを体験。看護師の受けるパワハラは精神的な攻撃が多い。

現在の日本の社会においてパワハラの問題は毎年増え続けています。これは一般企業はもちろん、医療機関でも問題になっています。パワハラといえば、上司から部下に暴力や暴言、嫌がらせをするイメージですが、同僚からパワハラをうけるケースも少なくはありません。

医療機関や会社・組織でのパワハラやいじめについてのアンケート調査を集計した結果、90%の社会人が体験した事があるという回答が得られています。パワハラやいじめを受けた事のない方でも、そういった行為を半数近くが見たり聞いたりしているということがわかりました。

看護師の働く環境は女性が多く、パワハラ問題は少ないと思われがちです。看護師の職場でおこるパワハラは身体的な暴力というより、精神的なダメージをうけるパワハラが多い傾向にあります。

看護師の仕事は命にかかわる仕事です。そのため、上司や周りのスタッフからの業務指導が厳しくなるのは当然だと思います。しかし、能力以上の仕事の強制や残業の押しつけは通常の業務指導ではなくパワハラです。

【厚生労働省平成24年度発表】労働悩み相談の相談件数NO1は「いじめや嫌がらせ」

厚生労働省の平成24年度の労働悩み相談の中で、いじめや嫌がらせは1番相談件数が多いのです。事例としてパワハラに悩み続け誰にも相談できずに自殺に至ったケースもあるほどパワハラは日常的に行われていると考えられます。

パワハラは注意されたり業務指示や指導で不満を感じたとしても、適したものであれば、それはパワハラではありません。では、どういったものが、パワハラになるのかパワハラの種類を表にしてみました。

厚生労働省がパワハラを認める種類

種類 パワハラと思われる言動や行動
人間関係からの隔離 ・挨拶や会話を無視される
過度の要求 ・能力以上の仕事を押しつける
身体の攻撃 ・暴力や身体的ダメージを受ける傷をあたえる
プライバシーの侵害 ・プライベートに関して行き過ぎた干渉をされる
・必要以上の交際申込みや付きまとい
精神的な威圧 ・人格否定
・暴言や脅迫をされ精神的ダメージをうける
過小要求 ・掃除や整理など能力以下の仕事を必要以上に強要

職場でのパワハラ・嫌がらせ・いじめは、仕事のできる人への嫉妬がきっかけで、上司が部下に脅威を感じた時に一番おこりやすいようです。仕事のできない人の方が上司に可愛がられ、頑張って勉強をして仕事ができるようになった方がいじめられるという理不尽な環境があります。

パワハラの悩みを一人で抱え込むよりは「こころの耳」を利用して早期解決を

医療機関はチームで仕事をしている事が多いので、チーム全体からパワハラをうけるよなケースもあるようです。こういった問題はなかなか人に相談できなかったり、集団でパワハラを受けている場合は職場で相談相手を見つけることはもはや難しいのです。

自分の現状を信頼のできる同僚や上司を見つけ相談できるのが一番良い事かと思いますが、意外に誰にも相談できずに一人で悩んでいる方は多いのです。そんな時は、厚生労働省が運営するサイトで、働く人へのメンタルサポート「こころの耳」というサイトがあります。
パワハラの相談窓口は

  • 総合労働相談コーナー
  • 職場のトラブル相談ダイヤル
  • 都道府県労働局雇用均等室
  • みんなの人権110番
  • 都道府県労働委員会

この5つはパワハラの悩み相談ができる電話番号(フリーダイヤル有)の記載やメールで相談ができるようになっているのでこういったのを利用するのもいいと思います。

もうひとつ、現状を変えるとするなら、転職を考えるのも良いと思います。職場を変える事に抵抗感を感じる人は多いかもしれません。しかし、我慢してパワハラで悩み続けるより、職場の環境を変えて新たなスタートをきれば、 自分のスキルアップに繋がること間違いないでしょう。

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