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実力のあるフリーランスが金銭問題で激高し、ライバル会社にアプリを売却

職業:プログラマー
困った依頼:アプリゲームの開発 

プログラマーとしては半人前ですがゲームを作成する時やサーバー管理やセキュリティーの穴を見つけるのは楽しいなと思うことが増えました。

よく分からない英語の羅列を毎日見ていると英語を少し話せるようになるのもこの仕事のメリットかもしれませんが、基本的に大変な仕事です。

プログラマーの仕事は一人で完結しないことがほとんどです。つまり請負業やデザイナー、システム管理者、サーバー管理、セキュリティーなどのシステム構築などを一人でするのは困難ですから、フリーランスであってもチームを組んで仕事を行い事前に決まった分配で報酬が支払われます。

仕事のトラブルの大半はお金

仕事のトラブルの大半はお金についてです。分配についてはもめることが多く、一度もめるとその人と仕事をすることはなくなるくらいに結構ナイーブな問題です。

私はサラリーマンですが、フリーランスの人と仕事をすることが結構増えました。自分の技術ひとつで仕事をしているわけですから事前の打ち合わせでも白熱した議論ができます。お金についてもお互い妥協せずに事前にきちんと決めないと大変なことになります。

フリーランスの人が親会社ともめている

これは少し前にあったトラブルです。フリーランスの人と仕事をしていたのですが、他にも大手のアニメ会社が加わったゲームアプリの開発でした。

私たちは下請け的な仕事ですから、アニメ会社や大手会社に言われた通りに仕事をするのが基本で、フリーランスとの契約は依頼人、親会社、アニメ会社がいる場所でされます。

そのゲームは前評判が良かった「第2作」という形のゲームですから、特に問題なくこちらは仕事を進めることができましたが、フリーランスの人と親会社がもめていることも聞いていました。お金の問題で、親会社がケチってフリーランスにお金を払いたがらないという噂でした。

私たちは下請けですから何もできずに傍観していました。下請けでも個別に仕事の依頼は受け付けますし、そうでもしないとやっていけませんからそのフリーランスもお得意様です。

親会社からの圧力でフリーランスとの仕事がストップ

その開発中のアプリゲームとは別にそのフリーランスと契約してあるWEBサイトを作る仕事がありました。私もアプリゲームを作りながらWEBサイトも作るという器用なことをしていたら突然仕事がストップしました。

上司命令でそのフリーランスとの仕事は「一切進めるな」と言われて私としても上司命令ですから疑問ながら止めてアプリゲームの方をやっていました。要するに親会社とフリーランスがもめて頭にきた親会社が私たちの会社に圧力をかけてきたわけです。

上司の立場は悲惨ですし、営業担当は新人社員でしたがその子が一番悲惨かもしれません。フリーランスには怒られるし、上司は知らん顔するし、みるみる疲れ切っていました。初めてとった仕事なのに可哀そうだと思いましたがどうすることもできません。

フリーランスからの反撃

意外と長引き、アプリゲームは完成してしまい、親会社に提出するとなった時に今度はフリーランスが反撃に出ました。フリーランスがその完成したアプリゲームを別の会社に引き渡すと言い出したのです。

開発部門でしたが、その大ゲンカの様子を見ることができました。というよりも、目の前で強奪していったのです。私たちとしては一度提出したので無視を決め込むことにして傍観していました。営業の子も親会社に協力する気ゼロでフリーランス側につき、状況をややこしくしていました。

私は首になりたくありませんでしたから傍観していましたが、下請けにいつまでも傍観している余裕なんてありません。今度は親会社が私たちの会社に仕事を卸さなくなりました。私たちも生活が懸かっていますから流石に焦りだして、フリーランスをなだめようとしましたが、激高したあのフリーランスを止められる人はたぶんこの世にいません。

アプリをライバル会社に売却

それで困っていたのですがそのアプリゲームを依頼したアニメ会社と依頼人が結託してフリーランスの持っているゲームを買い取り、別のアプリ会社に売ることになりました。親会社は見捨てられたのです。

フリーランスが実力ある人だったのと、上の方で取引があったのだと思います。今は落ち目ですがアプリゲームは当時2大会社が市場を席巻していましたから、片方側の企業が横やりを入れて買い取ってしまったわけです。

私の会社は親会社から完全に干されました。その会社の系列や取引をしている会社からも一斉に干されてしまいました。日本は親会社が右と言えば右なのです。

僅か3ヶ月にも満たない期間でこのようなことがあり、私たちの会社は親会社を失いました。フリーランスと親会社がもめていたのが原因ですし、横槍を入れたことも依頼人が逃げたことも私たちには関係ありませんが、虫の居所が悪くて八つ当たりされてしまいました。

直接プロジェクトにかかわったのは私を含めて5人くらいですが会社内では冷たい目で見られてしまいました。営業の子はその後2年とたたずに仕事を辞めてしまいました。

今はアプリゲーム会社が落ち目ですからそれほど文句を言われることがありませんがもし、あのままあの会社が物凄い営業益を上げていたら私たちの会社はなくなっていたかもしれません。

まあ、アプリゲームを作るだけが私たちの会社ではありませんし、今のように多様な仕事を受けて持ち直せたのも親会社に見捨てられたからですが。

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