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学園モノ恋愛ゲーム開発を受注したが、先方担当者が暴走して最終的にはプロジェクトが凍結

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職業:ゲームディレクター
困った依頼:オンラインゲームの開発 

当時、私はゲーム会社に在籍しており、PCオンラインゲームの開発に携わっていました。クライアント側の担当者が大のギャルゲー(女性キャラクターと恋愛するゲーム)好きで、普通のギャルゲーをオンラインで作りたいというのが最初の希望でした。

クライアントはなかなかダンディーな方で、女性たちもきゃあきゃあ言っておりましたが、逆に、どうしてこんな人がゲーム業界にいてしかもギャルゲーを作ろうとしているのだろうと、なんというか、ちぐはぐな印象を受ける方でした。

突然オンラインのギャルゲーではつまらない、と謎の意見

企画書の内容は明確で、リアルに近い状態で楽しめる学園モノ恋愛ゲーム、というものでした。やりたいことがつかみやすかったので、とりあえず企画書に従ってすぐに作り始めましょう、と開発に取り掛かりました。

開発人数は50人程度。うちの会社の半数を使っての一大事業で、期間は2年程度を見積もっておりました。ところが、開発スタート後まもなく、クライアントから謎のご意見をいただきました。いわく、ただのギャルゲーをオンラインゲームにしてもつまらない、とのこと。

そんなこと言ったって貴方が作った企画書なんですけど…と我々は困惑しましたが、「このままじゃオンラインである必要性が薄いような気がする、絶対につまらないゲームになるからアイデアを出してくれ、最初から作りなおそう」と言い出しました。しょうがないので社内で緊急会議を開き、アイデア出しを行って企画から作りなおしました。

40ページ以上の仕様概要書をクライアントが作成

ところが、作った企画を持ってクライアントと再度打ち合わせを行ったところ、「実はもう僕のほうで考えてきたんです」と爆弾発言が飛び出したのです。呆然としている我々をよそに、お出しになったのはA4用紙40ページ以上に渡る力作の仕様概要書でした。

仕様概要書というのはゲームの設計図のようなもので、普通は開発が始まってから作るものであり、さらに言えばクライアントではなく我々開発者側が作成するものなのです。ちなみに40ページなんて読むのも大変です。

とはいえクライアントはゲーム業界有数の大企業、対してこちらは100名足らずの小規模な会社でしたから、クライアントの意思を無視するわけにはいきませんでした。企画書もアイデア会議もないまま、いきなり仕様概要書がある状態からの開発スタートとなったのですが、その仕様概要書がとんでもない内容でした。

プレイヤーは学校の男子生徒、攻略対象は学校の女子生徒という設定で、女子生徒を落とすためにプレイヤーは課金アイテムを使って自分のパラメータをあげます。ここまではよいのです。

女子生徒をプレイヤーが「奪い合う」という問題のシステム

問題は、女子生徒をプレイヤーが「奪い合う」というシステムでした。つまり、より多くのお金をかけて自分のパラメータを上げたプレイヤー1人だけが女子生徒をゲットできる、という仕様だったのです。これじゃまるでキャバクラやホストクラブのようです。学園モノなのに……。

しかも登場キャラクターは120体。つまり実際に「交際」状態になれるのは全プレイヤーの中で120人だけということです。交際をスタートしても、シナリオを最後まで見る前に他のプレイヤーに横取りされてしまえば、また最初から関係を再構築しなければならないのです。

こんなゲーム性では、女性キャラは全員ビッチ確定ですし、そんな少ない枠を争って実際にお金をかけてくれるユーザーがいるとは思えません。

そしてなによりも問題視されたのは、キャラクターが2Dではなく、3Dだったということです。しかも、いわゆるイラストタッチの萌えキャラ路線ではなく、ガチガチのリアル3Dです。つまり洋ゲーによく出てくるような、実際の人間に近い見た目をしているキャラクターです。

クライアントいわく、このゲームはリアルな学園生活を追求したいからキャラクターは3Dモデルでなければならないらしく、クライアントからの強い要望に逆らえず、我々はちっともかわいくない3Dキャラクターの製作を進めました。

完成間近になりクライアント上司から物言い

こんなクソゲー確定の企画をこのまま進めるわけにはいかない、というスタッフの総意とは裏腹に制作は順調に進み、さあもう少しで(おそろしいことに)完成だ、という段になって、クライアント側の上司がついに動き始めました。

どうやらクライアントは独断でこの企画を進めていたらしく、それがバレてしまったそうです。開発途中のROMを提出しろ、とクライアントの上司に言われたのでお見せしたところ、どうしてこんな面白くない内容のゲームになったの?と当然の疑問を投げかけられました。

クライアントはもはやダンディーさのかけらもなく、見当ちがいの返答を繰り返すばかりで、挙句の果てにうちの会社のせいにし始めました。自分のやりたいことを汲んでくれなかった、キャラクターが可愛くないのはそちらのセンスの問題だ、と言うのです。

ですがどうやらクライアントの上司はまともな方だったようで、非はこちらにある、申し訳ないがこのクオリティーのゲームをうちの会社の名前で出すわけにはいかない、この開発は凍結させてくれ、と正式に依頼されました。

我々としても、少なくともこれまでにかかった費用は頂きましたし、クソゲーを世に出さずにすんだのでほっとした部分もありました。とりあえず、これで事態は収束したのです。

ちなみに自分の上司の前で他社を罵ったクライアントはその場で叱責を受け、その後すぐに責任を取らされる形で関連会社に移籍になりました。メールで連絡が来たので返信はしましたが、その後は一度もお会いしていません。

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